JP3096414U - 支柱格納式積重ね鋼製パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】付属格納された支柱を用いて平型パレットを積
重ねが出来る構造とした当該パレットを用いて輸送量の
増大及び支柱をパレット内に格納し薄型化されたパレッ
ト形状にすることにより当該パレットの返送コストの低
減を図ることを目的とする。 【構成】パレット１の格納庫６より支柱４を取出し、パ
レット１の上面の穴７に嵌挿組立し、支柱４に取付けら
れたピン８に筋違５を支柱間４面に嵌着させる。同様に
組立てられたパレット１同士を多段に積重ねて使用す
る。当該パレット１を返送する場合は、支柱４及び筋違
５を格納庫６に格納し従来の平型パレットにする。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、平型パレットを荷物積載時には付属支柱を用いて積重ねることが出 来る構造とし、空荷時には前述付属支柱をパレット内部に格納出来る構造にする ことを目的とした鋼製パレットに関する。 【０００２】 【従来の技術】 従来の平型パレットは、運搬トラック上において１段積みしか出来なく２段以 上積重ねる場合は、かご型の容器を利用するしかなかった。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 従来の平型パレットを使用した場合、運搬トラック上において１段積みしか出 来なかったため上方向の積載空間が利用出来なかった。そのため１回の運搬量が 少なくコスト的に非常に不経済であった。また、かご型の容器を用いる方法は、 かご型容器の大きさが限定されているため長物の運搬に適さず、荷物の大きさに よっては使用出来ないことがあった。本考案はこの欠点を解除するために考案し たものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 平型パレットの積重ねを目的とする取外しが出来る支柱４及び当該支柱４を格 納するための格納庫６を平型パレット１の内部に有する構造とした鋼製パレット 。 【０００５】 【作用】 荷物を積載する場合は、格納庫６より支柱４を取出しパレット１の上面の穴７ に嵌挿組立し、支柱４に取付けられたピン８に筋違５を４面に嵌着させる。同様 に組立てられたパレット１同士を２段に積重ねて使用する。また、空パレットを 返送する場合は、支柱４と筋違５を各４本格納庫６に格納して平型パレット形状 にして返送する。 【０００６】 【実施例】 本考案の構成を図１及び図２について説明すれば、形鋼又は角形鋼管で矩形に 枠組みされたパレット１の上面において左右の２枚の鋼板蓋２は溶着し、中央の 鋼板蓋３は取外し出来るように嵌め込みとし、鋼板蓋３の位置する形鋼又は角形 鋼管で区切られたブロックの底面には底板１０を溶着し格納庫６を形成する。格 納庫６は支柱４と筋違５を格納出来る大きさとする。また各々の鋼板２の両隅に 支柱４を嵌挿するための穴７を設け、パレット１下面には四隅にパイプ状の支持 脚９を溶着し、２段積重ね時に支柱４の上部と嵌挿させて脱落防止を図る。支柱 ４には倒れ防止のためピン８を溶着させ、支柱間の４面に筋違５を取り付ける。 組立てられたパレット１は、荷物を積載し運搬トラック上に運ばれ積重ねられる 。荷物が目的地に到着し荷下ろしされたパレット１は、支柱４と筋違５を解体し 当該パレット１の格納庫６に格納され、平型パレット形状となる。 【０００７】 【考案の効果】 荷物積載時には付属の支柱を用いて積重ね出来る構造としたことにより、従来 １段しか積めなかったパレットが２段以上積めることが可能になり２倍以上の荷 物を運搬出来るようなることから運搬コストの低減を図ることが出来る。更に空 荷パレットの返送時には支柱・筋違をパレット内部に格納することにより従来の 平型パレット形状となるためパレットの積重ねが容易で、少ない面積で返送する ことが出来るため返送運搬コストの低減を図ることが出来る。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の単体時の平面図 【図２】本考案の単体時の正面図 【図３】本考案の積重ね時の正面図 【図４】本考案の解体格納時の断面図 【符号の説明】 １ パレット ２ 鋼板蓋 ３ 鋼板蓋 ４ 支柱 ５ 筋違 ６ 格納庫 ７ 穴 ８ ピン ９ 支持脚 １０ 底板

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】平型パレットの積重ねを目的とする取外し
   が出来る支柱４及び当該支柱４を格納するための格納庫
   ６を平型パレット１の内部に有する構造とした鋼製パレ
   ット。