JP3035643B2 - 吸入器 - Google Patents
吸入器Info
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- inhaler
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Description
徴がある吸入器(特に超音波式吸入器)に関する。
波によって霧化し、この霧化状薬液(霧化粒子)を送風
によって吸入器外部に強制的に送り出し、これを使用者
が吸入することにより口腔、咽喉等の疾患を治療するた
めのものである。霧化状薬液の吸入は、例えば吸入器に
取付けられた吸入パイプを介して行われ、吸入パイプに
口を当てて薬液を吸い込むような使用形態が採られる。
に使用者が咳き込んだり、息を強く吹き出したりした場
合、霧化状薬液が吸入パイプを通じて吸入器内部に逆流
し、薬剤が吸入器内部の種々の部品(特に送風系の部
品)に付着し、これらの部品に悪影響を及ぼすことがあ
るため、霧化状薬液の逆流を防止するための手段を講じ
ることが様々に試みられている。
止することができる吸入パイプを備えた吸入器を提供す
ることにある。
に、本発明の吸入器は、吸入器に着脱自在に取付けら
れ、吸入器からの霧化粒子を吸入器外部に導出する吸入
パイプを備えるものにおいて、前記吸入パイプが、その
内部に設けられた仕切壁により分離された霧化粒子用の
吐出流路と逆流用の放出流路とを備え、前記吐出流路
が、吸入器の霧化粒子流路に連通する一端部の開口から
口を当てる他端部の開口に連通し、前記放出流路が、吐
出流路の口を当てる開口に他端部にて連通し、吸入器外
部に連通する開口を吸入パイプに有することを特徴とす
る。
吸入器からの噴霧は、一端部の開口から吐出流路を通じ
て他端部の開口から出る。これに対し、使用者が起こし
た逆風は他端部の開口から吸入パイプ内に進入するが、
吐出流路には吸入器から送出されてくる霧化粒子の適度
の圧力が在るのと、放出流路が吸入器外部に連通する開
口を有するため、逆流物(逆流気体又は液体)は吐出流
路には殆ど進入せず、放出流路を通じて、即ち吐出流路
の口を当てる開口に連通する放出流路の開口から吸入器
外部に連通する開口を通じて吸入パイプの外に放出され
る。従って、逆流物が吸入器内部まで入ることはなく、
薬液の飛散を防止することができる。
る吸入パイプを実施例に基づいて説明する。図1はその
一実施例の縦断面図を、図2は正面図を、図3は上面図
を、図4は一端部の正面図を示す。この吸入パイプP
は、合成樹脂からなる可橈性のもので、緩やかな湾曲状
を呈する。一端部1は吸入器に着脱可能に取付けること
ができる大きさの開口3になっており、他端部2は口を
当てるのに丁度良い大きさの開口4になっている。開口
3、4は吸入パイプPの内側に沿って形成された吐出流
路5によって連通し、この吐出流路5が吸入器からの噴
霧を吸入パイプPの外部に導くための流路となる。
6が一端部1に向かって延び、この仕切壁6によって吸
入パイプPの外側に沿って放出流路7が形成される。放
出流路7は、他端部2では開口4を共用するが、一端部
1では開口3には連通せず、吸入パイプPの側周面に対
称的に設けた別の2つのスリット状開口8a、8b(図
3参照)を介して吸入パイプPの外部に通ずる。
入器に取付ける時の取付方向を決定するための断面半円
形の位置決め部材9(図4参照)が、仕切壁6から一端
部1の開口3に向かって延びる。上記のように構成した
吸入パイプPを吸入器に取付けた状態を図5に示す。こ
こに示す吸入器について概説すると、この吸入器は、大
別的には、長楕円柱状の本体ケース10と、本体ケース
10の上部に着脱可能に嵌着されたカバー11と、本体
ケース10の上部前方側に着脱自在に嵌合された霧化液
槽受け12とを備える構造である。
霧化液(例えば薬液)貯留用の霧化液槽13が取り外し
可能に取付けられ、この霧化液槽13内に或る程度まで
進入する長さの噴霧ガイド14がカバー11から延び、
更に噴霧ガイド14は送風を案内するための天板15を
有する。そして、噴霧ガイド14に連通するカバー11
の筒状突出部16に、前記吸入パイプPが着脱可能に嵌
め込まれている。筒状突出部16は、霧化液槽13に通
ずる流路17と、吸入パイプPの位置決め部材9を嵌入
するための穴18とを有し、穴18は霧化液槽13に通
じていない。
けられた媒体液(例えば水)貯留用の媒体液槽20の上
部に嵌合され、媒体液槽20の底部には円形の孔(特に
図示せず)が形成されており、この孔に対して超音波振
動子21が水密に固定されている。本体ケース10の上
部後方側には、霧化粒子を噴霧ガイド14を通じて吸入
パイプPから送出するためのファンモータ30が固定さ
れ、モータ30の回転軸31にファン32が取付けら
れ、ファン32が回転することで送風が生じる。送風
は、風量調節つまみ33で適当に加減することができ
る。なお、本体ケース10の下部には、振動子21、フ
ァンモータ30等の制御部品や、電源(図示せず)等が
収められている。
は、一端部1をカバー11の筒状突出部16に差し込め
ばよく、これによりパイプPの吐出流路5と筒状突出部
16の流路17とが連通すると共に、位置決め部材9が
穴18に嵌挿する。この時、パイプPが位置決め部材9
を有するため、取付向きを間違えてパイプPを筒状突出
部16に嵌め込むのは無理であり、パイプPの取付方向
に特に注意しなくても正常な向きに定めることができ
る。
よって媒体液槽20の水を介して霧化液槽13の薬液が
霧化され、この霧化粒子は、ファンモータ30とファン
32によって生ずる送風でもって、筒状突出部16の流
路17及び吸入パイプPの吐出流路5を通じて外部に送
出され、これを使用者が吸い込む。使用中に、万一使用
者が咳き込んだり、息を強く吹き出したりした場合、そ
の逆風は他端部2の開口4からパイプP内に進入する。
しかし、吐出流路5からは噴霧が送り出されてくるため
噴霧流が流路抵抗となり、しかも放出流路7が他端部1
の開口3とは別の開口8a、8bを有するため、逆風に
よって引き起こされた逆流物(逆流気体又は液体)は放
出流路7を流れ、開口8a、8bからパイプPの外部に
放出される。従って、逆流物が一端部1の開口3から吸
入器内部まで進入することはなく、吸入器内部への薬液
飛散を防止することができる。
開口8a、8bがパイプPの側周面に設けられているた
め、逆流物は吸入器から離れる方向に開口8a、8bを
通じて流出し、吸入器(特に風量調節つまみ33)に降
りかかるようなことはない。このため、逆流中の薬液が
吸入器に付着せず、吸入器外部の汚れも防ぐことができ
る。
発明の所期の目的を達成し得る限り、種々に変更しても
よいことは言うまでもない。例えば、上記実施例では放
出流路7の開口としてスリット状の開口を2つ設けてあ
るが、パイプの外部に放出された逆流物が吸入器に当た
らないようにすることができればどのような形状、個数
でもよい。
ば、以上説明したように、吸入器に着脱自在に取付けら
れる吸入パイプの内部にて霧化粒子用の吐出流路と逆流
用の放出流路が仕切壁によって分離され、吸入器外部に
連通する放出流路の開口が吸入パイプに設けられている
ので、使用者によってもたらされる逆流物(逆流気体又
は液体)は放出流路を通じてその吸入器外部への開口か
ら吸入器外部に放出される。この結果、逆流物が吸入器
内部に進入することがなく、薬液による吸入器内部の汚
染を防止することができる。また、吸入パイプの内部に
吐出流路と放出流路を分離する仕切壁を設けることで、
吸入器本体で発生した霧化粒子が吸入器外部に連通する
放出流路の開口から直接出て行き難くなるので、霧化粒
子を効率良く使用者に供給することが可能になる。さら
に、吸入パイプが吸入器に着脱自在であるから、吸入器
パイプ内部の洗浄が容易である。請求項2記載の吸入器
によれば、吸入パイプの位置決め部材を設けたので、吸
入器への吸入パイプの取付方向が常に一定になり、逆に
取付けることがなくなる。
る。
る。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】吸入器に着脱自在に取付けられ、吸入器か
らの霧化粒子を吸入器外部に導出する吸入パイプを備え
る吸入器において、 前記吸入パイプは、その内部に設けられた仕切壁により
分離された霧化粒子用の吐出流路と逆流用の放出流路と
を備え、前記吐出流路は、吸入器の霧化粒子流路に連通
する一端部の開口から口を当てる他端部の開口に連通
し、前記放出流路は、吐出流路の口を当てる開口に他端
部にて連通し、吸入器外部に連通する開口を吸入パイプ
に有することを特徴とする吸入器。 - 【請求項2】前記吸入パイプの吸入器取付側の一端部
に、吸入パイプを吸入器に取付ける時の取付方向を決定
するための位置決め部材を設けたことを特徴とする請求
項1記載の吸入器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4149748A JP3035643B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 吸入器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4149748A JP3035643B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 吸入器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337183A JPH05337183A (ja) | 1993-12-21 |
JP3035643B2 true JP3035643B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=15481908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4149748A Expired - Lifetime JP3035643B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 吸入器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035643B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4765526B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2011-09-07 | オムロンヘルスケア株式会社 | 吸入器および吸入器用マウスピース |
WO2013054244A1 (en) * | 2011-10-10 | 2013-04-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Mouthpiece and method for delivering nebulized medicament to the airway of a subject |
DE102016112990A1 (de) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | Nebu-Tec Med. Produkte Eike Kern Gmbh | Verneblereinheit mit wechselbarem Mundstück |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP4149748A patent/JP3035643B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05337183A (ja) | 1993-12-21 |
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