JP2543894Y2 - 吸入器のマウスピース - Google Patents

吸入器のマウスピース

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JP2543894Y2
JP2543894Y2 JP346691U JP346691U JP2543894Y2 JP 2543894 Y2 JP2543894 Y2 JP 2543894Y2 JP 346691 U JP346691 U JP 346691U JP 346691 U JP346691 U JP 346691U JP 2543894 Y2 JP2543894 Y2 JP 2543894Y2
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opening
mouthpiece
inhaler
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atomized
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▲隆▼雄 寺田
慶 朝井
敏幸 小林
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Omron Corp
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吸入器(特に超音波吸
入器)のマウスピースに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波吸入器は、一般に薬液等を超音波
によって霧化し、この霧化状薬液を送風によって強制的
に送り込み、吸入者が吸入することにより口腔等の疾患
を治療するためのものである。霧化状薬液は装置本体か
ら、例えば蛇腹状の吸入ホースを介してホースの端部に
取付けられたマウスピースに供給され、マウスピースに
口を当てて薬液を吸い込むような使用形態が採られる。
【0003】ところで、薬液吸入中に吸入者が咳き込ん
だり、息を強く吹き出したりした場合に霧化状薬液がマ
ウスピース及び吸入ホースを通じて逆流し、薬剤が装置
本体の種々の部品(特に送風系の部品)まで進入し、こ
れらの部品に悪影響を及ぼす危険性があるため、霧化状
薬液の逆流を防止するための手段がマウスピースに講じ
られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かかる逆流防止機能を
有するマウスピースとしては、例えば図3に示す如きT
字型のものがある。開口10は装置本体の吸入ホースに
連結されており、霧化状薬液が導入される。一端の開口
11は口を近づけて薬液を吸引する部分で、他端の開口
12は解放されている。解放開口12は吸入者が咳き込
んだ時にその吐出流ハを逃がす役目を担う。
【0005】しかし、開口10から送られる霧化状薬液
は、実線矢印イ方向に進行するものと、実線矢印ロ方向
に進むものとに分流する。そのため、矢印ロ方向の分流
だけ薬液が開口12から漏洩してしまい、薬液の無駄な
流出が多い。この欠点を解決するために、図4に示すよ
うに、開口12の端部に弁15を揺動可能に付設したも
のがある。通常の吸入時には、開口12が弁15によっ
て塞がれているため、霧化状薬液は実線矢印イ方向に流
れ、薬液の漏洩はかなり改善される。咳き込み時の吐出
流ハは、その風圧によって点線の如く弁15が開き、開
口12から外部に放出される。しかし、吐出流ハの一部
は弁15に反射されて開口11の方向に逆戻りするた
め、吸入者が再びこれを吸い込む恐れがあり、吸入者に
不快感を与えるなど好ましくない。
【0006】従って、本考案の目的は、上記従来のT字
型マウスピースの問題点を解決する新規なマウスピース
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、内部に流路
を有し、両端が開口する吸入部材と、内部に流路を有
し、一端が開口し且つ他端が装置本体に連通する導入部
材とを具備し、吸入部材の一端開口の一部が外部に解放
されるように当該開口から吸入部材内に導入部材を挿設
したマウスピースにより達成される。
【0008】本考案のマウスピースは、吸入部材の一端
開口から吸入部材内に挿設した導入部材から霧化状薬液
が吸入部材内に導かれ、更に吸入部材の他端開口から出
る。吸入者からの吐出流は導入部材内に進入せずに吸入
部材の一端開口の残部(解放開口)から外方に排出され
る。本考案では、吸入部材の一端開口の一部が解放され
た様態で当該開口から導入部材を吸入部材内に挿設した
点が特徴であり、流体(本考案では霧化状液体)の流路
抵抗を活用するものである。そのため、図1からも分か
るように、導入部材は吸入部材内に或る程度進入した位
置まで設けるのが好ましい。又、吸入者の吐出流による
霧化状薬液の逆流を効果的に防ぐには、図1に示す如く
導入部材の先端を細径部とし、細径部の開口位置におけ
る該細径部の流路断面積が同位置における吸入部材の流
路断面積よりも小さいのが理想的である。
【0009】なお本考案のマウスピースにおいて、吸入
部材と導入部材の形状は特定されないが、使い勝手や流
体路等を考慮すると管状であることが望ましい。
【0010】
【実施例】以下、本考案の吸入器のマウスピースを実施
例に基づいて説明する。図1はその一実施例の縦断面
を、図2は図1の線A−A方向から見た正面を示す。本
実施例のマウスピースは、吸入部材1が円筒状基端部2
と該基端部2に嵌着したテーパ状先端部3とからなり、
基端部2の一端は開口4で、先端部3の他端は開口5で
あり、開口4から開口5に至る連続流路が形成されてい
る。
【0011】更にマウスピースは、基端部2の開口4か
ら基端部2内に挿設された管状導入部材6を備え、導入
部材6の先端は細径部6aになっている。本例の導入部
材6は基端部2に一体形成されており、一端開口7は基
端部2の開口4から突出位置に存すると共に、装置本体
に吸入ホース等を通じて連通する。細径部6aの他端開
口8は基端部2内に位置する。
【0012】かかるマウスピースは、霧化装置の使用時
に先端部3の開口5に口を当て、装置本体から送られて
くる霧化状薬液を吸い込む。この時、霧化状薬液は吸入
ホースを通じ、実線矢印イで示すように導入部材6、細
径部6aを経て開口8から基端部2内に排出され、更に
先端部3を通って開口5から出る。ここで、吸入者が万
一咳き込んだり、或いは不用意に息を吹きかけた場合、
口からの吐出流は点線矢印ハに示すように、先端部3及
び基端部2を経て開口4から外部に放出される。吐出流
ハが点線矢印の方向に流れる時、細径部6aの開口8か
らは引き続き霧化状薬液が先端部3の方向に排出される
が、霧化状薬液は或る程度の流圧を有する上に流路断面
積の小さい細径部6aが流体抵抗となって、吐出流ハは
細径部6a内には進入せず、流体抵抗の殆ど無い基端部
2を通って開口4から排出される。この結果、霧化状薬
液の逆流を効果的に防止することができる。
【0013】なお、前記実施例は本の一例に過ぎず、本
考案の所期の目的を達成し得る限り、種々に変更しても
よいことは言うまでもない。例えば、上記実施例では導
入部材6は吸入部材1に一体形成されているが、個別に
取付けてもよい。或いは、導入部材6を吸入部材1の一
方側寄りに設けるのではなく、吸入部材1の中心線に沿
って挿設し、解放開口4によって導入部材6が包囲され
る態様でも構わない。
【0014】
【考案の効果】本考案の吸入器のマウスピースは、以上
説明したように吸入部材内に霧化状薬液を導く導入部材
を挿設したから、薬液吸入時は霧化状薬液の漏洩が殆ど
無く、咳き込どは吐出流が効率良く外部に排出され、霧
化状薬液の逆流や吐出流の逆戻り現象は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマウスピースの一実施例の縦断面図で
ある。
【図2】図1に示すマウスピースを線A−A方向から見
た時の正面図である。
【図3】従来のT字型マウスピースを示す断面図であ
る。
【図4】図3のマウスピースを改良したものを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 吸入部材 2 基端部 3 先端部 4・5・7・8 開口 6 導入部材 6a 細径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 敏幸 京都市下京区中堂寺南町17番地 サイエ ンスセンタービル 株式会社オムロンラ イフサイエンス研究所内 (56)参考文献 特開 平2−180439(JP,A) 実開 昭60−180439(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に流路を有し、両端が開口する吸入部
    材と、内部に流路を有し、一端が開口し且つ他端が装置
    本体に連通する導入部材とを具備し、吸入部材の一端開
    口の一部が外部に解放されるように当該開口から吸入部
    材内に導入部材を挿設したことを特徴とする吸入器のマ
    ウスピース。
JP346691U 1991-01-08 1991-01-08 吸入器のマウスピース Expired - Lifetime JP2543894Y2 (ja)

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JPH0495046U JPH0495046U (ja) 1992-08-18
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KR20010010094A (ko) * 1999-07-15 2001-02-05 강진구 목 아픔 방지를 위한 목감기 치료기
JP4765526B2 (ja) 2005-10-04 2011-09-07 オムロンヘルスケア株式会社 吸入器および吸入器用マウスピース

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