JPS5814939B2 - シヨツクアブソ−バ - Google Patents
シヨツクアブソ−バInfo
- Publication number
- JPS5814939B2 JPS5814939B2 JP10682579A JP10682579A JPS5814939B2 JP S5814939 B2 JPS5814939 B2 JP S5814939B2 JP 10682579 A JP10682579 A JP 10682579A JP 10682579 A JP10682579 A JP 10682579A JP S5814939 B2 JPS5814939 B2 JP S5814939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damping
- piston
- valve
- damping valve
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/06—Characteristics of dampers, e.g. mechanical dampers
- B60G17/08—Characteristics of fluid dampers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両の積載重量に対応して自動的に伸び側減
衰特性を変えられるようにしたショツクアプソーバに関
する。
衰特性を変えられるようにしたショツクアプソーバに関
する。
二輪車及び四輪車を含めて、特にライトバンやトラツク
などのように車体の荷重変動が大きい車両に使用される
ショツクアブソーバにあっては、荷重の積載状況に応じ
て減衰特性の変化するものが要求される。
などのように車体の荷重変動が大きい車両に使用される
ショツクアブソーバにあっては、荷重の積載状況に応じ
て減衰特性の変化するものが要求される。
このため、従来、たとえば第1図乃至第3図に示すよう
なショツクアプソーバが考えられた。
なショツクアプソーバが考えられた。
すなわち、これを説明すると、図中1は外筒、2は内筒
、3はベースパルプ、4はピストン、5はピストンロツ
ドで、ピストン4は、内筒2の内部を上部室6と下部室
7に区画する。
、3はベースパルプ、4はピストン、5はピストンロツ
ドで、ピストン4は、内筒2の内部を上部室6と下部室
7に区画する。
上記ピストン4は、第2図及び第3図にみられる如く、
ショツクアブソーバの縮み側行程において下部室7の油
を上部室6に向って流すボート8を備え、このポート8
の部分には、コンスタントオリフイス9と縮み側減衰弁
10が介装されており、またピストンロツド5には、逆
に伸び側行程において上部室6の油を下部室7に向って
流す通路11が設けられると共に、この通路11の途中
には、伸び側減衰弁12(及びこれに設けた図示しない
切欠オリフイス)が介装されている。
ショツクアブソーバの縮み側行程において下部室7の油
を上部室6に向って流すボート8を備え、このポート8
の部分には、コンスタントオリフイス9と縮み側減衰弁
10が介装されており、またピストンロツド5には、逆
に伸び側行程において上部室6の油を下部室7に向って
流す通路11が設けられると共に、この通路11の途中
には、伸び側減衰弁12(及びこれに設けた図示しない
切欠オリフイス)が介装されている。
ピストン4の下部に内装したスリーブ14は、車両の積
載重量が小さいときにピストン4が内筒2の上部の方で
ストロークすることから、内筒2の下部に配設した位置
検出スプリング15に当ることなく、スプリング16の
弾力により第2図の下端位置を保持して側路17を開き
、車両の積載重量が大きくなって位置検出スプリング1
5に当接したときにスプリング16に抗して押上げら五
、第3図のように上端位置を保って前記した側路17を
閉じる。
載重量が小さいときにピストン4が内筒2の上部の方で
ストロークすることから、内筒2の下部に配設した位置
検出スプリング15に当ることなく、スプリング16の
弾力により第2図の下端位置を保持して側路17を開き
、車両の積載重量が大きくなって位置検出スプリング1
5に当接したときにスプリング16に抗して押上げら五
、第3図のように上端位置を保って前記した側路17を
閉じる。
これにより、第2図から明らかなように、車両の積載重
量の小さいときのショツクアブソーバの縮み側行程にあ
っては、ピストン4の速度が遅い領域(たとえば0.1
m/sec以下)において下部室7内の油を、主として
ピストン4に形成したコンスタントオリフイス9及び内
筒2の内壁に形成した溝18によるコンスタントオリフ
イス19とを通して、また、ピストン4の速度が速い領
域(たとえば0. 3 m /sec以上)ではピスト
ン4に設けた縮み側減衰弁10を押開いて上部室6に流
入させ、しかも、同時に内筒2内に対するピストンロツ
ド5の進入体積分に相当する油を下部室7から内筒2の
下端に設けたベースバルプ3を通して内外筒2,1間の
室20(第1図参照)に押出し、このとき、コンスタン
トオリフイス9,19と主として減衰弁10並びにベー
スバルブ3により油の流動に抵抗を与えて所望の比較的
低い減衰力を発生させ、逆にショツクアブソーバの伸び
側行程ではピストン4の速度が比較的遅い領域(たとえ
ば0.1m/sec以下)において上部室6内の油を、
コンスタントオリフイス9,19から下部室7に流すと
共に、ピストン4の速度が速い領域(たとえば0. 3
m /sec以上)にあっては、主としてピストンロ
ツド5に設けた通路11から伸び側減衰弁12をスプリ
ング21の弾力に抗して押開きつつポート13と側路1
7の両ポートを経て下部室7に流し、かくして、これら
・コンスタントオリヴイス919と減衰弁12によシ油
の流動に抵抗を与えて先の縮み側行程のときよりも高い
所望の減衰力を発生させる。
量の小さいときのショツクアブソーバの縮み側行程にあ
っては、ピストン4の速度が遅い領域(たとえば0.1
m/sec以下)において下部室7内の油を、主として
ピストン4に形成したコンスタントオリフイス9及び内
筒2の内壁に形成した溝18によるコンスタントオリフ
イス19とを通して、また、ピストン4の速度が速い領
域(たとえば0. 3 m /sec以上)ではピスト
ン4に設けた縮み側減衰弁10を押開いて上部室6に流
入させ、しかも、同時に内筒2内に対するピストンロツ
ド5の進入体積分に相当する油を下部室7から内筒2の
下端に設けたベースバルプ3を通して内外筒2,1間の
室20(第1図参照)に押出し、このとき、コンスタン
トオリフイス9,19と主として減衰弁10並びにベー
スバルブ3により油の流動に抵抗を与えて所望の比較的
低い減衰力を発生させ、逆にショツクアブソーバの伸び
側行程ではピストン4の速度が比較的遅い領域(たとえ
ば0.1m/sec以下)において上部室6内の油を、
コンスタントオリフイス9,19から下部室7に流すと
共に、ピストン4の速度が速い領域(たとえば0. 3
m /sec以上)にあっては、主としてピストンロ
ツド5に設けた通路11から伸び側減衰弁12をスプリ
ング21の弾力に抗して押開きつつポート13と側路1
7の両ポートを経て下部室7に流し、かくして、これら
・コンスタントオリヴイス919と減衰弁12によシ油
の流動に抵抗を与えて先の縮み側行程のときよりも高い
所望の減衰力を発生させる。
一方、車両の積載重量が大きくなってピストン4の初期
位置が相対的に下方へ移行したときには、(上記した縮
み側及ひ伸び側行程時の両方の発生減衰力を高めるよう
に、)第3図に示す如く内筒2の溝18によるコンスタ
ントオリフイス19の存在しない位置にピストン4が移
動すると共に、位置検出スプリング15によりスリーブ
14を押上げて前記した側路17を閉じる。
位置が相対的に下方へ移行したときには、(上記した縮
み側及ひ伸び側行程時の両方の発生減衰力を高めるよう
に、)第3図に示す如く内筒2の溝18によるコンスタ
ントオリフイス19の存在しない位置にピストン4が移
動すると共に、位置検出スプリング15によりスリーブ
14を押上げて前記した側路17を閉じる。
これにより、ショツクアブソーバの縮み側及び伸び側の
両行程におけるコンスタントオリフイスは、ピストン4
ニ設ケたコンスタントオリフイス9(及び図示しない切
欠オリフイス)だけになってその面積が縮少するから減
衰力は高められ、しかも、特に、伸び側行程時のピスト
ン4の速度が速い領域において、伸び側減衰弁12を通
過した油が側路17を通ることなくポート13のみを通
って下部室7に流れるため、このとき減衰弁12の背面
側におけるポート面積が減少し、かくして、縮み側及び
伸び側行程の発生減衰力特性が相対的に高められるので
ある。
両行程におけるコンスタントオリフイスは、ピストン4
ニ設ケたコンスタントオリフイス9(及び図示しない切
欠オリフイス)だけになってその面積が縮少するから減
衰力は高められ、しかも、特に、伸び側行程時のピスト
ン4の速度が速い領域において、伸び側減衰弁12を通
過した油が側路17を通ることなくポート13のみを通
って下部室7に流れるため、このとき減衰弁12の背面
側におけるポート面積が減少し、かくして、縮み側及び
伸び側行程の発生減衰力特性が相対的に高められるので
ある。
このようにして、減衰特性を空車時と積車時で相対変化
させることができるのであるが、しかし、上記した従来
のもののように空車時と積車時の伸び側行程において、
コンスタントオリフイスとポート面積を変えることによ
り所望の伸び側減衰特性を出そうとするものでは、たと
えば第4図に実線で示すような積車時の要求減衰特性a
と空車時の要求減衰特性bとが与えられた場合、積車時
の要求減衰特性aに合わせて伸び側減衰弁12における
スプリング21のセット荷重を決め、かつ、コンスタン
トオリフイスと伸び側減衰弁12を介装した通路部分の
ポート130面積を決め、そのときの要求減衰特性bを
満足させても、減衰弁12が開き始めるときの圧力自体
が変わらないことと、空車時の側路17が付加されても
このポート抵抗が減衰特性に影響を及ばずピストン速度
は比較的高速の領域(例えば0. 6 m /sec以
上)であるため、低速と中速域における空車時の減衰特
性は、点線bで示すような特性にしかならない。
させることができるのであるが、しかし、上記した従来
のもののように空車時と積車時の伸び側行程において、
コンスタントオリフイスとポート面積を変えることによ
り所望の伸び側減衰特性を出そうとするものでは、たと
えば第4図に実線で示すような積車時の要求減衰特性a
と空車時の要求減衰特性bとが与えられた場合、積車時
の要求減衰特性aに合わせて伸び側減衰弁12における
スプリング21のセット荷重を決め、かつ、コンスタン
トオリフイスと伸び側減衰弁12を介装した通路部分の
ポート130面積を決め、そのときの要求減衰特性bを
満足させても、減衰弁12が開き始めるときの圧力自体
が変わらないことと、空車時の側路17が付加されても
このポート抵抗が減衰特性に影響を及ばずピストン速度
は比較的高速の領域(例えば0. 6 m /sec以
上)であるため、低速と中速域における空車時の減衰特
性は、点線bで示すような特性にしかならない。
勿論、減衰弁12におけるスプリング21のセット荷重
を空車時の要求減衰特性bに合わせて設定したのでは、
今度は積車時の減衰特性が二点鎖点a′のようになって
要求減衰特性aに合致しないことになる。
を空車時の要求減衰特性bに合わせて設定したのでは、
今度は積車時の減衰特性が二点鎖点a′のようになって
要求減衰特性aに合致しないことになる。
本発明は、かかる問題を解決するために提案されたもの
で、空車時と積車時における伸び側のそれぞれの減衰特
性を自由に設定できるようにしたショツクアプソーバを
提供するものである。
で、空車時と積車時における伸び側のそれぞれの減衰特
性を自由に設定できるようにしたショツクアプソーバを
提供するものである。
以下、本発明の実施例を添附図面の第5図と第6図にも
とづいて説明するに、本発明にあっては、前記ポート1
3における下部室7側の開口面に位置して、このポート
13を開閉する第2の伸び側減衰弁22を前記第1の伸
び側減衰弁12と直列的に配設し、この第1の減衰弁1
2の開き始めのセット荷重を空車時の伸び側行程時にお
ける要求減衰特性bに合わせて設定すると共に、第2の
減衰弁22の開き始めのセット荷重を積車時の伸び側行
程時における要求減衰特性aに合わせてそれぞれ設定す
るようにしたのである。
とづいて説明するに、本発明にあっては、前記ポート1
3における下部室7側の開口面に位置して、このポート
13を開閉する第2の伸び側減衰弁22を前記第1の伸
び側減衰弁12と直列的に配設し、この第1の減衰弁1
2の開き始めのセット荷重を空車時の伸び側行程時にお
ける要求減衰特性bに合わせて設定すると共に、第2の
減衰弁22の開き始めのセット荷重を積車時の伸び側行
程時における要求減衰特性aに合わせてそれぞれ設定す
るようにしたのである。
なお、本実施例における前記第2の減衰弁22は、リー
フバルブ22aをワツシャ23を介してナット24によ
り固定したもので、したがって、この第2の減衰弁22
のセット荷重は、リーフバルブ22aの初期たわみδを
変えることによって調整できる。
フバルブ22aをワツシャ23を介してナット24によ
り固定したもので、したがって、この第2の減衰弁22
のセット荷重は、リーフバルブ22aの初期たわみδを
変えることによって調整できる。
そして、この場合、リーフバルプ22aに対してナット
24の肩部24aが直接当らないようにワツシャ23の
外径を決めてやれば、すなわち、バルプの固定支持点を
ワツシャ23の外周部位とすることによる上記固定支持
点の設定変更によシバルプの撓み剛性も変えることがで
き、これによる減衰力の調整も可能である。
24の肩部24aが直接当らないようにワツシャ23の
外径を決めてやれば、すなわち、バルプの固定支持点を
ワツシャ23の外周部位とすることによる上記固定支持
点の設定変更によシバルプの撓み剛性も変えることがで
き、これによる減衰力の調整も可能である。
また、本実施例にあっては、スリーブ14の7ランジ部
14aにボート25を形成し、かつ、積車時において前
記スリーブ14が位置検出スプリング15により押上げ
られたとき、スリーブ14の7ランジ部14aの上面が
ピストン4の下面に押付けられ、上部室6と下部室γを
この7ランジ部14aに形成したポート25からピスト
ン4のポート8及びコンスタントオリフイス9と縮み倶
減衰弁10とを介して互に連通ずるようにしてある。
14aにボート25を形成し、かつ、積車時において前
記スリーブ14が位置検出スプリング15により押上げ
られたとき、スリーブ14の7ランジ部14aの上面が
ピストン4の下面に押付けられ、上部室6と下部室γを
この7ランジ部14aに形成したポート25からピスト
ン4のポート8及びコンスタントオリフイス9と縮み倶
減衰弁10とを介して互に連通ずるようにしてある。
なお、その他の構成部分については、先に述べた第1図
乃至第3図の従来のものと同一構成になっているので、
ここでは同一符号を付してその訣明け省略する。
乃至第3図の従来のものと同一構成になっているので、
ここでは同一符号を付してその訣明け省略する。
これにより、いま、積載重量の軽いとき、つまり空車時
には、スリーブ14が第5図の状態にあって側路17が
開放しているだめ、ピストン4の速度が遅い領域の伸び
側行程時にあっては、従来のものと同様に上部室6内の
油がコンスタントオリフィス9,19及ひ減衰弁12の
切欠オリフィス(図示せず)を通して下部室7に流れ、
ピストン4の速度が速い領域の伸び側行程時には、同時
に上部室6内の油が通路11から第1の伸び側減衰弁1
2を押開いて流れ、しかも、この第1の減衰弁12を通
った油は、前記第1の減衰弁12とは異る荷重に設定さ
れた第2の減衰弁22を押開くことなくその全てが側路
17を通して下部室7へと流れるため、このときの発生
減衰力は第1の減衰弁12によって決まり、したがって
、この第1の減衰弁12のセット荷重を第4図に示す空
車時の伸び側行程時における要求減衰特性bに合致して
設定しておくことにより、要求特性bに合致した減衰特
性を発揮することができる。
には、スリーブ14が第5図の状態にあって側路17が
開放しているだめ、ピストン4の速度が遅い領域の伸び
側行程時にあっては、従来のものと同様に上部室6内の
油がコンスタントオリフィス9,19及ひ減衰弁12の
切欠オリフィス(図示せず)を通して下部室7に流れ、
ピストン4の速度が速い領域の伸び側行程時には、同時
に上部室6内の油が通路11から第1の伸び側減衰弁1
2を押開いて流れ、しかも、この第1の減衰弁12を通
った油は、前記第1の減衰弁12とは異る荷重に設定さ
れた第2の減衰弁22を押開くことなくその全てが側路
17を通して下部室7へと流れるため、このときの発生
減衰力は第1の減衰弁12によって決まり、したがって
、この第1の減衰弁12のセット荷重を第4図に示す空
車時の伸び側行程時における要求減衰特性bに合致して
設定しておくことにより、要求特性bに合致した減衰特
性を発揮することができる。
それに対し、積載重量が大きくなってスリーブ14が第
6図のように側路17を閉じたときにはピストン4の速
度が遅い伸び側行程時において、上部室6内の油が主と
してコンスタントオリフィス9を通して下部室7に流れ
る一方、ピストン4の速度が速い領域の伸び側行程時に
あっては、同時に上部室6内の油が通路11から第1の
減衰弁12を押開いて流れるが、この第1の減衰弁12
を通過した油は、そのとき側路17がスリーブ14によ
って閉じられていることから、ポート13を通して第2
の伸び側減衰弁22を押開きつつ下部室1へと流れ、そ
のため、このときの発生減衰力は第1の減衰弁12のセ
ット荷重と第2の減衰弁220セット荷重の合成によっ
て決まることになる。
6図のように側路17を閉じたときにはピストン4の速
度が遅い伸び側行程時において、上部室6内の油が主と
してコンスタントオリフィス9を通して下部室7に流れ
る一方、ピストン4の速度が速い領域の伸び側行程時に
あっては、同時に上部室6内の油が通路11から第1の
減衰弁12を押開いて流れるが、この第1の減衰弁12
を通過した油は、そのとき側路17がスリーブ14によ
って閉じられていることから、ポート13を通して第2
の伸び側減衰弁22を押開きつつ下部室1へと流れ、そ
のため、このときの発生減衰力は第1の減衰弁12のセ
ット荷重と第2の減衰弁220セット荷重の合成によっ
て決まることになる。
したがって、この第2の減衰弁22のセット荷重を第4
図に示す積車時の伸び側行程時における要求減衰特性a
から第1の減衰弁12による空車時の減衰特性bの減衰
力値を差引いた差圧として設定しておくことにより、こ
れら両減衰弁12,220合成の結果として要求減衰特
性aに合った大きな減衰特性が得られるのである。
図に示す積車時の伸び側行程時における要求減衰特性a
から第1の減衰弁12による空車時の減衰特性bの減衰
力値を差引いた差圧として設定しておくことにより、こ
れら両減衰弁12,220合成の結果として要求減衰特
性aに合った大きな減衰特性が得られるのである。
勿論、これらの伸び側行程時における減衰特性は、コン
スタントオリフイス9,19あるいは減衰弁12の切欠
オリフイスの面積と第1及び第2の減衰弁12,22の
セット荷重を適当に選ぶことによって自由に設定するこ
とができ、この点、従来のように単にコンスタントオリ
フイスとポート面積を変えて相対的に特性を変化させる
ものに比べ、要求特性により一層近づけられる。
スタントオリフイス9,19あるいは減衰弁12の切欠
オリフイスの面積と第1及び第2の減衰弁12,22の
セット荷重を適当に選ぶことによって自由に設定するこ
とができ、この点、従来のように単にコンスタントオリ
フイスとポート面積を変えて相対的に特性を変化させる
ものに比べ、要求特性により一層近づけられる。
なお、本発明の要旨には直接関係はないが、縮み側行程
時にあっては、空車時の第5図の状態において、下部室
7内の油がスリーブ14のフランジ部14aの周りとそ
こに形成したポート25からコンスタントオリフイス9
,19を通して、或いは縮み側減衰弁10を押開いて上
部室6へと流れると共に、ピストンロッド5の進入体積
分に相当する油が下部室7からベースバルプ3を通して
室20に流れるため、これらコンスタントオリフイス9
,19の面積とベースバルブ3及び減衰弁10のセット
荷重を、第4図に示す空車時の縮み側行程時における要
求減衰特性dに合わせて設定しておくことにより、この
要求減衰特性dに合致した減衰特性を発揮することがで
き、しかも、第6図に示す積車時にあっては、スリーブ
14におけるフランジ部14aの上面がピストン4の下
面に押付けられ、それにより、下部室γ内の油が前記フ
ランジ部14aに形成したポート25のみからコンスタ
ントオリフイス9を通して、或いは減衰弁10を押開い
て上部室6へと流れるため、このポート25により油の
通路面積が小さくなってポート抵抗が増大し、このこと
から、そのときの減衰%性は、コンスタントオリフィス
9とベースバルプ3及び減衰弁10にポート25の抵抗
を加味したいわゆる背面絞りによって決まり、したがっ
てポート25の面積を第4図に示す積車時の縮み側行程
時における要求減衰特性Cに合わせて設計しておくこと
により、要求特性Cに合致した比較的高い減衰特性を得
ることが可能になるのである。
時にあっては、空車時の第5図の状態において、下部室
7内の油がスリーブ14のフランジ部14aの周りとそ
こに形成したポート25からコンスタントオリフイス9
,19を通して、或いは縮み側減衰弁10を押開いて上
部室6へと流れると共に、ピストンロッド5の進入体積
分に相当する油が下部室7からベースバルプ3を通して
室20に流れるため、これらコンスタントオリフイス9
,19の面積とベースバルブ3及び減衰弁10のセット
荷重を、第4図に示す空車時の縮み側行程時における要
求減衰特性dに合わせて設定しておくことにより、この
要求減衰特性dに合致した減衰特性を発揮することがで
き、しかも、第6図に示す積車時にあっては、スリーブ
14におけるフランジ部14aの上面がピストン4の下
面に押付けられ、それにより、下部室γ内の油が前記フ
ランジ部14aに形成したポート25のみからコンスタ
ントオリフイス9を通して、或いは減衰弁10を押開い
て上部室6へと流れるため、このポート25により油の
通路面積が小さくなってポート抵抗が増大し、このこと
から、そのときの減衰%性は、コンスタントオリフィス
9とベースバルプ3及び減衰弁10にポート25の抵抗
を加味したいわゆる背面絞りによって決まり、したがっ
てポート25の面積を第4図に示す積車時の縮み側行程
時における要求減衰特性Cに合わせて設計しておくこと
により、要求特性Cに合致した比較的高い減衰特性を得
ることが可能になるのである。
以上のように、本発明によれば、2つの特性の異る伸び
側減衰弁を直列的に配設すると共に、その途中に連通ず
る側路を積載重量によって開閉するようにしたので、空
車時と積車時とでそれぞれ要求に応じた減衰特性を附与
することができる。
側減衰弁を直列的に配設すると共に、その途中に連通ず
る側路を積載重量によって開閉するようにしたので、空
車時と積車時とでそれぞれ要求に応じた減衰特性を附与
することができる。
第1図はショツクアブソーバの概略断面図、第2図は、
従来装置の空車時におけるピストン部分を拡大して示す
断面図、第3図は、同上積車時のピストン部分を拡大し
て示す断面図、第4図は、減衰特性を示すグラフ、第5
図は、本発明による空車時のピストン部分を示す断面図
、第6図は、同じく積車時のピストン部分を示す断面図
である。 1・・・外筒、2・・・内筒、3・・・ベースバルプ、
4・・・ピストン、5・・・ピストンロツド、6・・・
上部室、7・・・下部室、9・・・コンスタントオリフ
イス、11・・・通路、12・・・減衰弁、13・・・
ポート、14・・・スリーブ、15・・・位置検出スプ
リング、17・・・側路、19・・・コンスタントオリ
フイス、20・・・室、22・・・減衰弁。
従来装置の空車時におけるピストン部分を拡大して示す
断面図、第3図は、同上積車時のピストン部分を拡大し
て示す断面図、第4図は、減衰特性を示すグラフ、第5
図は、本発明による空車時のピストン部分を示す断面図
、第6図は、同じく積車時のピストン部分を示す断面図
である。 1・・・外筒、2・・・内筒、3・・・ベースバルプ、
4・・・ピストン、5・・・ピストンロツド、6・・・
上部室、7・・・下部室、9・・・コンスタントオリフ
イス、11・・・通路、12・・・減衰弁、13・・・
ポート、14・・・スリーブ、15・・・位置検出スプ
リング、17・・・側路、19・・・コンスタントオリ
フイス、20・・・室、22・・・減衰弁。
Claims (1)
- 1 ピストンに直列的に配設され、かつ一方向への流れ
のみを許容する第1、第2の伸び側減衰弁を介して上部
室と下部室とを連通し、これら減衰弁の中間と下部室と
を短絡する側路を設け、この側路をピストンの相対的位
置変位に応じて位置検出スプリングを介して開閉するス
リーブを併設してなるショツクアプソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10682579A JPS5814939B2 (ja) | 1979-08-22 | 1979-08-22 | シヨツクアブソ−バ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10682579A JPS5814939B2 (ja) | 1979-08-22 | 1979-08-22 | シヨツクアブソ−バ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5540386A JPS5540386A (en) | 1980-03-21 |
JPS5814939B2 true JPS5814939B2 (ja) | 1983-03-23 |
Family
ID=14443543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10682579A Expired JPS5814939B2 (ja) | 1979-08-22 | 1979-08-22 | シヨツクアブソ−バ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814939B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024665U (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-20 | 株式会社ナブコ | 車両用エアドライヤ装置 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5737130A (en) * | 1980-08-08 | 1982-03-01 | Tokico Ltd | Hydraulic shock absorber |
JPS58175235U (ja) * | 1982-05-18 | 1983-11-24 | カヤバ工業株式会社 | 油圧緩衝器 |
JPS61197164A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-09-01 | Kanebo Ltd | 合成砥石およびその製造方法 |
JP2518705Y2 (ja) * | 1989-10-06 | 1996-11-27 | 株式会社ユニシアジェックス | 変位感応型液圧緩衝器 |
JPH07106546B2 (ja) * | 1992-11-27 | 1995-11-15 | 鐘紡株式会社 | 合成砥石の製造方法 |
JP6985952B2 (ja) * | 2018-02-13 | 2021-12-22 | Kyb−Ys株式会社 | 緩衝器 |
US20230082373A1 (en) * | 2021-09-14 | 2023-03-16 | Fox Factory, Inc. | Bypass port piston |
-
1979
- 1979-08-22 JP JP10682579A patent/JPS5814939B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024665U (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-20 | 株式会社ナブコ | 車両用エアドライヤ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5540386A (en) | 1980-03-21 |
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