JP3036206B2 - 低騒音車輪の製造方法 - Google Patents

低騒音車輪の製造方法

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JP3036206B2
JP3036206B2 JP2878192A JP2878192A JP3036206B2 JP 3036206 B2 JP3036206 B2 JP 3036206B2 JP 2878192 A JP2878192 A JP 2878192A JP 2878192 A JP2878192 A JP 2878192A JP 3036206 B2 JP3036206 B2 JP 3036206B2
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茂二 亀嶋
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Meidensha Corp
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホイスト又はクレー
ン等に用いる走行(転動)音を低減した低騒音車輪の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクレーン等における車輪部には、
図3に例示する如き構造のものがある。すなわち、ホイ
ール軸1にボールベアリング2を介してトロリーホイー
ル3を軸着する。トロリーホイール3はレール4上に転
接せしめる。トロリーホイール3の側部にはホイールギ
ヤ5を一体に取り付け、車輪部枠体6に装着したセカン
ドピニオン7をホイールギヤ5に噛合させ、セカンドピ
ニオン7を介して駆動力をトロリーホイール3に伝え、
これがレール4上を転動するようにするものである。
【0003】上述の如く用いられる従来のトロリーホイ
ール3は全体が鉄製であると、これがレール4上を転動
するときの走行音が極めて大きいので、従来より図4に
例示する如きゴムモールド車輪が用いられていた。これ
は、鉄製のホイール部8の外周部にウレタン制の外周部
9をモールドして一体に形成したものである。このゴム
モールド車輪は、ウレタン制の外周部9がレール4上を
転動することになり走行音を低減できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のゴ
ムモールド車輪ではレール4上を転動する際、ゴム製の
外周部9が1個所(線接触)で接触するため、大きな荷
重によってゴム製の外周部9が圧縮されて走行している
うちにゴム製の外周部9が疲労等により割れたり、ホイ
ール部8から剥がれる等の事故を起こすことがあるとい
う問題があった。さらに、従来のゴムモールド車輪は、
外周部9のゴム部材が1箇所(線接触)でレール4に接
して荷重を受けるので、その支持荷重が同一輪径の鉄車
輪に比べて小さくなってしまうという問題があった。
【0005】また、ゴムモールド車輪は、ホイール部8
の外周に多量のゴム材をモールドして外周部9を形成す
るものであるため、多量のゴム材を必要とし、鉄車輪に
比べて高価となるという問題があった。
【0006】従来このようなことから、ゴムモールド車
輪の外周部9の外側に鉄製のリム部を一体形成すること
が試みられたが、この場合ホイール部8の中心とリム部
の中心とを同芯に形成することが極めて困難であるため
実現できないという問題があった。
【0007】本発明は上述の点に鑑み疲労等により破損
しないようにした支持荷重が大きく廉価な低騒音車輪の
製造方法を新たに提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の低騒音車輪の製
造方法は、リムの両横側部から開口内に向けて設けた側
部材部を、ボスの外周部に嵌め合わせて同芯状態とし、
次に側部材部の注入孔からリムのモールド空間部とボス
の外周面とで囲まれた空間内に弾性材料を注入してクッ
ション部材部をモールド成形し、次に側部材部を所定幅
に亘って切除して低騒音車輪を製造することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上述のように構成することにより、ボスとリム
とを高精度で同芯状態とでき、ボスとリムとの間にクッ
ション部材部を介在させて走行(転動)音を軽減でき、
しかもクッション部材部の弾性材料の使用料を低減でき
るものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の低騒音車輪の製造方法の一実
施例を図1及び図2によって説明する。なお、この図1
及び図2において、前述した図3及び図4に示す従来例
に対応する部分には同一符号を付すこととし、その詳細
な説明を省略する。図で1はホイール軸、2はボールベ
アリング、3はトロリーホイール、4はレール、5はホ
イールギヤ、6は車輪部枠体、7はセカンドピニオンで
ある。本例のトロリーホイール3はボス10と、クッシ
ョン部材部11と、リム12とより成る。このトロリー
ホイール3は次のように製作する。まずボス10は、そ
の内側にベアリング2を設置し、その外周には、厚さ方
向中央部に断面矩形状の浅溝10aを形成しておく。次
にリム12は、その内周面部の両端の側部材部12aを
除く中間部を断面矩形状に切欠し、モールド空間部12
bを形成する。側部材部12aは、リム12の両横側面
部をそれぞれ円形開口内部に向けた全体円環状の突部と
なるよう一体に形成したものである。また、側部材部1
2aの開口内円周面の内径は、ボス10の外径とほとん
ど隙間なく嵌め合うように形成しておき、図2に示す如
く、ボス10にリム12を嵌め合わせる。また、この嵌
め合わせた状態で、ボス10の中心とリム12の中心と
が一致するように構成する。
【0011】次に、側部材部12aの一部に穿孔した注
入孔12cよりボス10の浅溝10aを含む外周面部
と、リム12のモールド空間部とで囲まれた空間内にゴ
ム材料を注入しクッション部材部11をモールド成形す
る。
【0012】次に、各側部材部12aの自由端側を所定
幅に亘って切除し、クッション部材部11が荷重で変形
してもボス10に切除された側部材部12a又はリム1
2の一部がぶつからないようにする。
【0013】上述のようにして製作したトロリーホイー
ル3は、ボス10とリム12とが同芯状態で、その間に
ゴムクッションとなるクッション部材部11が介在した
耐高荷重の低騒音車輪となるものである。
【0014】尚、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の低騒音車輪
の製造方法によれば、リムの両横側部から開口内に向け
て設けた側部材部を、ボスの外周部に嵌め合わせて同芯
状態とし、次に側部材部の注入孔からリムのモールド空
間部とボスの外周面とで囲まれた空間内に弾性材料を注
入してクッション部材部をモールド成形し、次に側部材
部を所定幅に亘って切除して低騒音車輪を製造するもの
であるので、ボスとリムとを高精度で同芯状態とでき、
ボスとリムとの間にクッション部材部を介在させて走行
(転動)音を軽減でき、しかもクッション部材部の量が
少なくてすむので、廉価な製品を提供できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低騒音車輪の製造方法を例示する完成
状態の車輪部の縦断面図。
【図2】上記実施例のトロリーホイールの製造途中での
縦断面図。
【図3】従来の鉄製車輪部を例示する縦断面図。
【図4】従来のゴムモールド車輪を例示する縦断面図。
【符号の説明】
1…ホイール軸 3…トロリーホイール 4…レール 10…ボス 10a…浅溝 11…クッション部材部 12…リム 12a…側部材部 12b…モールド空間部 12c…注入孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/10 B29C 39/22 - 39/36 B60B 17/00 - 17/02 B60B 9/00 - 9/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムの両横側部からそれぞれ開口内に向
    けて設けた側部材部を、ボスの外周部に嵌め合わせて同
    芯状態とし、次に上記側部材部の注入孔から前記リムの
    モールド空間部と前記ボスの外周面とで囲まれた空間内
    に弾性材料を注入してクッション部材部をモールド成形
    し、次に側部材部を所定幅に亘って切除して製造するよ
    うにしたことを特徴とする低騒音車輪の製造方法。
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JPH0623762A JPH0623762A (ja) 1994-02-01
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EP1693322A1 (de) * 2005-02-21 2006-08-23 Ferag AG Fördersystem mit auf Laufrollen entlang einer Führung rollenden Förderelementen und Verfahren zur Herstellung der Laufrollen
KR102609795B1 (ko) * 2023-07-19 2023-12-06 주식회사 디케이이엔지 건설 리프트용 롤러

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