JP3036082B2 - フード支持装置 - Google Patents
フード支持装置Info
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- JP3036082B2 JP3036082B2 JP2400694A JP40069490A JP3036082B2 JP 3036082 B2 JP3036082 B2 JP 3036082B2 JP 2400694 A JP2400694 A JP 2400694A JP 40069490 A JP40069490 A JP 40069490A JP 3036082 B2 JP3036082 B2 JP 3036082B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood
- support
- vehicle body
- hinge
- rear end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/34—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
- B60R2021/343—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using deformable body panel, bodywork or components
Landscapes
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
ルーム等を開閉するフードを車体側に支持させるフード
支持装置に関する。
13に示すようなものがある(実開昭49−11043
2号公報参照)。すなわち車体前部のエンジンルーム又
はトランクルームを開閉するフード101は、その車体
前後方向前端部が図示しないヒンジによって車体側に支
持され、同後端部が図示しないロック装置を介して車体
側に支持されているものである。そしてフード101の
後端部側に跳ねあげ機103が設けられ、車体前部に設
けられた対歩行者安全ガード105に歩行者が衝突する
とワイヤ107を介して跳ねあげ機103のロッド10
3aの係止が解除され、フード101が同図2点鎖線の
ように所定量跳ねあげられるようになっている。これに
よってエンジンルームまたはトランクルーム内の内蔵物
からフード101を離間させ衝撃吸収ストロークを確保
してフード101等の変形により跳ねあげた歩行者を保
護するようにしている。
ような構造であると、跳ねあげ機103、対歩行者安全
ガード105等の構造が極めて複雑となり、コストアッ
プ、重量増の原因となる恐れがある。
り衝撃ストロークを確保することができるフード支持装
置の提供を目的とする。
にこの発明は、車体前部を開閉するフードと、該フード
の車体前後方向後端部を車体側に支持する支持具と、該
支持具と車体との間に形成され、フード上面からの下向
き所定荷重により下方に変位し前記支持具を下降させる
可変支持部とを備えたことを特徴とする。
重により可変支持部が変形し、フードの支持具を下降さ
せることができる。このような可変支持部の変形等によ
る支持具の下降によって、衝撃吸収ストロークを確保す
ることができる。
ード支持装置の断面図を示すもので、図1はフードを閉
じた状態を示し、図2はフードを示していないが開いた
状態を示している。
エンジンルームを開閉するもので、車体前後方向後端部
が支持具としてのヒンジ3を介して車体側に回転自在に
支持されている。またフード101の前側は図示はしな
いがロック装置を介して車体側に解除可能に支持されて
いる。
フード1側の支持体5と、車体側の支持体7と、両支持
体5,7を回転可能に支持するヒンジ軸9とからなって
いる。 フード側の支持体5は上下方向に沿ったフード
回転部5aと、このフード回転部5aの上部に折曲げ形
成されたフード取付部5bとからなり、フード取付部5
bにはフード取付孔5cが設けられている。また、フー
ド回転部5aの前下部にはフック11が設けられてい
る。
回転支持部7aと、この回転支持部7aの下端部に折曲
げ形成された取付ベース部7bとからなっている。そし
て回転支持部7aに前記フード回転部5aが前記ヒンジ
軸9を介して回転自在に支持されている。
りも前後に延びており、ヒンジ軸9の近傍後側におい
て、可変支持部として上方へ突出した屈曲部13が設け
られている。従って、フード1を車体側に支持する支持
具としてのヒンジ3に可変位支持部としての屈曲部13
を設けた構成となっている。但し、屈曲部13はヒンジ
3に直接設ける必要はなく、ヒンジ3の他に取付パネル
を増設し、ヒンジ3を取付パネルを介して車体側に支持
するようにし、この取付パネルに屈曲部を設ける構成に
することもできる。また取付ベース部7bの屈曲部13
よりも後側に後端支持部7cが設けられ、この後端支持
部7cにベース部取付孔7dが設けられている。また回
転支持部7aより前側において取付ベース部7bに前方
エネルギ吸収部15が屈曲形成されている。この前方エ
ネルギ吸収部15より前側に前端支持部7eが設けら
れ、この前端支持部7eにベース部取付孔7fが設けら
れている。
ッパパネル17が設けられている。このストッパパネル
17の前端部17aは取付ベース部7bの前端支持部7
eに密接するように形成され、この前端部17aにはベ
ース部取付孔7fと同様な貫通孔17bが設けられてい
る。ストッパパネル17の後側17cは取付ベース部7
bに対し間隔を有するように形成され、ロック孔19が
設けられている。
ス21の上面には一段下がった凹部23が設けられ、こ
の凹部23中央に支持穴25が設けられている。この支
持穴25に補強プレート27が取付けられ、前記フード
支持装置の固定が行なわれている。すなわち、補強プレ
ート27は支持穴25内に臨むガイド部27aとその周
囲に形成された取付フランジ27bとからなり、取付フ
ランジ27bに固定用の貫通孔27cが形成されてい
る。
の凹部23内において補強プレート27の取付フランジ
27bが凹部23周囲上面に載置され、ガイド部27a
が支持穴25から下方へ臨まされている。また、ヒンジ
3の取付ベース部7bの後端支持部7c及び前端支持部
7eが凹部23内において補強プレート27の取付フラ
ンジ27b上に載置され、後端支持部7c側ではフード
リッジレインフォース21、取付フランジ27bの貫通
孔27c、及び後端支持部7cのベース部取付孔7dを
貫通するボルトナット29によって締結固定されてい
る。前端支持部7e側では同様にフードリッジレインフ
ォース21、貫通孔27c、ベース部取付孔7f、貫通
孔17bを貫通するボルトナット31によって締結固定
されている。なおフード1の後端部はフード取付孔5c
を貫通するボルトナット33によってフード取付部5b
に締結固定されている。35はフロントガラスである。
3は補強プレート27のガイド部27aの後端直前上部
に位置している。また、前方エネルギ吸収部15はガイ
ド部27aの前端直後上部に位置している。フード1を
閉じた状態では図1のようにフック11がストッパパネ
ル17のロック孔19に入り込む。
1が後方への荷重を受けてもフック11がロック孔19
に係合することにより、ボルトナット31ひいてはフー
ドリッジレインフォース21に対し、フード1の車体後
方への移動が規制される。次いで歩行者が跳ねあげら
れ、図4のように頭部からフード1の後端部側に衝撃力
Fが作用すると、まずフード1の後端1aがヒンジ3に
接触するまで変形し、頭部の衝突エネルギを吸収する。
従って軽微な衝突であれば、このようなフード1の変形
によっても頭部の充分な保護が図られる。
ると、ヒンジ3に下向きの所定荷重が作用し、まず屈曲
部13が変形しヒンジ3のヒンジ軸9側が補強プレート
27のガイド部27aから下方へ変位する。屈曲部13
の変形が進むと前方エネルギ吸収部15の変形も起り、
やがて図4のようになる。従ってヒンジ3の図1から図
4への変位によって充分な衝撃吸収ストロークを確保す
ることができ、屈曲部13、前方エネルギ吸収部15及
びフード1の変形によって充分な衝突エネルギ吸収を行
ない、歩行者の頭部を保護することができる。
(a)が本実施例における反力特性を示し、図5(b)
が屈曲部を設けていない場合の反力特性を示している。
明らかなように屈曲部を設けている場合(a)は(b)
と比べてそのピーク反力が大幅に低下しながら線図で囲
まれた部分で示す吸収エネルギは大きなものとなってい
ることがわかる。
で、図6の屈曲部13Aは、中央にスリット13aを設
けたもので、変形を容易にしたものである。図7は屈曲
部13Bが下方へ屈曲したもので、この屈曲部13Bは
補強プレート27のガイド部27a内に入り込むように
して取付けられ、ガイド部27aのガイド機能より有効
に利用することができる。図8の屈曲部13Cは上下両
方に屈曲しているもので衝撃吸収ストロークをより大き
なものにすることが可能である。
例を示すもので図9(a),(b)は前方エネルギ吸収
部15Aを屈曲形状とはせずに貫通孔としたものであ
る。従ってこの例では前記前方エネルギ吸収部15と同
様の作用効果を奏するほか、後方への変形はないため前
記フック11及びロック孔19と共に作用してフード1
の後方移動をより確実に規制することができる。図10
(a),(b)で示す前方エネルギ吸収部15Bは同様
に屈曲形状とせず、切込みとしたものである。従って、
この例では前方エネルギ吸収部15Aと同様の効果を奏
するほか、折曲げ位置を規制することができる。
でこの実施例ではシェアピン37によって可変支持部を
構成したものである。すなわち取付ベース部7bの後端
支持部7cは補強プレート27のガイド部27a後端内
側へ折り曲げられ、このガイド部27a後端においてシ
ェアピン37により固定されたものである。なお、補強
プレート27と取付ベース部7bとの間、及びフードリ
ッジレインフォース21との間にはシール剤39が施さ
れている。また、この例では取付ベース部7bにも長穴
41が設けられ、防水用のシール膜43で覆われてい
る。そして図4(b)と同様に乗員の頭部Hが衝突する
とシェアピン37が切れ、同時にシール剤39も引きち
ぎられ、取付ベース部7bやフード1の変形によって充
分なエネルギ吸収が行なわれる。また、この例ではフー
ド1が変形するとフック11によってシール膜43が破
られ、フック11が長穴41を介してより下方へ押し下
げられるのでフード1の変形ストロークをより大きく確
保することができ、衝撃を緩和する。
る。この実施例では屈曲部13Bとして図7のものを用
いており、更にL形のストッパ45をボルトナット29
によって固定し、ストッパ45の先端を屈曲部13Bに
進入させたものである。従ってこの例ではストッパ45
においてもフード1の後退と上方への浮上がりを規制す
ることができる。
のではない。例えば、フード1は車体前部に設けられる
トランクのフードとして構成することもできる。また、
支持具はヒンジに限らずロック装置として構成すること
もできる。
によれば、フード上面からの下向き所定荷重により可変
支持部が変位し、支持具を下降させるからきわめて簡単
な構造によりフードの衝撃吸収ストロークを確保し、歩
行者の保護性能を向上させることができる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 車体前部を開閉するフードと、 該フードの車体前後方向後端部を車体側に支持する支持
具と、 該支持具と車体との間に形成され、フード上面からの下
向き所定荷重により下方に変位し前記支持具を下降させ
る可変支持部とを備えたことを特徴とするフード支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400694A JP3036082B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | フード支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400694A JP3036082B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | フード支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212677A JPH04212677A (ja) | 1992-08-04 |
JP3036082B2 true JP3036082B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=18510576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2400694A Expired - Lifetime JP3036082B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | フード支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036082B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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ATE232173T1 (de) | 1999-05-17 | 2003-02-15 | Edscha Ag | Fronthaubenanordnung |
DE19922455C1 (de) * | 1999-05-17 | 2000-10-26 | Edscha Ag | Fronthaubenanordnung |
JP2002544058A (ja) | 1999-05-17 | 2002-12-24 | エドシャ・アクチェンゲゼルシャフト | 前方ボンネット構造 |
DE19922107C1 (de) | 1999-05-17 | 2001-01-18 | Edscha Ag | Fronthaubenanordnung |
US6964316B1 (en) | 1999-05-17 | 2005-11-15 | Edscha Ag | Front opening hood assembly |
EP1178917B1 (de) | 1999-05-17 | 2003-04-16 | Edscha AG | Fronthaubenanordnung |
CN1352605A (zh) * | 1999-05-17 | 2002-06-05 | 埃德沙股份公司 | 发动机前罩装置 |
DE19942731A1 (de) * | 1999-09-08 | 2001-03-15 | Opel Adam Ag | Vorderbau für ein Kraftfahrzeug |
JP2007245927A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Nhk Spring Co Ltd | 自動車のフード持ち上げ構造及び当該構造を有する自動車 |
FR2921614B1 (fr) * | 2007-09-28 | 2010-03-19 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de protection des pietons et vehicule muni d'un tel dispositif |
-
1990
- 1990-12-06 JP JP2400694A patent/JP3036082B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04212677A (ja) | 1992-08-04 |
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Legal Events
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