JP3036030B2 - ノイズシェーピング型量子化器 - Google Patents

ノイズシェーピング型量子化器

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は語長の長いデジタル信号を高速サンプリング
された語長の短いデジタル信号に変換する量子化器に関
する。
従来の技術 近年、デジタル信号処理技術の向上により従来アナロ
グ処理されていた信号がデジタル処理化されてきてい
る。これに伴い、デジタルアナログ変換器の高性能化,
ローコスト化がさらに重要となってきている。このため
に、ノイズシェーピング型の量子化器がよく用いられて
いる。第3図にその一例を示す。
第3図において、7は入力信号1を再量子化し、出力
信号2を得るための局部量子化器、4は局部量子化器7
において付加される再量子化誤差8(Vq)を計算するた
めの減算器である。そして5は再量子化誤差8(Vq)を
順次遅延させるためのレジスタ、6はレジスタ5の出力
にそれぞれ所定の係数を掛け合わせるための乗算器、3
は乗算器6の出力を全て入力信号1に加え合わせるため
の加算器である。そしてレジスタ5と、乗算器6と、加
算器3によって、帰還回路9が構成される。
以上のように構成された従来のノイズシェーピング型
量子化器について、以下その動作を説明する。
まず局部量子化器7によって付加された再量子化誤差
8(Vq)はレジスタ5によってそれぞれ遅延され、Z-1V
q,Z-2Vq,Z-3Vqとなる。そして乗算器6によって個々の
係数を掛け合わせる事により、その出力はそれぞれ−3Z
-1Vq,+3Z-2Vq,−Z-3Vqとなる。そしてこれら乗算器6
の出力を加算器3により入力信号1(IN)に加える事に
よって、局部量子化器7の入力信号10(QIN)は下式の
ようになる。
QIN=IN+(−3Z-1+3Z-2−Z-3)Vq そして局部量子化器7によって、局部量子化器7の入
力信号10(QIN)に対して、再量子化誤差(Vq)が付加
され、出力信号2を得る。従って出力信号2(OUT1)は
下式のようになり、第3図のノイズシェーピング型量子
化器は、全体として3次のノイズシェーピング特性とな
る。
OUT1=IN+(1−3Z-1+3Z-2−Z-3)Vq =IN+(1−Z-13Vq 次に局部量子化器7の量子化ステップを2Pとすると、
第3図に示したノイズシェーピング型量子化器が、発振
を起こさない限り、その再量子化誤差8(Vq)は常に−
P〜+Pの範囲となる。そして第4図に示したように、
帰還回路9のゲインは最大7倍となるため、帰還回路9
は−7P〜+7Pの値を出力する。なお第4図におけるFsと
は、第3図に示したノイズシェーピング型量子化器の、
動作クロック信号周波数であり、レジスタ5の遅延量を
Dとすると、下記の式が成り立つ。
Fs=1/D 今、仮に入力信号1の振幅が−4P〜+4Pであるとする
と、局部量子化器7の入力信号10(QIN)は−11P〜+11
Pとなる。従って局部量子化器7の出力は−10P〜+10P
となり、その出力階調は11値となる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、全体としての出
力の階調が多くなるため、ノイズシェーピング型量子化
器の後段にD/A変換器としてPWM(パルス幅変換)回路を
接続する場合、その動作クロックが非常に高くなってし
まい、歪率やS/N等のアナログ性能が劣化する等の問題
点があった。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明によるノイズシェー
ピング型量子化器は、入力信号の再量子化を行う局部量
子化器と、局部量子化器において発生する再量子化誤差
を出力する加算もしくは減算回路と、加算もしくは減算
回路の出力に、所定の伝達関数H(Z)を掛け合わせる
帰還回路を有し、帰還回路の出力を入力信号に帰還する
ように構成され、所定の伝達関数H(Z)を とするように構成されたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、帰還回路によって帰
還される信号の振幅を減らす事により、全体の出力の階
調を減らす事ができる。
実施例 第1図に本発明によるノイズシェーピング型量子化器
の実施例を示す。第1図において、加算器3、減算器
4、レジスタ5、乗算器6、局部量子化器7は第3図に
示したのと同じ物である。さらに乗算器6、加算器3、
減算器4と、2個のレジスタ5によって、IIR回路12が
構成され、IIR回路12と乗算器6の並列回路およびレジ
スタ5によって帰還回路11が構成される。
以上のように構成された本発明の実施例のノイズシェ
ーピング型量子化器について、以下その動作を説明す
る。
まず従来例について説明したのと同様に、局部量子化
器7によって付加された再量子化誤差8(Vq)は、レジ
スタ5によって一定量遅延され、IIR回路12と乗算器6
に入力される。IIR回路12の伝達関数R(Z)は下式に
よって示される。
従って帰還回路11全体の伝達関数H(Z)は下式とな
る。
そして上記帰還回路11の出力を加算器3により入力信
号1(IN)に加える事によって、局部量子化器7の入力
信号10(QIN)は下式のようになる。
さらに局部量子化器7によって、上記局部量子化器7
の入力信号10(QIN)に対して、再量子化誤差8(Vq
が付加され、出力信号13を得る。従って出力信号13(OU
T2)は下式のようになり、第1図のノイズシェーピング
型量子化器は、全体として3次のノイズシェーピング特
性に(1−Z-1+0.5Z-2)という分母の項を掛け合わせ
たものとなる。
次に従来例と同様に、局部量子化器7の量子化ステッ
プを2Pとすると、その再量子化誤差8(Vq)は常に−P
〜+Pの範囲となる。そして第2図に示したように、帰
還回路11のゲインは最大2.6倍であるため、帰還回路11
の出力は−2.6P〜+2.6Pとなる。なお第2図におけるFs
とは、第4図におけるそれと同じである。従来例と同様
に入力信号1の振幅を−4P〜+4Pとすると、局部量子化
器7の入力信号10(QIN)は−6.6P〜+6.6Pとなる。こ
の時、局部量子化器7の出力は−6P〜+6Pとなり、その
出力階調は7値となる。
発明の効果 以上に述べたように本発明によるノイズシェーピング
型量子化器は、入力信号の再量子化を行う局部量子化器
と、上記局部量子化器において発生する再量子化誤差を
出力する加算もしくは減算回路と、上記加算もしくは減
算回路の出力に、所定の伝達関数H(Z)を掛け合わせ
る帰還回路を有し、上記帰還回路の出力を入力信号に帰
還するように構成され、上記所定の伝達関数H(Z)を とした事により、帰還回路によって帰還される信号の振
幅を減らし、これによって全体の出力の階調を減らす事
ができる。
そして、出力階調を減らす事により、ノイズシェーピ
ング型量子化器の後段にD/A変換器としてPWM回路を接続
する場合にそのPWM変換器が必要とするクロック周波数
を低くすることができ、また、出力信号の中に含まれる
入力信号成分の比率が大きくなることによりD/A変換後
の出力振幅が上がるため、結果として歪率やS/N等のア
ナログ性能が向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のノイズシェーピング型量子化
器の構成を示すブロック図、第2図は本発明の実施例に
おける帰還回路のゲイン特性を示す特性曲線図、第3図
は従来のノイズシェーピング型量子化器の構成を示すブ
ロック図、第4図は従来例における帰還回路のゲイン特
性を示す特性曲線図である。 3……加算器、4……減算器、5……レジスタ、6……
乗算器、7……局部量子化器、11……帰還回路、12……
IIR回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号の再量子化を行う局部量子化器
    と、前記局部量子化器において発生する再量子化誤差を
    出力する加算回路、若しくは減算回路と、前記加算回
    路、若しくは減算回路の出力に所定の伝達関数H(Z)
    を掛け合わせる帰還回路を有し、上記帰還回路の出力を
    入力信号に帰還するように構成され、上記所定の伝達関
    数H(Z)を とする事を特徴とするノイズシェーピング型量子化器。
  2. 【請求項2】帰還回路は、2個のレジスタと1個の乗算
    器と2個の加減算器によって構成されたIIR(Infinite
    Impulse Response)回路と、所定の係数を掛け合わせる
    乗算器と、前記IIR回路の出力と前記乗算器の出力とを
    加減算する加減算器と、前記IIR回路と前記乗算器によ
    って構成された並列回路の入力部若しくは出力部に設け
    られたレジスタによって構成される事を特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のノイズシェーピング型量子化
    器。
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