JP3034415U - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JP3034415U
JP3034415U JP1996007733U JP773396U JP3034415U JP 3034415 U JP3034415 U JP 3034415U JP 1996007733 U JP1996007733 U JP 1996007733U JP 773396 U JP773396 U JP 773396U JP 3034415 U JP3034415 U JP 3034415U
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JP1996007733U
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Inventor
川 晋 清
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清川 晋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一殻体と第二殻体との固着強度が強く、第
一殻体と第二殻体との上下方向の位置決め精度を高めた
ゴルフクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 半ドーム形状のクラウン部4を有し、ク
ラウン部4に取付穴5を設け、クラウン部4の下縁に略
水平方向の第一接合面6を設け、クラウン部4の側縁に
沿って第二接合面13を設けてなる第一殻体2と、半皿
形状のソール部7と、ソール部7の側縁に一体的に設け
た板状のフェイス部10とを有し、ソール部7の上縁に
沿って略水平方向の第三接合面8を設け、フェイス部1
0の内面に第四接合面12を設けてなる第二殻体3とを
分割構成し、第一接合面6と第三接合面8とを接合し、
第二接合面13と第四接合面12とを接合することによ
り、第一殻体2と第二殻体3とを固着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、分割構成した殻体を接合して固着する形式のゴルフクラブヘッドに 関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のこの種のゴルフクラブヘッド(例えば実公昭61−33971号 )100を示す。同図(A)はゴルフクラブヘッド100の分解斜視図、同図( B)はゴルフクラブヘッド100の固着状態の平面断面図である。
【0003】 分割構成した第一殻体101と第二殻体101Aは別個にプレス、鍛造等の塑 性加工により成形したもので、第一殻体101と第二殻体101Aを固着してゴ ルフクラブヘッド100を形成している。
【0004】 第一殻体101は前クラウン部102と、前胴部103と、フェイス部104 と、前ソール部105と、前シャフト取付部106とを有し、その側縁に第一接 合面107を有する。第二殻体101Aは後クラウン部108と、後胴部109 と、後ソール部110と、後シャフト取付部111とを有し、その側縁に第二接 合面112を有する。
【0005】 そして、前シャフト取付部106と後シャフト取付部111との間にシャフト 取付パイプ113を介在させた状態で第一接合面107と第二接合面112とを 接合、つまり溶接して第一殻体101と第二殻体101Aとを固着している。シ ャフト取付パイプ113にはシャフト114を挿入して接着固定してある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のゴルフクラブヘッド100においては、次のような問題があっ た。
【0007】 前シャフト取付部106及び後シャフト取付部111が第一接合面107 及び第二接合面112を境として分割されているため、フェイス部104でボー ル(図示せず)を打撃した際の衝撃がそのまま第一接合面107と第二接合面1 12に伝達されて固着強度が損なわれ、ゴルフクラブヘッド100の耐久性が低 下していた。
【0008】 第一接合面107及び第二接合面112がいずれも略垂直方向に形成され ているため、第一殻体101と第二殻体101A同士の上下方向の固着精度が狂 い易く、製品品質が低下していた。
【0009】 本考案は上記課題を解決するためのもので、第一殻体と第二殻体との固着強度 が強く、第一殻体と第二殻体との上下方向の固着精度を高めたゴルフクラブヘッ ドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、半ドーム形状のクラウン部を有し、この クラウン部の下縁に略水平方向の第一接合面を設け、前記クラウン部の側縁に略 垂直な第二接合面を設け、前記クラウン部にシャフト取付け部を設けてなる第一 殻体と、 半皿形状のソール部と、このソール部の側縁に一体的、かつ、略垂直に設けた 板状のフェイス部とを有し、前記ソール部の上縁に沿って略水平方向の第三接合 面を設け、前記フェイス部の内面に第四接合面を設けてなる第二殻体とを分割構 成し、 前記第一接合面と前記第三接合面とを接合し、前記第二接合面と第四接合面と を接合することにより、前記第一殻体と前記第二殻体とを固着したことを特徴と する。
【0011】
【考案の実施の形態】 本考案においては、シャフト取付部を第一殻体と第二殻体との固着部位とは異 なる位置に設けたから、ボール打撃時の衝撃が固着部位に伝達されにくい。また 、第一接合面と第三接合面とが当接して第一殻体と第二殻体との上下方向の位置 決めを行う。
【0012】
【実施例】
図1(A)は本考案の一実施例に係るゴルフクラブヘッド(パター)1の斜視 図、同図(B)はゴルフクラブヘッド1のA−A線における縦断面図、図2はゴ ルフクラブヘッド1を分解した状態の縦断面図である。
【0013】 ゴルフクラブヘッド1は分割構成した第一殻体2と第二殻体3とを有し、この 第一殻体2と第二殻体3とを固着してなる。第一殻体2及び第二殻体3は金属、 例えばチタン、ステンレス、各種の合金等の材質で成形されている。
【0014】 第一殻体2は半ドーム形状のクラウン部4を有し、クラウン部4にはシャフト 取付け部、例えば取付穴5を設けてある。取付穴5には取付けパイプ5Aを固着 してあり、取付けパイプ5A内にはシャフトSを挿入して接着固定してある。ま た、クラウン部4の下縁は、略水平方向の第一接合面6を設けてある。
【0015】 第一接合面6には周方向に沿って段差を設けてあり、外側の方が内側よりも図 中下方へ突出している。また、クラウン部4の側縁には第二接合面13を設けて ある。
【0016】 第二殻体3はクラウン部4の平面形状に対応する半皿形状のソール部7を有し 、ソール部7の肉厚はクラウン部4の肉厚よりも厚く設定してある。ソール部7 の上縁に沿って略水平方向の第三接合面8を設けてある。第三接合面8には周方 向に沿って段差を設けてあり、内側の方が外側よりも図中上方へ突出している。 なお、ソール部7には逆止弁9を設けてある。
【0017】 ソール部7の側縁には板状のフェイス部10を一体的、かつ、略垂直に設けて あり、フェイス部10の外面にはフェース面11を設けてある。フェイス部10 の肉厚(1.2mm程度)はクラウン部4の肉厚よりも薄く設定してあり、その内 面には第四接合面12を設けてある。
【0018】 上記の第一殻体2と第二殻体3において、第一接合面6と第三接合面8とを接 合、つまり溶接するとともに、第二接合面13と第四接合面12とを接合、つま り溶接することにより、第一殻体2と第二殻体3とを固着してある。
【0019】 次に、ゴルフクラブヘッド1の製造方法を説明する。 (第一工程) 図示しない第一素材をプレス、鍛造等の方法により塑性加工してクラウン部4 を一体成形して第一殻体2となす。この際、取付穴5、第一接合面6、第二接合 面13も同時に成形される。その後、取付穴5に取付けパイプ5Aを固着するこ ととなる。
【0020】 (第二工程) 図示しない第二素材をプレス、鍛造等の方法により塑性加工してソール部10 及びフェイス部10を一体化した第二殻体3を成形する。この際、第三接合面8 、第四接合面12も同時に成形される。
【0021】 その後、フライス盤、形削り盤等によりフェイス部10を切削して肉厚の調節 を行う。 なお、第一工程と第二工程とはどちらを先に行ってもよいし、同時に行っても よい。
【0022】 (第三工程) 第一接合面6と第三接合面8とを溶接し、第二接合面13と第四接合面12と を溶接することにより、第一殻体2と第二殻体3とを固着する。なお、第二工程 で行っているフェイス部10の切削加工は、この固着後に行ってもよい。そして 、シャフトSを取付パイプ5Aに固着してゴルフクラブヘッド1が完成する。
【0023】 このように、本実施例におけるゴルフクラブヘッド1は、取付穴5を第一殻体 2と第二殻体3との固着部位とは異なる位置に設けたから、フェイス面7でボー ル(図示せず)を打撃した時の衝撃が固着部位に直接伝達されにくい。従って、 第一殻体2と第二殻体3との固着強度が高まり、ゴルフクラブヘッド1の耐久性 が向上する。
【0024】 また、略水平方向の第一接合面6と第三接合面8とを当接して第一殻体2と第 二殻体3との上下方向の位置決めを行っているから、第一殻体2と第二殻体3と の上下方向の固着精度が高まりゴルフクラブヘッド1の製品品質が向上する。
【0025】 更にまた、ゴルフクラブヘッド1を二分割しているため部品点数が少なく、か つ、溶接工程も一回でよく製造コストの低減を図ることができる。 さらにまた、逆止弁9を介して内部Bへガスを注入して内部Bを高圧状態とし ておけば、ゴルフクラブヘッド1の弾性力が向上して打撃するボールの飛距離が 伸びる。
【0026】 ちなみに、ガスを注入して内部Bを10kgf /mm2 の状態にしたゴルフクラブ ヘッドと、ガスを注入していないゴルフクラブヘッドとを用意して飛距離を比較 する実験を行ったところ、ガスを注入したゴルフクラブヘッドの平均飛距離は1 43mで、ガスを注入していないゴルフクラブヘッドの平均飛距離は137mで あった。
【0027】 また、第一接合面6と第三接合面8に段差を設け、その噛み合いにより第一殻 体2と第二殻体3との水平方向の位置決めを行なっているから、第一殻体2と第 二殻体3との水平方向の固着精度が高く製品品質が向上している。
【0028】 また、本実施例では内部Bにガスを注入してボール打撃時の衝撃を吸収する構 成となっているが、発泡ウレタンやゴム状弾性体を充填して衝撃を吸収する構成 としてもよい。更にまた、逆止弁9を設けずに内部Bを完全に密封する構成を採 用してもよい。
【0029】 なお、本実施例におけるゴルフクラブヘッド1は金属製のドライバー、ウッド 等にも適用できる。
【0030】
【考案の効果】
以上のように本考案は、シャフト取付部を第一殻体と第二殻体との固着部位と は異なる位置に設けたから、ボールを打撃した時の衝撃が固着部位に直接伝達さ れにくい。従って、第一殻体と第二殻体との固着強度が高まり、ゴルフクラブヘ ッドの耐久性が向上する。
【0031】 また、略水平方向の第一接合面と第三接合面とを当接して第一殻体と第二殻体 との上下方向の位置決めを行っているから、第一殻体と第二殻体との上下方向の 固着精度が高まりゴルフクラブヘッドの製品品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の一実施例に係るゴルフクラブ
ヘッドの斜視図、(B)は同ゴルフクラブヘッドのA−
A線における縦断面図。
【図2】本考案の一実施例に係るゴルフクラブヘッドを
分解した縦断面図。
【図3】(A)は従来のゴルフクラブヘッドの分解斜視
図、(B)は同ゴルフクラブヘッドの平面断面図。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド 2 第一殻体 3 第二殻体 4 クラウン部 5 取付穴(シャフト取付部) 6 第一接合面 7 ソール部 8 第三接合面 10 フェイス部 12 第四接合面 13 第二接合面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半ドーム形状のクラウン部を有し、この
    クラウン部の下縁に略水平方向の第一接合面を設け、前
    記クラウン部の側縁に略垂直な第二接合面を設け、前記
    クラウン部にシャフト取付け部を設けてなる第一殻体
    と、 半皿形状のソール部と、このソール部の側縁に一体的、
    かつ、略垂直に設けた板状のフェイス部とを有し、前記
    ソール部の上縁に沿って略水平方向の第三接合面を設
    け、前記フェイス部の内面に第四接合面を設けてなる第
    二殻体とを分割構成し、 前記第一接合面と前記第三接合面とを接合し、前記第二
    接合面と第四接合面とを接合することにより、前記第一
    殻体と前記第二殻体とを固着したことを特徴とするゴル
    フクラブヘッド。
JP1996007733U 1996-08-05 1996-08-05 ゴルフクラブヘッド Expired - Lifetime JP3034415U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3460479B2 (ja) 1996-11-28 2003-10-27 ヤマハ株式会社 ゴルフ用クラブヘッドの製法

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