JP3263913B2 - パターン照合装置 - Google Patents

パターン照合装置

Info

Publication number
JP3263913B2
JP3263913B2 JP21102896A JP21102896A JP3263913B2 JP 3263913 B2 JP3263913 B2 JP 3263913B2 JP 21102896 A JP21102896 A JP 21102896A JP 21102896 A JP21102896 A JP 21102896A JP 3263913 B2 JP3263913 B2 JP 3263913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fourier
dimensional
pattern data
pattern
registered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21102896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1055443A (ja
Inventor
寛 中島
孝次 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP21102896A priority Critical patent/JP3263913B2/ja
Publication of JPH1055443A publication Critical patent/JPH1055443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3263913B2 publication Critical patent/JP3263913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空間周波数特性
に基づいてN次元のパターン〔例えば、音声(1次
元)、指紋,網膜,顔(2次元)、立体像(3次元)〕
の照合を行うパターン照合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ室や重要機械室への
入退室管理、コンピュータ端末や銀行の金融端末へのア
クセス管理などの個人認識を必要とする分野において、
これまでの暗証番号やIDカードに代わって、音声照合
装置や指紋照合装置が採用されつつある。
【0003】本出願人は、先に特願平7−108526
号として、「パターン照合装置」を提案した。このパタ
ーン照合装置では、照合指紋の画像データ(2次元パタ
ーンデータ)に2次元離散的フーリエ変換を施して照合
フーリエ画像データを作成する。そして、この照合フー
リエ画像データと同様の処理を施して作成されている登
録指紋の登録フーリエ画像データとを合成し、この合成
フーリエ画像データに対して振幅抑制処理(log処
理)を行ったうえ、2次元離散的フーリエ変換を施す。
そして、この2次元離散的フーリエ変換の施された合成
フーリエ画像データに出現する所定の相関成分エリアよ
りその相関成分の強度の高い上位n画素を抽出し、この
抽出したn画素の相関成分の強度の平均を相関値とし、
しきい値と比較する。相関値がしきい値よりも高ければ
登録指紋と照合指紋とは一致したと判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このパ
ターン照合装置では、登録指紋と照合指紋との位置ずれ
が大きいと、登録指紋と照合指紋との共通領域が減り、
すなわち共通でない領域が増し、誤差が大きくなり、識
別精度が落ちるという問題があった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、登録パター
ンと照合パターンとの共通領域を抽出することにより、
すなわち共通でない領域をカットすることにより、識別
精度を高めることのできるパターン照合装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、登録パ
ターンのN次元パターンデータにN次元離散的フーリエ
変換を施して第1の登録フーリエN次元パターンデータ
を作成し、照合パターンのN次元パターンデータにN次
元離散的フーリエ変換を施して第1の照合フーリエN次
元パターンデータを作成し、第1の登録フーリエN次元
パターンデータと第1の照合フーリエN次元パターンデ
ータとを合成し、これによって得られる合成フーリエN
次元パターンデータに対してN次元離散的フーリエ変換
およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れか一方を施
し、このフーリエ変換の施された合成フーリエN次元パ
ターンデータに出現する相関成分エリアのN次元パター
ンデータを構成する個々のデータ毎の相関成分の中から
その強度が最大のものを相関ピークとして抽出し、この
相関ピークの相関成分エリア中心からの位置ずれを求
め、この位置ずれに基づいて登録パターンと照合パター
ンとの共通領域を抽出し、この抽出された登録パターン
の共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的フー
リエ変換を施して第2の登録フーリエN次元パターンデ
ータを作成し、またこの抽出された照合パターンの共通
領域のN次元パターンデータにN次元離散的フーリエ変
換を施して第2の照合フーリエN次元パターンデータを
作成し、第2の登録フーリエN次元パターンデータと第
2の照合フーリエN次元パターンデータとを合成し、こ
れによって得られる合成フーリエN次元パターンデータ
に対してN次元離散的フーリエ変換およびN次元離散的
逆フーリエ変換の何れか一方を施し、このフーリエ変換
の施された合成フーリエN次元パターンデータに出現す
る相関成分エリアのN次元パターンデータを構成する個
々のデータ毎の相関成分の強度に基づいて登録パターン
と照合パターンとの照合を行うようにしたものである。
【0007】第1の登録フーリエN次元パターンデータ
と第1の照合フーリエN次元パターンデータとが合成さ
れ、これによって得られる合成フーリエN次元パターン
データに対してN次元離散的フーリエ変換あるいはN次
元離散的逆フーリエ変換が施される。そして、このフー
リエ変換の施された合成フーリエN次元パターンデータ
に出現する相関成分エリアのN次元パターンデータを構
成する個々のデータ毎の相関成分の中からその強度が最
大のものが相関ピークとして抽出され、この相関ピーク
の相関成分エリア中心からの位置ずれが求められ、この
位置ずれに基づいて登録パターンと照合パターンとの共
通領域が抽出される。そして、この抽出された登録パタ
ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
フーリエ変換が施されて第2の登録フーリエN次元パタ
ーンデータが作成され、またこの抽出された照合パター
ンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的フ
ーリエ変換が施されて第2の照合フーリエN次元パター
ンデータが作成され、第2の登録フーリエN次元パター
ンデータと第2の照合フーリエN次元パターンデータと
が合成され、これによって得られる合成フーリエN次元
パターンデータに対してN次元離散的フーリエ変換ある
いはN次元離散的逆フーリエ変換が施される。そして、
このフーリエ変換の施された合成フーリエN次元パター
ンデータに出現する相関成分エリアのN次元パターンデ
ータを構成する個々のデータ毎の相関成分の強度に基づ
いて、登録パターンと照合パターンとの照合が行われ
る。
【0008】第2発明(請求項2に係る発明)は、第1
発明における「第1の登録フーリエN次元パターンデー
タと第1の照合フーリエN次元パターンデータとの合成
フーリエN次元パターンデータに対してN次元離散的フ
ーリエ変換およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れか
一方を施す」のに代えて、「第1の登録フーリエN次元
パターンデータと第1の照合フーリエN次元パターンデ
ータとの合成フーリエN次元パターンデータに対して振
幅抑制処理を行ったうえN次元離散的フーリエ変換およ
びN次元離散的逆フーリエ変換の何れか一方を施す」よ
うにしたものである。また、「第2の登録フーリエN次
元パターンデータと第2の照合フーリエN次元パターン
データとの合成フーリエN次元パターンデータに対して
N次元離散的フーリエ変換およびN次元離散的逆フーリ
エ変換の何れか一方を施す」のに代えて、「第2の登録
フーリエN次元パターンデータと第2の照合フーリエN
次元パターンデータとの合成フーリエN次元パターンデ
ータに対して振幅抑制処理を行ったうえN次元離散的フ
ーリエ変換およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れか
一方を施す」ようにしたものである。この発明によれ
ば、第1の登録フーリエN次元パターンデータと第1の
照合フーリエN次元パターンデータとの合成フーリエN
次元パターンデータに対してlog処理や√処理等の振
幅抑制処理が行われたうえ、また第2の登録フーリエN
次元パターンデータと第2の照合フーリエN次元パター
ンデータとの合成フーリエN次元パターンデータに対し
てlog処理や√処理等の振幅抑制処理が行われたう
え、N次元離散的フーリエ変換あるいはN次元離散的逆
フーリエ変換が施される。
【0009】第3発明(請求項3に係る発明)は、第1
発明における「登録パターンのN次元パターンデータに
N次元離散的フーリエ変換を施して第1の登録フーリエ
N次元パターンデータを作成する」のに代えて、「登録
パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フーリ
エ変換を施してから振幅抑制処理を行うことにより第1
の登録フーリエN次元パターンデータを作成する」よう
にしたものである。また、「照合パターンのN次元パタ
ーンデータにN次元離散的フーリエ変換を施して第1の
照合フーリエN次元パターンデータを作成する」のに代
えて、「照合パターンのN次元パターンデータにN次元
離散的フーリエ変換を施してから振幅抑制処理を行うこ
とにより第1の照合フーリエN次元パターンデータを作
成する」ようにしたものである。また、「登録パターン
の共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的フー
リエ変換を施して第2の登録フーリエN次元パターンデ
ータを作成する」のに代えて、「登録パターンの共通領
域のN次元パターンデータにN次元離散的フーリエ変換
を施してから振幅抑制処理を行うことにより第2の登録
フーリエN次元パターンデータを作成する」ようにした
ものである。また、「照合パターンの共通領域のN次元
パターンデータにN次元離散的フーリエ変換を施して第
2の照合フーリエN次元パターンデータを作成する」の
に代えて、「照合パターンの共通領域のN次元パターン
データにN次元離散的フーリエ変換を施してから振幅抑
制処理を行うことにより第2の照合フーリエN次元パタ
ーンデータを作成する」ようにしたものである。
【0010】この発明によれば、登録パターンのN次元
パターンデータにN次元離散的フーリエ変換が施され、
log処理や√処理等の振幅抑制処理が行われることに
より、第1の登録フーリエN次元パターンデータが作成
される。また、照合パターンのN次元パターンデータに
N次元離散的フーリエ変換が施され、log処理や√処
理等の振幅抑制処理が行われることにより、第1の照合
フーリエN次元パターンデータが作成される。また、登
録パターンの共通領域のN次元パターンデータにN次元
離散的フーリエ変換が施され、log処理や√処理等の
振幅抑制処理が行われることにより、第2の登録フーリ
エN次元パターンデータが作成される。また、照合パタ
ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
フーリエ変換が施され、log処理や√処理等の振幅抑
制処理が行われることにより、第2の照合フーリエN次
元パターンデータが作成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図2はこの発明の一実施の形態を示
す指紋照合装置のブロック構成図である。同図におい
て、10は操作部、20はコントロール部であり、操作
部10にはテンキー10−1,ディスプレイ(LCD)
10−2と共に指紋センサ10−3が設けられている。
指紋センサ10−3は光源10−31,プリズム10−
32,CCDカメラ10−33を備えてなる。コントロ
ール部20は、CPUを有してなる制御部20−1と、
ROM20−2と、RAM20−3と、ハードディスク
(HD)20−4と、フレームメモリ(FM)20−5
と、外部接続部(I/F)20−6と、フーリエ変換部
(FFT)20−7とを備えてなり、ROM20−2に
は登録プログラムと照合プログラムが格納されている。
【0012】〔指紋の登録〕この指紋照合装置において
利用者の指紋は次のようにして登録される。すなわち、
運用する前に、利用者は、テンキー10−1を用いて自
己に割り当てられたIDナンバを入力のうえ(図3に示
すステップ301)、指紋センサ10−3のプリズム1
0−32上に指を置く。プリズム10−32には光源1
0−31から光が照射されており、プリズム10−32
の面に接触しない指紋の凹部(谷線部)では、光源10
−31からの光は全反射し、CCDカメラ10−33に
至る。逆にプリズム10−32の面に接触する指紋の凸
部(隆線部)では全反射条件がくずれ、光源10−31
からの光は散乱する。これにより、指紋の谷線部は明る
く、隆線部は暗い、コントラストのある指紋の紋様が採
取される。この採取された指紋(登録指紋)の紋様は、
A/D変換により、320×400画素,256階調の
濃淡画像(画像データ:2次元パターンデータ)とし
て、コントロール部20へ与えられる。
【0013】制御部20−1は、この操作部10より与
えられる登録指紋の画像データをフレームメモリ20−
5を介して取り込み(ステップ302)、この取り込ん
だ登録指紋の画像データに対し縮小処理を行う(ステッ
プ303)。この縮小処理は、320×400画素,2
56階調の原画像データに対し、そのx方向(横方向)
については左右の端を32画素づつ除いて4画素ビッチ
で間引くことにより、そのy方向(縦方向)については
上下の端を8画素づつ除いて3画素ピッチで間引くこと
により行う。これにより、登録指紋の画像データが、6
4×128画素,256階調の画像データに縮小される
(図5参照)。
【0014】そして、制御部20−1は、この縮小した
登録指紋の画像データ(図1(a)参照)をフーリエ変
換部20−7へ送り、この登録指紋の画像データに2次
元離散的フーリエ変換(DFT)を施す(ステップ30
4)。これにより、図1(a)に示された登録指紋の画
像データは、同図(b)に示されるようなフーリエ画像
データ(第1の登録フーリエ画像データ)となる。
【0015】そして、制御部20−1は、このフーリエ
画像データを登録指紋の原画像データとして、ハードデ
ィスク20−4内にIDナンバと対応させてファイル化
する(ステップ305)。また、制御部20−1は、上
記縮小した登録指紋の画像データについても、ハードデ
ィスク20−4内にIDナンバと対応させてファイル化
する(ステップ305)。
【0016】なお、2次元離散的フーリエ変換について
は、例えば「コンピュータ画像処理入門、日本工業技術
センター編、総研出版(株)発行、P.44〜45(文
献1)」等に説明されている。
【0017】〔指紋の照合〕この指紋照合装置において
利用者の指紋の照合は次のようにして行われる。すなわ
ち、運用中、利用者は、テンキー10−1を用いて自己
に割り当てられたIDナンバを入力のうえ(図4に示す
ステップ401)、指紋センサ10−3のプリズム10
−32上に指を置く。これにより、指紋の登録の場合と
同様にして、採取された指紋(照合指紋)の紋様が、3
20×400画素,256階調の濃淡画像(画像デー
タ:2次元パターンデータ)として、コントロール部2
0へ与えられる。
【0018】制御部20−1は、テンキー10−1を介
してIDナンバが与えられると、ハードディスク20−
4内にファイル化されている登録指紋から、そのIDナ
ンバに対応する重み付け処理が施された登録指紋のフー
リエ画像データを読み出す(ステップ402)。
【0019】また、制御部20−1は、操作部10より
与えられる照合指紋の画像データをフレームメモリ20
−5を介して取り込み(ステップ403)、この取り込
んだ照合指紋の画像データに対してステップ303で行
ったと同様の縮小処理を行う(ステップ404)。これ
により、照合指紋の画像データが、64×128画素,
256階調の画像データに縮小される。
【0020】そして、制御部20−1は、この縮小した
照合指紋の画像データ(図1(e)参照)をフーリエ変
換部20−7へ送り、この照合指紋の画像データに2次
元離散的フーリエ変換(DFT)を施す(ステップ40
5)。これにより、図1(e)に示された照合指紋の画
像データは、同図(f)に示されるようなフーリエ画像
データ(第1の照合フーリエ画像データ)となる。
【0021】そして、制御部20−1は、この照合指紋
のフーリエ画像データとステップ402で読み出した登
録指紋のフーリエ画像データとを合成し(ステップ40
6)、合成フーリエ画像データを得る。
【0022】ここで、合成フーリエ画像データは、照合
指紋のフーリエ画像データをA・ejθとし、登録指紋
のフーリエ画像データをB・ejφとした場合、A・B
・ej(θ-φ) で表される。但し、A,B,θ,φとも
周波数(フーリエ)空間(u,v)の関数とする。
【0023】そして、A・B・ej(θ-φ)は、 A・B・ej(θ-φ)=A・B・cos(θ−φ)+j・A・B・sin(θ− φ) ・・・(1) として表され、A・ejθ=α1 +jβ1 、B・ejφ=
α2 +jβ2 とすると、A=(α1 2+β1 21/2,B=
(α2 2+β2 21/2,θ=tan-1(β1 /α1),φ=
tan-1(β2 /α2 )となる。この(1)式を計算す
ることにより合成フーリエ画像データを得る。
【0024】なお、A・B・ej(θ-φ)=A・B・ej
θ・e-jφ=A・ejθ・B・e-jφ=(α1 +j
β1 )・(α2 −jβ2 )=(α1 ・α2 +β1
β2 )+j(α2 ・β1 −α1 ・β2 )として、合成フ
ーリエ画像データを求めるようにしてもよい。
【0025】そして、制御部20−1は、このようにし
て合成フーリエ画像データを得た後、振幅抑制処理を行
う(ステップ407)。この実施の形態では、振幅抑制
処理として、log処理を行う。すなわち、前述した合
成フーリエ画像データの演算式であるA・B・ej(θ-
φ)のlogをとり、log(A・B)・ej(θ-φ)
することにより、振幅であるA・Bをlog(A・B)
に抑制する(A・B>log(A・B))。
【0026】図1(d)に振幅抑制処理後の合成フーリ
エ画像データを示す。振幅抑制処理を施した合成フーリ
エ画像データでは登録指紋の採取時と照合指紋の採取時
の照度差による影響が小さくなる。すなわち、振幅抑制
処理を行うことにより、各画素のスペクトラム強度が抑
圧され、飛び抜けた値がなくなり、より多くの情報が有
効となる。また、振幅抑制処理を行うことにより、指紋
情報の内、個人情報である特徴点(端点,分岐点)や隆
線の特徴(渦,分岐)がより強調され、一般的指紋情報
である隆線全体の流れ・方向が抑えられる。
【0027】なお、この実施の形態では、振幅抑制処理
としてlog処理を行うものとしたが、√処理を行うよ
うにしてもよい。また、log処理や√処理に限らず、
振幅を抑制することができればどのような処理でもよ
い。振幅抑制で全ての振幅を例えば1にすると、すなわ
ち位相のみにすると、log処理や√処理等に比べ、計
算量を減らすことができるという利点とデータが少なく
なるという利点がある。
【0028】ステップ407で振幅抑制処理を行った
後、制御部20−1は、その振幅抑制処理を行った合成
フーリエ画像データをフーリエ変換部20−7へ送り、
第2回目の2次元離散的フーリエ変換(DFT)を施す
(ステップ408)。これにより、図1(d)に示され
た合成フーリエ画像データは、同図(h)に示されるよ
うな合成フーリエ画像データとなる。
【0029】そして、制御部20−1は、ステップ40
8で得られた合成フーリエ画像データを取り込み、この
合成フーリエ画像データより所定の相関成分エリアの各
画素の相関成分の強度(振幅)をスキャンし、各画素の
相関成分の強度のヒストグラムを求め、このヒストグラ
ムより相関成分の強度の最大のものを相関ピークとして
抽出する(ステップ409)。そして、この相関ピーク
の相関成分エリア中心からの位置ずれを求め(ステップ
410)、この位置ずれに基づいて登録指紋と照合指紋
との共通領域を抽出する(ステップ411)。
【0030】ここで、上記相関成分エリアは、図1
(h)に示される合成フーリエ画像データに対し、白い
点線で囲んだ領域S0として定められている。この相関
成分エリアS0の一部における各画素の相関成分の強度
の数値例を図6に示す。この図において、○で囲んだ値
「950」が、相関成分の強度の最大のものである。こ
の場合、この相関成分の強度の最大値「950」が相関
ピークとして抽出され、この相関ピークの相関成分エリ
アS0の中心からの位置ずれが求められる。そして、こ
の相関ピークの位置ずれから登録指紋と照合指紋との横
方向(x方向)および縦方向(y方向)への位置ずれが
求められ、この登録指紋と照合指紋との位置ずれから登
録指紋と照合指紋との共通領域が抽出される。
【0031】このようにして登録指紋と照合指紋との共
通領域を抽出した後、制御部20−1は、ハードディス
ク20−4内にファイル化されている登録指紋の画像デ
ータ(縮小された画像データ)から、抽出した共通領域
の画像データを読み出す(図7に示すステップ70
1)。そして、この読み出した登録指紋の共通領域の画
像データに2次元離散的フーリエ変換を施し(ステップ
702)、登録フーリエ画像データ(第2の登録フーリ
エ画像データ)を得る。
【0032】また、制御部20−1は、ステップ404
で縮小処理されRAM20−3中に保存されている照合
指紋の画像データから、抽出した共通領域の画像データ
を読み出す(ステップ703)。そして、この読み出し
た照合指紋の共通領域の画像データに2次元離散的フー
リエ変換を施し(ステップ704)、照合フーリエ画像
データ(第2の照合フーリエ画像データ)を得る。
【0033】そして、制御部20−1は、ステップ70
2で得た登録フーリエ画像データとステップ704で得
た照合フーリエ画像データとを合成し(ステップ70
5)、合成フーリエ画像データを得る。そして、この合
成フーリエ画像データに振幅抑制処理を行ったうえ(ス
テップ706)、2次元離散的フーリエ変換を施す(ス
テップ707)。
【0034】そして、制御部20−1は、この2次元離
散的フーリエ変換が施された合成フーリエ画像データよ
り相関成分エリアS0の各画素の相関成分の強度(振
幅)をスキャンし、各画素の相関成分の強度のヒストグ
ラムを求め、このヒストグラムより相関成分の強度の高
い上位n画素(この実施の形態では、8画素)を抽出
し、この抽出したn画素の相関成分の強度の平均を相関
値(スコア)として求める(ステップ708)。
【0035】そして、制御部20−1は、ステップ70
8で得た相関値を予め定められているしきい値と比較し
(ステップ709)、相関値がしきい値以上であれば、
登録指紋と照合指紋とが一致したと判断し(ステップ7
10)、その旨の表示を行うと共に電気錠用の出力を送
出する。相関値がしきい値以下であれば、登録指紋と照
合指紋とが一致しないと判断し(ステップ711)、そ
の旨の表示を行ったうえ、ステップ401へ戻る。この
場合、登録指紋と照合指紋との共通領域で照合が行われ
るので、すなわち共通でない領域をカットして照合が行
われるので、登録指紋と照合指紋との位置ずれに左右さ
れずに、高い識別精度が得られるようになる。
【0036】ここで、相関値と比較されるしきい値は、
サンプルとして20〜50歳代の男女10人の人指し指
の指紋を各10回入力して得た合計100指をそれぞれ
登録と照合に用いて1万回の照合を行い、この照合結果
から求めている。この場合、他人排他率が100%とな
る所の相関値をしきい値として用いる。なお、他人排他
率は100%でなくても良く、目的に合わせて任意の率
に定めれば良い。
【0037】なお、この実施の形態においては、相関成
分エリアS0の各画素から相関成分の強度の高い上位n
画素を抽出しその平均を相関値としたが、その上位n画
素の相関成分の強度の加算値を相関値としてもよい。ま
た、しきい値を越える全ての画素の相関成分の強度を加
算し、その加算値を相関値としたり、その加算値の平均
を相関値とするなどとしてもよい。また、各画素の相関
成分の強度のうち1つでもしきい値以上のものがあれば
「一致」と判断してもよく、しきい値を越えるものがn
個以上であれば「一致」と判断する等、種々の判定方法
が考えられる。
【0038】また、この実施の形態では、2次元離散的
フーリエ変換をフーリエ変換部20−7において行うも
のとしたが、CPU20−1内で行うものとしてもよ
い。また、この実施の形態では、登録指紋の画像データ
に対しステップ303で縮小処理を行うようにしたが、
登録指紋のフーリエ画像データを読み出した後の段階
(ステップ402と403との間)で縮小処理を行うよ
うにしてもよい。また、登録指紋や照合指紋の画像デー
タに対しては必ずしも縮小処理を行わなくてもよく、入
力画像データをそのまま用いてフーリエ画像データを作
成するようにしてもよい。縮小処理を行うようにすれ
ば、その分、入力画像データの処理に際して用いる画像
メモリの容量を少なくすることができる。
【0039】また、この実施の形態では、図4に示した
ステップ408および図7に示したステップ707にて
2次元離散的フーリエ変換を行うようにしたが、2次元
離散的フーリエ変換ではなく2次元離散的逆フーリエ変
換を行うようにしてもよい。すなわち、振幅抑制処理の
施された合成フーリエ画像データに対して2次元離散的
フーリエ変換を行うのに代えて、2次元離散的逆フーリ
エ変換を行うようにしてもよい。2次元離散的フーリエ
変換と2次元離散的逆フーリエ変換とは、定量的にみて
照合精度は変わらない。2次元離散的逆フーリエ変換に
ついては、先の文献1に説明されている。
【0040】また、この実施の形態では、図4に示した
ステップ407および図7に示したステップ706で振
幅抑制処理を行うようにしたが、振幅抑制処理を省略し
てもよい。ステップ407,706で振幅抑制処理を行
うことにより、合成フーリエ画像データにおける登録指
紋の採取時と照合指紋の採取時の照度差による影響が小
さくなり、また指紋情報の内、個人情報である特徴点
(端点,分岐点)や隆線の特徴(渦,分岐)がより強調
され、照合精度が格段にアップする。
【0041】また、この実施の形態では、ステップ40
6での合成後のフーリエ画像データに対して振幅抑制処
理を施して2次元離散的フーリエ変換を行うようにした
が(ステップ407,408)、合成される前の登録指
紋および照合指紋のフーリエ画像データにそれぞれ振幅
抑制処理を行うようにしてもよい。すなわち、図8
(a)に示すように、図3のステップ304と305と
の間に振幅抑制処理を行うステップ306を設け、図8
(b)に示すように、図4のステップ406と407と
を入れ替えるようにしてもよい。
【0042】このようにした場合、ステップ306の振
幅抑制処理によって、図1(c)に示すような振幅抑制
処理の施された登録指紋のフーリエ画像データ(登録フ
ーリエ画像データ)が得られ、ステップ406と407
との入れ替えによって、図1(g)に示すような振幅抑
制処理の施された照合指紋のフーリエ画像データ(照合
フーリエ画像データ)が得られる。そして、それぞれ振
幅抑制処理の施された登録指紋および照合指紋のフーリ
エ画像データが合成され、図1(d)に示されるような
合成フーリエ画像データが得られる。
【0043】この時の合成フーリエ画像データの振幅の
抑制率は、合成フーリエ画像データとしてから振幅抑制
処理を行う場合(図4)に対して小さい。したがって、
合成フーリエ画像データとしてから振幅抑制処理を行う
(図4)方が、振幅抑制処理を行ってから合成フーリエ
画像データとする方法(図8)に比べて、その照合精度
がアップする。なお、振幅抑制処理を行ってから合成フ
ーリエ画像データとする場合(図8)にも、合成フーリ
エ画像データに対して2次元離散的フーリエ変換ではな
く、2次元離散的逆フーリエ変換を行うようにしてもよ
い。
【0044】また、この実施の形態では、ステップ70
5での合成後のフーリエ画像データに対して振幅抑制処
理を施して2次元離散的フーリエ変換を行うようにした
が(ステップ706,707)、合成される前の登録指
紋および照合指紋の共通領域のフーリエ画像データにそ
れぞれ振幅抑制処理を行うようにしてもよい。すなわ
ち、図9に示すように、ステップ706に替えて、ステ
ップ702およびステップ704の後に、振幅抑制処理
を行うステップ712および713を設けるようにして
もよい。
【0045】参考として図10に照合指紋が他人である
場合の指紋照合過程の各画像を図1と対応して示す。図
1は照合指紋が本人である場合の指紋照合過程の各画像
であり、照合指紋が本人である場合には相関成分エリア
S0に相関成分の強度の高い部分が生じるが、照合指紋
が他人である場合には生じない。
【0046】なお、この実施の形態では、指紋照合を行
う場合を例として説明したが、声紋照合を行う場合にも
同様にして適用することができ、指紋,声紋に拘らず画
像データとして取り扱うことのできる各種の2次元パタ
ーンの照合に用いることができる。また、2次元パター
ンの照合に限ることはなく、1次元パターンや3次元パ
ターン等、N次元パターンの照合についても同様にして
行うことが可能である。
【0047】また、この実施の形態では、2次元パター
ンを画像として得るものとしたが、必ずしも画像として
得るようにしなくてもよい。例えば、振動検出器を各場
所に2次元的に配置し、この2次元的に配置された振動
検出器により得られる2次元パターン(地震波)を照合
パターンとし、予め登録されているパターンと照合する
ようにしてもよい。また、各部位に流量計測器を2次元
的に配置し、この2次元的に配置された流量計測器によ
り得られる2次元パターン(流量分布)を照合パターン
とし、予め登録されているパターンと照合するようにし
てもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、相関ピークの相関成分エリア中心からの
位置ずれに基づいて登録パターンと照合パターンとの共
通領域が抽出され、この抽出された登録パターンおよび
照合パターンの共通領域のN次元パターンデータを用い
て登録パターンと照合パターンとの照合が行われ、すな
わち共通でない領域のN次元パターンデータをカットし
て登録パターンと照合パターンとの照合が行われ、登録
パターンと照合パターンとの位置ずれに左右されずに、
高い識別精度が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る指紋照合装置における指紋照合
過程を説明する図である。
【図2】 この指紋照合装置のブロック構成図である。
【図3】 この指紋照合装置における指紋登録動作を説
明するためのフローチャートである。
【図4】 この指紋照合装置における指紋照合動作(共
通領域の抽出)を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】 画像データに対する縮小処理を説明するため
の図である。
【図6】 相関成分エリアの一部における各画素の相関
成分の強度の数値例を示す図である。
【図7】 この指紋照合装置における指紋照合動作(共
通領域の抽出後)を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】 指紋登録動作および指紋照合動作の他の例を
説明するためのフローチャートである。
【図9】 指紋照合動作(共通領域の抽出後)の他の例
を説明するためのフローチャートである。
【図10】 照合指紋が他人である場合の指紋照合過程
の各画像を図1と対応して示す図である。
【符号の説明】
10…操作部、20…コントロール部、10−1…テン
キー、10−2…ディスプレイ(LCD)、10−3…
指紋センサ、10−31…光源、10−32,プリズ
ム、10−33…CCDカメラ、20−1…制御部、2
0−2…ROM、20−3…RAM、20−4…ハード
ディスク(HD)、20−5…フレームメモリ(F
M)、20−6…外部接続部(I/F)、20−7…フ
ーリエ変換部(FFT)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−290768(JP,A) 特開 平5−73686(JP,A) 特開 平7−254062(JP,A) 特開 平7−85280(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 - 7/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録パターンのN次元パターンデータに
    N次元離散的フーリエ変換を施して第1の登録フーリエ
    N次元パターンデータを作成する第1の登録フーリエパ
    ターンデータ作成手段と、 照合パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
    ーリエ変換を施して第1の照合フーリエN次元パターン
    データを作成する第1の照合フーリエパターンデータ作
    成手段と、 前記第1の登録フーリエN次元パターンデータと前記第
    1の照合フーリエN次元パターンデータとを合成し、こ
    れによって得られる合成フーリエN次元パターンデータ
    に対してN次元離散的フーリエ変換およびN次元離散的
    逆フーリエ変換の何れか一方を施す第1のパターン処理
    手段と、 この第1のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
    された合成フーリエN次元パターンデータに出現する相
    関成分エリアのN次元パターンデータを構成する個々の
    データ毎の相関成分の中からその強度が最大のものを相
    関ピークとして抽出する相関ピーク抽出手段と、 この相関ピーク抽出手段によって抽出された相関ピーク
    の前記相関成分エリア中心からの位置ずれを求め、この
    位置ずれに基づいて前記登録パターンと前記照合パター
    ンとの共通領域を抽出する共通領域抽出手段と、 この共通領域抽出手段によって抽出された前記登録パタ
    ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
    フーリエ変換を施して第2の登録フーリエN次元パター
    ンデータを作成する第2の登録フーリエパターンデータ
    作成手段と、 前記共通領域抽出手段によって抽出された前記照合パタ
    ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
    フーリエ変換を施して第2の照合フーリエN次元パター
    ンデータを作成する第2の照合フーリエパターンデータ
    作成手段と、 前記第2の登録フーリエN次元パターンデータと前記第
    2の照合フーリエN次元パターンデータとを合成し、こ
    れによって得られる合成フーリエN次元パターンデータ
    に対してN次元離散的フーリエ変換およびN次元離散的
    逆フーリエ変換の何れか一方を施す第2のパターン処理
    手段と、 この第2のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
    された合成フーリエN次元パターンデータに出現する相
    関成分エリアのN次元パターンデータを構成する個々の
    データ毎の相関成分の強度に基づいて前記登録パターン
    と前記照合パターンとの照合を行うパターン照合手段と
    を備えたことを特徴とするパターン照合装置。
  2. 【請求項2】 登録パターンのN次元パターンデータに
    N次元離散的フーリエ変換を施して第1の登録フーリエ
    N次元パターンデータを作成する第1の登録フーリエパ
    ターンデータ作成手段と、 照合パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
    ーリエ変換を施して第1の照合フーリエN次元パターン
    データを作成する第1の照合フーリエパターンデータ作
    成手段と、 前記第1の登録フーリエN次元パターンデータと前記第
    1の照合フーリエN次元パターンデータとを合成し、こ
    れによって得られる合成フーリエN次元パターンデータ
    に対して振幅抑制処理を行ったうえN次元離散的フーリ
    エ変換およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れか一方
    を施す第1のパターン処理手段と、 この第1のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
    された合成フーリエN次元パターンデータに出現する相
    関成分エリアのN次元パターンデータを構成する個々の
    データ毎の相関成分の中からその強度が最大のものを相
    関ピークとして抽出する相関ピーク抽出手段と、 この相関ピーク抽出手段によって抽出された相関ピーク
    の前記相関成分エリア中心からの位置ずれを求め、この
    位置ずれに基づいて前記登録パターンと前記照合パター
    ンとの共通領域を抽出する共通領域抽出手段と、 この共通領域抽出手段によって抽出された前記登録パタ
    ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
    フーリエ変換を施して第2の登録フーリエN次元パター
    ンデータを作成する第2の登録フーリエパターンデータ
    作成手段と、 前記共通領域抽出手段によって抽出された前記照合パタ
    ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
    フーリエ変換を施して第2の照合フーリエN次元パター
    ンデータを作成する第2の照合フーリエパターンデータ
    作成手段と、 前記第2の登録フーリエN次元パターンデータと前記第
    2の照合フーリエN次元パターンデータとを合成し、こ
    れによって得られる合成フーリエN次元パターンデータ
    に対して振幅抑制処理を行ったうえN次元離散的フーリ
    エ変換およびN次元離散的逆フーリエ変換の何れか一方
    を施す第2のパターン処理手段と、 この第2のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
    された合成フーリエN次元パターンデータに出現する相
    関成分エリアのN次元パターンデータを構成する個々の
    データ毎の相関成分の強度に基づいて前記登録パターン
    と前記照合パターンとの照合を行うパターン照合手段と
    を備えたことを特徴とするパターン照合装置。
  3. 【請求項3】 登録パターンのN次元パターンデータに
    N次元離散的フーリエ変換を施してから振幅抑制処理を
    行うことにより第1の登録フーリエN次元パターンデー
    タを作成する第1の登録フーリエパターンデータ作成手
    段と、 照合パターンのN次元パターンデータにN次元離散的フ
    ーリエ変換を施してから振幅抑制処理を行うことにより
    第1の照合フーリエN次元パターンデータを作成する第
    1の照合フーリエパターンデータ作成手段と、 前記第1の登録フーリエN次元パターンデータと前記第
    1の照合フーリエN次元パターンデータとを合成し、こ
    れによって得られる合成フーリエN次元パターンデータ
    に対してN次元離散的フーリエ変換およびN次元離散的
    逆フーリエ変換の何れか一方を施す第1のパターン処理
    手段と、 この第1のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
    された合成フーリエN次元パターンデータに出現する相
    関成分エリアのN次元パターンデータを構成する個々の
    データ毎の相関成分の中からその強度が最大のものを相
    関ピークとして抽出する相関ピーク抽出手段と、 この相関ピーク抽出手段によって抽出された相関ピーク
    の前記相関成分エリア中心からの位置ずれを求め、この
    位置ずれに基づいて前記登録パターンと前記照合パター
    ンとの共通領域を抽出する共通領域抽出手段と、 この共通領域抽出手段によって抽出された前記登録パタ
    ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
    フーリエ変換を施してから振幅抑制処理を行うことによ
    り第2の登録フーリエN次元パターンデータを作成する
    第2の登録フーリエパターンデータ作成手段と、 前記共通領域抽出手段によって抽出された前記照合パタ
    ーンの共通領域のN次元パターンデータにN次元離散的
    フーリエ変換を施してから振幅抑制処理を行うことによ
    り第2の照合フーリエN次元パターンデータを作成する
    第2の照合フーリエパターンデータ作成手段と、 前記第2の登録フーリエN次元パターンデータと前記第
    2の照合フーリエN次元パターンデータとを合成し、こ
    れによって得られる合成フーリエN次元パターンデータ
    に対してN次元離散的フーリエ変換およびN次元離散的
    逆フーリエ変換の何れか一方を施す第2のパターン処理
    手段と、 この第2のパターン処理手段によってフーリエ変換の施
    された合成フーリエN次元パターンデータに出現する相
    関成分エリアのN次元パターンデータを構成する個々の
    データ毎の相関成分の強度に基づいて前記登録パターン
    と前記照合パターンとの照合を行うパターン照合手段と
    を備えたことを特徴とするパターン照合装置。
JP21102896A 1996-08-09 1996-08-09 パターン照合装置 Expired - Lifetime JP3263913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21102896A JP3263913B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 パターン照合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21102896A JP3263913B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 パターン照合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1055443A JPH1055443A (ja) 1998-02-24
JP3263913B2 true JP3263913B2 (ja) 2002-03-11

Family

ID=16599170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21102896A Expired - Lifetime JP3263913B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 パターン照合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3263913B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT409238B (de) 1999-11-05 2002-06-25 Fronius Schweissmasch Prod Festlegen und/oder feststellen von benutzerberechtigungen mittels eines transponders,einer fingerabdruckerkennung oder dergleichen
JP4706150B2 (ja) * 2001-08-27 2011-06-22 三菱電機株式会社 指紋照合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1055443A (ja) 1998-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ross et al. A hybrid fingerprint matcher
US7142699B2 (en) Fingerprint matching using ridge feature maps
US6970582B2 (en) Method and system for identity verification using multiple simultaneously scanned biometric images
EP0741368A1 (en) Pattern collation apparatus
JP2001511569A (ja) 空間周波数成分による指紋の分類
JP3574301B2 (ja) パターン照合装置
Alonso-Fernandez et al. Fingerprint recognition
KR100240295B1 (ko) 패턴대조장치
JP3235075B2 (ja) パターン照合装置
JP3254622B2 (ja) パターン照合装置
Jain et al. Matching and classification: a case study in fingerprint domain
JP3930067B2 (ja) パターン照合装置
JP3263913B2 (ja) パターン照合装置
JP3252252B2 (ja) パターン照合装置
JPH1055442A (ja) パターン照合装置
Ahmed et al. Multimodal technique for human authentication using fusion of palm and dorsal hand veins
Ito et al. A dental radiograph recognition system using phase-only correlation for human identification
JPH11134498A (ja) パターン照合装置
JP4246607B2 (ja) パターン照合装置
JP2007179267A (ja) パターン照合装置
Khokher et al. Footprint-based personal recognition using dactyloscopy technique
Ogundepo et al. Development of a real time fingerprint authentication/identification system for students’ record
Ahmed et al. Multimodal Systems for Human Authentication using Fusion of Dorsal Hand, Palm and Finger Veins.
Krishna Prasad A Text Book of Research Papers on Fingerprint Recognition & Hash Code Techniques
AKINTOYE IMPROVED METHODS FOR FINGER VEIN IDENTIFICATION USING COMPOSITE MEDIAN-WIENER FILTER AND HIERARCHICAL CENTROID FEATURES EXTRACTION

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091228

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091228

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term