JP3017439B2 - 内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

内視鏡洗浄消毒装置

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JP3017439B2 JP8057840A JP5784096A JP3017439B2 JP 3017439 B2 JP3017439 B2 JP 3017439B2 JP 8057840 A JP8057840 A JP 8057840A JP 5784096 A JP5784096 A JP 5784096A JP 3017439 B2 JP3017439 B2 JP 3017439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、使用後の内視鏡
を洗浄、消毒する内視鏡洗浄消毒装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の内視鏡洗浄消毒装置の一例とし
て、特開平7−23903、特開平7−31588に
は、内視鏡洗浄消毒装置の洗浄槽に内視鏡を設置し、こ
の洗浄槽内に洗浄液又は消毒液を注入して、内視鏡を洗
浄又は消毒することが記載されている。
【0003】具体的には、図7に示すように、内視鏡1
00を内視鏡洗浄消毒装置101の洗浄槽102内にセ
ットして消毒液を注入する場合、内視鏡100の操作部
103とコネクタ部104の径が挿入部105の径より
も大きいため、操作部103とコネクタ部104を完全
に浸漬させようとすると、多くの消毒液が必要であっ
た。実際には、洗浄液や消毒液が排水口107に流れや
すいようにするため、洗浄槽102の床面106は排水
口107に向けて斜め下に傾斜しており、洗浄槽102
の床面106は、排水口107側の方が深くなってい
る。そのため、排水口107側に内視鏡100の挿入部
103やコネクタ部104を配置することによって、消
毒液の量をある程度節約することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、挿入部
105の径は約1cmであるのに対し、操作部103の
径は約10cmもあるため、消毒液の液面は洗浄槽10
2の排水口107から最低でも10cm以上必要であっ
た。そのため、挿入部105に比べて汚れの度合いが低
い操作部103やコネクタ部104を完全に消毒液に浸
漬するために大量の消毒液を使用しなければならなかっ
た。特に、消毒液は高価であるため、大量の消毒液を使
用することは非常に不経済である。
【0005】本願発明は、上述したような課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、内視鏡を浸漬す
るために必要な消毒液の使用量を極力少なくすることが
できる内視鏡洗浄消毒装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
内視鏡を洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒装置におい
て、前記内視鏡の操作部もしくはコネクタ部を収容可能
な凹状の第1の凹部と、前記第1の凹部とは異なる位置に
形成された、前記内視鏡の操作部もしくはコネクタ部を
収容可能な凹状の第2の凹部と、を有する洗浄槽と、前
記第1の凹部の底部に設けられた、前記第1の凹部内の
液を排出するための排水口と、前記第2の凹部の底部に
設けられた、前記第2の凹部内の液を吸い込むための吸
い込み口と、前記吸い込み口から前記第2の凹部内の液
を吸引する吸引手段と、前記吸引手段にて吸引された液
を前記第1の凹部内に流出する、前記第1の凹部に設け
た流出口と、を有することを特徴とする。請求項2に係
る発明は、内視鏡を洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒装
置において、前記内視鏡の操作部もしくはコネクタ部を
収容可能な凹状の第1の凹部と、前記第1の凹部とは異な
る位置に形成された、前記内視鏡の操作部もしくはコネ
クタ部を収容可能な凹状の第2の凹部と、を有する洗浄
槽と、前記第1の凹部の底部に設けられた、前記第1の
凹部内の液を排出するための第1の排水口と、前記第2
の凹部の底部に設けられた、前記第2の凹部内の液を吸
い込むための吸い込み口と、前記吸い込み口から前記第
2の凹部内の液を吸引する吸引手段と、前記吸引手段に
て吸引された液を前記第1の凹部に収容した前記操作部
もしくはコネクタ部に噴射する、前記第1の凹部に設け
たノズルと、を有することを特徴とする。
【0007】請求項1及び請求項2に係る内視鏡洗浄消
毒装置によると、内視鏡の操作部やコネクタ部が凹部内
に収容されるので、操作部とコネクタ部を消毒液に完全
に浸漬させても、消毒液が少量で済む。
【0008】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施の形態〉以下、図面を参照しつつ本願発明
の実施の形態を説明する。図1及び図2は本願発明の第
1の実施の形態を示すものである。図1に示すように、
本実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置1には、洗浄及び消
毒される内視鏡2をセットできる洗浄槽3が設けられ、
洗浄槽3の中央部には円柱状の中心塔4が設けられてい
る。この中心塔4により洗浄槽3内の洗浄液及び消毒液
の使用量を削減することができる。洗浄槽3の床面6に
は、中心塔4を中心にして内視鏡2の挿入部5が渦巻き
状にセットされるようになっている。また、図2に示す
ように、中心塔4を中心にして第1の凹部7と第2の凹
部8が対角線上近傍に形成されている。
【0009】図1に示すように、第1の凹部7は内視鏡
2の操作部9が収納されるように凹状に形成されてお
り、第2の凹部8は図示していない光源装置に取り付け
る内視鏡2のユニバーサルコードのコネクタ部10が収
納されるように凹状に形成されている。また、洗浄槽3
の床面6は第1の凹部7に向けて斜め下に傾斜してお
り、洗浄槽3内の液体が第1の凹部7に向かって流れる
ようになっている。但し、第2の凹部8は、凹状に形成
されているので、第2の凹部8内に溜まった液体は第1
の凹部7に流れないようになっている。
【0010】第1の凹部7の底部には、排水口11が設
けられ、洗浄槽3内の液体が排水されるようになってい
る。排水口11の下には排水切換弁12が設けられてお
り、この排水切換弁12が左、中、右に切り換わること
により、洗浄槽3内の液体の排水、貯溜、回収を切り換
える役割を果たしている。即ち、左側に切り換わると、
排水ポンプ14によって洗浄槽3内の液体が吸引され
て、内視鏡洗浄消毒装置1外に排出されるようになって
おり、排水切換弁12が右側に切り換わると、洗浄槽3
内の消毒液が消毒液タンク13に流れるようになってい
る。また、排水切換弁12が中側に切り換わると、洗浄
槽3内に液体を溜めることができる。
【0011】第2の凹部8の底部には、吸込み口15が
設けられている。吸込み口15には洗浄槽3内の液体を
循環させて内視鏡2の管路内を洗浄するための洗浄用管
路17の一端が設けられており、洗浄用管路17の他端
は電磁弁18を介して洗浄槽3に設置してあるコネクタ
26に接続されている。このコネクタ26には、内視鏡
2の管路内を洗浄するための洗浄チューブ27のコネク
タ28を接続することができるようになっている。洗浄
用管路17の途中には自吸式の洗浄ポンプ16が設けら
れており、洗浄槽3に溜まった液体を吸込み口15から
吸引して、コネクタ26に送るようになっている。コネ
クタ26に送られた液体は、コネクタ28及び洗浄チュ
ーブ27を介して、内視鏡2の管路内に送られるように
なっている。
【0012】また、洗浄用管路17のうちで洗浄ポンプ
16よりも電磁弁18側の一部にはリリーフ管路19の
一端が接続されており、リリーフ管路19の他端は第1
の凹部7の流出口20に接続されている。リリーフ管路
19の途中にはリリーフ弁21が設けられており、電磁
弁18が開いている場合には洗浄ポンプ16を駆動させ
ても洗浄用管路17に液体が流れるだけでリリーフ弁2
1は開かないようになっている。逆に、電磁弁18が閉
じている場合に洗浄ポンプ16を駆動させると、洗浄用
管路17内の圧力が高くなるため、リリーフ弁21が開
いて、液体が第1の凹部7側に送られるようになってい
る。
【0013】なお、洗浄用管路17のうちで洗浄ポンプ
16よりも吸込み口15側の一部には、洗浄液又は消毒
液を循環させて内視鏡2の外表面を洗浄又は消毒するた
めの流液洗浄用管路22の一端が接続されており、流液
洗浄用管路22の他端は第1の凹部7に設けられてい
る。流液洗浄用管路22の途中には、洗浄槽3内に流液
を起こすための流液洗浄用ポンプ23が設けられてい
る。また、第1の凹部7には、流液洗浄用管路22によ
って送られた液体を内視鏡2の操作部9やコネクタ部1
0に直接吹き付けることができるようにノズル24が設
けられている。
【0014】次に、上記構成の内視鏡洗浄消毒装置1に
内視鏡2をセットして洗浄、消毒する場合について説明
する。使用済の内視鏡2を洗浄槽3内にセットした後、
コネクタ26に洗浄チューブ27のコネクタ28を接続
させる。一方、洗浄チューブ27を内視鏡2の図示して
いないチャンネル等の管路の接続口に接続させる。その
後、図示していない各種操作スイッチの操作にともない
洗浄、消毒、すすぎ、送気の各工程を順次行なう。
【0015】洗浄工程においては、電磁弁18が開いた
状態で洗浄ポンプ16及び流液洗浄用ポンプ23が駆動
する。洗浄槽3内の洗浄液は、洗浄ポンプ16の駆動に
より、第2の凹部8の吸込み口15から吸引されて高圧
水となり電磁弁18に送られる。電磁弁18に送られた
洗浄液は、コネクタ26、コネクタ28、及び洗浄チュ
ーブ27を通って内視鏡2の管路内に送られる。内視鏡
2の管路内に送られた洗浄液は、内視鏡2の管路の出口
から放出されて再び洗浄槽3内に戻される。
【0016】また、吸込み口15から吸引された洗浄水
の一部は、流液洗浄用ポンプ23によって流液洗浄用管
路22を介してノズル24に送られる。ノズル24に送
られた洗浄水は、第1の凹部7に収納された操作部9に
向けて噴射される。その後、内視鏡2の洗浄が終了する
と、排出切換弁12は、左側に切り換えられて、内視鏡
2の洗浄に使用した洗浄液は排水ポンプ14によって吸
引され、内視鏡洗浄消毒装置2の外部に排出される。こ
の際、コンプレッサー29の動作により内視鏡2の管路
内の洗浄液も排出される。また、次の消毒工程において
使用する消毒液を洗浄液によって希釈させないようにす
るため、消毒工程に入る前に、洗浄槽3、洗浄用管路1
7等内の洗浄液を完全に排出する必要がある。そこで、
電磁弁18を閉じた状態で洗浄ポンプ16を動作させ、
洗浄用管路17内の圧力を一定値よりも高くすることに
より、リリーフ弁21が開き、第2の凹部8に溜まって
いる洗浄液がリリーフ弁21を介して第1の凹部7に送
られる。その後、コンプレッサー29を動作させ、全く
同じ動作により、リリーフ管路19に送気を行い、リリ
ーフ管路19内のわずかな水滴も第1の凹部7に送られ
る。第1の凹部7に送られた洗浄液は、上記と同じよう
に内視鏡洗浄消毒装置1の外に排出される。
【0017】次に消毒工程について説明する。まず、排
水切換弁12を中側に切り換えることによって、洗浄槽
3内に洗浄液を貯溜できる状態にしておく。続いて、消
毒液タンク13内の消毒液が洗浄槽3に一定量供給さ
れ、内視鏡2を一定時間浸漬して内視鏡2の外表面の消
毒を行なう。また、上記洗浄工程の場合と同様に、内視
鏡2の管路内も消毒を行う。即ち、電磁弁18が開いた
状態で洗浄ポンプ16を駆動すると、洗浄槽3内の消毒
液は、第2の凹部8の吸込み口15から吸引されて、洗
浄用管路17、電磁弁18、コネクタ26、コネクタ2
8、洗浄チューブ27、内視鏡2の管路、及び洗浄槽3
内の順に送られる。
【0018】ここで、消毒液は高価であるため、内視鏡
2の消毒が終わってもすぐに内視鏡洗浄消毒装置1の外
に排出せずに、数回ほど繰り返して使用すべく、消毒液
タンク13内に回収する。消毒液を消毒液タンク13に
回収する場合には、排水切換弁12が右側、即ち消毒液
タンク13側に切り換えると、消毒液が自重で第1の凹
部7の排水口11から消毒液タンク13に流れ落ちる。
この際、洗浄槽3の床面6は第1の凹部側に傾斜してい
るため、洗浄槽3内の消毒液は第1の凹部7内に流れ
て、消毒液タンク13に回収される。
【0019】また、このままでは、ある程度の消毒液が
第2の凹部8内に溜まったままになってしまうので排出
する必要がある。そこで、電磁弁18を閉じた状態で洗
浄ポンプ16を動作させ、洗浄用管路17内の圧力を一
定値よりも高くすることにより、リリーフ弁21が開
き、第2の凹部8に溜まっている消毒液がリリーフ弁2
1を介して第1の凹部7に送られた後、消毒液タンク1
3に回収される。なお、洗浄ポンプ16は自吸式である
ため、第2の凹部8内に溜まった消毒液が吸引されるだ
けでなく、流液洗浄用管路22及び流液洗浄用ポンプ2
3に残っている消毒液も全て吸引される。吸引された消
毒液は、リリーフ管路19を介して第1の凹部に流され
る。また、その後、コンプレッサー27を動作させ、リ
リーフ管路19内のわずかな残液を第1の凹部7に流
す。これにより、全ての消毒液が消毒タンク13に回収
されることになる。
【0020】ところで、消毒液を複数回使用した場合に
は、排水切換弁12を左側、即ち、排水ポンプ14が設
けられている管路側に切り換えて、排水ポンプ14を動
作させることにより、第1の凹部7の排水口11から消
毒液を内視鏡洗浄消毒装置1の外に排出する。このよう
に、本実施の形態では、挿入部5に比べて外径の大きい
操作部9を第1の凹部に収納させ、また、外径の大きい
コネクタ部10を第2の凹部8に収納させた状態で消毒
工程を行うため、消毒液の液深が浅くてすみ、内視鏡2
全体を浸漬するために必要な消毒液の量を少なくするこ
とができる。
【0021】なお、本実施の形態では、第1の凹部7は
操作部9を収納できるように形成され、第2の凹部8は
コネクタ部10を収納できるように形成されているが、
これに限られるものではなく、第1の凹部7にコネクタ
部10を収納できるように形成し、第2の凹部8に操作
部9を収納できるように形成してもよい。また、第1の
凹部7及び第2の凹部8は、中心塔4を中心に対角線上
近傍に形成されることに限られるものではなく、例え
ば、図3に示すように洗浄槽3の片側に第1の凹部37
と第2の凹部38を設けても良い。さらに、内視鏡を2
本同時に洗浄、消毒することができるように、図4に示
すように第1の凹部47及び第2の凹部48を形成して
もよい。即ち、内視鏡を2本同時に洗浄、消毒する場合
には、第1の凹部47に第1の内視鏡2aの操作部9a
と第2の内視鏡2bの操作部9bを収納でき、第2の凹
部48に第1の内視鏡2aのコネクタ部10aと第2の
内視鏡2bのコネクタ部10bを収納できるようにして
もよい。この際、第1の凹部47は、2つの操作部9
a、9bを収納できるように凹部がさらに2つに形成さ
れていても良く、1つのままでも良い。この構成は第2
の凹部48についても同様である。
【0022】また、図5に示すように、第1の凹部57
に第1の内視鏡2aの操作部9aと第2の内視鏡2bの
コネクタ部10bを収納でき、第2の凹部58に第2の
内視鏡2bの操作部9bと第1の内視鏡2aのコネクタ
部10aを収納できるようにしてもよい。さらに、収納
できる内視鏡の数は3つ以上であってもよい。
【0023】上記のように、第1、第2の凹部の位置関
係、第1、第2の凹部に収納する内視鏡の数、第1、第
2の凹部に収納できるものについては、上記に示したも
のに限られず、どのような組み合わせであってもよい。 〈第2の実施の形態〉次に、本願発明の第2の実施の形
態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構
成については説明を省略する。
【0024】第1の実施の形態では、排水用管路19の
途中にリリーフ弁21を設けたが、本実施の形態では、
リリーフ弁21の代わりに、任意に開閉を制御できる電
磁弁を設けている。この電磁弁は、消毒液を排出又は回
収する際に、プログラム化された時間に弁を開くように
構成されている。このように、本実施の形態では、リリ
ーフ管路19の途中に任意の時間に弁が開閉する電磁弁
を設けることにより、洗浄用管路17に設けられた電磁
弁18の開閉に関係なく消毒液を排水及び回収できると
いう自由な動作を行うことができる。 〈第3の実施の形態〉次に、本願発明の第3の実施の形
態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構
成については同じ符号を付すことによって説明を省略す
る。
【0025】第1の実施の形態では、リリーフ管路19
を介して第2の凹部8内の消毒液が第1の凹部7内に流
れ出るように流出口20が設けられているが、本実施の
形態では、図6に示すように、流出口20をノズル状流
出口25にすると共に、第1の凹部7内に収納されるコ
ネクタ部10又は操作部9に直接洗浄液や消毒液が吹き
付けられる位置に設けられている。
【0026】このように、本実施の形態では、操作部9
又はコネクタ部10に圧縮された洗浄液や消毒液を直接
吹き付けることができるので、形状の複雑な操作部9や
コネクタ部10の洗浄性及び消毒性を向上させることが
できる。 〈付記〉なお、以上説明した実施の形態から、以下のよ
うな構成を導き出すことができる。
【0027】〔付記項1〕内視鏡を洗浄槽内に設置して
洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒装置において、前記洗
浄槽内に形成され、前記内視鏡の操作部を収容可能な凹
状の第1の凹部と、前記洗浄槽内の前記第1の凹部とは
異なった場所に形成され、前記内視鏡のコネクタ部を収
容可能な凹状の第2の凹部と、を設けたことを特徴とす
る内視鏡洗浄消毒装置。
【0028】〔付記項2〕第1及び第2の内視鏡を同時
に洗浄槽内に設置して洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒
装置において、前記洗浄槽内に形成され、前記第1及び
第2の内視鏡の操作部を収納可能な凹状の第1の凹部
と、前記洗浄槽内の前記第1の凹部とは異なった場所に
形成され、前記第1及び第2の内視鏡のコネクタ部を収
納可能な凹状の第2の凹部と、を設けたことを特徴とす
る内視鏡洗浄消毒装置。
【0029】〔付記項3〕第1及び第2の内視鏡を同時
に洗浄槽内に設置して洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒
装置において、前記洗浄槽内に形成され、前記第1の内
視鏡の操作部と前記第2の内視鏡のコネクタ部を収納可
能な凹状の第1の凹部と、前記洗浄槽内の前記第1の凹
部とは異なった場所に形成され、前記第1の内視鏡のコ
ネクタ部と第2の内視鏡の操作部を収納可能な凹状の第
2の凹部と、を設けたことを特徴とする内視鏡洗浄消毒
装置。
【0030】〔付記項4〕複数の内視鏡を洗浄槽内に設
置して洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒装置において、
前記洗浄槽内に形成され、前記複数の内視鏡のうちの幾
つかの内視鏡の操作部と残りの内視鏡のコネクタ部を収
納可能な凹状の第1の凹部と、前記洗浄槽内の前記第1
の凹部とは異なった場所に形成され、前記複数の内視鏡
のうちの幾つかの内視鏡のコネクタ部と残りの内視鏡の
操作部を収納可能な凹状の第2の凹部と、を設けたこと
を特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
【0031】〔付記項5〕前記第1及び第2の凹部の底
部には、洗浄液及び消毒液を排水することができる排水
口が設けられていることを特徴とする付記項1〜4記載
の内視鏡洗浄消毒装置。 〔付記項6〕前記第1の凹部と前記第2の凹部は、前記
洗浄槽内の中心に設けられた中心塔を中心にして対角線
上近傍に形成されていることを特徴とする付記項1〜5
記載の内視鏡洗浄消毒装置。
【0032】〔付記項7〕前記第1の凹部と前記第2の
凹部は、前記洗浄槽内の中心に設けられた中心塔を境に
して同一側に形成されていることを特徴とする付記項1
〜5記載の内視鏡洗浄消毒装置。 〔付記項8〕付記項1〜7に記載の内視鏡洗浄消毒装置
であって、さらに、一端が前記第2の凹部の吸込み口に
接続され、他端が前記洗浄槽に収納されている内視鏡の
管路に接続可能な洗浄チューブに連通した洗浄用管路
と、一端が前記洗浄用管路の一部に接続され、他端が前
記第1の凹部に接続されたリリーフ管路と、を具備した
ことを特徴とする。
【0033】〔付記項9〕付記項8に記載の内視鏡洗浄
消毒装置であって、さらに、前記洗浄用管路のうち、前
記リリーフ管路が接続された前記洗浄用管路上の接続部
よりも第2の凹部側にポンプを設けたことを特徴とす
る。 〔付記項10〕前記ポンプは、自吸式のホンプであるこ
とを特徴とする付記項9に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
【0034】〔付記項11〕付記項10に記載の内視鏡
洗浄消毒装置であって、さらに、前記リリーフ管路の途
中に、該管路内の圧力が一定値以上になったときに開く
リリーフ弁を設けたことを特徴とする。 〔付記項12〕付記項10に記載の内視鏡洗浄消毒装置
であって、さらに、前記リリーフ管路の途中に、任意の
時間に弁が開閉する電磁弁を設けたことを特徴とする。
【0035】〔付記項13〕付記項10に記載の内視鏡
洗浄消毒装置であって、さらに、前記第1の凹部に設け
られ、前記リリーフ管路から送られてくる液体を前記第
1の凹部に流出する流出口を設けたことを特徴とする。 〔付記項14〕前記流出口は、ノズル状に形成されてい
ることを特徴とする付記項14に記載の内視鏡洗浄消毒
装置。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1及び請求項
2に係る発明によると、内視鏡の操作部やコネクタ部が
凹部内に収容されるので、操作部とコネクタ部を消毒液
に完全に浸漬させても、消毒液が少量で済む。従って、
高価な消毒液の使用量を削減することができる。また、
消毒タンクを小型化できるため内視鏡洗浄消毒装置全体
としても小型化でき、さらに、新しい消毒液の追加作業
が容易になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る内視鏡洗浄
消毒装置の図。
【図2】同実施の形態に係る内視鏡洗浄消毒装置の平面
図。
【図3】同実施の形態の第1の変形例に係る内視鏡洗浄
消毒装置の平面図
【図4】同実施の形態の第2の変形例に係る内視鏡洗浄
消毒装置の平面図。
【図5】同実施の形態の第3の変形例に係る内視鏡洗浄
消毒装置の平面図。
【図6】本願発明の第3の実施の形態に係る内視鏡洗浄
消毒装置の一部の平面図
【図7】従来の内視鏡洗浄消毒装置の図
【符号の説明】
1 内視鏡洗浄消毒装置 2,2a,2b 内視鏡 3 洗浄槽 4 中心塔 5 挿入部 6 床面 7,7’,37,47,57 第1の凹部 8,8’,38,48,58 第2の凹部 9,9a,9b 内視鏡の操作部 10 コネクタ部 11 排水口 12 排水切換弁 13 消毒液タンク 14 排水ポンプ 15 吸込み口 16 循環ポンプ 17 循環用管路 18 電磁弁 19 リリーフ管路 20 流出口 21 リリーフ弁 22 流液洗浄用管路 23 流液洗浄用ポンプ 24 ノズル 25 ノズル状流出口 26 コネクタ 27 洗浄チューブ 28 コネクタ 29 コンプレッサー 100 内視鏡 101 内視鏡洗浄消毒装置 102 洗浄槽 103 操作部 104 コネクタ部 105 挿入部 106 床面 107 排水口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡を洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒
    装置において、 前記内視鏡の操作部もしくはコネクタ部を収容可能な凹
    状の第1の凹部と、前記第1の凹部とは異なる位置に形成
    された、前記内視鏡の操作部もしくはコネクタ部を収容
    可能な凹状の第2の凹部と、を有する洗浄槽と、 前記第1の凹部の底部に設けられた、前記第1の凹部内
    の液を排出するための排水口と、 前記第2の凹部の底部に設けられた、前記第2の凹部内
    の液を吸い込むための吸い込み口と、 前記吸い込み口から前記第2の凹部内の液を吸引する吸
    引手段と、 前記吸引手段にて吸引された液を前記第1の凹部内に流
    出する、前記第1の凹部に設けた流出口と、 を有することを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
  2. 【請求項2】内視鏡を洗浄及び消毒する内視鏡洗浄消毒
    装置において、 前記内視鏡の操作部もしくはコネクタ部を収容可能な凹
    状の第1の凹部と、前記第1の凹部とは異なる位置に形成
    された、前記内視鏡の操作部もしくはコネクタ部を収容
    可能な凹状の第2の凹部と、を有する洗浄槽と、 前記第1の凹部の底部に設けられた、前記第1の凹部内
    の液を排出するための第1の排水口と、 前記第2の凹部の底部に設けられた、前記第2の凹部内
    の液を吸い込むための吸い込み口と、 前記吸い込み口から前記第2の凹部内の液を吸引する吸
    引手段と、 前記吸引手段にて吸引された液を前記第1の凹部に収容
    した前記操作部もしくはコネクタ部に噴射する、前記第
    1の凹部に設けたノズルと、 を有することを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
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