JP2010230578A - 偏芯量測定方法 - Google Patents

偏芯量測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010230578A
JP2010230578A JP2009080213A JP2009080213A JP2010230578A JP 2010230578 A JP2010230578 A JP 2010230578A JP 2009080213 A JP2009080213 A JP 2009080213A JP 2009080213 A JP2009080213 A JP 2009080213A JP 2010230578 A JP2010230578 A JP 2010230578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
index
eccentricity
matching
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2009080213A
Other languages
English (en)
Inventor
Souto Katsura
宗涛 葛
Kenichi Takahashi
研一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009080213A priority Critical patent/JP2010230578A/ja
Priority to AT10157604T priority patent/ATE540287T1/de
Priority to EP10157604A priority patent/EP2233884B1/en
Priority to US12/732,836 priority patent/US7792366B1/en
Publication of JP2010230578A publication Critical patent/JP2010230578A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/26Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes
    • G01B11/27Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes for testing the alignment of axes
    • G01B11/272Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes for testing the alignment of axes using photoelectric detection means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/02Testing optical properties
    • G01M11/0221Testing optical properties by determining the optical axis or position of lenses
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

【課題】オートコリメーション法を用いて被検光学素子の偏芯量を測定する場合に、撮像面上での、被検光学素子の各面からの指標の像の誤測定を簡易に防止する。
【解決手段】被検光学素子上に指標を通過した光を照射し、撮像面上に指標の像を形成する(S401)。基準画像m(x, y)にFFTを施してM(h, k)を得、被検査画像n(x, y)にFFTを施してN(h, k)を得る(S402)。FFT後の基準画像M(h, k)と被検査画像N(h, k)の位相限定相関をとり、関数R(h, k)を得る(S403)。得られた位相限定相関関数R(h, k)に逆FFTを施してr(x, y)を得る(S404)。最大ピークの座標を特定して第1面の指標の像位置とする(S405)。2番目に大きいピークが特定できるかについて判断し(S406)、この結果がNOであれば、最大ピークの指標の像を消去し(S408)、再度、最大ピークの座標を特定して第2面の指標の像位置とする(S409)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ等の光学素子における被検面の偏芯量を測定する偏芯量測定方法に関し、特に、被検体の表裏各面からの反射光によって結像面上に結像される各指標の像の位置を特定しうる偏芯量測定方法に関するものである。
レンズの評価や検査の重要項目として、レンズ面の偏芯量の測定がある。
偏芯量の測定手法としては、例えば、図13に示す反射式の偏芯測定装置を用いたオートコリメーション法と称される手法が知られている(下記特許文献1参照)。この偏芯測定装置は、被検レンズ(球面レンズ)110を、その中心軸を中心として回転可能に設置される基台122と、光源111と、光源111からの光を通過させる指標板(ピンホール板、レチクル板)112と、光軸に沿って被検レンズ110に光を照射する測定用光学系131と、被検レンズ110からの光を観測するための撮像手段を備えている。また、上記測定用光学系131は、光源111から射出され指標板112を通過した光を略直角に反射するビームスプリッタ113と、ビームスプリッタ113からの光を平行光束とするコリメータレンズ114と、この平行光束を被検レンズ110の近軸焦点に収束せしめる対物レンズ115とを備えている。さらに、上記撮像手段は、上記ビームスプリッタ113を透過した被検レンズ110からの光を観測する撮像面を備えたCCDカメラ121からなる。
上記偏芯測定装置を用いて偏芯量測定を行う際には、指標板112を通過した光源111からの光を測定用光学系131により被検レンズ110に照射する。
このとき、対物レンズ115の光収束位置Pを移動することにより、被検レンズ110の被検面(上面)の曲率中心に光収束位置Pを一致させる。被検レンズ110の被検面に入射した光は、この被検面の曲率中心から発せられた光と同等とみなせるから、被検面から、入射経路を逆進するように反射される。この反射光について、ビームスプリッタ113を透過せしめてCCDカメラ121に入射させる。この後、基台122を回転させながら被検レンズ110からの反射像を観測すると、偏芯がある場合には、ピンホールの像の軌跡が円を描き、この円の半径を計測することで被検レンズ110の偏芯量を求めることができる。
ここで、被検レンズ110は上方被検面とは逆側の下方被検面(設置面)が基台上に支持されている。この下方被検面も球面であるから、基本的には被検レンズ110を基台122上でずらしても下方被検面の曲率中心の位置は変化しない。そこで、このような偏芯測定装置では、得られた偏芯量測定値をそのまま、被検面についての最終的な偏芯量とするようにしていた。
また、本願出願人は、上記測定装置においては、指標(レチクル)の像としてピンホールの像を用いており、その像の中心位置を特定することが難しいことに鑑み、上記指標をピンホールの像に替えて十字線形状の像とし、さらにこの十字線形状の像の中心位置を特定する手法を提案している(下記特許文献2参照)。
特開2007−327771号公報 特願2008−152296号明細書
しかしながら、上記従来手法によって被検レンズ110の偏芯量を求める場合には、被検体の表裏各面からの反射光による2つの指標の像が撮像面上に結像し、互いに重なり合う場合も生じることから、指標の像に基づき、各面ごとの偏芯量を精度良く測定することが難しかった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、オートコリメーション法を用いて被検光学素子の偏芯量を測定する場合に、結像面(撮像面)上での、被検光学素子の各面からの指標の像の誤検出を簡易に防止することを目的とするものである。
上記課題を解決するため本発明に係る偏芯量測定方法は、
所定の軸を中心として回転可能な基台に被検光学素子を設置し、該設置された被検光学素子の表裏の被検面各々に対して光源からの光を所定形状の指標を含む測定用光学系を介して照射し、該表裏の被検面各々からの反射光を結像面上に導き、該反射光により該結像面上に形成された、該表裏の被検面各々に係る前記指標の像を、前記基台の少なくとも3つの所定回転位置毎に得るようにし、これら少なくとも3つの指標の像の位置に基づき前記表裏の被検面各々の偏芯量を得、これら被検面各々の偏芯量の差に基づいて被検光学素子の偏芯量を測定する偏芯量測定方法において、
前記基台の所定回転位置毎に、前記指標の像を検出する際には、まず、該指標の像の基準形状をなすマッチング基準画像m(x, y)を作成し、
該結像面上の画像n(x, y)と、該マッチング基準画像m(x, y)とのマッチング処理を行い、
マッチング強度が最大となる指標の像を、前記表裏の被検面の一方における前記指標の像として取得し、
次に、前記マッチング強度が2番目に大きい指標の像の位置が特定された場合は、この指標の像を前記表裏の被検面の他方における前記指標の像として取得し、その一方、前記マッチング強度が2番目に大きい指標の像の位置の特定が困難な場合は、前記マッチング強度が最大となる指標の像を取得画像から消去する処理を行なった上で、当該消去処理後の前記結像面上の画像n´(x, y)と、前記マッチング基準画像m(x, y)とのマッチング処理を行なって、このときのマッチング強度が最大となる指標の像を、前記表裏の被検面の他方における前記指標の像として取得することを特徴とするものである。
なお、上記偏芯量測定方法において、前記マッチング処理は位相限定相関方法を用いることが好ましい。
なお、結像された像の明るさがより大きいものが光源とは反対側の面を表す場合もあることから、その各面の反射強度を事前に測定しておき、この測定結果に基づいて、指標の像が、表裏いずれの面に係るものかを判断することが、誤判断の発生を確実に阻止する上で好ましい。
なお、本願明細書において「マッチング」とは、一般に、テンプレートマッチング等と称される画像処理の一手法であり、特定のパターンを検出するために、テンプレートとなる基準画像を用意し、これを被検画像と照らしあわせ、この被検画像中に基準画像と合致するパターンを検出した場合に、この検出したパターンの被検画像上での位置を求める手法をいうものとする。したがって、本願明細書において「マッチング処理」とは当該手法を実行する処理を意味し、「マッチング基準画像」とは、上記テンプレートとされた基準画像を意味し、さらに、「マッチング強度」とは、被検画像を基準画像と照らしあわせた際において、被検画像中のパターンの基準画像と合致する度合いを意味するものとする。
本発明に係る偏芯量測定方法においては、撮像面上に結像された被検体表裏各面からの指標の像について、マッチング処理を施すことで、結像された像の明るさに応じて確実に識別するようにしており、被検体表裏各面に係る指標の像の位置を高精度に特定することができるので、表裏各面の偏芯量を確実に検出することができる。
なお、一般には、結像された像の明るさがより大きいものが光源側の面を表し、結像された像の明るさが2番目に大きいものが、光源とは反対側の面を表すものとなる。
本発明の一実施形態に係る偏芯量測定方法の概略を説明するためのフローチャートである。 図1に示す、指標の像の座標取得処理を行なうためのサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る偏芯量測定方法を実施するための偏芯量測定装置の概略構成図である。 Vブロックと回転円板よりなるチャック機構を示す概略斜視図である。 偏芯量Ecの定義を説明するための図である。 本実施形態方法において、マッチング基準画像に係る十字線の像を示す概略図である。 本実施形態方法において、撮像面上に形成された2つの十字線の像を示す概略図である。 図7に示す被検査画像に対し、Halconの動的閾値法を用いて得られた2値化画像を表すものである。 本実施形態方法において、位相限定相関関数r(h, k)による評価画像を示すものである。 X,Y両方向での相関関数値を示すグラフである。 第1面および第2面からの反射に係る十字線の各指標の像が互いに近接した位置とされた場合における画像を示すものである。 指標をピンホール状に変更した場合の画像を示すものである。 従来の偏芯量測定装置を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る実施形態について、上述した図面を参照しながら詳細に説明する。
まず図3に基づいて、本発明の一実施形態に係る偏芯量測定方法を実施するための反射タイプの偏芯量測定装置の概略構成について説明する。
この偏芯量測定装置1は、被検レンズ10の偏芯量を測定するものであり、被検面となる上面10Aおよび下面10Bに光を照射する光源11と、光源11からの光束を通過させる、十字形状のスリットを有するレチクル板12と、測定用光学系31とを有し、この測定用光学系31は、レチクル板12からの光を略直角に反射するビームスプリッタ13と、入射された光を平行光束とするコリメータレンズ14と、平行光束を所定位置(光収束点)Pに収束せしめる対物レンズ15とを備えている。
また、この偏芯量測定装置1では、上面10Aおよび下面10Bからの反射光が、対物レンズ15、コリメータレンズ14およびビームスプリッタ13を介して入射され、レチクル板12の指標の像を撮像するCCDカメラ21を有している。
また、この偏芯量測定装置1では、被検レンズ10を載置するレンズ載置部材22と、このレンズ載置部材22を所定の回転軸を中心として回転させる被検レンズ回転駆動手段23と、上記測定用光学系31および上記CCDカメラ21を一体的に保持しつつ、該測定用光学系31の光軸Zの方向に移動せしめるZ軸移動ステージ24と、被検レンズ回転駆動手段23およびZ軸移動ステージ24を一体的に載設固定せしめる固定台25とを有している。
また、CCDカメラ21で得られた像情報を解析し、演算する解析演算部32が設けられている。
なお、偏芯がある場合には、上記指標の像の軌跡が円を描くので、この円の半径を計測することで被検レンズ10の偏芯量を求めることができる。
ここで、上記レンズ載置部材22は、その上方端面縁部において被検レンズ10を支持する(真空チャッッキング等により吸引保持する)円筒形状の載置部材を用いてもよいが、例えば図4に示すような、Vブロック51と回転円板52よりなるチャック機構により被検レンズ10をその側方において挟持し、該回転円板52を回転駆動することにより、被検レンズ10を回転させるようにすれば、被検レンズ10の位置決めを高精度で行うことができる。
なお、いずれの方法により被検レンズ10を載置する場合にも、被検レンズ10の回転軸Wを被検レンズ10の光軸zと一致させるように位置調整を行うことが望ましい。
ここで、図5を用いて偏芯量Ecの定義をしておく。
すなわち、被検レンズ10の両面(上面10A、下面10B)がともに球面であるとすると、上面10Aの曲率中心Cは上面10Aの光軸上に位置し、下面10Bの曲率中心Cは下面10Bの光軸上に位置する。2つの曲率中心C、Cを結ぶ直線が被検レンズ10の光軸zであり、被検レンズ10の回転軸Wが下面10Bの光軸に一致しているものとすると、この被検レンズ10の光軸zと下面10Bの光軸とが角度をもって交差している場合、上面10Aの曲率中心Cから下面10Bの光軸に下ろした垂線の長さを偏芯量Ecと定義する。被検レンズ10の回転軸Wが下面10Bの光軸に一致していない場合は、上面10Aの曲率中心Cから被検レンズ10の回転軸Wに下ろした垂線の長さを偏芯量Ecとする。
ところで、上記上面10Aおよび下面10Bからの反射光による指標の像が、互いに近い撮像面上の位置に形成されるときは、いずれが上面10Aからで、いずれが下面10Bからの反射光によるものなのか、自動的に特定することが難しい。特に、指標の像が十字線である場合には、互いの十字線が交差するため、互いに識別することが困難な場合があり、偏芯量の誤測定を防止することが難しかった。
そこで、本実施形態のものでは、各々の指標の像の位置を特定するにあたって、図1、2に示すアルゴリズムを用いるようにしている。
すなわち、図1に示すように、本実施形態方法においては、まず、初期設定として、被検レンズ(被検光学素子)10をレンズ載置部材(基台)22上に設置する(S1)。
次に、上述したように、被検レンズ10(被検光学素子)を所定角度ずつ回転させる操作の度に、十字形状の指標の像の中心位置が測定されるが、被検レンズ10を、例えば1回転させる間の測定回数Nを設定する。このNの数としては、ユーザが適宜選択でき、例えば、少なくとも2以上、望ましくは3以上であるが、測定精度の高さに応じて数十とすることも可能である(S2)。
次に、被検レンズ回転駆動手段23(回転ステージ)を基準位置まで回転させる。
つづいて、本発明のポイントとなる、各レンズ面に係る指標の像の座標位置を取得する処理を行なう(S4)。
次に、ステップ2(S2)の初期設定において設定した測定回数Nを1だけ減算し(S5)、測定回数Nが0となっているか否かを判断する(S6)。Nが0となっていなければ(NO)、被検レンズ回転駆動手段23(回転ステージ)を所定角度(測定角度位置が均等に設定されているのであれば360度/N)だけ回転させて(S7)、ステップ4(S4)に戻り、S4〜S6の処理を繰り返して行う。一方、Nが0となっていれば(YES)、測定を終了する。
そして、このようにして得られた各指標の像を各回転位置毎に取得し、これらにより描かれる各円(表裏各面毎の円)の中心位置を求め、これら各円の中心位置間の距離(曲率中心Cから、被検面(設置面)10Bの光軸に下ろした垂線の長さ)から上記偏芯量Ecを求めることができる。
また、上記各レンズ面に係る指標の像の座標位置を取得する処理(S4)を、当該処理を具体的に表した図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
すなわち、まず、被検光学素子上に指標を通過した光を照射し、この被検光学素子各面からの反射光により撮像面上に指標の像を形成する(S401)。
次に、予め作成しておいたマッチング基準画像m(x, y)にFFT処理を施して画像M(h, k)を得、一方、撮像面上に形成された画像(以下、被検査画像と称する)n(x, y)にFFT処理を施して画像N(h, k)を得る(S402)。
次に、FFT処理後のマッチング基準画像M(h, k)とFFT処理後の被検査画像N(h, k)との位相限定相関をとり、関数R(h, k)を得る(S403)。
次に、得られた位相限定相関関数R(h, k)に逆フーリエ変換処理を施してr(x, y)を得る(S404)。
次に、最大ピークの座標を特定して第1面に係る指標の像の座標として記憶する(S405)。
次に、2番目に大きいピークが特定できるかについて判断する(S406)。
その結果、YESであれば、2番目に大きいピークの座標を特定して第2面に係る指標の像の座標として記憶し(S407)、サブルーチン処理を終了する。
一方、上記の判断結果がNOであれば、最大ピークの指標の像を消去し(S408)、その状態で、再度、最大ピークの座標を特定し、それを第2面に係る指標の像の座標として(S409)、サブルーチン処理を終了する。
このように、2番目に大きいピークの位置が最大ピークの位置に近いような場合には、2番目に大きいピークに係る指標の像(第2面に係る指標の像)が最大ピークに係る指標の像(第1面に係る指標の像)に隠されて(あるいは識別困難となり)明確に把握できないことがあるが、本実施形態においては、そのように2番目に大きいピークに係る指標の像(第2面に係る指標の像)が明確に把握できないような場合には、最大ピークに係る指標の像(第1面に係る指標の像)を画像中から消去した後、再度、最大ピークに係る指標の像(第2面に係る指標の像)を把握するようにしているので、2番目に大きいピークに係る指標の像(第2面に係る指標の像)の位置を確実に特定することができる。
以下、図6〜11の実施例画像データを用いて、上記実施形態方法のポイントであるステップ402〜404(S402〜404)について、より詳しく説明する。
図6は、上記ステップ402(S402)のマッチング基準画像m(x, y)を示すものである。本図においては、このマッチング基準画像の指標の像の中心位置が(268,198)に配されたときの様子が示されている(全体画素512×512:中心座標(256,256))。同様に図7は、上記ステップ402(S402)の、被検査画像n(x, y)を示すものであり、図8は、この被検査画像に対して、Halconの動的閾値法による処理を施し、得られた2値化画像を表すようにしたものである。その指標の像の中心位置は(252,194)とされている。この状態で、マッチング基準画像m(x, y)と被検査画像n(x, y)にFFT処理を施し、このFFT処理後のマッチング基準画像M(h, k)とFFT処理後の被検査画像N(h,
k)を得ることになる。
次に、上記ステップ403(S403)に示すように、FFT処理後のマッチング基準画像M(h, k)とFFT処理後の被検査画像N(h, k)の位相限定相関をとり、位相限定相関関数R(h, k)を得る。
ここで、位相限定相関法とは、振幅スペクトルを1に正規化した画像(位相限定画像)に対して相関をとる方法をいうものであり、そのため、位相限定相関法では振幅スペクトルの変化を受けることなく相関を計算することが可能である。
下式は、位相限定相関R(h, k)を表すものである。
Figure 2010230578
また、上記ステップ404(S404)は、上記位相限定相関関数に逆FFT処理を行って、位相限定相関関数r(h, k)を得るものであるが、図9は、この位相限定相関関数r(h, k)による評価画像を示すものである(ピークの中心位置座標(241,252))。このように、マッチング基準画像と被検査画像との間に相関がある場合には、相関関数値を示す図10のグラフ中に高いピークが現れる((A)がX断面の相関関数値を、(B)がY断面の相関関数値を、各々表す)ので、このピークが現れた位置に、指標の像が存在することが分かる。なお、そのピークの位置座標(241、252)と画像の中心位置座標(原点256、256)との距離(15、4)はマッチング基準画像の中心位置座標(268、198)と被検査画像の中心位置座標(252、194)との距離(16、4)に略一致する。
本実施形態においては、このような手法を用いたことにより、被検体第1面の指標の像と被検体第2面の指標の像のいずれにおいても、正確に像位置を検出することが可能である。これにより、レンズ等の光学素子における被検面の偏芯量を高精度に測定することができる。
このようにして、被検体第1面の指標の像と被検体第2面の指標の像を、光学レンズの表裏面の各々とすることができる。
なお、図9に示された評価画像によっては、ピーク値(強度が大きい位置)の特定が難しいが、上記図10に示すように、X,Y両断面方向での各相関関数値を示すグラフによれば、ピーク値と周辺との強度の差が大きいので、指標の像の位置を正確に特定することができる。
また、一般に、大きいピークは数画素に亘る分布となるので、そのピークを、2次関数等でフィッティングすることで、サブピクセルの分解能が得られる(理論上1/100画素の分解能を得ることが可能)。
また、本発明方法は、例えば、指標が図11に示すように、交差線が長い十字型マークであって、第2面からの反射に係る十字線の指標の像が、光強度が強い第1面からの反射に係る十字線の指標の像と近接した位置とされた場合に、特に有効である。
さらに、このような第1の面と第2の面に係る2つの指標の像が互いに近接配置されたことによる弊害をより小さくするためには、例えば図12に示すように、指標を、十字線ではなくピンホール状に変更することで、2つの指標の像が離間している状態(A)のみならず近接している状態(B)においても、識別可能である。
また、指標の形状を、例えば、2つの線分の交差角が90°以外の角度、例えば45°となるような、X字形状の指標およびその像形状とすることが可能である。
また、上記実施形態方法では、マッチング処理として位相限定相関を用いているが、マッチング処理の手法としては、他の手法を用いることが可能である。
1 偏芯量測定装置
10、110 被検レンズ
10A 被検面
10B 被検面(設置面)
11、111 光源
12 レチクル板
13、113 ビームスプリッタ
14、114 コリメータレンズ
15、115 対物レンズ
21、121 CCDカメラ
22 レンズ載置部材
23 被検レンズ回転駆動手段
24 Z軸移動ステージ
25 固定台
31、131 測定用光学系
32 解析演算部
51 Vブロック
52 回転円板
112 指標板(ピンホール板)
122 基台

Claims (2)

  1. 所定の軸を中心として回転可能な基台に被検光学素子を設置し、該設置された被検光学素子の表裏の被検面各々に対して光源からの光を所定形状の指標を含む測定用光学系を介して照射し、該表裏の被検面各々からの反射光を結像面上に導き、該反射光により該結像面上に形成された、該表裏の被検面各々に係る前記指標の像を、前記基台の少なくとも3つの所定回転位置毎に得るようにし、これら少なくとも3つの指標の像の位置に基づき前記表裏の被検面各々の偏芯量を得、これら被検面各々の偏芯量の差に基づいて被検光学素子の偏芯量を測定する偏芯量測定方法において、
    前記基台の所定回転位置毎に、前記指標の像を検出する際には、まず、該指標の像の基準形状をなすマッチング基準画像m(x, y)を作成し、
    該結像面上の画像n(x, y)と、該マッチング基準画像m(x, y)とのマッチング処理を行い、
    マッチング強度が最大となる指標の像を、前記表裏の被検面の一方における前記指標の像として取得し、
    次に、前記マッチング強度が2番目に大きい指標の像の位置が特定された場合は、この指標の像を前記表裏の被検面の他方における前記指標の像として取得し、その一方、前記マッチング強度が2番目に大きい指標の像の位置の特定が困難な場合は、前記マッチング強度が最大となる指標の像を取得画像から消去する処理を行なった上で、当該消去処理後の前記結像面上の画像n´(x, y)と、前記マッチング基準画像m(x, y)とのマッチング処理を行なって、このときのマッチング強度が最大となる指標の像を、前記表裏の被検面の他方における前記指標の像として取得することを特徴とする偏芯量測定方法。
  2. 前記マッチング処理は位相限定相関法を用いることを特徴とする請求項1記載の偏芯量測定方法。
JP2009080213A 2009-03-27 2009-03-27 偏芯量測定方法 Ceased JP2010230578A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080213A JP2010230578A (ja) 2009-03-27 2009-03-27 偏芯量測定方法
AT10157604T ATE540287T1 (de) 2009-03-27 2010-03-24 Verfahren zum messen der exzentrizitätsmenge
EP10157604A EP2233884B1 (en) 2009-03-27 2010-03-24 Method of measuring amount of eccentricity
US12/732,836 US7792366B1 (en) 2009-03-27 2010-03-26 Method of measuring amount of eccentricity

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080213A JP2010230578A (ja) 2009-03-27 2009-03-27 偏芯量測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010230578A true JP2010230578A (ja) 2010-10-14

Family

ID=42270596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009080213A Ceased JP2010230578A (ja) 2009-03-27 2009-03-27 偏芯量測定方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7792366B1 (ja)
EP (1) EP2233884B1 (ja)
JP (1) JP2010230578A (ja)
AT (1) ATE540287T1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6677861B1 (ja) * 2019-09-24 2020-04-08 株式会社アサヒビジョン レンズ光学特性測定装置、レンズ光学特性測定方法、プログラム、及び、記録媒体
WO2020250452A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 株式会社レクザム レンズ光学特性測定装置、レンズ光学特性測定方法、プログラム、及び、記録媒体

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2481476B (en) * 2010-11-29 2012-07-04 Ophir Optronics Ltd Centring method for optical elements
DE102014208636B4 (de) * 2014-05-08 2018-06-28 Asphericon Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Messung einer Dezentrierung und Verkippung von Flächen eines optischen Elements
EP3037800B1 (de) 2014-12-24 2018-04-04 Trioptics GmbH Messung der Positionen von Krümmungsmittelpunkten optischer Flächen eines ein-oder mehrlinsigen optischen Systems
CN109668528A (zh) * 2018-12-29 2019-04-23 武汉重型机床集团有限公司 一种超长床身直线度检测方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998020454A1 (fr) * 1996-11-01 1998-05-14 Yamatake Corporation Appareil d'extraction de structure
JP2007327771A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Fujinon Corp 偏芯量測定方法
JP2008298739A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Fujinon Corp 偏芯量測定装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4038727A1 (de) * 1990-12-05 1992-06-11 Ilmenau Tech Hochschule Anordnung zur justierung von linsen
EP0602730B1 (en) * 1992-12-18 2002-06-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Registration of Volumetric images which are relatively elastically deformed by matching surfaces
JPH11144054A (ja) * 1997-11-06 1999-05-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像認識方法および画像認識装置ならびに記録媒体
JP3019086B1 (ja) * 1998-11-09 2000-03-13 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置および画像処理方法、画像形成装置
US6806899B1 (en) * 1999-07-17 2004-10-19 David F. Schaack Focusing systems for perspective dimensional measurements and optical metrology
JP4549468B2 (ja) * 1999-12-28 2010-09-22 株式会社トプコン レンズメータ
JP3893829B2 (ja) * 2000-01-14 2007-03-14 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置および画像処理方法ならびに画像形成装置
US6507713B2 (en) * 2000-03-27 2003-01-14 Ricoh Company, Ltd. Image-formation apparatus, controlling method thereof and image-formation method
JP2002107309A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Toshiba Corp 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
US6951392B2 (en) * 2003-07-09 2005-10-04 3M Innovative Properties Company Lens having at least one lens centration mark and methods of making and using same

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998020454A1 (fr) * 1996-11-01 1998-05-14 Yamatake Corporation Appareil d'extraction de structure
JP2007327771A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Fujinon Corp 偏芯量測定方法
JP2008298739A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Fujinon Corp 偏芯量測定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020250452A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 株式会社レクザム レンズ光学特性測定装置、レンズ光学特性測定方法、プログラム、及び、記録媒体
JP6677861B1 (ja) * 2019-09-24 2020-04-08 株式会社アサヒビジョン レンズ光学特性測定装置、レンズ光学特性測定方法、プログラム、及び、記録媒体
WO2021059355A1 (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 株式会社レクザム レンズ光学特性測定装置、レンズ光学特性測定方法、プログラム、及び、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
EP2233884B1 (en) 2012-01-04
ATE540287T1 (de) 2012-01-15
US20100245804A1 (en) 2010-09-30
US7792366B1 (en) 2010-09-07
EP2233884A1 (en) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4774332B2 (ja) 偏芯量測定方法
TWI510770B (zh) 用於決定影像感測器之傾斜的方法
US10041874B2 (en) Optical measurement method and appartus
JP5882730B2 (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
TWI600897B (zh) 用於偵測晶圓上之缺陷之電腦實施方法、非暫時性電腦可讀媒體及系統
US9106807B2 (en) Device for noncontact determination of edge profile at a thin disk-shaped object
KR100981401B1 (ko) 미소 변위 계측법 및 장치
CN106052591B (zh) 测量设备、测量方法、系统和物品生产方法
JP2010230578A (ja) 偏芯量測定方法
JP5808519B2 (ja) 2つの測定ユニットを有する表面測定装置
US20120253165A1 (en) Intraocular pressure detecting device and detecting method thereof
TWI636234B (zh) 外形量測方法、外形量測設備及形變檢測設備
BR112015016646B1 (pt) Método e dispositivo para teste ultrassnico de um objeto de teste
CN104034352B (zh) 采用激光跟踪仪和干涉检验测量空间相机场曲的方法
CN111369484B (zh) 钢轨廓形检测方法及装置
EP2577265B1 (en) Apparatus and method for locating the centre of a beam profile
TW201937158A (zh) 用於基板的光學檢查的方法和系統
JP2004163129A (ja) 欠陥検査方法
TWM543370U (zh) 一種測試圖樣;以及檢測鏡頭用光箱
JP3599921B2 (ja) 屈折率分布の測定方法及び装置
JP2012073084A (ja) レンズ検査装置及び方法
JP2013024737A (ja) 3次元形状測定方法及び装置並びに3次元形状測定用顕微鏡装置
JP2007017431A (ja) 偏芯量測定方法
JP2024084365A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2021067567A (ja) 偏心量測定方法および偏心量測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130318

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130327

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20130731