JP3033480U - サーミスタ取付部を有するバイメタルサーモスタット の取付金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で廉価なサーミスタ、バイメタル
サーモスタットの一体取付けを可能としたサーミスタ一
体取付けバイメタルサーモスタットを提供するものであ
る。 【構成】 従来からのバイメタルサーモスタット取付け
用のフランジにサーミスタアッセンブリを溶接して固定
した構造。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は給湯機、電熱器等、ガス、石油、電気により加熱する機器に於いてサ ーミスタで温度制御を行うと伴に異常過熱を検知して回路を開閉するサーモスタ ットとを合せ備えたバイメタルサーモスタットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、給湯機、電熱器等の温度検知、温度制御のために種々の感温素子が用い られている。

【０００３】 本考案で述べるサーミスタ、バイメタルサーモスタットもおのおの単独で用い られている。

【０００４】 しかし、安全性向上の目的で温度検知、温度制御はサーミスタを用いた電子回 路で行い、電子回路異常時の機器損傷あるいは災害発生を未然に防ぐ目的で機械 的に接点を開閉するバイメタルサーモスタットも同時に用いられる機構も多くな って来ている。

【０００５】 上記機構に於いては二種類の感温素子を個々に発熱部材に取付け温度検知を行 っていた。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

従来は個々の感温素子を用いて温度検知を行っていた為、次のような問題点が 存在した。

【０００７】 二箇所の取付け孔を設けなければならず、部品点数、組立工数が増加し、結果 的にコスト増加が問題であった。

【０００８】 取付け箇所が二箇所の為、測定位置に違いが生じ測定誤差が生じ易くなる。

【０００９】 また、感温素子の小型化を図る為、バイメタルサーモスタットのケーシング内 部にサーミスタを組み込んだ場合、部品の複雑化あるいは部品点数の増加が考え られる。

【００１０】 以上の点から本考案は二種類の感温素子を一体取付け出来る構造にすると伴に 従来技術を応用し、部品点数の増加を抑え、廉価な感温素子を提供する事を目的 とする。

【００１１】

【問題点を解決するための手段】

上記従来の問題点を解決するために本考案はバイメタルサーモスタットを発熱 部材に取付ける為のフランジを利用してサーミスタ感温センサーをフランジに溶 接して一体化したのもである。

【００１２】

【考案の実施例】

次に本考案の実施例について図面と伴に説明すれば、図１が端子側正面図、図 ２が側面図、そして図３が発熱部材側正面図である。

【００１３】 フランジはキャップに抵抗溶接して固定されており、フランジには発熱 部材取付け用の孔が二箇所設けられている。

【００１４】 サーミスタ固定板もフランジに溶接しており、フランジの凹部内にサー ミスタ素子を収め、樹脂で充填してある。

【００１５】 電線とサーミスタ素子のリード線とは溶接して接続されており、保護絶縁 の目的で保護チューブ、熱収縮チューブで外側を覆ってある。

【００１６】 電線並びに熱収縮チューブは、フランジにより形成されたＵ字孔に通さ れた後フランジのＵ字孔をカシメ、電線の動きを固定する。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は前述した如く、サーミスタとサーモスタットを一体取付け出来る事に より部品点数、組立工数の減少を図り製造原価の著しい低下となる。

【００１８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の端子側正面図

【図２】本考案実施例の側面図

【図３】本考案実施例の被測定部材側正面図

【符号の説明】 ：バイメタルサーモスタット ：フランジ ：サーミスタ固定板 ：サーミスタ素子 ：保護チューブ ：熱収縮チューブ ：電線 ：キャップ ：充填樹脂

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 既存バイメタルサーモスタットを発熱部
   材に取付けるフランジにサーミスタからなる感温素子を
   取付け、サーミスタ並びにバイメタルサーモスタットを
   一体取付けとしたことを特徴とするバイメタルサーモス
   タット。