JP3010981B2 - 過熱表示装置 - Google Patents

過熱表示装置

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JP3010981B2
JP3010981B2 JP5193883A JP19388393A JP3010981B2 JP 3010981 B2 JP3010981 B2 JP 3010981B2 JP 5193883 A JP5193883 A JP 5193883A JP 19388393 A JP19388393 A JP 19388393A JP 3010981 B2 JP3010981 B2 JP 3010981B2
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Hitachi Cable Ltd
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電線、裸導体あるい
はバスダクトなどの電路における接続部などにおいて、
異常過熱を検出して、これを表示板により表示させる過
熱表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線、裸導体などを圧縮端子を利用して
電気的な接続を行なった接続部では、当該圧縮端子の圧
縮接続不良が原因で接触抵抗が大きくなり、この部分に
ジュール熱を生じさせ高温になることがあった。このジ
ュール熱による発熱は導体間の電気的導通に有害である
ことは言うまでもなく、停電事故や火災発生の原因とも
なっていた。
【0003】従来こうした有害な熱発生に対しては、か
かる発生熱をいち早く検知し、焼損や停電事故を防止す
るために、一定温度に達すると変色し、この変色により
異常発熱を監視者に知らせる示温性材料を用いたものが
ある。この示温性材料は塗料にして塗布したり、ラベル
にして貼り付けるなどの簡単な手段で接続部などへ設け
ることができるため、従来から広く使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この示
温性材料は熱化学反応で変色するものであるため、使用
の間に所定の温度に達しても変色しなかったり、逆に所
定の温度に達しなくても変色するという示温性の変質が
避けられなかった。特に、屋外での使用では、紫外線、
その他の周囲環境状態により短期間で性能の劣化を生
じ、本来の目的を達成できないばかりでなく、いたずら
に心配をかける問題があった。また、塗料の塗り直し、
ラベルの張り替えなどの作業が必要となり、これはまた
大変な手間の掛るものとなっていた。
【0005】また、別の方法として、監視したい接続部
などに温度センサーなどを取り付けて遠隔測定を行う方
法も考えられるが、これは装置が大掛かりになり、莫大
な費用がかかる上に、送受信系のメンテナンスが大変で
あった。
【0006】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
であり、接続部などには簡単に取り付けを行うことがで
き、その外観から監視者に異常過熱を一目瞭然に知らし
め、もって上述した従来の問題点を解決する新規な過熱
表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、過熱を検出
したい対象物の表面に取り付けた形状記憶効果を有する
金属部材を底面に有するケースの内部に、耐熱性の紐で
過熱表示板を吊り下げるように接続して収納しておき、
対象物が所定の温度に達すると、上記ケースの底面の金
属部材を形状記憶効果に基づいて開き、上記ケースから
過熱表示板を落下させ、ぶら下がった過熱表示板を視認
することにより対象物の過熱温度を検出するようにした
過熱表示装置である。
【0008】
【作用】所定の温度に達すると、ケースの底面が形状記
憶効果に基づいて確実に開き、表示板を視認することに
より、対象物の異常過熱を検出することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は異常過熱前の接続部の状態を示す正面
図、図2は図1のA−A´断面図である。即ち、例え
ば、異常過熱を監視する圧縮端子による接続部1に、底
面を形状記憶効果を有する金属部材2とする断面形状が
コ字状のケース4を取付バンド5で取り付ける。このケ
ース4内には、両面を例えば蛍光塗料を塗布して形成さ
れた過熱表示板5が耐熱性の紐6が接続され、この紐6
の一端は上記ケース4の上部に固定したものを収納して
いる。
【0010】上記ケース4の底面の形状記憶合金の金属
部材2は、例えばTi−Ni合金,Au−Cd合金,C
u−Zn−Al合金からなり、合金組成を変えることに
より変態温度を種々の値に設定することができるもので
ある。この場合は、所定の温度になれば90度に折れ曲
がって形成された金属部材2が真直ぐに変形するように
形状を記憶している。
【0011】今、接続部1の温度が上昇して異常過熱状
態にあるとすると、金属部材2はケース4を介しての熱
伝導や熱放射により昇温され、形状記憶された温度以上
に達すると、図3の正面図およびそのB−B´矢視図で
ある図4に示されるように金属部材2は真直ぐになり、
ケース4の底面が開口した状態になる。従って、ケース
4内に収納されていた過熱表示板3は落下して紐6によ
り吊り下げられた状態となり、容易に遠くから視認する
ことができる。
【0012】一般に異常過熱を検出したい対象物は高所
に配設されている場合が多く、監視は通常下側から視る
ことによって行われる。従って、吊り下げられた過熱表
示板3により接続部1は異常過熱であることが容易に検
出することができる。また、鉄道に使用された電線の接
続部などにおいては、夜間の点検を必要としている場
合、過熱表示板3を懐中電灯の光で発光する夜行塗料を
両面に塗布して形成すれば有効である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の過熱表
示装置は過熱の検出に、一定温度に加熱されると原形に
復帰する形状記憶合金でケースの底面の金属部材を形成
したので、長期間の使用に際してもその示温性に変化を
きたさず、極めて正確に異常過熱を表示することが可能
で、高い信頼性を得ることができる。また、表示板はケ
ースから吊り下がるだけの簡単な構成であり、ある程度
離れたところであっても異常過熱の有無を確認すること
ができ、上記金属部材の微妙な調整の必要がなく、大量
に生産できるため安価であり、繰り返し使用することが
でき、その上故障のない優れた過熱表示装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の過熱表示装置を接続部に取
り付けた状態を示す正面図、
【図2】図1のA−A´矢視図、
【図3】接続部が異常過熱した状態における過熱表示装
置の正面図、
【図4】図3のB−B´矢視図である。
【符号の説明】
1 圧縮端子による接続部 2 形状記憶効果を有する金属部材 3 過熱表示板 4 ケース 5 取付バンド 6 耐熱性の紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−43125(JP,A) 特開 昭62−145129(JP,A) 特開 平2−203225(JP,A) 特開 平4−359610(JP,A) 特開 昭58−146824(JP,A) 実開 昭61−35510(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過熱を検出したい対象物の表面に取り付け
    た形状記憶効果を有する金属部材を底面に有するケース
    の内部に、耐熱性の紐で過熱表示板を吊り下げるように
    接続して収納しておき、対象物が所定の温度に達する
    と、上記ケースの底面の金属部材を形状記憶効果に基づ
    いて開き、上記ケースから過熱表示板を落下させ、ぶら
    下がった過熱表示板を視認することにより対象物の過熱
    温度を検出するようにしたことを特徴とする過熱表示装
    置。
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