JP3035654B2 - パターン抽出装置 - Google Patents
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Description
ーン〔例えば、音声(1次元)、平面画像(2次元)、
立体(3次元)〕の照合を行い、登録パターンと照合パ
ターンとの相違点や移動パターンを抽出するパターン抽
出装置に関する。
間の目視によるチェックによって行われている。すなわ
ち、一方のパターンを基準パターンとし、この基準パタ
ーンと他方のパターンとを人間の目で比較して相違点を
抽出している。
それぞれ異なる位置に存在する共通パターン(移動パタ
ーン)の抽出も、人間の目視によるチェックによって行
われている。すなわち、一方のパターンを基準パターン
とし、この基準パターンと他方のパターンとを人間の目
で比較して、移動パターンを抽出している。
の類似したパターンの相違点や移動パターンが明らかな
ものである場合にしか対応できない。すなわち、全体パ
ターンが複雑なパターンで構成されていたり、あるいは
相違点や移動パターンが微小な場合には、抽出するのに
時間がかかるとともに正確なチェックが行えない。ま
た、移動パターンが複数存在する場合には、全ての移動
パターンを検出することが難しい。
ン間の相違点や移動パターンを抽出することのできるパ
ターン抽出装置を提供することにある。
次元離散的フーリエ変換を施して登録フーリエN次元パ
ターンデータを作成し、照合パターンのN次元パターン
データにN次元離散的フーリエ変換を施して照合フーリ
エN次元パターンデータを作成し、登録フーリエN次元
パターンデータと照合フーリエN次元パターンデータと
を合成し、これによって得られる合成フーリエN次元パ
ターンデータに対して第1のパターン処理手段において
N次元離散的フーリエ変換およびN次元離散的逆フーリ
エ変換の何れか一方を施し、このフーリエ変換の施され
た合成フーリエN次元パターンデータに出現する相間成
分エリア内の相関ピークを求め、この求めた相関ピーク
を含みその周辺をマスクし、これによってその一部がマ
スクされた合成フーリエN次元パターンデータに対し、
第1のパターン処理手段においてN次元離散的フーリエ
変換が施されている場合にはN次元離散的逆フーリエ変
換を施し、第1のパターン処理手段においてN次元離散
的逆フーリエ変換が施されている場合にはN次元離散的
フーリエ変換を施し、このフーリエ変換の施された合成
フーリエN次元パターンデータと登録フーリエN次元パ
ターンデータとを再合成し、これによって得られる再合
成フーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的
逆フーリエ変換を施す。
タにN次元離散的フーリエ変換が施されて登録フーリエ
N次元パターンデータが作成され、照合パターンのN次
元パターンデータにN次元離散的フーリエ変換が施され
て照合フーリエN次元パターンデータが作成される。そ
して、登録フーリエN次元パターンデータと照合フーリ
エN次元パターンデータとが合成され、これによって得
られる合成フーリエN次元パターンデータに対して第1
のパターン処理手段においてN次元離散的フーリエ変換
あるいはN次元離散的逆フーリエ変換が施され、このフ
ーリエ変換の施された合成フーリエN次元パターンデー
タに出現する相関成分エリア内の相関ピークが求められ
る。そして、この相関ピークを含みその周辺がマスクさ
れ、これによってその一部がマスクされた合成フーリエ
N次元パターンデータに対し、第1のパターン処理手段
においてN次元離散的フーリエ変換が施されている場合
にはN次元離散的逆フーリエ変換が施され、第1のパタ
ーン処理手段においてN次元離散的逆フーリエ変換が施
されている場合にはN次元離散的フーリエ変換が施され
ている。そして、このフーリエ変換の施された合成フー
リエN次元パターンデータと登録フーリエN次元パター
ンデータとが再合成され、これによって得られる再合成
フーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的逆
フーリエ変換が施される。これによって得られる逆フー
リエ変換の施された再合成フーリエN次元パターンデー
タには、相違点の輪郭が抽出され、また移動パターンの
輪郭が抽出され、相違点や移動パターンが何でも合って
も、どこに存在するかが分かる。
データと照合フーリエN次元パターンデータとを合成
し、これによって得られる合成フーリエN次元パターン
データに対して振幅抑制処理(log処理や 等)を行ったうえN次元離散的フーリエ変換およびN次
元離散的逆フーリエ変換の何れか一方を施し、第2のパ
ターン処理手段によってフーリエ変換の施された合成フ
ーリエN次元パターンデータに対して振幅復元処理(lo
g処理や 等の逆関数処理)を行ったうえ、この振幅復元処理の行
われた合成フーリエN次元パターンデータと登録フーリ
エN次元パターンデータとを再合成し、これによって得
られる再合成フーリエN次元パターンデータに対してN
次元離散的逆フーリエ変換を施す。
データと照合フーリエN次元パターンデータとを合成
し、これによって得られる合成フーリエN次元パターン
データに対して振幅抑制処理(log処理や 等)を行ったうえN次元離散的フーリエ変換およびN次
元離散的逆フーリエ変換の何れか一方を施し、第2のパ
ターン処理手段によってフーリエ変換の施された合成フ
ーリエN次元パターンデータと登録フーリエN次元パタ
ーンデータとを再合成し、これによって得られる再合成
フーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的逆
フーリエ変換を施す。
ンデータにN次元離散的フーリエ変換を施してから振幅
抑制処理(log処理や 等)を行うことにより登録フーリエN次元パターンデー
タを作成し、照合パターンのN次元パターンデータにN
次元離散的フーリエ変換を施してから振幅抑制処理(lo
g処理や 等)を行うことにより照合フーリエN次元パターンデー
タを作成し、第2のパターン処理手段によってフーリエ
変換の施された合成フーリエN次元パターンデータと登
録フーリエN次元パターンデータとを再合成し、これに
よって得られる再合成フーリエN次元パターンデータに
対して振幅復元処理(log処理や 等の逆関数処理)をを行ってからN次元離散的逆フーリ
エ変換を施す。
ンデータにN次元離散的フーリエ変換を施してから振幅
抑制処理(log処理や 等)を行うことにより登録フーリエN次元パターンデー
タを作成し、照合パターンのN次元パターンデータにN
次元離散的フーリエ変換を施してから振幅抑制処理(lo
g処理や 等)を行うことにより照合フーリエN次元パターンデー
タを作成し、第2のパターン処理手段によってフーリエ
変換の施された合成フーリエN次元パターンデータと登
録フーリエN次元パターンデータとを再合成し、これに
よって得られる再合成フーリエN次元パターンデータに
対してN次元離散的逆フーリエ変換を施す。
録パターンと照合パターンとの相違点の抽出過程を説明
する図である。
ブロック構成図である。
(登録)パターンの登録動作を説明するためのフローチ
ャートである。
ターンと照合パターンとの相違点の抽出動作を説明する
ためのフローチャートである。
との相違点の抽出動作を説明するためのフローチャート
である。
動パターンの抽出過程を説明する図である。
ターンの抽出動作を説明するためのフローチャートであ
る。
明するためのフローチャートである。である。
応するパターン抽出アルゴリズムの機能ブロック図であ
る。
応するパターン抽出アルゴリズムの機能ブロック図であ
る。
ロック構成図であり、画像データからなる2次元パター
ンデータを照合する場合を説明する。図2において、10
は操作部、20はコントロール部であり、操作部10はテン
キー10−1,ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Displa
y)10−2およびCCD(Charge Coupled Device)カメラ1
0−3を備えている。コントロール部20は、CPU(Centra
l Processing Unit)を有してなる制御部20−1と、ROM
(Read Only Memory)20−2と、RAM(Random Access M
emory)20−3と、ハードディスク(HD)20−4と、フ
レームメモリ(FM)20−5と、外部接続部(I/F)20−
6と、フーリエ変換部(FFT)20−7とを備えてなり、R
OM20−2にはパターン抽出プログラムが格納されてい
る。
ターン)は図3に示すようにして登録される。すなわ
ち、パターン照合の開始前に、利用者は、テンキー10−
1を用いて基準パターンに割り当てられたIDナンバを入
力のうえ(ステップS301)、CCDカメラ10−3の視野範
囲の所定の位置に登録パターンを置く。これにより、登
録パターンの原画像が、A/D変換により、320×400画素,
256段階の濃淡画像(画像データ:2次元パターンデー
タ)として、コントロール部20へ与えられる。
ターンの画像データをフレームメモリ20−5を介して取
り込み(ステップS302)、取り込んだ登録パターンの画
像データ(図1A参照)をフーリエ変換部20−7へ送って
2次元離散的フーリエ変換(2次元DFT:two−dimension
al Discrete Fourier Transform)を施す(ステップS30
4)。これにより、図1Aに示された登録パターンの画像
データは、図1Bに示されるようなフーリエ画像データ
(登録フーリエ画像データ)FAとなる。制御部20−1
は、このフーリエ画像データFAを登録パターンの原画像
データとして、ハードディスク20−4内に入力されたID
ナンバと対応させてファイル化する(ステップS305)。
「コンピュータ画像処理入門、日本工業技術センター
編、pp.45−45」(文献1)等に説明されている。
パターンとの相違点の抽出は、図4に示すようにして行
われる。すなわち、利用者は、テンキー10−1を用いて
基準パターンに割り当てられたIDナンバを入力のうえ
(ステップS401)、CCDカメラ10−1の視野範囲の所定
の位置に照合パターンを置く。これにより、登録パター
ンの場合と同様にして、照合パターンの原画像データ
が、320×400画素,265階調の濃淡画像(画像データ:2次
元パターンデータ)として、コントロール部20へ与えら
れる。
与えられると、ハードディスク20−4内にファイル化さ
れている登録パターンから、そのIDナンバに対応する登
録パターンのフーリエ画像データFAを読み出す(ステッ
プS402)。次に、制御部20−1は、操作部10より与えら
れる照合パターンの画像データをフレームメモリ20−5
を介して取り込み(ステップS403),取り込んだ照合パ
ターンの画像データ(図1C参照)をフーリエ変換部20−
7へ送って2次元離散的フーリエ変換(2次元DFT)を
施す(ステップS405)。これにより、図1Cに示された照
合パターンの画像データは、図1Dに示されるようなフー
リエ画像データ(照合フーリエ画像データ)FBとなる。
パターンのフーリエ画像データFBとステップS402で読み
出した登録パターンのフーリエ画像データFAとを合成し
(ステップS406)、合成フーリエ画像データを得る。
像データをA・ejθとし、登録フーリエ画像データをB
・ejφとした場合、A・B・ej(θ−φ)で表され
る。但し、A,B,θ,φとも周波数(フーリエ)空間(u,
v)の関数とする。そして、A・B・e
j(θ−φ)は、 A・B・ej(θ−φ)=A・B・cos(θ−φ)+j・A・B・sin(θ−
φ) ・・・(1) として表され、A・ejθ=α1+jβ1、B・ejφ=α
2+jβ2とすると、 A=(α1 2+β1 2)1/2 B=(α2 2+β2 2)1/2 θ=tan-1(β1/α1) φ=tan-1(β2/α2) となる。この(1)式を計算することにより合成フーリ
エ画像データを得る。
めるようにしてもよい。
ータを得た後、位相限定相関法(Phase Only Correlati
on)を用いて振幅抑制処理を行う(ステップS407)。本
実施例では、振幅抑制処理として、log処理を行う。す
なわち、前述した合成フーリエ画像データの演算式であ
るA・B・ej(θ−φ)のlogをとり、log(A・B)
・ej(θ−φ)とすることにより、振幅であるA・Bを
log(A・B)に抑制する(A・B>log(A・B))。
上述した位相限定相関法は、画像の空間的な位相変化に
着目するように修正した相互相関(cross correlatio
n)であり、振幅情報が抑制されて位相情報のみに限定
された合成フーリエ画像データが求められる。
録パターンの採取時と照合パターンの採取時の照度差に
よる影響が小さくなる。すなわち、振幅抑制処理を行う
ことにより、各画素のスペクトラム強度が抑圧され、飛
び抜けた値がなくなり、より多くの情報が有効となる。
を行うものとしたが、 を行うようにしてもよい。また、log処理や に限らず、振幅を抑制することができればどのような処
理でもよい。振幅抑制で全ての振幅を一定値、例えば1
にすると、すなわち位相のみにすると、log処理や 等に比べ、計算量を減らすことができるという利点とデ
ータが少なくなるという利点がある。
1は、その振幅抑制処理を行った合成フーリエ画像デー
タをフーリエ変換部20−7へ送り、第2回目の2次元DF
Tを施す(ステップS408)。これにより、振幅抑制処理
の行われた合成フーリエ画像データは、図1Eに示される
ような合成フーリエ画像データとなる。
フーリエ画像データを取り込み、この合成フーリエ画像
データより中心部分を含む所定の相関成分エリアの各画
素の相関成分の強度(振幅)をスキャンし、各画素の相
関成分の強度のヒストグラムを求め、このヒストグラム
より相関成分エリア内の最も強度の高い画素(相関ピー
ク)を抽出する(ステップS409)。この場合、相関成分
エリアの中心付近に相関ピークが現れる。
ピークを含みその周辺をマスクする(ステップS410)。
すなわち、図1Fに示すように、図1Eに示される合成フー
リエ画像データに対し、白い点線で囲んだ領域S0をマス
クする。そして、この領域S0がマスクされた合成フーリ
エ画像データに対して2次元離散的逆フーリエ変換(2
次元IDFT:two−dimensional Inverse DFT)を施し(ス
テップS411)、この2次元IDFTの施された合成フーリエ
画像データに対して振幅復元処理を行う(ステップS41
2)。ここで、振幅復元処理は、ステップS407での振幅
抑制処理で行われた関数の逆関数を振幅に対して行う処
理のことを言い、 とした場合にはA2とし、logeAとした場合にはeAとす
る。
理の行われた合成フーリエ画像データとステップS402で
読み出されている登録フーリエ画像データFAとを再合成
し(ステップS413)、これによって得られる再合成フー
リエ画像データに対して2次元IDFTを施し(ステップS4
14)、図1Gに示すような再合成フーリエ画像データを得
る。
Bと照合パターンAとを合成したものから照合パターン
Aを抽出する意味である。具体的には次の2通り考えら
れる。この2つはどちらも等価である。
た場合、ステップS413での再合成は、(A・B)/B・e
j{(θ−φ)+φ}=A・ejθとする。
た場合、ステップS413での再合成は、(A・B)/B・e
j{φ−(θ−φ)}=A・ejθとする。
た再合成フーリエ画像データには、照合パターンのみに
存在するパターンの輪郭がそれと対応する位置に現れ
る。すなわち、図1Cに示す照合パターンでは、その一部
に自動車のパターンが重畳されている。この自動車のパ
ターンが照合パターンと登録パターンとの相違点として
図1Gに現れる。制御部20−1は、図1Gに現れている自動
車のパターンを、照合パターンのみに存在するパターン
として抽出する(ステップS415)。
出の場合、登録パターンには自動車のパターンが重畳さ
れておらず、照合パターンにのみ自動車のパターンが重
畳されている場合について説明した。これに対し、登録
パターンにも照合パターンにも自動車のパターンが重畳
されており、この自動車のパターンの位置が移動してい
る場合について以下に説明する。
したフローチャートと同様の処理を行い、図6に示すよ
うな処理過程を経て移動パターンを抽出する。但し、こ
の場合、図1Eに対応する処理過程である図6Eにおいて
は、背景を示す相関値P1と自動車を示す相関値P2が出現
する。この場合、相関値P1の方が大きく、相関ピークと
して抽出されるので、この相関ピークP1を含みその周辺
にマスクが施される(図6F参照)。
データに対して2次元IDFTを施し(ステップS411)、こ
の2次元IDFTの施された合成フーリエ画像データに対し
て振幅復元処理を行う(ステップS412)。そして、この
振幅復元処理の行われた合成フーリエ画像データとステ
ップS402で読み出された登録フーリエ画像データFAとを
再合成し(ステップS413)、これによって得られる再合
成フーリエ画像データに対して2次元IDFTを施し(ステ
ップS414)、図6Gに示すような再合成フーリエ画像デー
タを得る。
た再合成フーリエ画像データには、登録パターンと照合
パターンとの両方に存在する移動パターンの輪郭が、照
合パターンのそれと対応する位置に現れる。すなわち、
図6Cに示す照合パターンでは、図6Aに示す登録パターン
中の自動車の位置が移動している。この自動車のパター
ンが照合パターンと登録パターンのそれぞれ異なる位置
に存在する移動パターンとして図6Gに現れる。制御部20
−1は、図6Gに現れている自動車のパターンを、登録パ
ターンと照合パターンのそれぞれ異なる位置に存在する
移動パターンとして抽出する(ステップS416)。
−7において行うものとしたが、CPU20−1内で行うも
のとしてもよい。また、本実施例では、図4に示したス
テップS408にて2次元DFTを行うようにしたが、2次元D
FTではなく2次元IDFTを行うようにしてもよい。すなわ
ち、振幅抑制処理の施された合成フーリエ画像データに
対して2次元DFTを行うのに代えて、2次元IDFTを行う
ようにしてもよい。但し、ステップS408で2次元IDFTを
行った場合、ステップS411では2次元DFTを行う。2次
元DFTと2次元IDFTとは、定量的にみて照合精度は変わ
らない。2次元IDFTについては、先の文献1に説明され
ている。
対してステップS407で振幅抑制処理を施した後に、ステ
ップS408で2次元DFTを行うようにしたが、合成前の登
録フーリエ画像データFAおよび照合フーリエ画像データ
FBにそれぞれ振幅抑制処理を行った後に合成するように
してもよい。すなわち、図7に示すように、図4のステ
ップS407をなくし、登録フーリエ画像データFAを読み出
すステップS702と照合パターンの画像データの入力を行
うステップS704との間に振幅抑制処理を行うステップS7
03を設ける。さらに、照合パターンの画像データに2次
元DFTを施すステップS706と振幅抑制処理後の照合フー
リエ画像データFBと登録フーリエ画像データFAとの合成
を行うステップS708との間に振幅抑制処理を行うステッ
プS707を設ける。但し、この場合、図8に示すように、
2次元IDFTの施された合成フーリエ画像データとステッ
プ702で読み出された登録パターンのフーリエ画像デー
タとを再合成するステップS713の後に、振幅復元処理を
行うステップS714を設ける。
幅抑制処理によって、振幅抑制処理の施された登録フー
リエ画像データおよび照合フーリエ画像データが得ら
れ、これらのフーリエ画像データが合成されて合成フー
リエ画像データが得られる。なお、ステップS701,S709
〜S712,S717〜S717は図4および図5に示すステップS40
1,S409〜S412,S417〜S417と同一であり、その説明を省
略する。
図4および図5に示す合成フーリエ画像データとしてか
ら振幅抑制処理を行う場合に対して小さい。したがっ
て、図4に示す合成フーリエ画像データとしてから振幅
抑制処理を行う方が、図7に示す振幅制御処理を行って
から合成フーリエ画像データとする方法に比べて、その
相違点の位置や移動パターンの照合精度がアップする。
なお、図7および図8に示す振幅抑制処理を行ってから
合成フーリエ画像データとする場合にも、合成フーリエ
画像データに対して2次元DFTではなく、2次元IDFTを
行うようにしてもよい。
抽出処理について説明したが、3次元パターンの抽出処
理についても同様にして行うことが可能であり、2次
元,3次元に拘わらず多次元のパターンの抽出処理を同様
にして行うことができる。また、振幅抑制処理を行うも
のとしたが、振幅抑制処理は必ずしも行わなくてもよ
い。また、振幅抑制処理で全ての振幅を1とした場合、
すなわち位相限定を行った場合には、振幅復元処理を行
わなくてもよい。
するパターン抽出アルゴリズムの機能ブロック図を示
し、図10は図7および図8に示したフローチャートに対
応するパターン抽出アルゴリズムの機能ブロック図を示
す。図9および図10において、各機能ブロックにはフロ
ーチャートの各ステップと同一のステップ番号が付され
ており、付されたステップ番号に対応するステップの機
能をそれぞれ有する。
ターンとが空間周波数特性に基づいて照合され、この照
合結果として類似パターン間の相違点や移動パターンの
抽出を行うことが可能となり、短時間でしかも正確に品
質検査や異常検知(解析),移動物体の検出を行うこと
ができるようになる。
Claims (8)
- 【請求項1】登録パターンのN次元パターンデータにN
次元離散的フーリエ変換を施して登録フーリエN次元パ
ターンデータを作成する登録フーリエパターンデータ作
成手段と、 照合パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
ーリエ変換を施して照合フーリエN次元パターンデータ
を作成する照合フーリエパターンデータ作成手段と、 前記登録フーリエパターンデータ作成手段によって作成
された登録フーリエN次元パターンデータと前記照合フ
ーリエパターンデータ作成手段によって作成された照合
フーリエN次元パターンデータとを合成して得られる合
成フーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的
フーリエ変換およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れ
か一方を施す第1のパターン処理手段と、 前記第1のパターン処理手段によってフーリエ変換が施
された合成フーリエN次元パターンデータに出現する相
関成分エリア内の相関ピークを求め、求めた相関ピーク
を含む所定の領域をマスクするマスク処理手段と、 前記マスク処理手段によって所定領域がマスクされた合
成フーリエN次元パターンデータに対し、前記第1のパ
ターン処理手段においてN次元離散的フーリエ変換が施
されている場合にはN次元離散的逆フーリエ変換を施
し、前記第1のパターン処理手段においてN次元離散的
逆フーリエ変換が施されている場合にはN次元離散的フ
ーリエ変換を施す第2のパターン処理手段と、 前記第2のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
された合成フーリエN次元パターンデータと前記登録フ
ーリエパターンデータ作成手段によって作成された登録
フーリエN次元パターンデータとを再合成して得られる
再合成フーリエN次元パターンデータに対してN次元離
散的逆フーリエ変換を施す第3のパターン処理手段と を備えたことを特徴とするパターン抽出装置。 - 【請求項2】第1のパターン処理手段は、 前記登録フーリエパターンデータ作成手段によって作成
された登録フーリエN次元パターンデータと前記照合フ
ーリエパターンデータ作成手段によって作成された照合
フーリエN次元パターンデータとを合成するパターンデ
ータ合成手段と、前記パターンデータ合成手段によって
得られる合成フーリエN次元パターンデータに対して振
幅抑制処理を行う振幅抑制処理手段と、 前記振幅抑制処理手段によって振幅抑制された合成フー
リエN次元パターンデータに対してN次元離散的フーリ
エ変換およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れか一方
を施す第1のフーリエ変換手段と を備え、 前記第3のパターン処理手段は、 前記第2のパターン処理手段によってフーリエ変換され
た合成フーリエN次元パターンデータに対して振幅復元
処理を行う振幅復元処理手段と、 前記振幅復元処理手段によって振幅復元された合成フー
リエN次元パターンデータと前記登録フーリエパターン
データ作成手段によって作成された登録フーリエN次元
パターンデータとを再合成するパターンデータ再合成手
段と、 前記パターンデータ再合成手段によって得られた再合成
フーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的逆
フーリエ変換を施す第2のフーリエ変換手段と を備えたことを特徴とする請求の範囲第1項記載のパタ
ーン抽出装置。 - 【請求項3】前記第1のパターン処理手段は、 前記登録フーリエパターンデータ作成手段によって作成
された登録フーリエN次元パターンデータと前記照合フ
ーリエパターンデータ作成手段によって作成された照合
フーリエN次元パターンデータとを合成するパターンデ
ータ合成手段と、前記パターンデータ合成手段によって
得られた合成フーリエN次元パターンデータに対して振
幅抑制処理を行う振幅抑制処理手段と、 前記振幅抑制処理手段によって振幅抑制された合成フー
リエN次元パターンデータに対してN次元離散的フーリ
エ変換およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れか一方
を施す第1のフーリエ変換手段と を備え、 前記第3のパターン処理手段は、 前記第2のパターン処理手段によってフーリエ変換され
た合成フーリエN次元パターンデータと前記登録フーリ
エパターンデータ作成手段によって作成された登録フー
リエN次元パターンデータとを再合成するパターンデー
タ再合成手段と、 前記パターンデータ再合成手段によって得られた再合成
フーリエN次元パターンに対してN次元離散的逆フーリ
エ変換を施す第2のフーリエ変換手段を を備えたことを特徴とする請求項第1項記載のパターン
抽出装置。 - 【請求項4】前記登録フーリエパターンデータ作成手段
は、 登録パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
ーリエ変換を施す第1のフーリエ変換手段と、 前記第1のフーリエ変換手段によってフーリエ変換され
た登録パターンのN次元パターンデータに対し振幅抑制
処理を行って登録フーリエN次元パターンデータを作成
する第1の振幅抑制処理手段と を備え、 前記照合フーリエパターンデータ作成手段は、 照合パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
ーリエ変換を施す第2のフーリエ変換手段と、 前記第2のフーリエ変換手段によってフーリエ変換され
た照合パターンのN次元パターンデータに対し振幅抑制
処理を行って照合フーリエN次元パターンデータを作成
する第2の振幅抑制処理手段と を備え、 前記第3のパターン処理手段は、 前記第2のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
された合成フーリエN次元パターンデータと前記登録フ
ーリエパターンデータ作成手段によって作成された登録
フーリエN次元パターンデータとを再合成するパターン
データ再合成手段と、 前記パターンデータ再合成手段によって得られた再合成
フーリエN次元パターンデータに対して振幅復元処理を
行う振幅復元処理手段と、 前記振幅復元処理手段によって振幅復元された再合成フ
ーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的逆フ
ーリエ変換を施す第3のフーリエ変換手段と を備えたことを特徴とする請求項第1項記載のパターン
抽出装置。 - 【請求項5】前記登録フーリエパターンデータ作成手段
は、 登録パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
ーリエ変換を施す第1のフーリエ変換手段と、 前記第1のフーリエ変換手段によってフーリエ変換され
た登録パターンのN次元パターンデータに対し振幅抑制
処理を行って登録フーリエN次元パターンデータを作成
する第1の振幅抑制処理手段と を備え、 前記照合フーリエパターンデータ作成手段は、 照合パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
ーリエ変換を施す第2のフーリエ変換手段と、 前記第2のフーリエ変換手段によってフーリエ変換され
た照合パターンのN次元パターンデータに対し振幅抑制
処理を行って照合フーリエN次元パターンデータを作成
する第2の振幅抑制処理手段と を備え、 前記第3のパターン処理手段は、 前記第2のパターン処理手段によってフーリエ変換され
た合成フーリエN次元パターンデータと前記登録フーリ
エパターンデータ作成手段によって作成された登録フー
リエN次元パターンデータとを再合成するパターンデー
タ再合成手段と、 前記パターンデータ再合成手段によって得られた再合成
フーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的逆
フーリエ変換を施す第3のフーリエ変換手段と を備えたことを特徴とする請求項第1項記載のパターン
抽出装置。 - 【請求項6】前記マスク処理手段は、 前記第1のパターン処理手段によってフーリエ変換が施
された合成フーリエN次元パターンデータの相関成分の
強度のヒストグラムに基づいて相関成分エリア内の相関
ピークを求める相関ピーク算出手段と、 前記相関ピーク算出手段によって求められた相関ピーク
を含む所定の領域をマスクするマスク手段と を備えたことを特徴とする請求項第1項記載のパターン
抽出装置。 - 【請求項7】前記第3のパターン処理手段によって逆フ
ーリエ変換された再合成フーリエN次元パターンデータ
から照合パターンにのみに存在する相違パターンを抽出
するパターン抽出手段をさらに備えたことを特徴とする
請求項第1項記載のパターン抽出装置。 - 【請求項8】前記第3のパターン処理手段によって逆フ
ーリエ変換された再合成フーリエN次元パターンデータ
から照合パターンと登録パターンのそれぞれ異なる位置
に存在する移動パターンを抽出するパターン抽出手段を
さらに備えたことを特徴とする請求項第1項記載のパタ
ーン抽出装置。
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