JP3035473B2 - 穀物乾燥機 - Google Patents

穀物乾燥機

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JP3035473B2
JP3035473B2 JP7240995A JP24099595A JP3035473B2 JP 3035473 B2 JP3035473 B2 JP 3035473B2 JP 7240995 A JP7240995 A JP 7240995A JP 24099595 A JP24099595 A JP 24099595A JP 3035473 B2 JP3035473 B2 JP 3035473B2
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俊広 武田
興太郎 久保田
勝 柏嵜
友彦 市川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体内の収容室に投入
した穀粒を、その収容室の下方の乾燥部の穀粒流下路を
流過させた後、機体外に取出して再び収容室に投入する
ことで循環させ、これに穀粒流下路を流過する間に熱量
を与えて乾燥させる穀物乾燥機のうちで、穀粒に対する
熱量の供給を、遠赤外線発生機で発生させて放射させる
遠赤外線の輻射熱と、遠赤外線発生機より排出される熱
気に外気を混合させた温風により供給する熱量との両者
で行なうようにした形態の穀物乾燥機についての改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】上述の形態の穀物乾燥機Aは、従前のも
のにあっては、図1乃至図3に示している如く、鉄板等
の金属板よりなるパネルにより箱状に組立てられる機体
1内の上半側に、乾燥すべき穀粒を収容させる収容室a
を装設し、機体1内の下半側には、前記収容室aの底部
の漏斗部の下口に上端側が接続する穀粒流下路2を、一
対に並列する多孔板等の通気性の隔壁3・3により装設
するとともに、この穀粒流下路2の、前記隔壁3により
隔てられた一側に熱風室4を装設し、穀粒流下路2の前
記隔壁3により隔てられた他側に排風室5を装設する。
【0003】そして、熱風室4内には、筒状に形成した
遠赤外線放射体6を配設し、それの一端側に、機体1の
前面側の機壁1aの外面に装架せるバーナー装置7の熱
風吐出口を接続し、筒状の遠赤外線放射体6の他端側
は、機体1の前面側に開放している前述の熱風室4の外
気導入部40において外部に突出させて機体1の外に開
口してあり、排風室5は、機体1の後面側の機壁1bの
外面に装架される吸引式の送風機8の吸引口80に接続
してある。
【0004】また、穀粒流下路2の下方には、その流下
路2からの穀粒の流出量を規制する回転シャッタ9を軸
架するとともに、その回転シャッタ9により繰り出す穀
粒を集殻する集殻室10を装設して、その集殻室10の
底部に穀粒を機外に搬出する下部コンベア11を装設
し、その下部コンベア11の搬送方向の終端側を、機体
1の後面側または前面側に立設する昇降機12の揚穀塔
120の底部に接続し、その昇降機12の揚穀塔120
の上部の放出筒部を、機体1の上面に装架した張込用の
上部コンベア13の始端側に接続し、そのコンベア13
の搬送方向の終端側の放出口を、前述の機体1内の上半
側に装設した収容室aの天井部に開口させてある。
【0005】そして、これにより、収容室a内に所定量
の穀粒を張込んだ状態において、回転シャッタ9および
搬出用の下部コンベア11および昇降機12ならびに上
部コンベア13を作動させることで、収容室a内に張込
んだ穀粒が、穀粒流下路2を流過した後再び収容室aに
戻るよう循環させ、その状態において、バーナー装置7
を作動させるとともに送風機8を作動させて、燃焼装置
たるバーナー装置7から吐出する熱風が筒状の遠赤外線
放射体6の内腔を流過することで、遠赤外線を放射する
ようになり、かつ、送風機8の作動で熱風室4の外気導
入部40から取り込まれる外気が、遠赤外線放射体6の
外周との間の熱交換により生成される熱気を稀釈して温
風を形成し、この温風と前記遠赤外線の放射による輻射
熱とを、穀粒流下路2を流過する穀粒に浴せることで、
穀粒の乾燥を行なうようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の形態の穀物乾燥
機Aには、乾燥作業中、特に、乾燥行程の後期にバーナ
ー装置の燃焼作動に不調をきたし、不完全燃焼となっ
て、悪臭を発生して穀粒にその臭いを付加したり、未燃
焼の霧化燃料を飛散させて穀粒に付着させたりする場合
を生ぜしめる問題がある。
【0007】この問題の原因は、上述の形態の穀物乾燥
機Aでは、送風機8の吸引作動により、熱風室4の外気
導入部40から取込まれて、穀粒流下路2を横切って排
風室5に流れ、そこから送風機8に吸引される外気の流
過量が、穀粒流下路2に詰った状態でその流下路2を流
過していく穀粒の粒子間の詰り具合(密度)により変化
するようになる。そして、この詰り具合は、籾の水分値
や表面ざらつき程度の大きい乾燥行程の初期においては
粗く、籾の水分値や表面ざらつきの小さい乾燥行程の後
期においては密になっててくる。このため、乾燥初期に
おいては穀粒流下路2を透過する外気量が大きく、従っ
て外気導入部40からの外気導入量は多くなり、乾燥後
期においては、穀粒流下路2を透過する外気量が小さ
く、従って、外気導入部40からの外気導入量は少なく
なる。
【0008】そして、このことが、外気導入部40から
取込まれる外気の流れにより一次空気が供給されるよう
に外気導入部40に装設してあるバーナー装置7を、乾
燥作業の開始時に完全燃焼が行なわれるように調整して
おいても、乾燥行程の後期に不完全燃焼を生ぜしめる原
因となっていることが判ってきた。
【0009】本発明は、従前の、遠赤外線発生機を用い
る形態の穀粒乾燥機に生じている上述の問題を解消せし
めるためになされたものであって、送風機8の吸引作動
で、外気導入部40から外気が導入される熱風室4内
に、筒状に形成した遠赤外線放射体6を装設して、それ
の一端に、外気導入部40に配設したバーナー装置7の
吐炎筒を連結することで、送風機8の吸引作動により外
気導入部40から熱風室4内に取り込まれる外気と遠赤
外線放射体6の周面との間に熱交換が効率的に行なわれ
るようにしながら、バーナー装置が乾燥行程の初期から
後期までの間を、安定した燃焼作動が行なわれるように
する新たな手段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機体1内
の上半側に乾燥すべき穀粒を収容さす収容室aを装設
し、機体1内の下半側には上端側が前記収容室aに通ず
る穀粒流下路2を一対に並列する通気性の隔壁3・3に
より形成して設け、その穀粒流下路2の一側には、外気
導入部40が機体1の前面側に開口する熱風室4を装設
し、その穀粒流下路2の他側には、機体1の後面側に装
架する吸引式の送風機8の吸引口80と連通する排風室
5を装設し、前記熱風室4内には、筒状に形成した遠赤
外線放射体6を配設し、その遠赤外線放射体6の一端側
に、機体1の前面側で前記外気導入部40の近傍に配設
せるバーナー装置7の吐炎筒7aを連通し、その遠赤外
線放射体6の他端側を、前記外気導入部40の近傍位置
に開口せしめる穀物乾燥機において、前記機体1の前面
側に配設せるバーナー装置7の主体部7bのまわりに、
該バーナー装置7の吸気口70に吸引される燃焼空気の
流れを、機体1の後面側に装架する吸引式の送風機8の
作動により前記外気導入部40を介して熱風室4内に取
り込まれる外気の流れから遮断せしめる防風カバー14
を装設したことを特徴とする穀物乾燥機を提起するもの
である。また、これに併せて、機体1内の上半側に乾燥
すべき穀粒を収容さす収容室aを装設し、機体1内の下
半側には上端側が前記収容室aに通ずる穀粒流下路2を
一対に並列する通気性の隔壁3・3により形成して設
け、その穀粒流下路2の一側には、外気導入部40が機
体1の前面側に開口する熱風室4を装設し、その穀粒流
下路2の他側には、機体1の後面側に装架する吸引式の
送風機8の吸引口80と連通する排風室5を装設し、前
記熱風室4内には、筒状に形成した遠赤外線放射体6を
配設し、その遠赤外線放射体6の一端側に、機体1の前
面側で前記外気導入部40の近傍に配設せるバーナー装
置7の吐炎筒7aを連通し、その遠赤外線放射体6の他
端側を、前記外気導入部40の近傍位置に開口せしめる
穀物乾燥機において、前記機体1の前面側に配設せるバ
ーナー装置7の一次空気の吸気口70に、吸気ホース状
に形成した防風カバー14の一端側を接続し、その防風
カバー14の他端側を、機体1の前面側に設けた前記外
気導入部40から離した部位で外気に開放せしめて、そ
の防風カバー14により、バーナー装置7の吸気口70
に吸引される燃焼空気の流れを、機体1の後面側の吸引
式の送風機8の作動により前記外気導入部40を介して
熱風室4内に取り込まれていく外気の流れから遮断せし
めるようにしたことを特徴とする穀物乾燥機を提起する
ものである。
【0011】
【作用】このように構成せる本発明手段においては、送
風機8の作動により外気導入部40から熱風室4内に取
込まれる外気と熱風室4内に配設した筒状の遠赤外線放
射体6の周面との間における熱交換が効率的に行なわれ
るようになる。
【0012】そして、この遠赤外線放射体6は、それの
一端側を、外気導入部40において、そこに配設したバ
ーナー装置7の吐炎筒に直結的に接続していることで、
そのバーナー装置7から送給される熱風により作動して
放射する遠赤外線による熱量を、熱風室4と通気性の隔
壁3・3を介して隣接する穀粒流下路2・2内を流過す
る穀粒に対し効率的に供給するようになり、かつ、この
とき、外気導入部40に配設したバーナー装置7の吸気
口70に吸引される燃焼空気が、送風機8の作動により
外気導入部40から熱風室4内に取込まれる外気の流れ
から防風カバー14により遮断されることから、外気導
入部40から取込まれる外気導入量に変化があっても、
安定した燃焼作動を続けるようになる。
【0013】また、バーナー装置7の燃焼空気の吸気口
70に、吸気ホース状に形成した防風カバー14の一端
側を接続して、それの先端側を外気導入部40から離れ
た部位において外気に開放するようにしたときは、防風
カバー14を、外気導入部40より熱風室4に取込まれ
る外気の流れに対し、流れ抵抗が著しく小さくした形態
にできて、外気の取り込みの効率を良好にする。
【0014】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は従前手段のものと同効の構成部材については同
一の符号を用いるものとする。
【0015】図4は本発明を実施せる穀物乾燥機Aの縦
断側面図、図5は同上の縦断正面図、図6は同上の横断
平面図で、同図において、1は箱状に形成した機体、a
はその機体1内の上半側に形成した穀粒の収容室、2は
その収容室aの下方の機体1内の下半側に配設した穀粒
流下路、3・3はその穀粒流下路2を形成する通気性の
隔壁、4は穀粒流下路2の一側に形成した熱風室、5は
穀粒流下路2の他側に形成した排風室、6は筒状に成形
して前記熱風室4内に配設した遠赤外線放射体、7はそ
の遠赤外線放射体6を作動させるよう機体1の前面側の
機壁1aに開設した熱風室4の外気導入部40に配設し
た燃焼装置たるバーナー装置、8は機体1の後面側の機
壁1bの外面側に装架した吸引式の送風機、9は穀粒流
下路2の下端に設けた回転シャッタ、10はその回転シ
ャッタ9により繰出される穀粒を集殻する集殻室、11
はその集殻室10の底部に装設せる下部コンベア、12
は機体1の前面側の機壁1aの外面に立設して揚穀塔1
20の底部を前記下部コンベア11の搬送方向の終端側
と接続させた昇降機、13は機体1の頂部に装架して搬
送方向の始端側を前記昇降機12の揚穀塔120の上端
部の放出筒部121に接続した上部コンベア、14はバ
ーナー装置7の吸気口70を、外気導入部40から熱風
室4内に取り込まれる外気の流れから遮断する防風カバ
ーを示す。
【0016】機体1は、鉄板等の金属材で成形したパネ
ル材を連結して、箱状に組立てる通常のものであり、そ
れの内部に装設する収容室aおよびそれの下方に、通気
性の隔壁3・3により区画して形成する穀粒流下路2お
よび熱風室4ならびに排風室5についても、それらの基
本的な構成は、従前手段のものと変わりがなく、熱風室
4は機体1の前面側の機壁1aに開設した外気導入部4
0により外部に開放し、また、排風室5は、機体1の後
面側に設けた吸引式の送風機8の吸引口80に対し後面
側の機壁1bの外面に装架した平箱状のダクト81を介
して接続連通させてある。
【0017】前記外気導入部40は、それの前面側が、
箱状に形成した囲い枠15で囲われ、その囲い枠15
は、それの前面側の機壁に、保護桟によりガードされた
外気取入口150が開設してあり、送風機8の作動で熱
風室4に外気が取り込まれるときに、この外気取入口1
50から流入する外気が囲い枠15内を流過した後外気
導入路40を経て熱風室4に流れ込むようにしてある。
【0018】前記、熱風室4内に配設せる遠赤外線放射
体6は、燃焼熱気による加熱で例えば波長20μ以上の
遠赤外線を放射する素材で円筒状に成形し、それの内腔
に、バーナー装置7で燃焼させた燃焼熱気を熱源として
吹き込むようにするが、図4にあるように、略熱風室4
の前後長さに対応する長さの外筒6aと、それの数分の
1の短い長さに形成して、その外筒6aの基端部内に嵌
挿する内筒6bとで、2重管状に形成してある。
【0019】そして、この2重管状とした基端部が、機
体1の前面側に開設してある外気導入部40に臨むよう
に配位して熱風室4内に装設し、外筒6aの先端部に
は、その外筒6aより小径とした排気筒6cを、蛇腹管
により撓曲自在に形成して基端側を接続し、その排気筒
6cの先端側をU字状に屈曲して外気導入部40側に折
返し、先端の開口を熱風室4内において外気導入部40
に臨む部位に開放さすようにしてある。
【0020】遠赤外線放射体6を作動させる熱源を供給
するための燃焼装置たるバーナー装置7は、燃料油を霧
化してプラグにより点火燃焼させ燃焼ガスを吐炎筒7a
から吹出すガンタイプのバーナー装置が用いてあり、機
体1前面の外気導入部40の前面側に配位して、前記遠
赤外線放射体6の支持機枠60を利用してこれに組付け
支架し、吐炎筒7aをその支持機枠60に設けた透孔か
ら熱風室4側に突出させて、前記遠赤外線放射体6の内
筒6bの基端部内に突入させることで、その遠赤外線放
射体6の基端側に直結状態に接続してある。
【0021】このバーナー装置7は、それの前記支持機
枠60の外面側に位置する吐炎筒7aを除いた全体が、
前記支持機枠60と共用して、ケース状に形成した防風
カバー14により囲われて、吐炎筒7aだけがその防風
カバー14から突出する形態としてある。そして、この
バーナー装置7を囲うケース状の防風カバー14は、図
4および図6にあるように、機体1の前面側の機壁1a
に開設した熱風室4の外気導入部40の外側を囲ってい
る前述の箱状の囲い枠15の内腔側において、外気導入
部40の外面側に配設してあるバーナー装置7の主体部
7bをそっくり囲い込むように装設してあり、かつ、そ
れの下端側に、前記箱状の囲い枠15の底板151の下
面側において、外気に開放する開放口140が形成して
ある。
【0022】そして、これにより、送風機8の作動で、
外気導入部40を囲う箱状の囲い枠15の前面側の機壁
に開設してある外気取入口150から流入して、囲い枠
15の内腔を経て外気導入部40より熱風室4に取り込
まれていく外気の流れから、バーナー装置7の主体部7
bをこの防風カバー14でそっくり遮断し、バーナー装
置7の主体部7bに設けてある一次空気の吸気口70に
吸引される燃焼空気の流れを、この防風カバー14の下
端の開放口140を経て吸気口70に向かう流れとし
て、この燃焼空気の流れを前述の外気導入部40から熱
風室4に取り込まれていく外気の流れから遮断し、バー
ナー装置7を、送風機8の作動で外気導入部40から熱
風室4に取り込まれる外気の流れの影響を受けることな
く、安定して燃焼作動を続けるようにしてある。
【0023】次に図7は別の実施例を示している。この
実施例は、バーナー装置7の吸気口70を、外気導入部
40から熱風室4内に取り込まれる外気の流れに対して
遮閉する防風カバー14の形態を変更した例であり、こ
の防風カバー14を除いた他の機構については前述の実
施例と変わりがない。
【0024】即ち、機体1内の熱風室4内に配設する遠
赤外線放射体6の基端側を支持する支持機枠60の外面
側で、外気導入部40を囲う囲い枠15内にバーナー装
置7を配位して、それの吐炎筒7aが支持機枠60に設
けた透孔から熱風室4側に突入する状態とし、その支持
機枠60を利用して主体部7bを機体1に組付けること
で、吐炎筒7aが遠赤外線放射体6の内筒6bの基端部
に突入して直結状態に接続するように構成することにつ
いては前述の実施例と同様であるが、囲い枠15内に位
置するバーナー装置7は、それの主体部7bを囲い枠1
5の内腔に対して露出する状態としておく。そしてその
主体部7bのケーシングに設けてある一次空気の吸気口
70に、図7にあるように、吸気ホース状に形成した防
風カバー14の基端側を接続し、その吸気ホース状の防
風カバー14の先端側を、囲い枠15の底板151に形
成した透孔を介して下方に突出させ、その突出端の開放
口140を、前述の囲い枠15の前面側の機壁に開設し
てある外気取入口150から引き離した位置において外
気に開放させてあり、これにより、送風機8の作動で外
気導入部40から熱風室4内に取り込まれる外気の流れ
から、バーナー装置7の吸気口70に吸引されるバーナ
ー装置7の燃焼空気の流れが遮断されて、この熱風室4
に取り込まれる外気の導入量の変化に影響されずにバー
ナー装置7が燃焼作動を行なうようにしてある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における穀
物乾燥機Aは、熱風室4内に装設した遠赤外線放射体6
に、それを、作動させるための熱風を送給するバーナー
装置7が、遠赤外線放射体6に対して直結的に接続する
ことで、熱効率が良くなり、かつ、そのために、熱風室
4の外気導入部40に配設したバーナー装置7の吸気口
70に吸引される燃焼空気の流れが、防風カバー14に
より、送風機8の作動で外気導入部40から熱風室4内
に取り込まれる外気の流れから遮断されることで、外気
導入部40からの外気の導入量が乾燥行程中に変化して
も、バーナー装置7は安定して燃焼作動を続けるように
なって、異臭や霧化燃料の飛沫が穀粒に付着するように
なる不都合を解消し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の穀物乾燥機の縦断正面図である。
【図2】同上の穀物乾燥機の一部破断した側面図であ
る。
【図3】同上の穀物乾燥機の横断平面図である。
【図4】本発明を実施せる穀物乾燥機の縦断側面図であ
る。
【図5】同上穀物乾燥機の縦断正面図である。
【図6】同上穀物乾燥機の横断平面図である。
【図7】同上穀物乾燥機の別の実施例の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
A…穀物乾燥機、a…収容室、1…機体、1a・1b…
機壁、2…穀粒流下路、3…隔壁、4…熱風室、40…
外気導入部、5…排風室、6…遠赤外線放射体、6a…
外筒、6b…内筒、6c…排気筒、60…支持機枠、7
…バーナー装置、7a…吐炎筒、7b…主体部、70…
吸気口、8…送風機、80…吸引口、81…ダクト、9
…回転シャッタ、10…集殻室、11…下部コンベア、
12…昇降機、120…揚穀塔、121…放出筒部、1
3…上部コンベア、14…防風カバー、140…開放
口、15…囲い枠、150…外気取入口、151…底
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 興太郎 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生 物系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 柏嵜 勝 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生 物系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生 物系特定産業技術研究推進機構内 (56)参考文献 特開 平3−267625(JP,A) 特開 平6−3052(JP,A) 実開 昭57−150791(JP,U) 実開 昭62−80197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 17/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1内の上半側に乾燥すべき穀粒を収
    容さす収容室aを装設し、機体1内の下半側には上端側
    が前記収容室aに通ずる穀粒流下路2を一対に並列する
    通気性の隔壁3・3により形成して設け、その穀粒流下
    路2の一側には、外気導入部40が機体1の前面側に開
    口する熱風室4を装設し、その穀粒流下路2の他側に
    は、機体1の後面側に装架する吸引式の送風機8の吸引
    口80と連通する排風室5を装設し、前記熱風室4内に
    は、筒状に形成した遠赤外線放射体6を配設し、その遠
    赤外線放射体6の一端側に、機体1の前面側で前記外気
    導入部40の近傍に配設せるバーナー装置7の吐炎筒7
    aを連通し、その遠赤外線放射体6の他端側を、前記外
    気導入部40の近傍位置に開口せしめる穀物乾燥機にお
    いて、前記機体1の前面側に配設せるバーナー装置7の
    主体部7bのまわりに、該バーナー装置7の吸気口70
    に吸引される燃焼空気の流れを、機体1の後面側に装架
    する吸引式の送風機8の作動により前記外気導入部40
    を介して熱風室4内に取り込まれる外気の流れから遮断
    せしめる防風カバー14を装設したことを特徴とする穀
    物乾燥機。
  2. 【請求項2】 機体1内の上半側に乾燥すべき穀粒を収
    容さす収容室aを装設し、機体1内の下半側には上端側
    が前記収容室aに通ずる穀粒流下路2を一対に並列する
    通気性の隔壁3・3により形成して設け、その穀粒流下
    路2の一側には、外気導入部40が機体1の前面側に開
    口する熱風室4を装設し、その穀粒流下路2の他側に
    は、機体1の後面側に装架する吸引式の送風機8の吸引
    口80と連通する排風室5を装設し、前記熱風室4内に
    は、筒状に形成した遠赤外線放射体6を配設し、その遠
    赤外線放射体6の一端側に、機体1の前面側で前記外気
    導入部40の近傍に配設せるバーナー装置7の吐炎筒7
    aを連通し、その遠赤外線放射体6の他端側を、前記外
    気導入部40の近傍位置に開口せしめる穀物乾燥機にお
    いて、前記機体1の前面側に配設せるバーナー装置7の
    一次空気の吸気口70に、吸気ホース状に形成した防風
    カバー14の一端側を接続し、その防風カバー14の他
    端側を、機体1の前面側に設けた前記外気導入部40か
    ら離した部位で外気に開放せしめて、その防風カバー1
    4により、バーナー装置7の吸気口70に吸引される燃
    焼空気の流れを、機体1の後面側の吸引式の送風機8の
    作動により前記外気導入部40を介して熱風室4内に取
    り込まれていく外気の流れから遮断せしめるようにした
    ことを特徴とする穀物乾燥機。
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