JP3034662U - エル型コンテナーボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】物流の省力化、省人化を更に促進させ、荷役作
業の簡素化を計ると共に物流コストの軽減を達成する事
が出来る。 【解決手段】ボックスパレットを構成する四面に特性を
持たせた構造である。面（Ａ）は荷重を支える役を持
つ。面（Ｂ）は荷重を支えると同時にコンパクトに折た
ためる事が出来る。面（Ｃ）は荷崩れを防ぐ。面（Ｄ）
は荷崩れを防ぐと同時に荷役作業を軽減させる事が出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はボックスパレットに関するものであって特に物品の荷役、保管、移動 等々の省力化及び空間利用に貢献し尚かつ、非使用時には１／３の体積に縮小で きる。

【０００２】

【従来の技術】

従来の荷役用のボックス・パレットには主に３種類あって、１固定式 ２折り たたみ式 ３脱着式とありますが、固定式は丈夫であるが非使用時にも同じ体積 を要し、その為スペースの有効利用が出来ない。折りたたみ式は簡便に扱えるが 物品の積み込み、積み降しに不便であり全体として耐荷重はおおきくない。脱着 式は特定の物品専用に作られているのが多くその為一般的ではない。 本考案は従来の各種のボックスパレットの欠点を補ったボックスパレットを提 供するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

物流の現状は主に人力に頼る時代からフォークリフトを用いる時代に大きく変化 してきました。特にその変わり目の頃は第三の利潤を得る目的で倉庫業を初め各 産業界で広く省人化、省力化を推し進めてまいりました。 このフオークリフトを活用するのに当たり、パレット、ラック等々各種の物流 機材が開発されてまいりました。しかし物流の形態はさらに変化して、現在産業 界で摸索されているのはパレットレス荷役です。即ち適正在庫を極力少な目にし て、物品の保管量を少なくする事に依って保管専用のパレットを使用しないで物 流を行う事です。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題のパレットレス荷役を推し進めるには主に樹脂を材料としたスリップシー トが一時注目されましたが余り活用される事はありませんでした。本考案はパレ ットを多機能化する事に依って物流の各段階での荷役に適応させる事が出来ます 。即ち物品の積み込み積み降しの頻度を少なくする事が出来る為更に省力化を促 進するのと同時に保管専用パレットと流通専用パレットとの両面を備えてありま すので結果的にパレットの固体数を減少させる事に貢献できますのでパレットレ ス荷役を目指す事になります。

【０００５】

【考案の実施の形態】及び

【実施例】

本考案の実施例を図面に依って説明すると図１の固定側面（Ａ）（以下面（Ａ ）と呼ぶ）は図４にあるように垂直に固定されている。これに依って内折れ後面 （Ｃ）（以下面（Ｃ）と呼ぶ）及び脱着外折れ前面（Ｄ）（以下面（Ｄ）と呼ぶ ）を間にして内折れ側面（Ｂ）（以下面（Ｂ）と呼ぶ）も垂直に保持する事が出 来る。本考案のボックスパレットは図６に示している脚部Ｅ、Ｆと上部Ｅ’、Ｆ ’が山形の鋼材を使用しているので１段目のボックスパレットのＥ’、Ｆ’に２ 段目のボックスパレットのＥ、Ｆがかぶさる構造であるからボックスパレットを ２段、３段、４段と重ねて使用しても荷重の芯がずれる事がないので柱材（Ｋ） の耐荷重に見合うだけの荷重を安全に維持できる。 図２の面（Ｃ）は図７に示すように底部構造材（Ｇ）と蝶番を以って取り付け られており使用する時は面（Ａ）、面（Ｂ）と鉤で止め非使用時には図１１の様 に内側に底面に折りたたむ。 面（Ｄ）は図１、図２、図３で示すように荷役する時の状態に応じて使い分け る事ができる。ボックスパレットに物品の積載を始める時は図３のように取り外 しておく事に依って容易に重いものでも奥まで積み込みが出来る。 積み込みが中程まで進んだ頃図２、図３のように外折れの状態で面（Ａ）及び面 （Ｂ）と嵌入式の鉤（Ｈ）で固定する。積み込み作業が完了した時図１の様に手 前から起こして上部を鉤で止める。 尚、非使用時には図４に示すように面（Ｃ）の上に重ねて置く。面（Ｂ）は図 １０に示すように柱材（Ｋ）の下部に長穴（Ｍ）をあけてあり内折りさせる時は 一旦引き上げてから図７のように内側に倒すことができる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は一貫パレッチゼイションの機能を備えたものであって、尚かつ各時点 での荷役作業に配慮して設計されている。即ち物品の積み込み積み降し時脱着面 を活用する事に依って無理なく作業が出来る。次に移動、流通の時もトラックの 荷台を充分に活用でき、トラックの積載も短時間で出来る。更に保管の時も充分 に空間を利用して４段積み、５段積みも可能である。 尚、その時に単に保管するだけでなく脱着面を中折れ又は取り外しする事に依 って物品棚として活用する事ができる。そして非常用事又は回送時には折りたた む事に依って体積が１／３になるので無駄なスペースを使わなくてすみます。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の斜視図

【図２】主に面（Ｄ）の使用実施例を示す斜視図

【図３】主に面（Ｄ）の使用実施例を示す斜視図

【図４】コンパクトに折りたたんだ状態の斜視図

【図５】平面図

【図６】面（Ｄ）から見た正面図

【図７】面（Ｃ）から見た正面図

【図８】折りたたんだ状態の正面図

【図９】面（Ａ）から見た側面図

【図１０】面（Ｂ）から見た側面図

【図１１】面（Ｃ）を内折れさせた状態の平面図

【符号の説明】

Ｅ：下部山形鋼材 Ｆ：下部山形鋼材 Ｅ’：上部山形鋼材 Ｆ’：上部山形鋼材 Ｇ：底部構造鋼材 Ｈ：嵌入式の鉤 Ｋ：柱用鋼材 Ｍ：長穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 固定側面・内折れ側面・内折れ後面及び
   脱着外折れ前面との形状の異なる側面で構成され、非使
   用時にはコンパクトに折りたためる事を特徴とするボッ
   クスパレット。