JP3035872B2 - 油圧緩衝器 - Google Patents
油圧緩衝器Info
- Publication number
- JP3035872B2 JP3035872B2 JP3197018A JP19701891A JP3035872B2 JP 3035872 B2 JP3035872 B2 JP 3035872B2 JP 3197018 A JP3197018 A JP 3197018A JP 19701891 A JP19701891 A JP 19701891A JP 3035872 B2 JP3035872 B2 JP 3035872B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- tank body
- center
- housing
- shock absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車の後輪側と車
体との間に介装されて路面からの振動を減衰するリヤク
ッションユニットの使用に適する油圧緩衝器に関する。
体との間に介装されて路面からの振動を減衰するリヤク
ッションユニットの使用に適する油圧緩衝器に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の油圧緩衝器として、例えば実開
昭６２−１１２３３６号公報に開示されたものが開発さ
れている。
昭６２−１１２３３６号公報に開示されたものが開発さ
れている。
【０００３】この油圧緩衝器はシリンダの外部にタンク
を配設し、シリンダ内の油室とタンク内の油室とを減衰
バルブを介して接続させたものである。
を配設し、シリンダ内の油室とタンク内の油室とを減衰
バルブを介して接続させたものである。
【０００４】この場合、シリンダとタンクと減衰バルブ
のハウジングとは平行に起立し、しかもシリンダの中心
とハウジングの中心とタンクの中心とが同一線上に配置
されている。
のハウジングとは平行に起立し、しかもシリンダの中心
とハウジングの中心とタンクの中心とが同一線上に配置
されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
油圧緩衝器は、タンクの中心とシリンダの中心との間に
ハウジングを配置させた為にタンクの中心位置がシリン
ダの中心位置より外方に突出してしまいタンクのボディ
が車体側のフレームに干渉してしまう。
油圧緩衝器は、タンクの中心とシリンダの中心との間に
ハウジングを配置させた為にタンクの中心位置がシリン
ダの中心位置より外方に突出してしまいタンクのボディ
が車体側のフレームに干渉してしまう。
【０００６】特に自動二輪車の後側車体は狭い為にフレ
ームと干渉しやすく、フレームより外方に配置すると外
観上好ましくなく、又他の物体に走行中衝突する危険が
発生する。
ームと干渉しやすく、フレームより外方に配置すると外
観上好ましくなく、又他の物体に走行中衝突する危険が
発生する。
【０００７】この為従来自動二輪車に油圧緩衝器を搭載
する場合にはその取付位置の制約を受け、取付性の不具
合があった。
する場合にはその取付位置の制約を受け、取付性の不具
合があった。
【０００８】そこで本発明の目的はタンクボディが極端
に外方に突出せず、取付時に車体フレームと干渉しない
ようにした油圧緩衝器を提供することである。
に外方に突出せず、取付時に車体フレームと干渉しない
ようにした油圧緩衝器を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の構成はシリンダ内にピストンを介してピス
トンロッドが移動自在に挿入され、ピストンに区画され
たシリンダ内の油室の一つがタンクボディ内の油室に減
衰バルブを介して連通し、シリンダとタンクボディが平
行に配置され且つシリンダとタンクボディ間に減衰バル
ブのハウジングが平行に配置されている油圧緩衝器にお
いて、ハウジングの中心がシリンダの中心とタンクボデ
ィの中心を結ぶ線上から偏位した位置であって且つシリ
ンダ外周とタンクボディ外周を結ぶ接線から内側に配置
されていることを特徴とするものである。
め、本発明の構成はシリンダ内にピストンを介してピス
トンロッドが移動自在に挿入され、ピストンに区画され
たシリンダ内の油室の一つがタンクボディ内の油室に減
衰バルブを介して連通し、シリンダとタンクボディが平
行に配置され且つシリンダとタンクボディ間に減衰バル
ブのハウジングが平行に配置されている油圧緩衝器にお
いて、ハウジングの中心がシリンダの中心とタンクボデ
ィの中心を結ぶ線上から偏位した位置であって且つシリ
ンダ外周とタンクボディ外周を結ぶ接線から内側に配置
されていることを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】ハウジングの中心がシリンダの中心とタンクボ
ディの中心を結ぶ線上から偏位しているからタンクボデ
ィの中心をシリンダの中心に近づけて配置でき外方へ極
端に突出するのが防止される。
ディの中心を結ぶ線上から偏位しているからタンクボデ
ィの中心をシリンダの中心に近づけて配置でき外方へ極
端に突出するのが防止される。
【００１１】又ハウジングがシリンダ外周とタンクボデ
ィ外周を結ぶ接線から内側に配置されているからハウジ
ングがシリンダ外周とタンクボディ外周より外方に突出
しない。
ィ外周を結ぶ接線から内側に配置されているからハウジ
ングがシリンダ外周とタンクボディ外周より外方に突出
しない。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１，図２にもとづ
いて説明する。
いて説明する。
【００１３】油圧緩衝器はシリンダ１と、シリンダ１の
外部に平行に配置したタンクボディ６と、シリンダ１と
タンクボディ６との間に平行に配置した減衰バルブ８用
のハウジング９とを有している。
外部に平行に配置したタンクボディ６と、シリンダ１と
タンクボディ６との間に平行に配置した減衰バルブ８用
のハウジング９とを有している。
【００１４】シリンダ１内にはピストン２を介してピス
トンロッド３が移動自在に挿入され、シリンダ１は下部
ブラケット１５と上部ブラケット１６を介して例えば、
自動二輪車の後輪側車軸と車体との間に介装される。
トンロッド３が移動自在に挿入され、シリンダ１は下部
ブラケット１５と上部ブラケット１６を介して例えば、
自動二輪車の後輪側車軸と車体との間に介装される。
【００１５】ピストン２とピストン２に設けたバルブ１
７，１８はシリンダ１内に二つの油室４，５を区画し、
この油室４，５はピストン２のポートとバルブ１７，１
８と、ピストンロッド３の通路及びこの通路内のバルブ
１９を介して開閉され、伸縮作動時に減衰力を発生させ
る。
７，１８はシリンダ１内に二つの油室４，５を区画し、
この油室４，５はピストン２のポートとバルブ１７，１
８と、ピストンロッド３の通路及びこの通路内のバルブ
１９を介して開閉され、伸縮作動時に減衰力を発生させ
る。
【００１６】タンク２２はタンクボディ６と、タンクボ
ディ６内にベロー等の弾性隔壁部材２０を介して区画さ
れた油室７とガス室２１とから構成されている。
ディ６内にベロー等の弾性隔壁部材２０を介して区画さ
れた油室７とガス室２１とから構成されている。
【００１７】シリンダ１の油室４とタンク２２内の油室
７はハウジング９内の通路２３ａ，２３ｂとシリンダ１
のポート２４とタンクボディ６のポート２５とを介して
接続され、ハウジング９内に開閉自在に組み込まれた減
衰バルブ８で開閉されている。
７はハウジング９内の通路２３ａ，２３ｂとシリンダ１
のポート２４とタンクボディ６のポート２５とを介して
接続され、ハウジング９内に開閉自在に組み込まれた減
衰バルブ８で開閉されている。
【００１８】減衰バルブ８はピストン２の圧縮作動時に
油室４からタンク内油室７に流れる油を絞り、その絞り
開度に応じた減衰力を発生させる。
油室４からタンク内油室７に流れる油を絞り、その絞り
開度に応じた減衰力を発生させる。
【００１９】減衰バルブ８は通路２３ａ，２３ｂの途中
に設けたパイプ３６とパイプ３６の入口に挿入されたポ
ペット型又はニードル型の弁体２６とからなり、弁体２
６はディテント機構で位置決めされると共に外部操作で
パイプ３６の開口面積を調整される。
に設けたパイプ３６とパイプ３６の入口に挿入されたポ
ペット型又はニードル型の弁体２６とからなり、弁体２
６はディテント機構で位置決めされると共に外部操作で
パイプ３６の開口面積を調整される。
【００２０】シリンダ１の中心１０とタンクボディ６の
中心１１とを結ぶ線１３上にシリンダ１とタンクボディ
６とが平行に配置されて起立している。
中心１１とを結ぶ線１３上にシリンダ１とタンクボディ
６とが平行に配置されて起立している。
【００２１】減衰バルブ８のハウジング９の中心は上記
シリンダ１とタンクボディ６を結ぶ線１３から角度θだ
け偏位した位置であり、且つシリンダ１とタンクボディ
６との間に配置されている。
シリンダ１とタンクボディ６を結ぶ線１３から角度θだ
け偏位した位置であり、且つシリンダ１とタンクボディ
６との間に配置されている。
【００２２】この為、ハウジング９の中心が上記線１３
上に位置した場合に比べてハウジング９が偏位した分タ
ンクボティ６をシリンダ１側に近づけて外方に極端に突
出するのが防止できる。
上に位置した場合に比べてハウジング９が偏位した分タ
ンクボティ６をシリンダ１側に近づけて外方に極端に突
出するのが防止できる。
【００２３】更にハウジング９の外周はシリンダ１のに
外周とタンクボディ６の外周とを結ぶ接線１４より内側
に配置されており、ハウジング９の外周が突出して車体
フレームに干渉するのが防止されている。
外周とタンクボディ６の外周とを結ぶ接線１４より内側
に配置されており、ハウジング９の外周が突出して車体
フレームに干渉するのが防止されている。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果が得られる。
【００２５】Ａ）シリンダの中心とタンクボディの中心
とを結ぶ線上から偏位した位置に減衰バルブのハウジン
グの中心を配置させたから、ハウジングの偏位した分タ
ンクボディの中心がシリンダの中心に近づき、タンクボ
ディが極端に外方に突出するのが防止されて全体がコン
パクトとなる。
とを結ぶ線上から偏位した位置に減衰バルブのハウジン
グの中心を配置させたから、ハウジングの偏位した分タ
ンクボディの中心がシリンダの中心に近づき、タンクボ
ディが極端に外方に突出するのが防止されて全体がコン
パクトとなる。
【００２６】この為、車体に取り付ける際に狭いスペー
ス内でも車体フレームに干渉せず、取付性が向上し、更
に車体外部の物体に走行中衝突するのが防止される。
ス内でも車体フレームに干渉せず、取付性が向上し、更
に車体外部の物体に走行中衝突するのが防止される。
【００２７】Ｂ）ハウジングの外周がシリンダの外周と
タンクボディの外周とを結ぶ接線の内側に配置されてい
るからハウジングが外方に突出せず、車体フレームと干
渉するのが防止できる。
タンクボディの外周とを結ぶ接線の内側に配置されてい
るからハウジングが外方に突出せず、車体フレームと干
渉するのが防止できる。
【図１】本発明に係る油圧緩衝器の配置関係を示す底面
図である。
図である。
【図２】本発明に係る油圧緩衝器の一部縦断正面図であ
る。
る。
１ シリンダ ２ ピストン ３ ピストンロッド ４ 油室 ６ タンクボディ ７ 油室 ８ 減衰バルブ ９ ハウジング １０ シリンダの中心 １１ ボディの中心 １２ ハウジングの中心 １３ 線 １４ 接線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−278028（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−11246（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−11245（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−12336（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16F 9/00 - 9/58 B62K 25/10
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダ内にピストンを介してピストン
ロッドが移動自在に挿入され、ピストンに区画されたシ
リンダ内の油室の一つがタンクボディ内の油室に減衰バ
ルブを介して連通し、シリンダとタンクボディが平行に
配置され且つシリンダとタンクボディ間に減衰バルブの
ハウジングが平行に配置されている油圧緩衝器におい
て、ハウジングの中心がシリンダの中心とタンクボディ
の中心を結ぶ線上から偏位した位置であって且つシリン
ダ外周とタンクボディ外周を結ぶ接線から内側に配置さ
れていることを特徴とする油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197018A JP3035872B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197018A JP3035872B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 油圧緩衝器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126197A JPH05126197A (ja) | 1993-05-21 |
| JP3035872B2 true JP3035872B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=16367408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3197018A Expired - Fee Related JP3035872B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3035872B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6352665B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-07-04 | 株式会社ショーワ | 懸架装置 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP3197018A patent/JP3035872B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05126197A (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |