JP3034174B2 - 工作機械のカバー取り付け装置 - Google Patents

工作機械のカバー取り付け装置

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JP3034174B2
JP3034174B2 JP6293021A JP29302194A JP3034174B2 JP 3034174 B2 JP3034174 B2 JP 3034174B2 JP 6293021 A JP6293021 A JP 6293021A JP 29302194 A JP29302194 A JP 29302194A JP 3034174 B2 JP3034174 B2 JP 3034174B2
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JP
Japan
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cover
magnet
guide
receiving surface
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JP6293021A
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JPH08150538A (ja
Inventor
行男 小梶
剛 川口
Original Assignee
株式会社日平トヤマ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械のカバー取り
付け装置に関し、特に保守や点検時に容易に取り外しで
きるカバーの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の表面カバーの中で、頻繁に点
検を必要とする箇所を保護するものについては、特に工
具を使うことなく、カバーを簡単に取り付け取り外しが
できなければならない。従来では、例えば図3で示すよ
うなカバー取り付け構造のものが使用されていた。すな
わち、カバー21の下端部内側に下方に向けた掛止め部
22を形成し、機械側のカバー取り付け部23の下部に
おいて前方に突出されたカバー支持金具24上に上記掛
止め部22を引っ掛け、カバー21の上部は機械側に設
けたマグネット25に垂直面で吸着させることによって
カバー21が取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし、この種のカバーの多
くは鉄製で重くなるので、上記従来のようなマグネット
25がカバー21の上部を垂直面で吸着しているもので
は、マグネット25にカバー21の重量がもろにかかっ
ていた。このようにカバー21の重量を支えながらしか
もカバー21を簡単に外せる構造にすると、カバー21
の重みや変形さらにはマグネット25自身の汚れ等でマ
グネット25によるカバー21の吸着力が弱くなり、自
然に外れ易くなるものであった。
【0004】そこで本発明は、大きな重いカバーでも機
械壁面との密着性がよく取り付けられ、しかも取り付け
取り外しが容易なカバー取り付け装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
作機械の表面にカバーが垂直状に取り付けられるカバー
取り付け装置において、工作機械のカバー取り付け部の
上部位置に、カバーの上端水平部を受ける水平のカバー
受け面を形成するとともに先端を前方に向け中間部に上
記カバー受け面より上方に突出する折曲部を形成したば
ね部材を固定し、さらにカバー取り付け高さ位置で上記
カバーの上端水平部を挿入案内するための上部ガイドと
下部ガイドからなるガイド部材を設け、上記カバー取り
付け部の下部位置にマグネットを固定し、上記カバーの
上端水平部に上記ばね部材の折曲部が係合される係合孔
を形成し、上記カバーがその上端部を上記ばね部材とカ
バー受け面によって支持され下端部を上記マグネットに
接合されてカバー取り付け部に着脱自在に取り付けられ
るようにしたことにより、ばね部材とカバー受け面によ
ってカバーの重量が確実に支えられ、マグネットの吸着
力に影響なくカバーを確実に安定して取り付けることが
でき、しかも取り付け取り外しが容易にできるものであ
【0006】
【作用】カバー取り付け時は、カバーの上端水平部をば
ね部材に対しガイド部材に沿って挿入すると、カバーの
端部でばね部材の折曲部を押し下げ、そこにカバーの係
合孔が対向するとばね部材の折曲部がその復元力にて係
合孔に弾性的に嵌まり込む。これと同時にカバー受け面
上に上端水平部が重なり、ばね部材とカバー受け面によ
ってカバーの全重量が支えられ、しかも確実に掛け止め
られる。この状態でカバーの下端部は機械側のマグネッ
トに吸着され固定される。
【0007】カバー取り外し時は、マグネットの吸着力
に抗してカバーを手前に引くと、カバーはカバー受け面
からガイド部材をすべりその係合孔の端縁でばね部材が
押し下げられてカバーは簡単に引き出される。このよう
に、カバーの上部を少しすべらすだけで取り外しが容易
にできるとともに、重量がかかったカバー上端部での取
り付け安定性は充分にある。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
より説明する。
【0009】図1はカバーを取り付けた状態を示す断面
図で、図2はそのカバー取り付け装置の正面図である。
図1において、工作機械1表面のカバー取り付け部1a
に対し、カバー2が垂直状態で着脱自在に取り付けられ
ている。このカバー2の上端部は内側すなわち取り付け
側に向けて水平に折り曲げられてなる上端水平部3が形
成され、下部は内側に向けてコ字状に折り曲げられてな
る下端水平部4と下端垂直部5が形成されている。ま
た、上記上端水平部3には、後述するばね部材11に対
応して、1個または複数個の矩形状の係合孔3aが開口
形成されている。
【0010】上記カバー取り付け部1aには、1個所ま
たは複数個所にカバー取り付け金具6がボルト等により
固定されている。また、カバー取り付け部1aには、上
記取り付け金具6とともにガイド部材9が固定されてい
る。このガイド部材9は図2で示すように上記取り付け
金具6を挟む左右両側位置にカバー取り付け高さ位置で
カバー2の上端水平部3を挿入案内するための上部ガイ
ド7と下部ガイド8がそれぞれ前方へ向かって突出形成
されている。
【0011】上記取り付け金具6は、上面をカバー取り
付け高さに合わせて水平状に折り曲げてなるカバー受け
面10が一体的に形成されているとともに、中央上部に
先端を前方へ向け中間部に上記カバー取り付け高さより
も上方へ突出させた折曲部11aを有するばね部材11
が一体的に形成されている。このばね部材11の先端は
カバー取り付け高さよりも斜め下方に傾斜し、折曲部1
1aは上記カバー2に形成された係合孔3aに弾性的に
嵌まり込める形状になっている。
【0012】上記ガイド部材9の下部ガイド8は上記カ
バー受け面10やばね部材11よりも前方に突出され、
カバー2の上端水平部3の奥行き寸法よりも短く形成さ
れ、その上面は上記カバー受け面10と同様にカバー取
り付け高さに合わせてあり、カバー受け面としての作用
もなしている。この下部ガイド8の前端上部にはカバー
挿入案内用のテーパ面8aが形成されている。そして、
この下部ガイド8に対応して、その上方にカバー2の厚
みよりやや大きい間隔を介して上部ガイド7が設けられ
ており、この上部ガイド7の前端下部にはカバー挿入案
内用のテーパ面7aが形成されている。
【0013】また、上記カバー取り付け部1aには、そ
の下部位置において1個所または複数個所にマグネット
12がその吸着面を前面に向けて取り付けられている。
そしてカバー2の装着に際しては、このマグネット12
の吸着面に対し上記カバー2の下端垂直部5が対向され
て接合されるようになっている。
【0014】次に、カバー2の取り付け取り外し方法を
説明する。
【0015】図1の二点鎖線2’で示すように、カバー
2をほぼ取り付け姿勢でその上端水平部3を下部ガイド
8と上部ガイド7との間に挿入すると、上端水平部3の
端縁でばね部材11の折曲部11aが図1の二点鎖線1
1’で示すように弾性的に押し下げられる。その後、カ
バー2の係合孔3aが折曲部11aに対向されると、ば
ね部材11の復元力により、折曲部11aが係合孔3a
に弾性的に嵌まり込む。この動きでカバー2の上端水平
部3は機械1側に引き込まれ、カバー受け面10上に重
なって図1の実線で示すような正規の取り付け位置に保
持される。これと同時に、カバー2の下端垂直部5がマ
グネット12に吸着されて装着が完了する。このとき、
カバー2の重量は上端部にてばね部材11とカバー受け
面10と下部ガイド8が支え、下部のマグネット12に
はカバー受け面10を支点とするカバー2自身の押し付
け力が作用してマグネット12の高い吸着力で安定した
装着状態が得られる。
【0016】工作機械1の保守、点検のため、カバー2
を取り外すときは、作業者はカバー2を例えば取っ手2
aを持って前方に引くだけで、カバー2の下端部はマグ
ネット12から外れ、上端部は係合孔3aの端縁でばね
部材11の折曲部11aを押し下げながらばね部材11
から外れ、上下のガイド7、8間をすべって簡単に前方
へ取り外される。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、カバーの上端部を機械
側のばね部材に係合させ、下端部を機械側のマグネット
に接合させることにより、ばね部材とカバー受け面によ
ってカバーの重量が確実に支えられて掛け止められ、さ
らにマグネットの吸着力にてカバーを確実に安定的に取
り付けることができる。また、カバーの上端部を取り付
け方向にすべらすだけで容易に取り付け取り外しができ
るので、作業性がよく、どんな場所にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカバー取り付け装置の一実施例を示し
カバーが取り付けられた状態の断面図である。
【図2】図1のカバー取り付け装置の正面図である。
【図3】従来のカバー取り付け装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 工作機械 1a カバー取り付け部 2 カバー 3 上端水平部 3a 係合孔 9 ガイド部材 10 カバー受け面 11 ばね部材 11a 折曲部 12 マグネット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の表面にカバーが垂直状に取り
    付けられるカバー取り付け装置において、工作機械のカ
    バー取り付け部の上部位置にカバーの上端水平部を受
    ける水平のカバー受け面を形成するとともに先端を前方
    に向け中間部に上記カバー受け面より上方に突出する折
    曲部を形成したばね部材を固定し、さらにカバー取り付
    け高さ位置で上記カバーの上端水平部を挿入案内するた
    めの上部ガイドと下部ガイドからなるガイド部材を設
    、上記カバー取り付け部の下部位置にマグネットを固
    定し、上記カバーの上端水平部に上記ばね部材の折曲部
    が係合される係合孔を形成し、上記カバーがその上端部
    を上記ばね部材とカバー受け面によって支持され下端部
    を上記マグネットに接合されてカバー取り付け部に着脱
    自在に取り付けられることを特徴とする工作機械のカバ
    ー取り付け装置。
JP6293021A 1994-11-28 1994-11-28 工作機械のカバー取り付け装置 Expired - Lifetime JP3034174B2 (ja)

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JPH08150538A JPH08150538A (ja) 1996-06-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101345843B1 (ko) * 2012-01-13 2013-12-30 현대위아 주식회사 공작기계의 스프래쉬 가드 조립구조

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KR100260510B1 (ko) * 1997-09-12 2000-07-01 유상옥 상지추출물의 분배추출물을 함유하는 미백 화장료
CN108673233B (zh) * 2018-05-04 2020-06-02 蓝霞兰 一种方便拆卸的车床防溅装置

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