JP2590584Y2 - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JP2590584Y2
JP2590584Y2 JP1992066352U JP6635292U JP2590584Y2 JP 2590584 Y2 JP2590584 Y2 JP 2590584Y2 JP 1992066352 U JP1992066352 U JP 1992066352U JP 6635292 U JP6635292 U JP 6635292U JP 2590584 Y2 JP2590584 Y2 JP 2590584Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外鍋とこの外鍋に対し
て着脱可能な内鍋から成る調理器等に使用される温度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の調理器等に使用される温度センサ
の一例の分解組立外観斜視図を図4に示す。図4に示す
ように、蓋1、ホルダ2、内ケース19、感温素子3等
によって感熱体が形成されており、ホルダ2に設けられ
た凹部15内に保護チューブ18により保護されたサー
ミスタ等を用いた感温素子3が装着されている。ホルダ
2の下部には、端子6が圧入又は差し込み後接着剤等で
固定されている。端子には感温素子3のリード28がス
ポット溶接等で接続され、又、検出素子としてのリード
スイッチ5のリードがスポット溶接等で接続され、さら
にリード線29が接続される。リード線29は、接続さ
れた後、ホルダ2の係止部17に引っ掛けられた後、外
部に導出される。ホルダ2は内ケース19の内部に収ま
り、かつ、蓋1で覆われ、蓋1の側縁をかしめること等
により、ホルダ2が、内ケース19に固定されて、感熱
体が形成される。外ケース24は永久磁石26、および
支持板27を備えている。感熱体は、コイルばね8を介
してその切り起し部20が外ケース24のスリット穴2
2内に挿入されて垂直方向に移動可能に保持される。い
ま、図6に示すように、この温度センサを被加熱体とし
て炊飯ジャーに装着する。炊飯ジャーの内鍋13を置か
ず感熱体11が上昇位置にあるときは、永久磁石26か
らの磁束はリードスイッチ5に流入し、リードスイッチ
5が閉成された状態となる(図4参照)。図7に示すよ
うな、炊飯器の回路の場合、サーミスタを用いた感温素
子3とリードスイッチ5とが並列接続されているので、
上記状態のときは、感温素子3からの検出抵抗値として
は、ほぼ、リードスイッチ5の接触抵抗値、数10mΩ
一定となるので、制御回路にて電熱板12への通電を遮
断する。次に内鍋13が感熱体11の上にセットされる
(図6参照)と、感熱体11が下降し、リードスイッチ
5が永久磁石26から離れるので接点は開離状態となり
(図4参照)、感温素子3の抵抗値が温度検出信号とし
て制御回路に送り込まれ、電熱板12の通電を制御す
る。又、図6に示すように、一般に、温度ヒューズ4は
外鍋30の外壁に取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図7に示すようにサー
ミスタ等を用いた感温素子3は内鍋の底部の温度を検出
し、その抵抗値が温度検出信号としてマイコンに入力さ
れ電熱板12の通電を制御している。その場合マイコン
その他の異常による異常加熱状態となった時、安全装置
として温度ヒューズ4を内蔵し、温度ヒューズの溶断に
より回路の電源を遮断するが、従来の温度ヒューズ4の
取付け位置は外鍋30の側面部分であり(図6参照)、
電熱板の位置(炊飯ジャーの底部分)から離れていた。
従って温度ヒューズの作動する時間に遅れが生じ、電熱
板近傍の樹脂の変形等が起こり、一旦、温度ヒューズが
作動すると、炊飯ジャーは、修理不可能となっていた。
従って、本考案の課題は温度センサの構造を改善し、温
度ヒューズの作動を適切なタイミングで行い、かつ、動
作した場合調理器本体を損傷することなく、簡単に手直
しできる構造の温度センサを供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案による温度センサは、前記温度センサの感熱
体について、その構成部品であるホルダに感温素子装着
用の凹部と温度ヒューズ装着用の中空部を設け、温度ヒ
ューズを感熱体に取り付けることにより、従来よりも電
熱板に近い位置に装着されることを特徴としている。
又、前記中空部の下面には、温度ヒューズを固定するた
め、ケース側面の切り欠き部を内側に折り曲げ、温度ヒ
ューズは、温度センサの温度ヒューズ以外の他の部品が
組立てられた後、最後に装着、固定が行える構造であ
る。
【0005】即ち、本考案は、蓋、ケース、ホルダ、感
温素子よりなる感熱体、コイルばねによって基本的に構
成され、前記ホルダに、被加熱体の搭載によって前記感
熱体が移動することによって、前記被加熱体の搭載を検
知する検出素子が組み込まれ、被加熱体の温度を検出す
る感温素子を装着するための凹部が設けられ、該凹部に
感温素子を装着した温度センサにおいて、前記ホルダ
に、異常加熱時に溶断する温度ヒューズを装着するため
の中空部が設けられ、前記ケースの側面に切り欠き部が
設けられ、前記温度ヒューズが前記中空部に装着され、
前記切り欠き部を前記感熱体の内側に折り曲げて前記温
度ヒューズが固定された構造を特徴とする温度センサで
あり、又、上記の温度センサにおいて、前記感熱体がコ
イルばねを介して取付板に装着された構造を特徴とする
温度センサであり、又、上記の温度センサにおいて、前
記感温素子としてサーミスタと、前記検出素子としてリ
ードスイッチを用い、該リードスイッチに第1の永久磁
石が取り付けられ、取付板に第2の永久磁石が取り付け
られた構造を特徴とする温度センサである。
【0006】
【作用】温度ヒューズを感熱体のホルダに装着すること
により、温度ヒューズは調理器等の内鍋底部の温度を検
知しているので、電熱板の異常加熱状態になった時、瞬
時に、温度ヒューズが作動する、又、温度センサのケー
スの切り欠き部の内側に折り曲げた部分を戻し、下方に
引き抜くことで温度ヒューズのみの交換が簡単にでき
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本考案の実施例の温度センサを示
す側面断面図、図2は、図1に示す本考案の実施例の温
度センサを示す一部破断面斜視図、図3は、図1に示す
本考案の実施例の温度センサを示す分解組立外観斜視図
である。
【0008】図1、図2及び図3に示すように、本考案
の温度センサは、感熱体11は、コイルばね8を介して
取付板9に装着され、垂直方向について移動可能となっ
ている。前記感熱体11は、蓋1、ホルダ2、感温素子
3、温度ヒューズ4、リードスイッチ5、ケース7によ
り構成されている。ケース7の側面には、切り欠き部2
1が設けられている。ホルダ2には感温素子3装着用の
凹部15及び温度ヒューズ4装着用の中空部16が設け
られている。又、ホルダ2の下部には端子6が、圧入ま
たは差し込み後、接着剤等で固定されている。サーミス
タを用いた感温素子3は保護チューブ18により保護さ
れてホルダ2の凹部15に装着され、感温素子3のリー
ドが端子6にスポット溶接あるいはハンダ付けにより固
定される。又温度ヒューズ4は、保護チューブ18によ
り保護されてホルダ2の中空部16内に装着され、ケー
ス7の切り欠き部21を折り曲げることにより蓋1との
間に固定される。リードスイッチ5は、第1の永久磁石
25を保持した状態でそのリード端子を端子6にスポッ
ト溶接あるいはハンダ付けにより固定される。さらに端
子6には、リード線が接続されて、ホルダ2の係止部1
7に引っかけられた後、外部に導出される。
【0009】組立順序は、以下の順序で行われる。まず
温度ヒューズ4のみが除かれ、他の部品がすべて装着さ
れたホルダ2がケース7の内部に収まり、かつ蓋1で覆
われ、蓋1の側縁をかしめることによりホルダ2がケー
ス内に固定されて感熱体11が形成される。感熱体11
は、コイルばね8を介して、そのケース7の切り起こし
部20を取付板9のスリット穴22内に挿入し、下端に
抜け止め加工をすることにより、取付板9に支持され
て、垂直方向に移動可能な状態となっている。前記のご
とく組立て後、最後に保護チューブ18により保護され
た温度ヒューズ4が、取付板9の中空穴23より感熱体
11の内部へ挿入され、ホルダ2の中空部16内へ装着
され、ケース7の切り欠き部21の内側への折り曲げに
より固定されて、本考案の温度センサが完成される。
【0010】いま、この温度センサが炊飯ジャーに取り
付けられた状態を図5に示す(取付板9を電熱板12に
ねじ止めすることにより固定される)。図3及び図5を
用いて説明するが、被加熱体である内鍋13を置かず、
感熱体11が上端位置にあるときは、リードスイッチ5
側の第1の永久磁石25が取付板9の第2の永久磁石1
0と距離が離れるために第1の永久磁石25の磁界のみ
がリードスイッチ5に作用し、リードスイッチ5は閉成
状態となり、図7の回路より感温素子3からの検出抵抗
値は、ほぼリードスイッチ5の接触抵抗値数10mΩ一
定となり、制御回路にて電熱板12への通電を遮断す
る。次に内鍋13が感熱体11の上にセットされると、
感熱体11が下降し、第1の永久磁石25と第2の永久
磁石10とが接近するので、第2の永久磁石の磁界がリ
ードスイッチ5のリードに対して先の第1の永久磁石2
5が作用する磁界の方向と逆方向に作用し、リードスイ
ッチ5は開離状態となり、感温素子3の抵抗値が温度検
出信号として制御回路に送り込まれ、電極板12の通電
を制御する。
【0011】本考案では感温素子3及び温度ヒューズ4
が一緒に感熱体11内に装着されている。温度ヒューズ
は内鍋13の底部の温度を検出することとなり、内鍋1
3の底部は電熱板12に接近して配置されている。従っ
て異常加熱状態では即時に温度ヒューズが作動すること
になり、従来のような遅れは生じないので温度ヒューズ
が作動後従来起こっていた樹脂その他の部分の変形や損
傷は起こらず、炊飯ジャー等の被監視物の修理が可能と
なった。
【0012】又、本考案による温度センサの構造は、そ
の製造工程にて温度ヒューズ4を最後に装着することが
可能な構造を実現しており、特に製造工程にて、取り扱
いが煩雑であるリード線に関していえば、途中工程は感
温素子3のリード線のみを扱えば良く、製造工程が容易
となっている。又温度ヒューズが作動後の交換に関して
も温度ヒューズ交換が容易に行えるという特徴をもって
いる。
【0013】
【考案の効果】以上、本考案によれば、温度ヒューズを
感熱体に装着し、感温素子と共に内鍋の底部の温度を検
出することにより、異常加熱状態では即時に温度ヒュー
ズが作動し安全に使える調理器用温度センサで、しかも
組立が1回で容易にでき、温度ヒューズの交換が容易に
行える温度センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の温度センサを示す側面断面
図。
【図2】図1に示す本考案の実施例の温度センサを示す
一部破断面斜視図。
【図3】図1に示す本考案の実施例の温度センサを示す
分解組立外観斜視図。
【図4】従来の温度センサを示す分解組立外観斜視図。
【図5】本考案の実施例の温度センサを取り付けた炊飯
ジャーの側面断面図。
【図6】従来の温度センサを取り付けた炊飯ジャーの側
面断面図。
【図7】炊飯ジャーの電気回路の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1 蓋 2 ホルダ 3 感温素子 4 温度ヒューズ 5 リードスイッチ 6 端子 7 ケース 8 コイルばね 9 取付板 10 第2の永久磁石 11 感熱体 12 電熱板 13 内鍋 14 マイコン 15 凹部 16 中空部 17 係止部 18 保護チューブ 19 内ケース 20 切り起し部 21 切り欠き部 22 スリット穴 23 中空穴 24 外ケース 25 第1の永久磁石 26 永久磁石 27 支持板 28 リード 29 リード線 30 外鍋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 1/14 G01K 7/22 A47J 27/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋、ケース、ホルダ、感温素子よりなる
    感熱体、コイルばねによって基本的に構成され、前記ホ
    ルダに、被加熱体の搭載によって前記感熱体が移動する
    ことによって、前記被加熱体の搭載を検知する検出素子
    が組み込まれ、被加熱体の温度を検出する感温素子を装
    着するための凹部が設けられ、該凹部に感温素子を装着
    した温度センサにおいて、前記ホルダに、異常加熱時に
    溶断する温度ヒューズを装着するための中空部が設けら
    れ、前記ケースの側面に切り欠き部が設けられ、前記温
    度ヒューズが前記中空部に装着され、前記切り欠き部を
    前記感熱体の内側に折り曲げて前記温度ヒューズが固定
    された構造を特徴とする温度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の温度センサにおいて、前
    記感熱体がコイルばねを介して取付板に装着された構造
    を特徴とする温度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の温度センサにおいて、前
    記感温素子としてサーミスタと、前記検出素子としてリ
    ードスイッチを用い、該リードスイッチに第1の永久磁
    石が取り付けられ、取付板に第2の永久磁石が取り付け
    られた構造を特徴とする温度センサ。
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