JP2002186696A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP2002186696A JP2002186696A JP2000389788A JP2000389788A JP2002186696A JP 2002186696 A JP2002186696 A JP 2002186696A JP 2000389788 A JP2000389788 A JP 2000389788A JP 2000389788 A JP2000389788 A JP 2000389788A JP 2002186696 A JP2002186696 A JP 2002186696A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、薄肉のフェース部材をヘッド本体
に接合して実現されるキャビティータイプ又は中空タイ
プの高反発型アイアンヘッドにおいて、フェース背面へ
の装飾等と良好な打球音を両立することを課題とする。 【解決手段】 フェース部材の一部に塑性加工を施して
フェース部材の背面に装飾部を形成し、該フェース部材
をその周辺部のみにてヘッド本体に接合してゴルフクラ
ブヘッドを構成する。
に接合して実現されるキャビティータイプ又は中空タイ
プの高反発型アイアンヘッドにおいて、フェース背面へ
の装飾等と良好な打球音を両立することを課題とする。 【解決手段】 フェース部材の一部に塑性加工を施して
フェース部材の背面に装飾部を形成し、該フェース部材
をその周辺部のみにてヘッド本体に接合してゴルフクラ
ブヘッドを構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイアン型ゴルフ
クラブヘッドに関する。
クラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−168541号公報には、反
発性を高めることを目的として、肉厚3mm以下とした
フェース部材を、ヘッド本体に溶接等で接合した高反発
型のアイアン型ゴルフクラブヘッド(以下「アイアンヘ
ッド」)が記載されている。この様なアイアンヘッドに
おいては、フェース部背面に樹脂あるいは金属製の装飾
用のプレート状の部材(以下「プレート部材」)を配設
するのが一般的である。
発性を高めることを目的として、肉厚3mm以下とした
フェース部材を、ヘッド本体に溶接等で接合した高反発
型のアイアン型ゴルフクラブヘッド(以下「アイアンヘ
ッド」)が記載されている。この様なアイアンヘッドに
おいては、フェース部背面に樹脂あるいは金属製の装飾
用のプレート状の部材(以下「プレート部材」)を配設
するのが一般的である。
【0003】同公報に、フェース部材に高強度のマルエ
ージング鋼を使用することが記載されていることから分
かるとおり、高反発型のアイアンヘッドはフェース部を
薄肉にするため、フェース部材の強度確保が重要な課題
である。そのため、均一な金属組織を有する圧延材等か
ら切り出してフェース部材を製造するのが一般的であ
る。即ち、フェース部材には、基本的に変形加工を施す
ことなく使用されている。鋳造では欠陥が多く、鍛造等
の塑性加工でも、フェース部材全体を均一な金属組織と
するのが難しく、安定した強度の確保が困難だからであ
る。そのため、高反発型のアイアンヘッドでは、フェー
ス部材そのものの背面に装飾や識別のための文字やマー
クを入れることができず、フェース部材の背面に装飾等
を加工したプレート部材を配設することで、美観や識別
性の向上が図られているのである。
ージング鋼を使用することが記載されていることから分
かるとおり、高反発型のアイアンヘッドはフェース部を
薄肉にするため、フェース部材の強度確保が重要な課題
である。そのため、均一な金属組織を有する圧延材等か
ら切り出してフェース部材を製造するのが一般的であ
る。即ち、フェース部材には、基本的に変形加工を施す
ことなく使用されている。鋳造では欠陥が多く、鍛造等
の塑性加工でも、フェース部材全体を均一な金属組織と
するのが難しく、安定した強度の確保が困難だからであ
る。そのため、高反発型のアイアンヘッドでは、フェー
ス部材そのものの背面に装飾や識別のための文字やマー
クを入れることができず、フェース部材の背面に装飾等
を加工したプレート部材を配設することで、美観や識別
性の向上が図られているのである。
【0004】また、プレート部材は、美観等の向上のみ
ならず、打撃時の振動を減衰させる効果が知られ、特開
平9−322952号公報には、より振動減衰効果を高
め、打球感を向上する発明が記載されている。
ならず、打撃時の振動を減衰させる効果が知られ、特開
平9−322952号公報には、より振動減衰効果を高
め、打球感を向上する発明が記載されている。
【0005】しかし、本発明者らの研究によると、打撃
時の振動を減衰させない方が、良好な打球音を得られる
ことが分かった。即ち、高反発型アイアンにおいては、
プレート部材を配設しないほうが良好な打球音が得られ
ることが分かったのである。
時の振動を減衰させない方が、良好な打球音を得られる
ことが分かった。即ち、高反発型アイアンにおいては、
プレート部材を配設しないほうが良好な打球音が得られ
ることが分かったのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上を鑑み、本発明
は、薄肉のフェース部材をヘッド本体に接合して実現さ
れる高反発型アイアンヘッドにおいて、フェース背面へ
の装飾等と良好な打球音を両立することを課題とする。
具体的は、プレート部材を用いることなく、フェース部
の強度と装飾等による美観や識別性を確保し、且つ打球
音の向上を図ることを課題とする。
は、薄肉のフェース部材をヘッド本体に接合して実現さ
れる高反発型アイアンヘッドにおいて、フェース背面へ
の装飾等と良好な打球音を両立することを課題とする。
具体的は、プレート部材を用いることなく、フェース部
の強度と装飾等による美観や識別性を確保し、且つ打球
音の向上を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)フェー
ス部材の一部に塑性加工を施してフェース部材の背面に
装飾部を形成し、該フェース部材をその周辺部のみにて
ヘッド本体に接合して構成されることを特徴とするキャ
ビティータイプ又は中空タイプのアイアンヘッドであ
る。
ス部材の一部に塑性加工を施してフェース部材の背面に
装飾部を形成し、該フェース部材をその周辺部のみにて
ヘッド本体に接合して構成されることを特徴とするキャ
ビティータイプ又は中空タイプのアイアンヘッドであ
る。
【0008】キャビティータイプ又は中空タイプのアイ
アンヘッドを、フェース部材をその周辺部のみにてヘッ
ド本体に接合した構成とすることにより、高反発型のア
イアンヘッドを実現しやすくなる。フェース部材には、
塑性加工により装飾部を形成するが、その際、フェース
部材の全体に加工を施すのではなく、装飾を施す一部に
のみ加工を施すことによって、装飾部以外は均一な金属
組織を保つことが出来るものである。
アンヘッドを、フェース部材をその周辺部のみにてヘッ
ド本体に接合した構成とすることにより、高反発型のア
イアンヘッドを実現しやすくなる。フェース部材には、
塑性加工により装飾部を形成するが、その際、フェース
部材の全体に加工を施すのではなく、装飾を施す一部に
のみ加工を施すことによって、装飾部以外は均一な金属
組織を保つことが出来るものである。
【0009】また本発明は、(2)フェース部材の背面
に配設された装飾部が、ヘッドの重心からフェース面に
おろした垂線より上方にあることを特徴とする(1)に
記載のゴルフクラブヘッドである。
に配設された装飾部が、ヘッドの重心からフェース面に
おろした垂線より上方にあることを特徴とする(1)に
記載のゴルフクラブヘッドである。
【0010】装飾部は、フェースが不均一になる部分で
あり、応力が集中しやすく、強度不足が発生しやすい。
そこで、装飾部をヘッドの重心からフェース面におろし
た垂線より上方にすることで、強度不足を回避する物で
ある。ヘッドの重心からフェース面におろした垂線の足
はスイートスポットであるが、アイアンヘッドは、主と
して芝や砂の上にあるボールを打つクラブであり、スイ
ートスポットより上方で打撃することは比較的少ない。
従って、装飾部をかかる部分に配置することで、打撃に
よる破壊を回避できる。
あり、応力が集中しやすく、強度不足が発生しやすい。
そこで、装飾部をヘッドの重心からフェース面におろし
た垂線より上方にすることで、強度不足を回避する物で
ある。ヘッドの重心からフェース面におろした垂線の足
はスイートスポットであるが、アイアンヘッドは、主と
して芝や砂の上にあるボールを打つクラブであり、スイ
ートスポットより上方で打撃することは比較的少ない。
従って、装飾部をかかる部分に配置することで、打撃に
よる破壊を回避できる。
【0011】更に本発明は、(3)フェース部材とヘッ
ド本体を接合した後、フェース面を平面加工して、フェ
ース中央部の肉厚を3mm以下としたことを特徴とする
(1)又は(2)に記載のゴルフクラブヘッド、及び、
(4)塑性加工にてフェース部材に装飾部を成形し、該
フェース部材のフェース面側を平面加工して、フェース
中央付近でかつ装飾部の無い部分の肉厚を3mm以下と
した後に、該フェース部材をヘッド本体に接合したこと
を特徴とする(1)又は(2)に記載のゴルフクラブヘ
ッドである。
ド本体を接合した後、フェース面を平面加工して、フェ
ース中央部の肉厚を3mm以下としたことを特徴とする
(1)又は(2)に記載のゴルフクラブヘッド、及び、
(4)塑性加工にてフェース部材に装飾部を成形し、該
フェース部材のフェース面側を平面加工して、フェース
中央付近でかつ装飾部の無い部分の肉厚を3mm以下と
した後に、該フェース部材をヘッド本体に接合したこと
を特徴とする(1)又は(2)に記載のゴルフクラブヘ
ッドである。
【0012】フェース部材に塑性加工で装飾部を形成し
た場合、フェース面に凹部が生じてしまう為、これを平
面に加工しなければならない。(3)のように、フェー
ス部材とヘッド本体を接合した後に平面加工を施せば、
同時にスコアラインを切削加工したり、溶接ビードを取
り除く研磨を行ったりできるので、作業効率がよい。逆
に、接合前に平面加工を行えば、板状の小さい部品であ
るフェース材のみの状態であるので、肉厚の精度等を出
しやすいメリット等がある。
た場合、フェース面に凹部が生じてしまう為、これを平
面に加工しなければならない。(3)のように、フェー
ス部材とヘッド本体を接合した後に平面加工を施せば、
同時にスコアラインを切削加工したり、溶接ビードを取
り除く研磨を行ったりできるので、作業効率がよい。逆
に、接合前に平面加工を行えば、板状の小さい部品であ
るフェース材のみの状態であるので、肉厚の精度等を出
しやすいメリット等がある。
【0013】また本発明は、(5)装飾部が凸状の文
字、マークからなることを特徴とする(1)乃至(4)
に記載のゴルフクラブヘッドである。
字、マークからなることを特徴とする(1)乃至(4)
に記載のゴルフクラブヘッドである。
【0014】装飾部を凹状にすると、その部分から割れ
等が発生するおそれがあるが、凸状の装飾であれば、こ
れを回避することが出来る。また、本発明は、部分的に
塑性加工を加えて装飾部を形成するため、装飾部を含む
フェース部材全体を同時に形成する場合に比べ、装飾を
形成するに最適な加工条件を選択できる。このため、複
雑な凸状の装飾を精度よく形成でき、美観に優れたゴル
フヘッドを実現できる。
等が発生するおそれがあるが、凸状の装飾であれば、こ
れを回避することが出来る。また、本発明は、部分的に
塑性加工を加えて装飾部を形成するため、装飾部を含む
フェース部材全体を同時に形成する場合に比べ、装飾を
形成するに最適な加工条件を選択できる。このため、複
雑な凸状の装飾を精度よく形成でき、美観に優れたゴル
フヘッドを実現できる。
【0015】更に本発明は、(6)装飾部の面積が、フ
ェース背面開口部の面積の5〜50%であり、凸状の文
字、マークの高さが、平均フェース厚さの20%以下で
あることを特徴とする(5)に記載のゴルフクラブヘッ
ドである。
ェース背面開口部の面積の5〜50%であり、凸状の文
字、マークの高さが、平均フェース厚さの20%以下で
あることを特徴とする(5)に記載のゴルフクラブヘッ
ドである。
【0016】高反発型のアイアンヘッドはフェースが薄
いため、打球時にフェースが振動し、大きな金属音が発
生する。凸状の装飾部は、比較的均一な剛性分布、質量
分布を有するフェース部にあって、剛性や質量分布の不
均一な部分である。このため、装飾部を形成すると、フ
ェースの振動形態が複雑化し、打球音を悪化させる。一
方、美観や識別性の向上を考えれば、装飾部はある程度
の大きさが必要である。そこで、フェース背面開口部の
面積の5〜50%、凸状の文字、マークの高さを平均フ
ェース厚さの20%以下とすることで、打球音と美観や
識別性を両立させるものである。
いため、打球時にフェースが振動し、大きな金属音が発
生する。凸状の装飾部は、比較的均一な剛性分布、質量
分布を有するフェース部にあって、剛性や質量分布の不
均一な部分である。このため、装飾部を形成すると、フ
ェースの振動形態が複雑化し、打球音を悪化させる。一
方、美観や識別性の向上を考えれば、装飾部はある程度
の大きさが必要である。そこで、フェース背面開口部の
面積の5〜50%、凸状の文字、マークの高さを平均フ
ェース厚さの20%以下とすることで、打球音と美観や
識別性を両立させるものである。
【0017】なお、フェース背面開口部とは、トップ
部、ソール部、トウ部、ヒール部に接していないフェー
スの背面部分の面積を言い、平均フェース厚さとは、ト
ップ部、ソール部、トウ部、ヒール部に接しているフェ
ース部及び装飾部がある部分を除いたフェース部の平均
した肉厚を言う。
部、ソール部、トウ部、ヒール部に接していないフェー
スの背面部分の面積を言い、平均フェース厚さとは、ト
ップ部、ソール部、トウ部、ヒール部に接しているフェ
ース部及び装飾部がある部分を除いたフェース部の平均
した肉厚を言う。
【0018】また本発明は、(7)トップ部の後方か
ら、下方に延びるオーバーハング部を有するキャビティ
ータイプであることを特徴とする(1)乃至(6)に記
載のゴルフクラブヘッドである。
ら、下方に延びるオーバーハング部を有するキャビティ
ータイプであることを特徴とする(1)乃至(6)に記
載のゴルフクラブヘッドである。
【0019】かかるオーバーハング部を有することによ
り、ヘッド本体側の弾性変形が小さくなり、相対的にフ
ェース部の弾性変形が増大するため、一層反発性を向上
させることが出来るからである。
り、ヘッド本体側の弾性変形が小さくなり、相対的にフ
ェース部の弾性変形が増大するため、一層反発性を向上
させることが出来るからである。
【0020】また本発明は、(8)フェース部材とヘッ
ド本体の接合には、ろう付けと溶接の両方が施されてい
ることを特徴とする(1)乃至(7)に記載のゴルフク
ラブヘッドである。
ド本体の接合には、ろう付けと溶接の両方が施されてい
ることを特徴とする(1)乃至(7)に記載のゴルフク
ラブヘッドである。
【0021】接合されたフェース部材とヘッド本体の間
に小さな隙間が生じると、ビビリ音等の異音を発生した
り、反発性が低下するなどのおそれがある。ろう付け
は、毛細管現象を利用した接合であるため、隙間防止に
は有効だが、接合強さが弱く、これのみでは不充分であ
る。そこで、逆に隙間が生じやすいが、接合強さに優れ
る溶接と併用することにより、隙間の防止と接合強さの
確保を両立することが出来る。
に小さな隙間が生じると、ビビリ音等の異音を発生した
り、反発性が低下するなどのおそれがある。ろう付け
は、毛細管現象を利用した接合であるため、隙間防止に
は有効だが、接合強さが弱く、これのみでは不充分であ
る。そこで、逆に隙間が生じやすいが、接合強さに優れ
る溶接と併用することにより、隙間の防止と接合強さの
確保を両立することが出来る。
【0022】なお、本発明に言う溶接とは、母材をほと
んど溶融させることなく、ろう材が母材の表面付近のみ
に留まるろう付を含まず、溶接材が母材に侵入して接合
される接合方法を意味する。かかる接合法としては、融
接法、抵抗溶接法が知られている。
んど溶融させることなく、ろう材が母材の表面付近のみ
に留まるろう付を含まず、溶接材が母材に侵入して接合
される接合方法を意味する。かかる接合法としては、融
接法、抵抗溶接法が知られている。
【0023】
【発明の実施の形態】まず、フェース部材Bをその周辺
部のみにてヘッド本体Cに接合して構成されることを特
徴とするキャビティータイプ又は中空タイプのアイアン
型ゴルフクラブヘッドの例を、図1乃至3に示す。図1
乃至3は、主としてフェース部1を構成するフェース部
材と、主としてフェース部以外のトップ部2やソール部
3等を構成するヘッド本体を、接合する以前の縦断面で
あり、接合部Aは空間で示されている。図から分かると
おり、ここで言うフェース部材Bの周辺部とは、フェー
ス部材Bの端面部のみを意味するのではなく、端面に近
い部分全てを意味する。
部のみにてヘッド本体Cに接合して構成されることを特
徴とするキャビティータイプ又は中空タイプのアイアン
型ゴルフクラブヘッドの例を、図1乃至3に示す。図1
乃至3は、主としてフェース部1を構成するフェース部
材と、主としてフェース部以外のトップ部2やソール部
3等を構成するヘッド本体を、接合する以前の縦断面で
あり、接合部Aは空間で示されている。図から分かると
おり、ここで言うフェース部材Bの周辺部とは、フェー
ス部材Bの端面部のみを意味するのではなく、端面に近
い部分全てを意味する。
【0024】図1は、フェース部の打球面であるフェー
ス面側に接合部Aが開口しているタイプの、キャビティ
ータイプのアイアンヘッドの例である。図2、図3は、
フェース部材Bの接合部がトップ面2−1及びソール面
3−1に設けられている、それぞれキャビティータイプ
のアイアンヘッド、中空タイプのアイアンヘッドの例で
ある。なお、図1と図2は、トップ部2及びソール部3
から、キャビティー部方向に延びるオーバーハング部
(符号2−2及び3−2)を有するアイアンヘッドでも
ある。
ス面側に接合部Aが開口しているタイプの、キャビティ
ータイプのアイアンヘッドの例である。図2、図3は、
フェース部材Bの接合部がトップ面2−1及びソール面
3−1に設けられている、それぞれキャビティータイプ
のアイアンヘッド、中空タイプのアイアンヘッドの例で
ある。なお、図1と図2は、トップ部2及びソール部3
から、キャビティー部方向に延びるオーバーハング部
(符号2−2及び3−2)を有するアイアンヘッドでも
ある。
【0025】図4には、フェース部材Bの背面に装飾部
8を形成するため、フェース部材Bの一部に加圧して行
われる塑性加工を示す。フェース部材Bは、装飾部を形
成する様に構成された下型の上に配置され、フェース面
側になる上方から、装飾部を形成する部分のみに加圧さ
れる。塑性加工は、常温で行われるプレス加工が最も簡
便だが、熱間加工であればより複雑な装飾部を形成でき
る。フェース部材に超塑性を有する材料を使用すれば、
超塑性加工や恒温鍛造等による加工も可能であり、これ
らはフェース部材の強度低下を防ぐのに有効である。図
5には、凸文字の装飾部を形成されたフェース部材の例
を示す。
8を形成するため、フェース部材Bの一部に加圧して行
われる塑性加工を示す。フェース部材Bは、装飾部を形
成する様に構成された下型の上に配置され、フェース面
側になる上方から、装飾部を形成する部分のみに加圧さ
れる。塑性加工は、常温で行われるプレス加工が最も簡
便だが、熱間加工であればより複雑な装飾部を形成でき
る。フェース部材に超塑性を有する材料を使用すれば、
超塑性加工や恒温鍛造等による加工も可能であり、これ
らはフェース部材の強度低下を防ぐのに有効である。図
5には、凸文字の装飾部を形成されたフェース部材の例
を示す。
【0026】図4から分かるとおり、フェース面となる
側から加圧するので、フェース面側に凹部が生じてしま
う。これを、研磨、切削等で平面に加工するが、高反発
型のアイアンであるためには、肉厚が3mm以下である
必要がある。装飾部は、反発性にほとんど影響しないた
め、これが無いものとしてフェース部の肉厚を考えれば
よい。装飾部がある部位では、肉厚を図りにくいので、
装飾部を避け、且つフェースの中央付近で3mm以下の
肉厚とすればよい。
側から加圧するので、フェース面側に凹部が生じてしま
う。これを、研磨、切削等で平面に加工するが、高反発
型のアイアンであるためには、肉厚が3mm以下である
必要がある。装飾部は、反発性にほとんど影響しないた
め、これが無いものとしてフェース部の肉厚を考えれば
よい。装飾部がある部位では、肉厚を図りにくいので、
装飾部を避け、且つフェースの中央付近で3mm以下の
肉厚とすればよい。
【0027】図6及び7には、フェース部材の接合を、
ろう付けと溶接の両方で行った例を示す。図6は、図1
に示した接合部Aがフェース面にあるキャビティー型の
アイアンヘッドにおけるフェース部材Bの接合状態を示
す。図7は、図2及び図3に示した接合部Aがトップ面
2−1及びソール面3−1にあるキャビティー型及び中
空型のアイアンヘッドにおけるフェース部材Bの接合状
態を示す。
ろう付けと溶接の両方で行った例を示す。図6は、図1
に示した接合部Aがフェース面にあるキャビティー型の
アイアンヘッドにおけるフェース部材Bの接合状態を示
す。図7は、図2及び図3に示した接合部Aがトップ面
2−1及びソール面3−1にあるキャビティー型及び中
空型のアイアンヘッドにおけるフェース部材Bの接合状
態を示す。
【0028】これらの実施例は、ヘッドの外側からろう
付を行い、接合部Aの奥深くまでろう材を行き渡らせ、
次に、同じくヘッドの外側から溶接を行い、強固に接合
したものである。なお、図には、開先側の溶接ビードを
そのまま記載したが、研磨等で容易に平らにすることが
出来る。接合を溶接のみを行った為、接合部の奥に隙間
を生じてしまう従来例を図8乃至9に示す。
付を行い、接合部Aの奥深くまでろう材を行き渡らせ、
次に、同じくヘッドの外側から溶接を行い、強固に接合
したものである。なお、図には、開先側の溶接ビードを
そのまま記載したが、研磨等で容易に平らにすることが
出来る。接合を溶接のみを行った為、接合部の奥に隙間
を生じてしまう従来例を図8乃至9に示す。
【0029】更に、図6から分かるとおり、図1の構造
を有する場合、溶接により接合されるのはフェース部材
の端面がほとんどであり、突合せ溶接の状態に近く、接
合強さがやや弱くなる。そこで、図2及び図3のよう
に、接合部の境界部がヘッドの側面に現れる構造とする
と、図7のように継ぎ手溶接の状態に近くなり、より強
い接合を実現できる。また、この構造は、フェース部材
がヘッド本体と接しない部分の面積を広くすることがで
き、反発性を向上させるためにもより有利である。トッ
プ側接合部あるいはソール側接合部の少なくとも一方の
みについて、境界部をヘッドの側面にもっていくだけで
も有効である。
を有する場合、溶接により接合されるのはフェース部材
の端面がほとんどであり、突合せ溶接の状態に近く、接
合強さがやや弱くなる。そこで、図2及び図3のよう
に、接合部の境界部がヘッドの側面に現れる構造とする
と、図7のように継ぎ手溶接の状態に近くなり、より強
い接合を実現できる。また、この構造は、フェース部材
がヘッド本体と接しない部分の面積を広くすることがで
き、反発性を向上させるためにもより有利である。トッ
プ側接合部あるいはソール側接合部の少なくとも一方の
みについて、境界部をヘッドの側面にもっていくだけで
も有効である。
【0030】図10には、トップ側接合部A−2、ソー
ル側接合部A−3及びトウ側接合部A−4をヘッドの側
面に位置させた実施例、図11にはトップ側接合部A−
2とソール側接合部A−3をヘッドの側面に位置させた
実施例を示す。接合強さの上では、図10の構造が有利
だが、図11の構造は、トウ側がヘッド本体のみで形成
されるため、量産上、この部分の形状を安定させ易い効
果がある。
ル側接合部A−3及びトウ側接合部A−4をヘッドの側
面に位置させた実施例、図11にはトップ側接合部A−
2とソール側接合部A−3をヘッドの側面に位置させた
実施例を示す。接合強さの上では、図10の構造が有利
だが、図11の構造は、トウ側がヘッド本体のみで形成
されるため、量産上、この部分の形状を安定させ易い効
果がある。
【0031】なお、一般にヒール側にはネックがあるた
め、ヒール側接合部A−5を側面に配置することは困難
であるが、本発明はこれを排除するものではない。ネッ
クの取りつけ位置を変更することにより、実施できる可
能性があるからである。
め、ヒール側接合部A−5を側面に配置することは困難
であるが、本発明はこれを排除するものではない。ネッ
クの取りつけ位置を変更することにより、実施できる可
能性があるからである。
【0032】また、ろう付けと溶接を同一の個所に施す
のではなく、接合部位によって使い分けることも考えら
れる。例えば、トップ側接合部とソール側接合部は強い
接合が必要なため、溶接を施し、トウ側接合部とヒール
側接合部は、隙間の発生防止を重視して、ろう付けを施
すなどである。
のではなく、接合部位によって使い分けることも考えら
れる。例えば、トップ側接合部とソール側接合部は強い
接合が必要なため、溶接を施し、トウ側接合部とヒール
側接合部は、隙間の発生防止を重視して、ろう付けを施
すなどである。
【0033】更に、トップ部やソール部のフェース部寄
りの部位を薄肉とすると、一層反発性が向上すると考え
られる。フェースが一層弾性変形しやすくなるからであ
る。具体的には、図3のトップ側接合部に示したよう
に、フェース部材の接合部を後方に移動し、トップ部や
ソール部のフェースよりの部位を、フェース部材で構成
することが考えられる。これは、中空タイプのアイアン
ヘッドのみならず、キャビティータイプのアイアンヘッ
ドにおいても、有効と考えられる。
りの部位を薄肉とすると、一層反発性が向上すると考え
られる。フェースが一層弾性変形しやすくなるからであ
る。具体的には、図3のトップ側接合部に示したよう
に、フェース部材の接合部を後方に移動し、トップ部や
ソール部のフェースよりの部位を、フェース部材で構成
することが考えられる。これは、中空タイプのアイアン
ヘッドのみならず、キャビティータイプのアイアンヘッ
ドにおいても、有効と考えられる。
【0034】フェース部材、ヘッド本体に使用する材料
としては、ステンレス鋼、マルエージング鋼、マルエー
ジステンレス、マルテンサイト鋼や各種チタン合金等が
考えられる。本発明者らは、11Cr−2Mo−10N
i−1Tiを有するマルエージステンレスで試験を行っ
た。フェース部材には、サブゼロ処理を行い、極度にマ
ルテンサイト化することで、硬度を高めるのも好まし
い。
としては、ステンレス鋼、マルエージング鋼、マルエー
ジステンレス、マルテンサイト鋼や各種チタン合金等が
考えられる。本発明者らは、11Cr−2Mo−10N
i−1Tiを有するマルエージステンレスで試験を行っ
た。フェース部材には、サブゼロ処理を行い、極度にマ
ルテンサイト化することで、硬度を高めるのも好まし
い。
【0035】本発明のゴルフクラブヘッドは、上記した
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0036】
【発明の効果】本発明により、プレート部材を用いるこ
となく、フェース部の強度と装飾等による美観や識別性
を確保し、且つ打球音の向上を実現できる。
となく、フェース部の強度と装飾等による美観や識別性
を確保し、且つ打球音の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェース部材を接合して構成されるキャビティ
ー型アイアンヘッドであって、接合部がフェース面にあ
る本発明の実施例である。
ー型アイアンヘッドであって、接合部がフェース面にあ
る本発明の実施例である。
【図2】フェース部材を接合して構成されるキャビティ
ー型アイアンヘッドであって、接合部がトップ面、ソー
ル面にある本発明の実施例である。
ー型アイアンヘッドであって、接合部がトップ面、ソー
ル面にある本発明の実施例である。
【図3】フェース部材を接合して構成される中空型アイ
アンヘッドであって、接合部がトップ面、ソール面にあ
る本発明の実施例である。
アンヘッドであって、接合部がトップ面、ソール面にあ
る本発明の実施例である。
【図4】フェース部材の一部に塑性加工を施して背面に
装飾部を形成する方法を示す図である。
装飾部を形成する方法を示す図である。
【図5】凸文字の装飾部を形成されたフェース部材の例
である。
である。
【図6】図1の構造を有する請求項7に記載された発明
の実施例である。
の実施例である。
【図7】図2及び図3の構造を有する請求項7に記載さ
れた発明の実施例である。
れた発明の実施例である。
【図8】図1の実施例と同じ接合構造を有する従来例で
ある。
ある。
【図9】図2及び図3の実施例と同じ接合構造を有する
従来例である。
従来例である。
【図10】トップ側接合部、トウ側接合部、ソール側接
合部が、トップ面からソール面に至る側面にある実施例
である。
合部が、トップ面からソール面に至る側面にある実施例
である。
【図11】トップ側接合部とソール側接合部が夫々トッ
プ面とソール面にあり、トウ側接合部とソール側接合部
がフェース面にある実施例である。
プ面とソール面にあり、トウ側接合部とソール側接合部
がフェース面にある実施例である。
【図12】図1の構造を有する本発明の実施例を鉛直平
面で切断した場合の斜視図である。
面で切断した場合の斜視図である。
【図13】装飾部が、ヘッドの重心からフェース面にお
ろした垂線より上方にある本発明の実施例である。
ろした垂線より上方にある本発明の実施例である。
【図14】オーバーハング部を有するキャビティー型ア
イアンヘッドを示す斜視図である。
イアンヘッドを示す斜視図である。
1 フェース部 1−1 フェース背面開口部 2 トップ部 2−1 トップ面 2−2 トップ側オーバーハング部 3 ソール部 3−1 ソール面 3−2 ソール側オーバーハング部 4 トウ部 5 ヒール部 6 キャビティー部 7 中空部 8 装飾部 9 スイートスポット 10 ヘッドの重心 A 接合部 A−2 トップ側接合部 A−3 ソール側接合部 A−4 トウ側接合部 A−5 ヒール側接合部 A−A 溶接材 A−B ろう材 B フェース部材 C ヘッド本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 哲雄 千葉県松戸市松飛台288番地 マルマンゴ ルフ株式会社内 (72)発明者 佐々木 靖 千葉県松戸市松飛台288番地 マルマンゴ ルフ株式会社内 Fターム(参考) 2C002 AA03 CH01 CH06 MM04 PP02 PP03
Claims (8)
- 【請求項1】 フェース部材の一部に塑性加工を施して
フェース部材の背面に装飾部を形成し、該フェース部材
をその周辺部のみにてヘッド本体に接合して構成される
ことを特徴とするキャビティータイプ又は中空タイプの
アイアン型ゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】 フェース部材の背面に配設された装飾部
が、ヘッドの重心からフェース面におろした垂線より上
方にあることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラ
ブヘッド。 - 【請求項3】 フェース部材とヘッド本体を接合した
後、フェース面を平面加工して、フェース中央部の肉厚
を3mm以下としたことを特徴とする請求項1又は2に
記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項4】 塑性加工にてフェース部材に装飾部を成
形し、該フェース部材のフェース面側を平面加工して、
フェース中央付近でかつ装飾部の無い部分の肉厚を3m
m以下とした後に、該フェース部材をヘッド本体に接合
したことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフク
ラブヘッド。 - 【請求項5】 装飾部が凸状の文字、マークからなるこ
とを特徴とする請求項1乃至4に記載のゴルフクラブヘ
ッド。 - 【請求項6】 装飾部の面積が、フェース背面開口部の
面積の5〜50%であり、凸状の文字、マークの高さ
が、平均フェース厚さの20%以下であることを特徴と
する請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項7】 トップ部の後方から、下方に延びるオー
バーハング部を有するキャビティータイプであることを
特徴とする請求項1乃至6に記載のゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項8】 フェース部材とヘッド本体の接合には、
ろう付けと溶接の両方が施されていることを特徴とする
請求項1乃至7に記載のゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000389788A JP2002186696A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000389788A JP2002186696A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002186696A true JP2002186696A (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18856268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000389788A Withdrawn JP2002186696A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002186696A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004113371A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフクラブヘッド |
US6918840B2 (en) | 2003-09-19 | 2005-07-19 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member |
US7201669B2 (en) | 2003-12-23 | 2007-04-10 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member and a weight positioning system |
US7476162B2 (en) | 2003-09-19 | 2009-01-13 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member and a damping element |
US7578754B2 (en) | 2006-04-26 | 2009-08-25 | Sri Sports Limited | Iron-type gold club head |
US8012040B2 (en) | 2008-06-30 | 2011-09-06 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Iron golf club head |
US8715105B2 (en) | 2003-09-19 | 2014-05-06 | Nike, Inc. | Golf club head having an interchangeable bridge member |
US10751587B2 (en) | 2014-05-15 | 2020-08-25 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads having reinforced club head faces and related methods |
US12102892B2 (en) | 2014-05-15 | 2024-10-01 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads having reinforced club head faces and related methods |
-
2000
- 2000-12-22 JP JP2000389788A patent/JP2002186696A/ja not_active Withdrawn
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004113371A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフクラブヘッド |
US8105182B2 (en) | 2003-09-19 | 2012-01-31 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member |
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US6923732B2 (en) | 2003-09-19 | 2005-08-02 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member |
US8852023B2 (en) | 2003-09-19 | 2014-10-07 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member and a damping element |
US7300361B2 (en) | 2003-09-19 | 2007-11-27 | Nike, Inc | Golf club head having a bridge member |
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US7841953B2 (en) | 2003-09-19 | 2010-11-30 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member |
US7914395B2 (en) | 2003-09-19 | 2011-03-29 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member and a damping element |
US8262505B2 (en) | 2003-09-19 | 2012-09-11 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member and a damping element |
US8435136B2 (en) | 2003-12-23 | 2013-05-07 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member and a weight positioning system |
US8066584B2 (en) | 2003-12-23 | 2011-11-29 | Nike, Inc. | Golf club head having a bridge member and a weight positioning system |
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US7578754B2 (en) | 2006-04-26 | 2009-08-25 | Sri Sports Limited | Iron-type gold club head |
US8241141B2 (en) | 2008-06-30 | 2012-08-14 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Iron golf club head |
US8012040B2 (en) | 2008-06-30 | 2011-09-06 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Iron golf club head |
US10751587B2 (en) | 2014-05-15 | 2020-08-25 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads having reinforced club head faces and related methods |
US11406883B2 (en) | 2014-05-15 | 2022-08-09 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads having reinforced club head faces and related methods |
US11998812B2 (en) | 2014-05-15 | 2024-06-04 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads having reinforced club head faces and related methods |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |