JP3035488B2 - 内視鏡用付属部品洗滌消毒装置 - Google Patents

内視鏡用付属部品洗滌消毒装置

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JP3035488B2
JP3035488B2 JP8066764A JP6676496A JP3035488B2 JP 3035488 B2 JP3035488 B2 JP 3035488B2 JP 8066764 A JP8066764 A JP 8066764A JP 6676496 A JP6676496 A JP 6676496A JP 3035488 B2 JP3035488 B2 JP 3035488B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の付属部品
を洗滌・消毒するための内視鏡用付属部品洗滌消毒装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内視鏡は体腔内の検査および
治療に広く利用されており、その内部には送気、送水、
吸引等を行なうための各種の管路が組み込まれている。
そして、感染等を防止するため、内視鏡は、使用する毎
に、その外表面および内部管路が洗滌消毒される。こう
した内視鏡の洗滌消毒では一般に内視鏡洗滌消毒装置が
使用される。内視鏡洗滌消毒装置を用いた洗滌消毒で
は、通常、洗滌水による洗滌工程と消毒液による消毒工
程とが順次行なわれた後、水道水によるすすぎ工程が行
なわれる。
【0003】ところで、内視鏡に付設されたボタン類等
の付属部品は、内視鏡本体から分離された後、内視鏡洗
滌消毒装置の洗滌槽内に設けられた籠状の金網ケース上
に載置され、その状態で洗滌水や消毒液が吹き付けられ
たり、あるいは、洗滌水や消毒液中に浸漬されたりし
て、洗滌消毒される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法で、内視鏡付属部品の洗滌消毒を行なった場合には、
複雑な形状の付属部品の奥まで十分に洗滌消毒すること
は難かしい。仮にこの方法によって十分な洗滌消毒効果
を得ようとすれば、膨大な浸漬時間を要したり、あるい
は、非常に強い噴射圧をもって付属部品に消毒液を吹き
付けたりする必要があり、現実性に乏しい。
【0005】また、前述した方法で付属部品の洗滌消毒
を行なうと、付属部品の内部に微細な気泡(エアー溜ま
り)が生じ、その部分で消毒液等の接触がなされず、そ
の部分の洗滌消毒が不十分になることがある。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、ボタン類等の複雑な
形状の付属部品を簡単且つ十分に洗滌消毒することがで
きる内視鏡用付属部品洗滌消毒装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、内視鏡に付設される付属部品を洗滌消毒
液に浸漬して洗滌消毒する内視鏡用付属部品洗滌消毒装
置において、洗滌消毒液に浸漬される前記付属部品を収
納するための収納ケースと、前記収納ケース内に洗滌消
毒液を圧送するための流入口と、前記流入口から前記洗
滌消毒液を前記収納ケース内に圧送し、前記洗滌消毒液
の吐出圧により前記付属部品を回転させることで前記付
属部品に付着した気泡を脱泡する脱泡手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る
内視鏡洗滌消毒装置40の概略構成を示している。図示
のように、この内視鏡洗滌消毒装置40は、洗滌室を形
成する洗滌槽32を有しており、洗滌槽32の内部に所
定数(本実施形態の場合には1つ)の内視鏡1,をセッ
トして洗滌消毒することができるようになっている。洗
滌槽32には洗滌室の天井面を形成する蓋体34が開閉
可能に取り付けられており、この蓋体34を開けて内視
鏡1を洗滌槽32内にセットすることができるようにな
っている。 洗滌槽32の底部には例えばドーナツ状に
形成された振動板2が設置されている。この振動板2
は、例えばランジュバン型の超音波振動子2aをその底
面に取り付けてなり、洗滌槽32に溜められた洗滌液中
に超音波振動を発振することができるようになってい
る。
【0009】洗滌槽32の底部中央には、洗滌槽32内
の液量を削減する目的で塔3が設けられている。この塔
3の内部には洗滌槽32内の液体を加保温するためのヒ
ータ(図示せず)が設けられている。
【0010】また、洗滌槽32には注入口5が設けられ
ている。この注入口5には水道蛇口29に接続された給
水管路38が接続されており、この給水管路38を通じ
て水道水を洗滌槽32内に供給することができるように
なっている。なお、給水管路38の途中には、その上流
側から順に、給水弁37と、水道水を瀘過するフィルタ
18と、注入口5に向けて開の逆止弁10とが介装され
ている。また、フィルタ18と逆止弁10との間の給水
管路38には、消毒液注入口41に接続された管路が接
続している。
【0011】洗滌槽32の側壁には内視鏡1に対して高
圧水を噴射するための洗滌液噴出口4が設けられてお
り、洗滌槽32の底部には第1の排液口9が設けられて
いる。洗滌液噴出口4には第1の送液ポンプ21の吐出
側に接続された第1の送液管路8bが接続され、第1の
排液口9には第1の送液ポンプ21の吸引側に接続され
た第1の吸引側管路8aが接続されており、送液管路8
bと吸引側管路8aは、洗滌槽32内の液体を回収して
これを再び洗滌槽32へと圧送する第1の循環路8を形
成している。
【0012】また、洗滌槽32の側壁には接続チューブ
28が接続されるチャンネル接続口13が設けられてい
る。この場合、接続チューブ28は、内視鏡1の操作部
に設けられ内視鏡1の内部管路と連通する接続口部14
に着脱自在に接続されるようになっている。
【0013】第1の吸引側管路8aの途中からは第2の
吸引側管路7aが分岐しており、この吸引側管路7aは
第2の送液ポンプ12の吸引側に接続されている。ま
た、第2の送液ポンプ12にはチャンネル接続口13に
接続された第2の送液管路7bが接続されている。そし
て、これらの管路7a,7bは、洗滌槽32内の液体を
回収してこれを内視鏡1の内部管路を通じて再び洗滌槽
32へと圧送する第2の循環路7を形成している。な
お、第2の送液管路7bにはチャンネル接続口13に向
けて開の逆止弁15aが介装されている。
【0014】また、第2の送液管路7bの途中(逆止弁
15aの下流側)には、チャンネル接続口13に向けて
開の逆止弁15bを介して、エアー供給管路35が接続
されている。このエアー供給管路35にはコンプレッサ
ー17が接続されている。すなわち、コンプレッサー1
7からの圧縮空気をエアー供給管路35を介して第2の
送液管路7bに送り込むことができるようになってい
る。
【0015】洗滌槽32の底部には第2の排液口30が
設けられている。第2の排液口30から延びる管路には
管路切換弁20を介して消毒液戻し管路27bと排液管
路25とがそれぞれ接続されている。消毒液戻し管路2
7bは、消毒液タンク22に接続されており、洗滌槽3
2内の消毒液を消毒液タンク22に回収する。また、消
毒液タンク22には消毒液タンク22からの消毒液をポ
ンプ23の吸引作用によって洗滌槽32内に供給する消
毒液送液管路27aが接続されている。この消毒液送液
管路27aは、逆止弁10の下流側で給水管路38に接
続しており、その途中に給水管路38に向けて開の逆止
弁33が介装されている。なお、管路切換弁20から延
びる排液管路25には排液ポンプ24が介装されてい
る。
【0016】また、洗滌槽32内にはボタン類等の内視
鏡付属部品43を収納する収納ケースとしてのボタンケ
ース45が着脱自在に設置されており、このボタンケー
ス45の注入口(流入口)にはボタン洗滌管路19の一
端が接続されている。このボタン洗滌管路19の他端
は、管路切換弁26を介して第2の送液管路7bの途中
(逆止弁15aの下流側)に接続されている。なお、管
路7a,7b,8a,19と送液ポンプ12は、後述す
るように、前記注入口から洗滌消毒液をボタンケース4
5内に圧送して洗滌消毒液の吐出圧により付属部品43
を回転させることで付属部品43に付着した気泡を脱泡
する脱泡手段を構成しており、また、これら脱泡手段と
ボタンケース45とによって内視鏡用付属部品洗滌消毒
装置が構成されている。
【0017】次に、上記構成の内視鏡洗滌消毒装置40
の動作について説明する。まず、使用済みの内視鏡1を
洗滌槽32内にセットし、内視鏡1の接続口部14とチ
ャンネル接続口13とを接続チューブ 28によって接
続する。その後、図示しない各種の操作スイッチを操作
することによって、洗滌、消毒、すすぎ、送気の各工程
が自動的に行なわれる。
【0018】洗滌工程では、初めに給水弁37が開き、
例えば水道水等の給水源29からの洗滌水が給水管路3
8を介して注入口5から洗滌槽32内に供給される。な
お、この洗滌工程の前には、ユーザーが予め設定された
液量の洗剤を洗滌槽32内に注入しておく。
【0019】一定量の水が洗滌槽32内に供給される
と、給水弁37が閉じられ、第1および第2の送液ポン
プ12,21が駆動される。また、この時、管路切換弁
20が閉じられるとともに、予め設定された時間および
回数で管路切換弁26がチャンネル接続口13側とボタ
ン洗滌管路19側との間で切り換えられる。これによっ
て、洗滌槽32内の洗滌液の一部は、第1の循環路8を
循環して洗滌液噴出口4から内視鏡1の外面に高圧で吹
き付けられるとともに、第2の循環路7を通じて循環し
て内視鏡1の内部管路またはボタンケース45内へと送
られる。すなわち、洗滌槽32内の洗滌液は、第1の排
液口9から第1の送液ポンプ21の吸引作用によって第
1の吸引側管路8aに吸引され、第1の送液管路8bを
介して洗滌液噴出口4から噴射される。また、第1の吸
引側管路8aへ吸引された洗滌液の一部は、第2の送液
ポンプ12の吸引作用によって第2の吸引側管路7aに
吸引されるとともに、第2の送液管路7bを通じてチャ
ンネル接続口13から内視鏡1の内部管路あるいはボタ
ン洗滌管路19を通じてボタンケース45内へと送られ
る。なお、内視鏡1の内部管路へ送られた洗滌液は、内
視鏡1の各開口部を通じてあるいはボタンケース45に
設けられた各開口部を通じて洗滌槽32内に戻され再び
第1の循環路8または第2の循環路7を循環することに
なる。
【0020】なお、この時、第2の送液ポンプ12から
の洗滌水の吐出圧は非常に高いため、内視鏡付属部品4
3はボタンケース45内で回転運動をする。したがっ
て、付属部品43に付着した気泡は付属部品43から剥
離(脱泡作用)され、あるいは、移動される。また、こ
のようにボタンケース45内に洗滌液を送っている時
に、コンプレッサ17を駆動させて、気液混合流でボタ
ンケース45内の付属部品43を激しく回転させて、脱
泡作用を促進させるようにしても良い。
【0021】このような洗滌液の流れによって、内視鏡
1に付着した大きな汚れ、柔らかい汚れ、軽い汚れ等が
洗い落とされる。特に、こうした汚れは、洗滌液噴出口
4から噴出される洗滌液の衝撃力や、これによって形成
される洗滌槽32内の渦流によって内視鏡1の外面から
欠き落とされる。
【0022】洗滌液のこのような循環作用による洗滌が
所定時間行なわれると、続いて、振動板2が動作され超
音波洗滌が行なわれる。この超音波洗滌では、振動板2
から発せられる超音波振動によって内視鏡1に付着した
堅い汚れや内視鏡1の複雑な形状部分に付着した汚れ等
が強力に落とされる。
【0023】超音波洗滌が終了すると、再び前述した洗
滌液の循環作用による洗滌が行なわれる。この段階で
は、超音波洗滌によってふやけて内視鏡1から剥がれか
かった汚れが落とされる。
【0024】以上の洗滌工程が終了すると、続いてすす
ぎ工程が行なわれる。このすすぎ工程では、まず初め
に、送液ポンプ12,21の駆動が停止されるととも
に、管路切換弁20が排液管路25側に切換えられて、
排液ポンプ24が駆動される。これによって、洗滌槽3
2内の洗滌液が第2の排液口30から排液管路25を通
じて外部に排出される。
【0025】洗滌槽32内の洗滌液が完全に排出される
と、続いて、給水弁37が開かれ、新しい水が洗滌槽3
2内に供給される。そして、第1および第2の送液ポン
プ12,21が再び駆動され、前述した循環作用によっ
て内視鏡1の内部管路と外面のすすぎおよびボタンケー
ス45内の付属部品43のすすぎが行なわれる。
【0026】すすぎ水によるすすぎが終了すると、すす
ぎ水を洗滌槽32から完全に排出した状態で水切りが行
なわれる。この水切りでは、送液ポンプ12,21の駆
動が停止されるとともにコンプレッサー17が駆動さ
れ、コンプレッサー31からのエアーがエアー供給管路
35を通じて第2の送液管路7bに送られる。第2の送
液管路7bに送られるエアーは、管路切換弁26の切換
え動作によって、チャンネル接続口13から内視鏡1の
内部管路またはボタン洗滌管路19からボタンケース4
5内に送られて、内視鏡1の内部管路の水切りと付属部
品43の水切りとを行なう。
【0027】以上のすすぎ工程が終了すると、続いて消
毒工程が行なわれる。この消毒工程では、まず初めに、
管路切換弁20が閉じられ、ポンプ23が駆動される。
これによって、消毒液タンク22内の消毒液が消毒液送
液管路27aと給水管路38とを介して注入口5から洗
滌槽32内に注入される。なお、この場合、注入口5は
消毒液注入と洗滌液(水道水)注入とを兼用しており、
したがって、消毒液送液管路27aから送られる消毒液
の流路となる給水管路38の部位と注入口5とが消毒液
によって消毒され、常に衛生が保たれる。
【0028】洗滌槽32内に所定量の消毒液が注入され
て内視鏡1が消毒液に完全に浸漬されると、ポンプ23
の駆動が停止され、続いて第2の送液ポンプ12が駆動
される。これにより、洗滌槽32内の消毒液は、管路切
換弁26の切換え動作によって、チャンネル接続口13
から内視鏡1の内部管路またはボタン洗滌管路19から
ボタンケース45内に送られて、内視鏡1の内部管路と
付属部品43の消毒を行なう。
【0029】このような消毒が所定時間行なわれた後、
管路切換弁20が消毒液戻し管路27b側に切換えられ
て、洗滌槽32内の消毒液が消毒液戻し管路27bを通
じて消毒液タンク22内に回収される。その後、前述し
たすすぎ工程によって消毒液のすすぎ行なわれる。
【0030】すすぎ工程によって消毒液を完全にすすい
だ後、送気(除水)工程が行なわれる。この工程は前述
したすすぎ工程の後半に行なわれる水切りと同じ手順で
行なわれる。
【0031】以上で本装置の工程が終了するが、瀘過フ
ィルター18の2次側と逆止弁10との間の給水管路管
38の部位は消毒液が通らないため、分岐管で消毒液注
入口45から定期的に消毒薬を注入して消毒することが
望ましい。
【0032】以上説明したように、本実施形態の洗滌消
毒装置40は、洗滌槽32内にボタン類等を収納する取
外し自在のボタンケース45を有するとともに、送液ポ
ンプ12やコンプレッサ17から送られる流液や圧力空
気がボタンケース45内を流れるように配管されてお
り、ボタンケース45内の付属部品43が流液等によっ
てボタンケース45内を回転運動するようになってい
る。したがって、付属部品43は、ボタンケース45内
での回転運動中に互いに接触したりケース45の壁に接
触したりして、その衝撃で気泡が排除されたり移動され
たりする。これによって、付属部品43内外面全体に洗
滌液や消毒液が回ることになり、複雑な形状の付属部品
の奥まで十分に洗滌液や消毒液が行き渡ることとなる。
つまり、付属部品43を簡単且つ十分に洗滌消毒するこ
とができる。
【0033】図2はボタンケース45の具体的な構成を
示したものである。図2の(a)に示すように、ボタン
ケース45は洗滌槽32にワンタッチジョイント46で
接続されている。ワンタッチジョイント46のリリース
レバー48を図中X方向に押してボタンケース45を洗
滌槽32から図中Z方向に外し、ボタンケース45の蓋
47を開ければ、ボタン類等の付属部品をボタンケース
45内に収納することができる。なお、図2の(b)に
示すように、ボタンケース45と蓋47にはボタンケー
ス45内に流入した液体および気体を外部(洗滌槽32
内)に吐出すための複数の通孔50が設けられている。
【0034】図3はボタンケース45の他の構成例を示
したものである。このボタンケース45も洗滌槽32に
ワンタッチジョイント46で接続されているが、洗滌槽
32からの取り外し手段が図2のものと異なる。すなわ
ち、ボタンケース45を図中T方向に回すと、蓋47に
固定されているリリースピン49がワンタッチジョイン
ト46のリリースレバー48を図中X方向に押し、ロッ
クが解除される。この状態でボタンケース45を洗滌槽
32からZ方向に外せば、ボタンケース45の蓋47を
開けてボタン類等の付属部品をボタンケース45内に収
納することができる。
【0035】なお、図2および図3に示したボタンケー
ス45の構成では、下側に洗滌水の注入口を設けて、上
面に噴出口を設けているが、その主旨を逸脱しない限り
で各種形態をとることが可能である。例えばケース45
内の洗滌面で効果的な液流が起こるようにガイドを付け
たり、注入口、排出口の場所や個数、形状を変更するこ
ともできる。
【0036】図4は図1の内視鏡洗滌消毒装置40の給
水管路38回りの管路構成の変形例を示している。図1
の構成では、給水管路38と消毒液送液管路27aとの
合流部を各々逆止弁10,33を設けて構成している
が、図4の構成では、3方ボールバルブのような切り換
え式の弁51を設けることによって給水管路38と消毒
液送液管路27aとの合流部を構成している。
【0037】図5および図6は、図1の内視鏡洗滌消毒
装置40のボタン洗滌管路19および第2の送液管路7
b回りの管路構成の変形例を示している。図1の構成で
は、ボタン洗滌管路19と第2の送液管路7bとの管路
切換えを管路切換弁26によって行なったが、ここで
は、図5に示すように、ボタン洗滌管路19と第2の送
液管路7bとにそれぞれ電磁弁51,52を設けてい
る。なお、その他の管路構成は図1と同一である。
【0038】この構成では、図6に示すように、洗滌、
すすぎ、消毒の各工程時に、チャンネル側電磁弁51と
ボタンケース側電磁弁52を同時に開くようにする。こ
れに対して、送気工程時には、双方の弁51,52を開
けると送気圧力が下がるため、ボタンケース側電磁弁5
2を開とする時間をごく僅かとし、チャンネル側電磁弁
51の開時間を長くして内視鏡1の内部管路内の除水に
専念するようにする。なお、図6では、コンプレッサ1
7およびポンプ12の駆動と弁51,52の開動作を斜
線で示してある。
【0039】図7および図8は、図1の内視鏡洗滌消毒
装置40のボタン洗滌管路19および第2の送液管路7
b回りの管路構成の他の変形例を示している。図示の内
視鏡洗滌消毒装置は、内視鏡1を複数本設置できるよう
に、チャンネル接続口13が複数設けられており、それ
に対応して、第2の送液管路7bが複数に分岐してい
る。そして、第2の送液管路7bから分岐する分岐管路
にはそれぞれチャンネル側電磁弁51a,51bが設け
られている。なお、その他の管路構成は図1と同一であ
る。
【0040】この構成では、要求される洗滌力や消毒力
または工程時間によって、チャンネル側電磁弁51a,
51bの開時間を設定する。図8にチャンネル側電磁弁
51a,51bの開動作の一例が示されている。
【0041】なお、以上説明した実施例により以下のよ
うな各構成が得られる。 1.内視鏡洗滌消毒装置において内視鏡構成部品のボタ
ン類を洗滌水及び消毒水の流れるケースに入れ、その水
流にて内視鏡構成部品をケース内で回転運動させて洗滌
消毒をする方法。 2.前記ケース内に水流と共にエアーを吹き込み、気液
混合流でボタンのケース内回転運動を強めたことを特徴
とする第1項に記載の方法。
【0042】3.前記ケースと、前記ケースへの送液・
送気手段とを有する洗滌消毒装置。 4.前記ケースが着脱自在であることを特徴とする第3
項に記載の装置。 5.前記ケースは送液・送気口と、出水・出エアー用の
小穴とを有していることを特徴とする第3項に記載の装
置。 6.前記送液・送気手段は、スコープチャンネルへの送
液送気手段と兼用となっていることを特徴とする第3項
に記載の装置。 7.前記送液・送気手段は、前記ケースとスコープチャ
ンネルとに対して切換式となっていることを特徴とする
第3項または第6項に記載の装置。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡用
付属部品洗滌消毒装置によれば、ボタン類等の複雑な形
状の付属部品を簡単且つ十分に洗滌消毒することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る内視鏡洗滌消毒装置の
管路構成図である。
【図2】(a)は図1の内視鏡洗滌消毒装置に設けられ
るボタンケースの側面図、(b)は(a)のA方向から
見た平面図、(c)は(a)のBーB矢視図である。
【図3】ボタンケースの変形例に係り、(a)はボタン
ケースの側面図、(b)は(a)のA方向から見た平面
図、(c)は(a)のBーB矢視図である。
【図4】図1の内視鏡洗滌消毒装置の給水管路回りの管
路構成の変形例を示す管路図である。
【図5】図1の内視鏡洗滌消毒装置のボタン洗滌管路お
よび第2の送液管路回りの管路構成の変形例を示す管路
図である。
【図6】図5の管路構成における各駆動要素の動作状態
図である。
【図7】図1の内視鏡洗滌消毒装置のボタン洗滌管路お
よび第2の送液管路回りの管路構成の他の変形例を示す
管路図である。
【図8】図7の管路構成における各駆動要素の動作状態
図である。
【符号の説明】
1…内視鏡 19…ボタン洗滌管路 32…洗滌槽 40…内視鏡洗滌消毒装置 43…内視鏡付属部品 45…ボタンケース(収納ケース)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に付設される付属部品を洗滌消毒
    液に浸漬して洗滌消毒する内視鏡用付属部品洗滌消毒装
    置において、 洗滌消毒液に浸漬される前記付属部品を収納するための
    収納ケースと、 前記収納ケース内に洗滌消毒液を圧送するための流入口
    と、 前記流入口から前記洗滌消毒液を前記収納ケース内に圧
    送し、前記洗滌消毒液の吐出圧により前記付属部品を回
    転させることで前記付属部品に付着した気泡を脱泡する
    脱泡手段と、 を具備することを特徴とする内視鏡用付属部品洗滌消毒
    装置。
JP8066764A 1996-03-22 1996-03-22 内視鏡用付属部品洗滌消毒装置 Expired - Fee Related JP3035488B2 (ja)

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