JP3035634B2 - 電子機器の基板製造方法 - Google Patents

電子機器の基板製造方法

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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の基板、詳しく
はベアチップ集積回路(IC)が搭載される基板の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近接スイッチ等の電子機器では、図5に
示すように、所定のパターンが形成された基板1上にI
Cチップ2をダイボンディングにより取り付け、その端
子と基板1上のパターンとの間にワイヤ3をワイヤボン
ディングすることにより両者を接続し、さらにそのIC
チップ2とワイヤ3を樹脂4でポッティングして保護す
るようになっている。このポッティング時における樹脂
4の広がりを防止するため、本願出願人は基板1に環状
の流れ止め枠5を載置する方法を提案している。通常、
前記基板1は、図6に示すように、多数連結された状態
で同時に製造され、その上へのICチップ2等の取り付
けも同時に行われる。また、流れ止め枠5も基板1と同
様、多数連結された状態で成形され、基板1に重ねられ
る。そして、この流れ止め枠5内に樹脂4をポッティン
グした後、基板1と流れ止め枠5の各々の連結部6,7
を同時に切断し、個々の基板1を分離するようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板1
と流れ止め枠5の各々の連結部6,7を同時に切断する
場合、基板1はガラスエポキシ樹脂、流れ止め枠5は可
塑性プラスチックからなるため、両者を同時に切断する
最適なカット刃が存在しない。すなわち、ガラスエポキ
シ樹脂の基板1は砥石刃で、可塑性プラスチックの流れ
止め枠5は金属刃で切断するのが最適であるが、砥石刃
ではプラスチックは全く切断できないので、刃が摩耗す
るのを承知の上、金属刃で両者を切断するようにしてい
た。また、流れ止め枠5は基板1とは別部材になるた
め、金型が別個に必要となるうえ、両者を組み合わせる
作業も付加的に発生し、コスト高で生産性が悪いという
問題があった。本発明はかかる問題点を解決するのを課
題とし、別個に流れ止め枠を形成する必要がなく、安価
で生産性のよい電子機器の基板製造方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、パターン部を一次金型にインサートして
下基部を一次成形し、この一次成形品をメッキのために
下地処理した後、二次金型にインサートしてパターン部
以外の上基部と流れ止め枠部を同時に二次成形し、この
二次成形品のパターン部にメッキを施すものである。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1は、本発明に係る電子機器の基板10の製造方
法を示し、まず(A)に示すように、パターン部11を
一次金型にインサートして下基部12aと下連結部13
aを一次成形する。この状態では、パターン部11が成
形表面より突出している。下連結部13aには開口部1
4を形成しておく。成形材料としては、ベクトラC81
0(ポリプラスチックス(株))が好ましい。この一次
成形では、図6に示す従来の基板1のように、下連結部
13aを介して一度に多数のものを形成するようにす
る。
【0006】続いて、(B)に示すように、この一次成
形品10a全体をメッキのための下地処理を行う。そし
て、この一次成形品10aを二次金型にインサートして
二次成形し、(C)に示すように、パターン部11以外
の上基部12b及び上連結部13bと、上基部12bの
外周縁部の流れ止め枠部15とを同時に成形する。これ
により、下基部12aと上基部12b、及び下連結部1
3aと上連結部13bが一体になり、それぞれ基部1
2、連結部13が形成される。基部12はパターン部1
1と同一高さであり、連結部13は流れ止め枠15と同
じ高さとなっている。成形材料としてはベクトラC13
0(ポリプラスチックス(株))が好ましい。この後、
基板10全体をメッキ槽に入れることにより、パターン
部11にメッキが施される。
【0007】このように製造された基板10のパターン
部11に、図2,図3に示すように、ICチップ2をダ
イボンディングし、ワイヤ3をワイヤボンディングする
ことによってICチップ2とパターン部11とを接続し
た後、基部12上に樹脂4を充填してポッティングす
る。このとき、基部12は流れ止め枠15によって囲ま
れているので、ポッティング樹脂4が広がることはない
うえ、樹脂表面も平坦になる。
【0008】次に、基板10の裏面にコンデンサ16等
のチップ部品を取り付け、リフロー炉に通して接続す
る。この後、図2中1点鎖線Cに示すように、開口部1
4の位置で連結部13を切断し、個々の基板10に分離
する。切断部分は下連結部13aと上連結部13bから
なり、それぞれ樹脂成形材で構成されているため、切断
刃としては金属刃を使用する。分離された基板10は、
図4に示すように、コア17及びコイルスプール18と
ともに、ケース19に収容され、電子機器が完成する。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、基部と流れ止め枠部とが同時に形成されるの
で、流れ止め枠を別部材として別個に形成する必要がな
いうえ、両者を組み合わせる作業も不要となり、製造コ
ストが低減するうえ、生産性が向上する。また、部品点
数が低減するので部品管理が容易である。流れ止め枠部
と基部は同一成形材料で一体成形されるので、個々の基
板を分離する際の切断刃として最適なものを選定するこ
とができ、刃の摩耗や切断面のバリやカエリの無い良好
な切断が行える。また、流れ止め枠部と基部は同一材料
で両者に熱膨張差がなく、熱衝撃ストレス等で剥離する
虞れがない等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る基板製造過程を順に示す斜視図
である。
【図2】 樹脂ポッティング後の切断箇所を示す平面図
である。
【図3】 図2のI−I線の部分断面拡大図である。
【図4】 本発明に係る方法により製造された基板を備
えた電子機器の分解斜視図である。
【図5】 樹脂ポッティング状態を示す従来の基板の断
面図である。
【図6】 従来の基板と流れ止め枠の組み合わせ状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10…基板、10a…一次成形品、11…パターン部、
12…基部、12a…下基部、12b…上基部、15…
流れ止め枠部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターン部を一次金型にインサートして
    下基部を一次成形し、この一次成形品をメッキのために
    下地処理した後、二次金型にインサートしてパターン部
    以外の上基部と流れ止め枠部を同時に二次成形し、この
    二次成形品のパターン部にメッキを施すことを特徴とす
    る電子機器の基板製造方法。
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JP5235630B2 (ja) * 2008-11-28 2013-07-10 アピックヤマダ株式会社 モールド成形方法、モールド成形品の製造方法、スティフナ付き基板、およびモールド金型

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