JP3035001B2 - 建築物 - Google Patents

建築物

Info

Publication number
JP3035001B2
JP3035001B2 JP3170890A JP17089091A JP3035001B2 JP 3035001 B2 JP3035001 B2 JP 3035001B2 JP 3170890 A JP3170890 A JP 3170890A JP 17089091 A JP17089091 A JP 17089091A JP 3035001 B2 JP3035001 B2 JP 3035001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
room
floor
opening
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3170890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05231012A (ja
Inventor
稔弘 昌子
邦彦 鈴木
Original Assignee
株式会社ハイタッチ双葉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ハイタッチ双葉 filed Critical 株式会社ハイタッチ双葉
Priority to JP3170890A priority Critical patent/JP3035001B2/ja
Publication of JPH05231012A publication Critical patent/JPH05231012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3035001B2 publication Critical patent/JP3035001B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物に関し、特に、た
とえば、ワンルームマンションなどの建築物などに適用
して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、木造や木造鉄骨造りのワンル
ームマンションなどにおいては、居間,浴室,トイレ
室,廊下,台所などに仕切られた間取りとされている
が、たとえば、その仕切壁は内壁材が間柱などに釘内な
どによって張り付けられて構築されている。
【0003】また、たとえば、その浴室がユニットバス
によって構築される場合などにおいても間柱などに張り
付けられた内壁材などによってユニットバスの露呈外側
面側が隠蔽されて構築されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに、間柱などに張り付けられた内壁材などによって各
部屋が仕切られ、またユニットバスの露呈外側面側が隠
蔽されて構築される建築物においては、間柱の構築作業
や間柱への内壁材の張り付け作業が必要とされるため、
施工の容易化ないし簡素化や施工期間の短縮化が妨げら
れる。
【0005】本発明の目的は、施工の容易化ないし簡素
化や施工期間の短縮化を図ることができる建築物を提供
することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0008】
【0009】
【0010】すなわち、本発明の建築物の構造は、互い
に所定の間隔をおいて対向して内壁に沿って配設される
とともに、一面側に開口部が形成されている第1ボック
スおよび2面側に出入口が夫々形成されている第2ボッ
クスと、この第1ボックスおよび第2ボックス間に介在
されるユニットバスと、前記内壁と前記第1ボックスお
よび前記第2ボックスの対向側壁とによって外側面側が
隠蔽されて化粧された前記ユニットバスの残存する外側
面一面側を隠蔽して化粧し、かつ一面側に開口部が形成
されている第3ボックスとを備え、前記第1ボックス内
がその開口部を前記ユニットバスの反対側に位置させて
物入れとされ、前記第2ボックス内がその一方の出入口
を前記第3ボックスと並列させてトイレ室用の出入口と
し他方の出入口を前記ユニットバスに対向させて前記ユ
ニットバスとの出入口としたトイレ室とされ、前記第3
ボックスがその開口部を前記ユニットバスの反対側に位
置させて物入れとされ、前記第1ボックスおよび前記第
2ボックスならびに前記第3ボックスによって家屋内が
仕切られた間取りとされている構造としたものである。
【0011】この場合に、前記第1ボックスの開口部に
面して第1部屋が形成される構造とすることができる。
【0012】また、前記第3ボックスの開口部および前
記トイレ室用の出入口に面して第2部屋が形成される構
造とすることができる。
【0013】さらに、構築用構成部材の設置個所を示す
表示部が表面側に表示されたシート状ないし板状の床材
を備え、床下地材上に敷設された前記床材上に前記第1
ボックスと前記第2ボックスと前記第3ボックスと前記
ユニットバスとがその表示部にしたがって配設されて構
築される構造とすることができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】前記した本発明の建築物の構造によれば、第1
ボックスおよび第2ボックスを互いに所定の間隔をおい
て対向させて内壁に沿って配設するとともに、この第1
ボックスおよび第2ボックス間にユニットバスを介在さ
せ、また第3ボックスによってユニットバスの残存する
外側面一面側を隠蔽して化粧することにより、第1ボッ
クスおよび第2ボックスならびに第3ボックスによって
家屋内が仕切られた間取りの建築物が構築され、またこ
のようにして構築された建築物は、第1ボックス内およ
び第3ボックス内と第2ボックス内とが夫々物入れとト
イレ室とされ、ユニットバスが浴室とされるので、物入
れとトイレ室と浴室とを備えた間取りの建築物の施工の
容易化ないし簡素化や施工期間の短縮化を図ることがで
きる。
【0017】この場合に、前記第1ボックスの開口部に
面して第1部屋が形成される構造とすると、第1部屋を
も備えた間取りの建築物の施工の容易化ないし簡素化や
施工期間の短縮化を図ることができ、しかもその物入れ
を第1部屋の仕切壁および物入れ自体として有効利用す
ることができる。
【0018】また、前記第3ボックスの開口部および前
記トイレ室用の出入口に面して第2部屋が形成される構
造とすると、第2部屋をも備えた間取りの建築物の施工
の容易化ないし簡素化や施工期間の短縮化を図ることが
でき、しかもその第3ボックスを第2部屋の仕切壁とし
て有効利用することができる。
【0019】さらに、構築用構成部材の設置個所を示す
表示部が表面側に表示されたシート状ないし板状の床材
を備え、床下地材上に敷設された前記床材上に前記第1
ボックスと前記第2ボックスと前記第3ボックスと前記
ユニットバスとがその表示部にしたがって配設されて構
築される構造とすると、その床材を所定の構築場所に敷
設した後に、その表示部にしたがって第1ボックスと第
2ボックスと第3ボックスとユニットバスとを設置する
ことができるので、より一層建築物の構築の施工の容易
化ないし簡素化や施工期間の短縮化を図ることができ、
しかも施工の確実化を図ることができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例である建築物を示す
平面断面図、図2は図1のII−II線における断面図、図
3は図1のIII −III 線における断面図、図4は図3の
IV−IV線における断面図、図5は第1ボックスを示す斜
視図、図6は第2ボックスを示す斜視図、図7はその建
築物の床材を示す平面図、図8は図1のVIII−VIII
線における断面図である。
【0021】本実施例における建築物は木造鉄骨造りの
ワンルームマンションとされ、このワンルームマンショ
ンの各住居空間は図1に示すようにトイレット室1,浴
室2,居間などの居室3(第1部屋),廊下4(第2部
屋),物入れ5,51,52などからなる間取りとされ
ている。
【0022】図6などに示すように、前記トイレット室
1は、奥壁部材6,一対の側壁部材7,天井壁部材8,
座椅子式の便器用の配管孔9を有し、また側壁部材7の
設置底面より高さH上方に位置されている床板部材
10,上下の前板部材11によりボックス状に組立てら
れた第2ボックス12によって形成され、この第2ボッ
クス12はトイレット室用の出入口13と浴室用の出入
口14とを有している。
【0023】第2ボックス12の側壁部材7,天井壁部
材8,床板部材10,上側の前板部材11の各内面側お
よび下側の前板部材11の外面側は、予め表面化粧され
ていてトイレット室1の構築時における表面化粧が不要
とされている。
【0024】図1に示すように、前記浴室2は、組立式
のユニットバス15によって形成され、このユニットバ
ス15は浴槽16,洗い場17,洗面槽18,折戸式の
開閉扉19,図2などに示す脚20などを備えている。
図2に示すように、ユニットバス15の本体はその底面
が脚20のフレーム61に載置されて高さH2 上方に位
置されて設置され、その高さH2 によりユニットバス1
5の本体の底面側に空間が形成されるようになってい
る。
【0025】図5に示すように、前記物入れ5は、奥壁
部材21,一対の側壁部材22,上板部材23,側壁部
材22の設置底面より高さH2 上方に略位置されている
底板部材24,棚板部材25,仕切部材25Aなどによ
りボックス状に組立てられた第1ボックス26によって
形成され、この物入れ5は収納用の開口部27を有して
いる。第1ボックス26の奥壁部材21の開口部27の
側面,一対の側壁部材7の内外面,上板部材23の内
面,底板部材24の上面,棚板部材25の上下面側,仕
切部材25Aの両面は、予め表面化粧されていて物入れ
5の構築時における表面化粧が不要とされている。
【0026】このような構造からなる第1ボックス2
6,第2ボックス12は、図1に示すように、互いに所
定の間隔をおいて対向されて建築物の内壁28に沿って
配設され、柱や内壁28の間柱などに釘打ちやねじ止め
などによって固定される。
【0027】また、この第1ボックス26および第2ボ
ックス12間にユニットバス15が介在され、その脚2
0の脚台20Aが床面にねじ止めされて固定される。
【0028】第1ボックス26および第2ボックス12
間に介在されたユニットバス15は、内壁28と第1ボ
ックス26および第2ボックス12の対向側壁、すなわ
ち第1ボックス26の奥壁部材21および第2ボックス
12の出入口14側の側壁部材7とによって外側面の3
面側が隠蔽され化粧されるが、廊下4側の外側面の1面
側が露呈する。このユニットバス15の廊下4側の外側
面1面側は、物入れ51,52によって隠蔽され化粧さ
れる。
【0029】図8などに示すように、物入れ51は、奥
壁部材53,一対の側壁部材54,上板部材55,底板
部材56,仕切部材57,その開口部58を開閉する引
戸59などにより略ボックス状に組み立てられた第3ボ
ックス60によって形成されているが、その奥壁部材5
3側の底板部材56が側壁部材54の設置底面より高さ
2 上方に略位置されている。そして、この高さH2
方に略位置する底板部材56が脚20の枠状のフレーム
61に載置されることにより、ユニットバス15の本体
の下方空間に連通する空間が物入れ51の奥壁部材53
側に形成されるようになっている。
【0030】また、第3ボックス60の奥壁部材54の
開口部58の側面,一対の側壁部材54の内面,上板部
材55の内面,底板部材24の上面,棚板部材25,仕
切部材57の上下面側は、予め表面化粧されていて物入
れ51の構築時における表面化粧が不要とされている。
【0031】一方、物入れ52は、図1などに示すよう
に、奥壁部材63,一対の側壁部材64,上板部材(図
示せず),底板部材65,前板部材66などによって略
ボックス状に組み立てられた第4ボックス67によって
形成されているが、その奥壁部材63側の底板部材65
が図3に示すように側壁部材64の設置底面より高さH
2 上方に略位置されている。そして、この高さH2 上方
に略位置する底板部材65が物入れ51と同様に脚20
のフレーム61上に載置されることにより、ユニットバ
ス15本体および物入れ51の下方空間に連通する空間
が物入れ52の奥壁部材63側に形成されるようになっ
ている。このような物入れ52は開口部52Aを有す
る。
【0032】また、第4ボックス67の奥壁部材63,
一対の側壁部材64,上板部材(図示せず)の内面、底
板部材65の上面,前板部材66の表面は、予め表面化
粧されていて物入れ52の構築時における表面化粧が不
要とされている。
【0033】図3などに示すように、第1ボックス26
および第4ボックス67の廊下4側の側壁部材22,6
4と内壁31には、断面L字形の結合金具(図示せず)
やねじ止めなどによって四周枠32が結合され、この四
周枠32の上下枠の対向面には、溝(図示せず)が長手
方向に沿って延在されている。
【0034】四周枠32には、四周枠32の上下枠の溝
にスライド自在に嵌合している引戸33が取り付けら
れ、この引戸33によってトイレット室1の出入口13
が開閉される構造とされている。
【0035】図2などに示すように、物入れ5の開口部
27の上端側には、下端および外側面にレール溝(図示
せず)を有する幕板34が取り付けられ、この幕板34
は内壁28に対向する廊下4側の内壁(図示せず)まで
延在している。
【0036】一方、この幕板34に対向的に位置する下
側の床下地材35には、一対のレール溝を有するレール
36が敷設されている。
【0037】そして、引戸37が幕板34およびレール
36のレール溝にスライド自在に嵌合して取り付けら
れ、この引戸37によって居室3と廊下4間の出入口3
8が開閉され、また折戸39が幕板34およびレール3
6のレール溝にスライド自在に嵌合して取り付けられ、
この折戸39によって物入れ5の開口部27が開閉され
る構造とされている。
【0038】浴室2の床面の高さは、たとえば、図2な
どに示すように廊下4および居室3の床面の高さより3
00〜400cm程度の高さH2 だけ大きく形成されて
いる。このように浴室2の高さH2 が大きく形成され、
またトイレット室1の床面の高さが廊下4と同じとされ
ていると、その大きな高さH2 により、浴室2用の出入
口14を通じてのトイレット室1と浴室2間の連絡が困
難とされる。このためめ、本実施例においてはトイレッ
ト室1の高さが廊下4の高さより150〜200cm程
度大きく形成されている。
【0039】一方、浴室2の床面,物入れ5の底板部材
24,物入れ51の奥壁部材63側の底板部材65,物
入れ52の奥壁部材63側の底板部材65の高さが居室
3の高さより300〜400cm程度の高さH2 だけ大
きく形成されていることにより、浴室2の床面,物入れ
5の底板部材24,物入れ51の奥壁部材53側の底板
部材65,物入れ52の奥壁部材63側の底板部材65
の下方空間が高さH2のベッド収納室40とされてい
る。ベッド収納室40には、移動用回転体としてのブレ
ーキ付きキャスタ41を底面側に有するセミダブルベッ
ド42が出し入れ自在に収納されている。
【0040】べッド42は、就寝非使用時には収納室4
0に収納され、就寝使用時に収納室40から居室3側に
引き出されて使用されるが、この場合に、ベッド42に
は、図4に示すようなガイドレール43にスライド自在
に嵌合するガイド部42Aが底面側に設けられていて、
この案内によって収納室40に容易、かつ確実に出入り
されるようになっている。
【0041】前記したような第1ボックス26,第2ボ
ックス12,第3ボックス60,第4ボックス67,ユ
ニットバス15,四周枠32,ガイドレール43などが
設置される床下地材35上には、図7に示すように、そ
の各構成部材の設置個所や設置順を示す表示部44が表
面側にシルク印刷などによって予め表示されているリノ
リウムなどからなるシート状ないし板状の床材46が敷
設されている。本実施例における第1ボックス26,第
2ボックス12,第3ボックス60,第4ボックス6
7,ユニットバス15,四周枠32,ガイドレール43
などは、その床下地材35上に敷設された床材46の表
示部44にしたがって設置されている。
【0042】たとえば、その表示部44は、文字,図
形,記号,色彩などによって表示されている。
【0043】また、床材46の裏面側には、剥離紙を有
する粘着テープが予め部分的に配設され、剥離紙の剥離
後の粘着テープの粘着面を使用した床下地材35上の仮
止めが可能とされている。
【0044】次に、本実施例の作用について説明する。
【0045】たとえば、本実施例の建築物は、次のよう
にして構築される。
【0046】まず、建築物の柱,屋根,図示する内壁2
8を含む内壁,床下地,所定の配管47,レール36,
居室3の天井壁を構築ないし配設した後に、物入れ5,
浴室2,トイレット室1が構築される床下地材35上に
床材46をその粘着面によって仮止めし、また第1ボッ
クス26,第2ボックス12,第3ボックス60,第4
ボックス67,ユニットバス15を構築現場などにおい
て夫々組み立てる。
【0047】次いで、組立後の第2ボックス12をその
床材46の表示部44にしたがって該床材46上に設置
し、ねじ止めなどによって内壁28,31などに固定す
る。
【0048】次いで、ガイドレール43をその床材46
の表示部44にしたがって該床材46上に設置し、ねじ
止めなどによって床材46および床下地材35上に固定
した後に、組立後のユニットバス15をその床材46の
表示部44にしたがって第2ボックス12に隣接させて
床材46上に設置し、脚20の脚台20Aを床材46お
よび床下地材35にねじ止めして固定する。床下地材3
5に仮止めされていた床材46は、ガイドレール43お
よびユニットバス15の脚台20Aのねじ止めによって
床下地材35に固定される。
【0049】また、このユニットバス15の設置に際し
ては、浴槽16や洗面槽18などと所定の配管47とを
互いに接続し、また折戸式の開閉扉19(ユニットバス
15自体の出入口)と第2ボックス12の出入口14と
を互いに接続する。
【0050】次いで、組立後の第4ボックス67をその
床材46の表示部44にしたがって該床材46上に設置
し、ねじ止めなどによって第2ボックス12に固定し、
また第3ボックス60をその床材46の表示部44にし
たがって該床材46上に設置し、ねじ止めなどによって
第4ボックス67に固定する。
【0051】次いで、四周枠32を図3などに示すよう
に配置し、断面L字形の結合金具(図示せず)やねじ止
めなどによって第1ボックス26および第4ボックス6
7の廊下4側の側壁部材22,64と内壁31に結合さ
せる。
【0052】次いで、四周枠32の上下枠の溝(図示せ
ず)に引戸33をスライド自在に嵌合させて取り付け、
この引戸33によってトイレット室1の出入口13が開
閉されるようにする。
【0053】次いで、組立後の第1ボックス26をその
床材46の表示部44にしたがって該床材46上に設置
し、ねじ止めなどによって内壁28や第3ボックス60
の一方の側壁部材54に固定した後に、図2などに示す
ように、物入れ5の開口部27の上端側に幕板34をね
じ止めなどによって取り付け、内壁28に対向する廊下
側の内壁(図示せず)まで延在させる。
【0054】そして、引戸37を幕板34およびレール
36のレール溝にスライド自在に嵌合させて取り付け、
この引戸37によって居間と廊下4間の出入口38が開
閉されるようにする。また、折戸39を幕板34および
レール36のレール溝にスライド自在に嵌合させて取り
付け、この折戸39によって物入れ5の開口部27が開
閉されるようにする。
【0055】次いで、廊下4の上方の四周部位にわたっ
て延在している前記結合金具を利用して廊下4側の天井
壁49を構築する。この廊下4は、その通路に沿って厨
房台,冷蔵庫,物入れなどが配設されて厨房室とされ、
また物入れ52に洗濯機が設置されて洗濯室とされる。
【0056】次いで、トイレット室に便器50を取り付
け、配管孔9と所定の配管47などとを接続する。
【0057】たとえば、本実施例の建築物は、このよう
にして構築される。
【0058】この場合に、本実施例の建築物によれば、
ユニットバス15の外側面側が物入れ5,51,52に
よって隠蔽されて化粧され、この物入れ5,51,52
によって家屋内が仕切られた間取りとされていることに
より、物入れ5,51,52がユニットバス15の外側
面側の化粧機能と、家屋内の仕切壁としての機能と、物
入れ自体としての機能とを兼用しているので、その物入
れの有効利用によりこの種の建築物の施工の容易化ない
し簡素化および施工期間の短縮化を図ることができる。
【0059】また、ユニットバス15および物入れ5,
51,52の下方にベッド収納室40が形成され、この
ベッド収納室40にセミダブルベッド42が出入り自在
に収納されるため、ユニットバス15および物入れ5,
51,52の下方の有効利用によるベッドスペースの省
スペース化を図ることができる。
【0060】また、本実施例によれば、第1ボックス2
6および第2ボックス12を互いに所定の間隔をおいて
対向させて内壁28に沿って配設するとともに、この第
1ボックス26および第2ボックス12間にユニットバ
ス15を介在させ、また第3ボックス60および第4ボ
ックス67によってユニットバス15の残存する外側面
一面側を隠蔽して化粧することにより、第1ボックス2
6,第2ボックス12,第3ボックス60,第4ボック
ス67によって家屋内が仕切られた間取りの建築物が構
築され、またこのようにして構築された建築物は、第1
ボックス26内,第3ボックス60内,第4ボックス6
7内と第2ボックス12内とが夫々物入れとトイレ室と
され、ユニットバス15が浴室とされるので、物入れと
トイレ室と浴室とを備えた間取りの建築物の施工の容易
化ないし簡素化や施工期間の短縮化を図ることができ
る。
【0061】また、第1ボックス26の開口部27に面
して居室3が形成されるため、居室3をも備えた間取り
の建築物の施工の容易化ないし簡素化や施工期間の短縮
化を図ることができ、しかもその第1ボックス26から
なる物入れ5を居室3の仕切壁および物入れ自体として
有効利用することができる。
【0062】また、第3ボックス60,第4ボックス6
7の開口部58,52Aおよびトイレット室1の出入口
13に面して廊下4が形成されるため、廊下4をも備え
た間取りの建築物の施工の容易化ないし簡素化や施工期
間の短縮化を図ることができ、しかもその第3ボックス
60,第4ボックス67を廊下4の仕切壁として有効利
用することができる。
【0063】さらに、構築用構成部材の設置個所を示す
表示部44が表面側に表示されたシート状ないし板状の
床材46を備え、床下地材上に敷設された床材46上に
第1ボックス26と第2ボックス12と第3ボックス6
0と第4ボックス67とユニットバス15などがその表
示部44にしたがって配設されて構築されるので、より
一層建築物の構築の施工の容易化ないし簡素化や施工期
間の短縮化を図ることができ、しかも施工の確実化を図
ることができる。
【0064】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。
【0065】たとえば、実施例の建築物は、ワンルーム
マンションに適用されているが、本発明の建築物は、そ
のようなワンルームマンションの適用に限定されるもの
ではなく、たとえばビジネスホテルや一般家屋などの任
意の建築物に適用することが可能である。
【0066】また、実施例においては、収納室40にベ
ッド42が収納されるようになっているが、収納室40
はそのようなベッド42の収納に限定されるものではな
く、たとえば収納箱を出し入れ自在に収納することも可
能である。
【0067】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0068】(1)本発明の建築物の構造によれば、ユ
ニットバスの外側面側が物入れによって隠蔽されて化粧
され、この物入れによって家屋内が仕切られた間取りと
されていることにより、物入れがユニットバスの外側面
側の化粧機能と、家屋内の仕切壁としての機能と、物入
れ自体としての機能とを兼用しているので、その物入れ
の有効利用によりこの種の建築物の施工の容易化ないし
簡素化および施工期間の短縮化を図ることができる。
【0069】(2)前記した場合に、前記ユニットバス
および前記物入れの下方にベッド収納室が形成され、こ
のベッド収納室にベッドが出入り自在に収納される構造
とすると、前記ユニットバスおよび前記物入れの下方の
有効利用によるベッドスペースの省スペース化を図るこ
とができる。
【0070】(3)本発明の建築物の構造によれば、第
1ボックスおよび第2ボックスを互いに所定の間隔をお
いて対向させて内壁に沿って配設するとともに、この第
1ボックスおよび第2ボックス間にユニットバスを介在
させ、また第3ボックスによってユニットバスの残存す
る外側面一面側を隠蔽して化粧することにより、第1ボ
ックスおよび第2ボックスならびに第3ボックスによっ
て家屋内が仕切られた間取りの建築物が構築され、また
このようにして構築された建築物は、第1ボックス内お
よび第3ボックス内と第2ボックス内とが夫々物入れと
トイレ室とされ、ユニットバスが浴室とされるので、物
入れとトイレ室と浴室とを備えた間取りの建築物の施工
の容易化ないし簡素化や施工期間の短縮化を図ることが
できる。
【0071】(4)前記した場合に、前記第1ボックス
の開口部に面して第1部屋が形成される構造とすると、
第1部屋をも備えた間取りの建築物の施工の容易化ない
し簡素化や施工期間の短縮化を図ることができ、しかも
その物入れを第1部屋の仕切壁および物入れ自体として
有効利用することができる。
【0072】(5)前記した場合に、前記第3ボックス
の開口部および前記トイレ室用の出入口に面して第2部
屋が形成される構造とすると、第2部屋をも備えた間取
りの建築物の施工の容易化ないし簡素化や施工期間の短
縮化を図ることができ、しかもその第3ボックスを第2
部屋の仕切壁として有効利用することができる。
【0073】さらに、構築用構成部材の設置個所を示す
表示部が表面側に表示されたシート状ないし板状の床材
を備え、床下地材上に敷設された前記床材上に前記第1
ボックスと前記第2ボックスと前記第3ボックスと前記
ユニットバスとがその表示部にしたがって配設されて構
築される構造とすると、その床材を所定の構築場所に敷
設した後に、その表示部にしたがって第1ボックスと第
2ボックスと第3ボックスとユニットバスとを設置する
ことができるので、より一層建築物の構築の施工の容易
化ないし簡素化や施工期間の短縮化を図ることができ、
しかも施工の確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である建築物を示す平面断面
図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のIII −III 線における断面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】第1ボックスを示す斜視図である。
【図6】第2ボックスを示す斜視図である。
【図7】図7はその建築物の床材を示す平面図である。
【図8】図1のVIII−VIII線における断面図である。
【符号の説明】
1 トイレット室 2 浴室 3 居室 4 廊下 5 物入れ 6 奥壁部材 7 側壁部材 8 天井壁部材 9 配管孔 10 床板部材 11 前板部材 12 第2ボックス 13 出入口 14 出入口 15 ユニットバス 16 浴槽 17 洗い場 18 洗面槽 19 開閉扉 20 脚 20A 脚台 21 奥壁部材 22 側壁部材 23 上板部材 24 底板部材 25 棚板部材 25A 仕切部材 26 第1ボックス 27 開口部 28 内壁 31 内壁 32 四周枠 33 引戸 34 幕板 35 床下地材 36 レール 37 引戸 38 出入口 39 折戸 40 ベッド収納室 41 キャスタ 42 セミダブルベッド 42A ガイド部 43 ガイドレール 44 表示部 46 床材 47 配管 49 天井壁 50 便器 51 物入れ 52 物入れ 52A 開口部 53 奥壁部材 54 側壁部材 55 上板部材 56 底板部材 57 仕切部材 58 開口部 59 引戸 60 第3ボックス 61 フレーム 63 奥壁部材 64 側壁部材 65 底板部材 66 前板 67 第4ボックス H1 高さ H2 高さ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定の間隔をおいて対向して内壁
    に沿って配設されるとともに、一面側に開口部が形成さ
    れている第1ボックスおよび2面側に出入口が夫々形成
    されている第2ボックスと、この第1ボックスおよび第
    2ボックス間に介在されるユニットバスと、前記内壁と
    前記第1ボックスおよび前記第2ボックスの対向側壁と
    によって外側面側が隠蔽されて化粧された前記ユニット
    バスの残存する外側面一面側を隠蔽して化粧し、かつ一
    面側に開口部が形成されている第3ボックスとを備え、
    前記第1ボックス内がその開口部を前記ユニットバスの
    反対側に位置させて物入れとされ、前記第2ボックス内
    がその一方の出入口を前記第3ボックスと並列させてト
    イレ室用の出入口とし他方の出入口を前記ユニットバス
    に対向させて前記ユニットバスとの出入口としたトイレ
    室とされ、前記第3ボックスがその開口部を前記ユニッ
    トバスの反対側に位置させて物入れとされ、前記第1ボ
    ックスおよび前記第2ボックスならびに前記第3ボック
    スによって家屋内が仕切られた間取りとされていること
    を特徴とする建築物。
  2. 【請求項2】 前記第1ボックスの開口部に面して第1
    部屋が形成されることを特徴とする請求項記載の建築
    物。
  3. 【請求項3】 前記第3ボックスの開口部および前記ト
    イレ室用の出入口に面して第2部屋が形成されることを
    特徴とする請求項、または記載の建築物。
  4. 【請求項4】 構築用構成部材の設置個所を示す表示部
    が表面側に表示されたシート状ないし板状の床材を備
    え、床下地材上に敷設された前記床材上に前記第1ボッ
    クスと前記第2ボックスと前記第3ボックスと前記ユニ
    ットバスとがその表示部にしたがって配設されて構築さ
    れることを特徴とする請求項、または記載の建
    築物。
JP3170890A 1991-07-11 1991-07-11 建築物 Expired - Lifetime JP3035001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3170890A JP3035001B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 建築物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3170890A JP3035001B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 建築物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05231012A JPH05231012A (ja) 1993-09-07
JP3035001B2 true JP3035001B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=15913220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3170890A Expired - Lifetime JP3035001B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 建築物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3035001B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106639363A (zh) * 2016-11-02 2017-05-10 王德普 省地防灾隔音空间

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05231012A (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4745719A (en) Housing structure
JP3035001B2 (ja) 建築物
JPH0319832Y2 (ja)
JPH0518124A (ja) 建築物
JPH0518125A (ja) トイレツト室
JP2003184325A (ja) 玄関クローゼット
JPS6017198Y2 (ja) 衛生設備室
JPH07139063A (ja) 老人ホーム用間仕切装置
JPH05103732A (ja) ユニツトバス
JP2560449Y2 (ja) キッチンユニット
JPH0322986Y2 (ja)
JPH0727310Y2 (ja) シャワーユニット
JPH0175542U (ja)
JPH043077Y2 (ja)
JP2543438Y2 (ja) 衛生設備室のデッドスペースに設置されるスライド式収納式キャビネット
JPH0519407Y2 (ja)
JPH0523740Y2 (ja)
JPH0622058Y2 (ja) トイレルームユニット
JPH0378849U (ja)
JPH0416250U (ja)
JPH0613996Y2 (ja) ドア構造
JPH085660Y2 (ja) 洗面器ユニット
JPH0426027Y2 (ja)
JPH05340081A (ja) キッチンの床下収納庫
JPH026774U (ja)