JP3034182B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP3034182B2
JP3034182B2 JP7082472A JP8247295A JP3034182B2 JP 3034182 B2 JP3034182 B2 JP 3034182B2 JP 7082472 A JP7082472 A JP 7082472A JP 8247295 A JP8247295 A JP 8247295A JP 3034182 B2 JP3034182 B2 JP 3034182B2
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光正 岩田
鈴木  勇二
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上方を開口した容器
内にカッターを設けた回転体を配設するとともに前記開
口を蓋体で閉蓋し、この蓋体に駆動手段を設けた本体を
載置して前記回転体を回転させて容器内の被調理物をカ
ッターによって切削、攪拌等して調理をする調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転体が配設され上方を開口した
容器の開口を蓋体で閉蓋し、この蓋体に駆動手段を設け
た本体を載置して前記回転体を回転させて容器内の被調
理物をカッターによって切削ないし攪拌して調理をする
調理器は図9に示すような構成となっている。これを図
9に基づいて説明する。
【0003】図に示すように調理器は、本体100と容
器101とから構成されており、本体100には電動機
103を設けるとともにこの電動機103を図示しない
電源と接続する常開型のスイッチ104、このスイッチ
104を開閉するための作動部105を有する作動杆1
06が設けられており、また、前記電動機103の駆動
軸107には内周に凹凸の係合片108aが設けられた
凹状カップリング108が取り付けられている。また、
前記容器101は、上方を開口した有底筒状に形成さ
れ、その底部109に支持軸110が固定して設けられ
ている。
【0004】そして、この容器101内に、カッター1
11を有するとともに下端部に前記支持軸110に嵌合
する軸受112を、上端部に前記凹状カップリング10
8の係合片と係合する凹凸の係合片113を有し、前記
凹状カップリング108と係合する凸状カップリング1
14が設けられた回転体115を着脱自在に配設した構
成となっている。
【0005】また、前記容器101には内壁に設けた支
持リブ116の上端部に着脱自在に載置され中央部に前
記凸状カップリング114を貫通させる貫通孔117を
設けた蓋体118が、容器101の開口を閉蓋して設け
られている。この蓋体118は調理中に容器101内で
回転するカッター111によって上方に飛散する調理材
料によって本体100および凹状カップリング108等
が汚れることを防止するために設けられているものであ
る。
【0006】そして、前記容器101の開口の開口縁1
02の一端側つまり図において右側に本体100の一端
を載置し、ついで前記載置部位を支点として図において
反時計方向に回動させて前記開口を閉蓋するようにして
本体100に載置することによって、前記作動杆106
の作動部105が開口の縁部102によって上方に押し
上げられ、スイッチ104が閉成し電動機103によっ
て回転駆動される凹状カップリング108と係合する凸
状カップリング114を介して回転体115が回転しカ
ッター111によって容器101内の被調理物が調理さ
れる。そして、この調理中に回転するカッター111に
よって調理材料が上方に飛散しても蓋体108によって
上方への飛散が阻止されて本体100および凹状カップ
リング108等は汚れることがないようになっている。
【0007】しかし、上記本体100を容器101に載
置すると開口縁102によって押圧される作動部105
を介して作動杆106がスイッチ104を閉成する構成
となっており、このスイッチ104の閉成は前記蓋体1
18が容器に取り付けられいるか否かとは無関係になさ
れる。したがって、調理作業中に誤って蓋体118の取
り付けない状態で、本体100を容器101に載置する
とモーター103によってカッター111は回転し、そ
の結果上方に飛散する調理材料が本体100等に付着し
て本体100等を汚してしまうという事態が生じてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の調理器は、
調理を行う際に誤って蓋体118が未装着状態の容器1
01に本体100を載置して調理作業を開始するとカッ
ター111によって切削ないし攪拌されて上方に飛散す
る調理材料が、本体100および凹状カップリング10
8等に付着しこれらが汚れてしうため、これらを清掃し
なければならず調理作業上好ましくないという問題があ
った。また、清掃の際特に本体の清掃時に誤って水洗い
などすると、場合によっては電動機103の絶縁不良を
引き起こす等の問題を生じるばかりか、この水洗いの際
電源を接続したままにしておくと感電等の恐れも生じる
という問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の問
題を解決するものであり、上方を開口した有底筒状の容
器と、カッターを備え上部に被カップリングを有し前記
容器内に配設される回転体と、中央部に貫通孔を有する
とともに外周部に押圧部が設けられ前記容器の開口を閉
蓋する蓋体と、駆動手段およびこの駆動手段により駆動
され前記被カップリングと係脱するカップリングを備え
るとともに前記押圧部に押圧されて動作する押圧体を移
動自在に嵌合し前記蓋体上に載置される本体と、開閉動
作を行う作動子を有しこの作動子を前記押圧体の近傍に
位置させて前記本体に設けられたスイッチと、一端側に
操作部を有し前記本体内に可動自在に設けられた操作体
と、この操作体の他端側に中間部を回動支点として回動
自在に設けられるとともに一端側を前記スイッチの作動
子と他端側を前記押圧体にそれぞれ対応させた作動体
と、この作動体の前記一端側を前記スイッチの作動子か
ら離反する方向に付勢する付勢手段とを備えた調理器と
したものである。
【0010】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、蓋体
が容器の開口に装着されていない状態では、たとえ容器
に本体を載置したとしてもカッターを設けた回転体を駆
動する駆動手段は駆動されることはない。したがって、
誤って容器に蓋体の装着をし忘れたとしても容器内の調
理材料によって本体等を汚すことはない。また、本体を
容器から取り外した状態で操作部が押圧されたとして
も、また、操作部を押したまま本体を蓋体を装着した容
器から取り外したとしても、スイッチは閉成されること
なく駆動手段は駆動されない。
【0011】
【実施例】つぎに、この発明の一実施例を図1ないし図
8に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように調理器1は、容器2とこ
の容器2に載置される本体40とから構成されている。
そして、図2に示すように前記容器2は、上方に開口3
が設けられた有底筒状に形成され、底壁4の中央部には
軸5が埋込によって一体的に設けられている。また、容
器2の開口3の口縁部には段部6が形成されるとともに
外側壁には把手7が形成され、この把手7と対向する側
の開口3の口縁部には注口8が形成されている。
【0013】そして、前記開口3は着脱自在な蓋体9で
閉蓋されるようになっており、この蓋体9の中央部には
筒状壁10aに囲まれた貫通孔10が設けられた底壁1
1とこの底壁11の外周部から上方に向けて形成した垂
直の環状壁12とからなる上方を開口した皿状に形成さ
れ、前記環状壁12の上方部には前記容器2の開口3の
口縁上端面に支持される径大な環状のフランジ13が形
成されている。また、前記貫通孔10の開口縁には環状
の傾斜壁10bが容器1の内方に向けて突出形成されて
いる。また、前記環状壁12の下部外周には環状の嵌合
凹部15が形成され、この嵌合凹部15にはゴム等の弾
性部材からなるシール部材16が取着されている。
【0014】そして、蓋体9の前記環状壁12の上端に
は前記フランジ13より上方に突出させて形成した押圧
部としての環状突出壁17が設けられている。
【0015】つぎに、前記容器2内には着脱自在な回転
体18が配設されており、この回転体18は、カッター
台19とこのカッター台19から上方に延出した小径の
軸20から構成され、前記軸20の先端部には、図3に
示すように軸20の周方向に突出した係合片21aが形
成された被カップリングとしての凸状カップリング21
が設けられており、この凸状カップリング21の下方に
位置して前記蓋体の貫通孔10より径大な環状鍔部22
が設けられている。また、前記軸20の先端部には芯出
突起23が設けられている。そして、図2に示すように
前記回転体18が容器2内に所定の状態で配設されたと
きは、前記凸状カップリング21は前記蓋体9に設けら
れた貫通孔10を貫通し蓋体9の底壁11の上面から突
出し、また、前記環状鍔部22は容器2の前記傾斜壁1
0bの下方に近接するように設けられている。
【0016】つぎに、前記カッター台19は上方に上底
壁24を有するとともに下側を開口した径大な筒状壁2
5およびこの筒状壁25の内側に位置して径小な筒状壁
26が形成されている。この径大な筒状壁25の開口縁
の内側には取付段部27が設けられている。そして、こ
のカッター台19の下側には、下方を開口した筒状部3
0を有するとともにその開口縁に環状の取付鍔31を有
する軸受取付部材29が取付鍔31の外縁を前記取付段
部27に嵌合して取着され、前記筒状部30には軸受3
2が取着されている。
【0017】また、前記カッター台19の上面部および
下面部には、それぞれ上カッター33aおよび下カッタ
ー33bがリベット34により一体的に取り付けられて
いる。
【0018】つぎに、本体40について説明する。本体
40の本体ケースは図示しないねじにより結合された上
部ケース41と下部ケース42とからなっており、そし
て、上部ケース41には中央部を横切って尾根状の突出
部41aが形成され、この尾根状の突出部41aは本体
40を容器2に対して着脱するときの把手としての機能
を有している。また、上部ケース41の外周部には嵌合
部41cが形成されている。
【0019】そして、図2に示すようにこの上部ケース
41の前記突出部41aの一端側には貫通孔41bが設
けられ、この貫通孔41bに操作体80の操作釦81が
その釦軸81aを上下動自在に貫通させて設けられ、こ
の操作体80は前記操作釦81、釦軸81a、この釦軸
81aに取り付けられた作動杆82、この作動杆82に
設けられた保持枠83から構成されている。この保持枠
83は図4に示すように、作動杆82の端部に形成され
た基板84、この基板84の両側から図において下方に
垂下した互いに対向する取付板85a、85bとからな
り、この取付板85a、85bには、互いに対向して軸
孔86a、86bが形成されている。
【0020】つぎに、前記保持枠83に取り付けられる
作動体70について説明する。この作動体70は図4に
示すように、両端側に取付軸71a、71bを有する円
柱状の基台72と、この基台72の軸心つまり取付軸7
1a、71bの軸心と直交する方向に延出して設けられ
た作動板73および74とから構成されている。そし
て、前記取付軸71a、71bを前記保持枠83の取付
板85a、85bの軸孔86a、86bに嵌合して取り
付けられている。また、作動体70を保持枠83に取り
付ける際には、前記取付軸71aにこの作動体70を時
計方向に回動させる方向、つまり後述するスイッチ64
の作動子66から作動板74が常時離反する方向に付勢
する付勢手段としてのばね75を嵌合して取り付けられ
る。このばね75は、その一端75aを前記作動板73
に係合させ、他端75bを前記保持枠83の基板84に
当接させることによって上述の時計方向に付勢力を付与
するようになっている。
【0021】つぎに、下部ケース42は底壁42cとこ
の底壁42cの外周部に形成された環状壁42dを有す
る皿状に形成され、そして、中央部には前記蓋体9の筒
状壁10aを貫通させる孔42eが形成されている。ま
た、前記環状壁42dの外側には前記蓋体9の環状突出
壁17が嵌合する環状溝42fが形成されている。そし
て、前記操作体80の保持枠83に設けられた作動体7
0の作動板73の下方に位置するこの嵌合溝42fの頂
部には嵌合孔43が設けられ、この嵌合孔43には軸9
1とこの軸91の中間部に設けられた係止片92とから
なる押圧体90がその軸91を移動自在に嵌合して配設
されている。なお、下部ケース42の外周部には前記上
部ケース41の嵌合部41cと嵌合する嵌合縁部42h
が形成されており、この嵌合縁部42hを嵌合部41c
に嵌合させて上述したように図示しないねじによって両
ケースは結合される。また、図2に示すように下部ケー
ス42には上方に向けて突設した複数(図2では1個の
みを図示)の取付ボス44aが形成されている。
【0022】ここで下部ケース42に取り付けられる駆
動手段としてのモーター46、スイッチ64等を取り付
ける構成について説明する。前記取付ボス44aに緩衝
体44cを介して取付枠45がねじ44bによって取り
付けられている。この取付枠45には前記モーター46
が図示しないねじによって取り付けられており、その回
転軸46aには小径のプーリー47が取り付けられてい
る。また、モーター46に取り付けられた取付枠45a
には軸受48が取着され、この軸受48に軸支された軸
49の一端側には径大なプーリー50が、また他端側に
は傘歯車51が取り付けられている。そして、前記プー
リー47とプーリー50にはベルト52が架けられてい
る。
【0023】また、取付枠45には軸受53が取り付け
られており、この軸受53には一端を例えばCリング5
4により抜け止めされるとともに他端側に前記傘歯車5
1と噛合する傘歯車55が取り付けられた軸53aが軸
支されている。そして、この傘歯車55には図において
下方に延出した軸56が設けられ、この軸56の先端部
は前記蓋体9の貫通孔10に形成した筒状壁10a内に
位置するようになっており、その軸56の先端部の内周
には前記凸状カップリング21と係脱自在なカップリン
グとしての凹状カップリング57が設けられ、また、中
央部には前記軸20の先端部に設けた芯出突起23と嵌
合する嵌合穴56aが形成されている。そして、前記回
転体18が容器2内に所定の状態で取り付けられたとき
は、回転体18は下側に設けた軸受32を前記底壁4に
設けた軸5に、また、上端部に設けた芯出突起23を前
記嵌合穴56aにそれぞれ嵌合することにより芯出しさ
れて容器2内で回転できるようになっている。
【0024】また、前記下部ケース42の前記環状壁4
2dの内側近傍には図2に示すように一対の支持ボス5
8(図2では1個のみ図示)が上方に向けて突出して一
体に設けられており、この支持ボス58にはスイッチ取
付孔62が設けられた支持台60がねじ61によって取
り付けられ、この支持台60の前記取付孔62にはスイ
ッチ64が嵌め込まれて取着されている。このスイッチ
64には押圧されたとき図示しない接点を接触させる常
時上方に付勢された作動子66がスイッチ64の筐体か
ら突出させて設けられている。そして、前記支持台60
に設けたスイッチ取付孔62と前記嵌合溝42fに設け
られた嵌合孔43とは下部ケース42の中心を通る線上
に互いに離間した位置関係になるようにして設けられて
いる。
【0025】したがって、前記操作体80等が取り付け
られた上部ケース41とモーター46、スイッチ等が取
り付けられた下部ケース42とを結合して本体40が組
み立てられた状態においては、前記スイッチ64の作動
子66および嵌合孔43に嵌合された前記押圧体90は
それぞれ前記操作体80の作動体70の作動板73およ
び作動板74の下方に位置するようになっている。
【0026】そして、図5に示すように、この押圧体9
0は下部ケース42の嵌合溝42fに前記蓋体9の環状
突出壁17が嵌入したとき、つまり開口3を蓋体9によ
って閉蓋された容器2に本体40を載置して嵌合溝42
fに前記蓋体9の環状突出壁17が嵌入したとき、この
環状突出壁17によって軸91が上方に押し上げられる
ことに伴いこの軸91の先端部が前記作動体70の作動
板73を上方に押し上げるように作用するため、作動体
70は取付軸71a、71bを回動中心として反時計方
向に回動しその作動板74は前記スイッチ64の作動子
66に軽く接触する程度の状態となる。なお、この状態
では作動子66は図示しない接点を接触させることはな
くスイッチ64は開成状態を維持している。そして、こ
の状態で操作釦81を押圧して操作体80を操作つまり
下方に押し下げると、図6に示すように保持部材83が
下方に移動し、前記取付軸71a、71bも下方に移動
するため、この取付軸71a、71bを作用点とし、ま
た、作動板73の押圧体90の軸91の先端が当接して
いる点を支点として反時計方向に回動し、作動板74は
スイッチ64の作動子66を下方に押し下げ図示しない
接点が接触しスイッチ64は閉成状態となる。そして、
操作釦81の押圧を解除すると操作体80はばね75に
よって、上方に押し上げられて移動し作動子66は作動
板74からの押圧を解除されてスイッチ64は開成状態
に復帰する。
【0027】逆に、下部ケース42の嵌合溝42fから
前記蓋体9の環状突出壁17が離脱している場合は、つ
まり本体40を前記容器2から取り外して上方に持ち上
げた状態では、作動体70はばね75によって取付軸7
1a、71bを回動中心として時計方向に回動させら
れ、その結果図7に示すように押圧体90は作動板73
によって押し下げられ嵌合孔43内を下方に移動し、作
動板74は上方つまりスイッチ64の作動子66から離
反する方向に移動し作動子66から離れ、図示しない接
点は離れスイッチ64は開成状態となる。
【0028】なお、本体40を容器2から取り外した状
態、つまり嵌合溝42fから前記蓋体9の環状突出壁1
7が離脱して、押圧体90が下方に位置している状態の
軸91の先端部の位置は、操作体80が下方に移動した
場合に軸91の先端部が作動板73に当接してこの当接
点を作動板73の支点として作動体70が反時計方向に
回動しても、作動板74がスイッチ64の作動子66を
押圧して図示しない接点を接触させない寸法関係に設定
されている。したがって、上記のように本体40を容器
2から取り外した状態において、誤って操作釦81が押
されたとしても図8に示すように作動体70は作動板7
3と押圧体90の軸91の当接部を支点とし、取付軸7
1a、71bを回動中心にして反時計方向に回動する
が、作動板74は前記作動子66を押圧することがない
ためスイッチ64が閉成されることはなく、本体40の
下部ケース42の底壁42cに形成した孔42eか露出
しているカップリングが回転することはなく安全であ
る。
【0029】なお、図において95は電源コードで、こ
の電源コード95は両ケース41、42を結合させる際
に両ケースの端縁にプロテクター95aの取付溝95b
を嵌め込むことにより取り付けられている。
【0030】つぎに、上記調理器Aの動作について説明
する。
【0031】まず、回転体18をその軸受32を容器2
の底部4に設けた軸5に嵌合して容器2内に取り付け、
ついで所望の調理をするための被調理物を入れる。そし
て、蓋体9の貫通孔10に前記回転体18の凸状カップ
リング21を貫通させて蓋体9で容器2の開口3を閉蓋
し、ついで本体40を下部ケース42の嵌合溝42fに
前記蓋体9に設けた環状突出壁17を嵌入させつつ蓋体
9に載置して容器2に取り付ける。なお、この状態では
上述したように蓋体9の環状突出壁17によって押圧体
90が上方に押し上げられるため作動板73は上方に押
し上げられ作動体70は反時計方向に回動し作動板74
はスイッチ64の作動子66に軽く接触するように位置
する。また、本体40の凹状カップリング57と凸状カ
ップリング21とは係合し、また、環状鍔部22は蓋体
9の貫通孔10の開口縁に設けた傾斜壁10bの下端縁
に近接した位置に位置している。
【0032】そして、操作釦81を下方に押し下げると
操作体80つまり保持枠83が下方に移動し、作動体7
0はさらに反時計方向に回動し作動板74はスイッチ6
4の作動子66を押圧するのでスイッチ64は閉成され
モーター46が駆動する。モーター46の駆動によりプ
ーリー47、ベルト52、プーリー50、傘歯車51お
よび傘歯車55、凹状カップリング57および凸状カッ
プリング21を介して回転体18が回転しカッター33
a、33bにより被調理物が調理される。調理が終了し
たときは操作釦81の押圧を解除してモーター46を停
止させた後本体40を蓋体9つまり容器2から取り外
し、ついで蓋体9を容器2から取り外して必要に応じて
容器2内の調理物を別の容器等に移し替える。そして、
容器2、回転体18および蓋体9を洗浄して調理作業を
完了するものである。
【0033】なお、本体40を蓋体9から取り外した状
態では、蓋体9の環状突出壁17は前記嵌合溝42fか
ら離脱しているため前記押圧体90は作動体70の作動
板73によって下方に移動し、作動板74はスイッチ6
4の作動子66から離れており、また、この状態で作動
体80が下方に移動しても前述したように作動板74は
作動子66を押圧しないようになっている。また、操作
体80の操作釦81を押圧した状態で本体40を蓋体9
から取り外した場合も作動板74は作動子66から離れ
る。したがって、上記いずれの場合も誤って操作釦81
が操作されたとしてもスイッチ64は閉成することがな
いためモーター46が駆動することはなく、本体40の
底壁42cに設けた孔42eから露出している凹状カッ
プリング57が回転することなく安全である。
【0034】そして、この調理中には前記容器2内で調
理材料が勢いよく攪拌され、この攪拌によって上方に飛
散する調理材料は蓋体9によって阻止され本体40の下
面および凹状カップリング57等に付着して汚れること
はない。したがって、調理材料の付着に起因する本体4
0の清掃の必要もなく、また、この清掃に起因して生じ
る恐れのあるモーター46への悪影響もなく、また感電
等の発生を招くこともない。
【0035】また、調理の際誤って蓋体9の未装着状態
で容器2に本体40を載置したとしても、この状態では
前記環状突出壁17は環状溝42fに存在しないため、
押圧体90は上方に押し上げられることはなく、したが
って、操作体80が押圧操作されたとしても作動体70
の作動板74によってスイッチ64の作動子66が押圧
されスイッチ64が閉成されることがないためモーター
46は駆動せず、したがって、回転体10も回転するこ
とはなく本体40の汚れが発生することもない。また、
容器2への蓋体9の未装着状態で容器2に本体40が載
置されたとしてもモーター46が駆動されないことか
ら、この未装着状態を容易に認知できるものである。
【0036】なお、上記実施例では押圧部を上方に突出
させた環状突出壁17によって構成したがこれは単に突
起状として形成してもよいが、実施例のように環状突出
壁17とした場合は本体40を蓋体9に載置する際押圧
部の嵌入部の位置合わせが不要となり、取付作業が容易
となる利点がある。
【0037】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
蓋体が容器の開口に装着されていない状態では、たとえ
容器に本体を載置したとしてもカッターを設けた回転体
を駆動する駆動手段は駆動されることはなく、したがっ
て、誤って容器に蓋体の装着をし忘れたとしても容器内
の調理材料によって本体等を汚すことはなく、また、駆
動手段が駆動しないことから蓋体の未装着状態を認知で
き誤った使用を未然に防止でき、また、本体を容器から
取り外した状態で操作部が押圧されたとしても、また、
操作部を押したまま本体を蓋体を装着した容器から取り
外したとしても、スイッチは閉成されないことから駆動
手段は駆動されず露出状態でのカップリング手段の回転
を防止できるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調理器の実施例の全体を示す斜視図。
【図2】上記実施例の調理器の断面図。
【図3】上記実施例の回転体の被カップリング部および
環状鍔部を示した部分斜視図。
【図4】上記実施例の操作体と作動体の関係を示す斜視
図。
【図5】上記実施例の容器に本体を取り付けスイッチが
開成状態である場合のスイッチと作動体との関係を示す
部分断面図。
【図6】上記実施例の容器に本体を取り付けスイッチが
閉成状態である場合のスイッチと作動体との関係を示す
部分断面図。
【図7】上記実施例の容器に本体を取り外した状態にお
けるスイッチと作動体との関係を示す部分断面図。
【図8】上記実施例の容器に本体を取り外した状態で操
作体が操作された場合のスイッチと作動体との関係を示
す部分断面図。
【図9】従来の調理器の断面図。
【符号の説明】
2 容器 9 蓋体 17 環状突出壁(押圧部) 18 回転体 21 凸状カップリング(被カップリング手段) 40 本体 46 モーター(駆動手段) 57 凹状カップリング(カップリング手段) 64 スイッチ 70 作動体 75 ばね(付勢手段) 90 押圧体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−62970(JP,A) 特開 平8−154850(JP,A) 実開 平6−58832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 43/044 B02C 18/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方を開口した有底筒状の容器と、カッタ
    ーを備え上部に被カップリングを有し前記容器内に配設
    される回転体と、中央部に貫通孔を有するとともに外周
    部に押圧部が設けられ前記容器の開口を閉蓋する蓋体
    と、駆動手段およびこの駆動手段により駆動され前記被
    カップリングと係脱するカップリングを備えるとともに
    前記押圧部に押圧されて動作する押圧体を移動自在に嵌
    合し前記蓋体上に載置される本体と、開閉動作を行う作
    動子を有しこの作動子を前記押圧体の近傍に位置させて
    前記本体に設けられたスイッチと、一端側に操作部を有
    し前記本体内に可動自在に設けられた操作体と、この操
    作体の他端側に中間部を回動支点として回動自在に設け
    られるとともに一端側を前記スイッチの作動子と他端側
    を前記押圧体にそれぞれ対応させた作動体と、この作動
    体の前記一端側を前記スイッチの作動子から離反する方
    向に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする調理
    器。
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