JP3033424U - ゲーム機 - Google Patents

ゲーム機

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JP3033424U
JP3033424U JP1996007499U JP749996U JP3033424U JP 3033424 U JP3033424 U JP 3033424U JP 1996007499 U JP1996007499 U JP 1996007499U JP 749996 U JP749996 U JP 749996U JP 3033424 U JP3033424 U JP 3033424U
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添基 高
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添基 高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコやピンボールゲームとは異なった楽
しみ方をすることができ、球体落下空間への球体の投入
をユニークな方法で行うことができるゲーム機を提供す
る。 【解決手段】 背板1,1aとカバーガラス3,3aと
の間の球体落下空間の側部に、球体4,4aを搬送する
球体搬送路8,8aを設ける。磁石を備える球体搬送手
段で球体4,4aを吸着保持して球体搬送路8,8aを
上向きに搬送する。球体4,4aがストッパ16,16
aに当たると、その球体4,4aが、落下してガイド面
22,22aにより球体落下空間に投入される。球体
4,4aは、正方向または逆方向に回転するリング2
3,23aのピン31,31aや背板1,1a側のピン
32,32aに当たりながら屈折した落下経路を落下す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゲーム機、特に金属製球体が複数のピンに当たって方向転換を繰り 返しながら落下するようにしたゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】
我が国ではこの種のゲーム機としてパチンコ機械やピンボールゲーム機が周知 されている。従来より知られているこれらのゲーム機は、背板とこの背板に対向 して配備された透明なカバーガラスとの相互間に上記球体を落下させるための球 体落下空間が形成されており、この球体落下空間の上部に投入された上記球体が 、上記背板に間隔を隔てて突設された多数のピンや釘に当たって方向転換を繰り 返しながらそれらのピン相互の間隙を通過して落下するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来のゲーム機とは異なった楽しみ方をすることのできる ゲーム機を提供することを目的としている。 また、本考案は、背板とカバーガラスとの間に形成されている球体落下空間へ の球体の投入を従来になかったユニークな方法で行うことのできるゲーム機を提 供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案のゲーム機は、背板とこの背板に対向して配備された透明 なカバーガラスとの相互間に、金属製球体を落下させるための球体落下空間と、 この球体落下空間の側部に位置して上記球体を上向きに搬送する球体搬送路とが 形成され、上記球体を吸着する磁石を備えかつその磁石の力で球体を吸着保持し て上記球体搬送路で上向きに移動する球体搬送手段がこの球体搬送路に設けられ 、上記球体搬送路の上端側に位置する終部に、上記球体搬送手段に吸着保持され ている上記球体に当たってその球体をその球体搬送手段から離脱させるストッパ が設けられ、上記球体搬送路の下端側に位置する始部と上記球体落下空間の下部 とが上記球体搬送路の上記始部に設けられた球体入口を介して連通され、上記球 体落下空間の下部に、その球体落下空間を落下してきた上記球体をその自重によ り転動させて上記球体入口から上記球体搬送路の始部に給送する傾斜路が設けら れ、上記球体搬送路における上記終部よりも下位側に上記球体落下空間の上部に 連通する球体出口が設けられ、この球体出口に、上記球体搬送手段に吸着保持さ れて搬送されてきた上記球体により押し上げられてその球体出口を開き、かつそ の球体が通過した後に自重により閉動してその球体出口を閉じる揺動片が設けら れ、この揺動片の上面が、上記ストッパに当たって上記球体搬送手段から離脱し て落下してきた上記球体を上記球体落下空間へ誘導するガイド面となされている 、というものである。
【0005】 このゲーム機において、上記球体搬送手段が移動を開始すると、上記球体搬送 路の始部で待機していた金属製の球体が、上記磁石の力でその球体搬送手段に吸 着保持されたまま上記球体搬送路を上昇していく。こうして球体搬送路を上昇し た球体は、上記揺動片を押し上げて球体出口から出た後、その球体搬送路の終部 に到達し、上記ストッパに当たってその位置よりも上昇することが阻止される。 その一方で、上記球体搬送手段はそのまま上昇を続けるので、磁石による力が上 記球体に及ばなくなってその球体が球体搬送手段から離脱して自重により落下す る。また、上記揺動片は、球体がその揺動片を通過した時点で自重により閉動し て上記球体出口を閉じるので、上記のように球体搬送手段から離脱して落下して きた球体がその揺動片の上面により形成されているガイド面で受け止められた後 、そのガイド面によって上記球体落下空間へ誘導される。こうして球体落下空間 へ誘導された球体が、その球体落下空間を落下して上記傾斜路に到達すると、そ の傾斜路によってその球体が上記球体入口から上記球体搬送路の始部に給送され て次回の搬送に備えられる。
【0006】 請求項2に係る考案のゲーム機は、請求項1に記載したものにおいて、上記球 体落下空間に、回転駆動源によって正方向または逆方向に択一的に定位置で回転 駆動されるリングが設けられ、このリングにおける上記球体の通過を許す間隔を 隔てた複数箇所に多数のピンが設けられ、上記リングの囲繞空間に入り込んだ上 記球体に当たってその球体を方向転換させることにより屈折した落下経路を落下 させるための多数のピンがその囲繞空間に上記背板から突設されている、という ものである。
【0007】 このゲーム機において、上記回転駆動源を動作させることによって上記リング を正方向または逆方向に回転させておくと、上記球体落下空間へ誘導された球体 がそのリングに備わっているピンに当たったときの跳ね返る方向や勢いが上記リ ングの回転方向によって様々に変化するので、その球体がピン相互の間隙を通過 してリングの囲繞空間に入る位置も様々に変化する。また、場合によっては、球 体がピンに当たらずにピン相互の間隙を通過してしまうこともある。こうしてリ ングの囲繞空間に入った球体は、その囲繞空間を落下する間に上記背板から突設 されているピンに当たって方向転換を繰り返しながら屈折した落下経路を落下し 、その後、上記リングのピンに当たって方向転換したりそのピンに当たらずにピ ン相互の間隙を通過して上記球体落下空間の下部の上記傾斜路に到達し、その傾 斜路によってその球体が上記球体入口から上記球体搬送路の始部に給送されて次 回の搬送に備えられる。
【0008】 請求項3に係る考案のゲーム機は、請求項2に記載したものにおいて、上記リ ングの正方向または逆方向の回転駆動と上記球体搬送手段の動作とを開始させる ための電気回路を動作させる開始ぼたんと、上記リングの回転方向を正方向また は逆方向に択一的に切り換える電気回路を動作させる回転方向切換ぼたんと、を 備える、というものである。また、請求項4に係る考案のゲーム機は、請求項2 または請求項3に記載したものにおいて、上記リングの正方向または逆方向の回 転駆動と上記球体搬送手段の動作とを開始させるための電気回路と、上記リング の回転方向を正方向または逆方向に択一的に切り換える電気回路とを遠隔制御す るためのコントローラを有する、というものである。
【0009】 これらの考案によれば、回転方向切換ぼたんを操作したりコントローラを操作 したりすることによって上記リングの回転方向を人為的に変化させることができ る。また、開始ぼたんを操作したりコントローラを操作したりすることによって 、球体の搬送を開始することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係るゲーム機の実施の一形態を示す正面図、図2は球体搬送手 段を側面図で示した概略説明図、図3は球体搬送手段の要部を正面図で示した概 略説明図、図4はリング23とその回転駆動源28などの縦断側面図である。
【0011】 図1のゲーム機は、第1ゲーム機G1と第2ゲーム機G2とを横に並べて設置 したものである。これら2つのゲーム機G1,G2には同種の部品(後述する) が用いられているけれども、それらの部品の配置やそれらの部品の模様を異なら せて遊戯感覚に変化が出るようにしてある。
【0012】 図1に示した左側の第1ゲーム機G1において、背板1には縁枠2が取り付け られており、この縁枠2に上記背板1に対向して配備された透明のカバーガラス 3が取り付けられている。そして、これらの背板1とカバーガラス3との相互間 に、金属製球体4の直径よりもやゝ大きめの隙間が形成され、その隙間によって 球体落下空間5が形成されている。また、この球体落下空間5の右側に、図1の ように、左右のゲーム機G1,G2を仕切る垂直な主仕切り部材6と、その主仕 切り部材6の左側に平行に配備された補助仕切り部材7とが設けられ、これらの 仕切り部材6,7の間の上下方向に長い空間が1個の上記球体4だけを通過させ 得る程度の幅寸法を有する球体搬送路8となされている。
【0013】 図2に示したように、エンドレスのゴムベルトでなる無端走行帯9を上下一対 のプーリ10,11に巻き掛けてなるコンベア12が、上記球体搬送路8の全長 に亘って配備されている。さらに具体的には、上記無端走行帯9は、上記下プー リ11から上記上プーリ10に向かう垂直な上昇路Uと、上記上プーリ10から 上記下プーリ11に向かう垂直な下降路Dとを形成しているのであって、その上 昇路Uが上記球体搬送路8に面する上記背板1の裏側に配備されている。なお、 背板1は球体搬送路8に面する箇所だけが磁力線を通過させ得る薄い金属板で作 られた滑板部101として形成されており、その他の箇所は合板製になっている 。また、上記無端走行帯9の周方向の1箇所(または複数箇所)に永久磁石13 が固着されている。このような永久磁石13を備えかつその永久磁石13の力で 後述する球体4を吸着保持して上記球体搬送路8を上向きに移動する上記コンベ ア12は、本考案における球体搬送手段の一例である。なお、上記上プーリ10 または下プーリ11のいずれかが電動機に連結される。
【0014】 図1および図2のように、上記球体搬送路8はその下端側に始部14が、その 上端側に終部15が、それぞれ設定されており、その終部15では、上記縁枠2 が上記背板1から突設している。そして、その縁枠2における上記終部15に突 出した箇所が、上記無端走行帯9についての後述する作用で球体搬送路8を上向 きに搬送されてきた球体4に当たるストッパ16として形成されている。
【0015】 上記球体搬送路8の上記始部14と上記球体落下空間5の下部とが、図1に示 したように、上記補助仕切り部材7の下端部を欠除させて形成された球体入口1 7を介して連通されている。また、その球体落下空間5の下部のほゞ全幅に亘っ て、上記球体入口17に向かって下がり勾配となる傾斜板18が設けられており 、この傾斜板18によって、上記球体落下空間5を落下してきた上記球体4をそ の自重により転動させて上記球体入口17から上記球体搬送路8の始部14に給 送する傾斜路が形成されている。
【0016】 図1および図3のように、上記補助仕切り部材7の上端部は上記球体搬送路8 の終部15よりも少し下位に位置しており、その補助仕切り部材7の上端部と同 じレベルのところに上記球体搬送路8を上記球体落下空間5に連通させる球体出 口19が上向きに設けられている。この球体出口19に揺動片20が取り付けら れている。この揺動片20は、上記背板1に突設された軸21を中心として上記 球体出口19に対する開閉揺動が可能になっており、その閉姿勢では上記補助仕 切り部材7の上端部に凭れ掛かって上記球体出口を閉じる。また、この揺動片2 0の上面は、その揺動片20が上記のように補助仕切り部材7の上端部に凭れ掛 かって上記球体出口を閉じているときに図1および図3の左方に向かって下がり 勾配となるガイド面22として形成されている。
【0017】 次に、上記球体落下空間5には、図1のように、1つのリング23と、2つの 羽根車24と、9個の球体受入れポケット25、このポケット25に対応する9 個の表示ランプ26、呼び込みガイド27などが配備されている。このうち、9 個の表示ランプ26と9個の球体受入れポケット25とが、上記背板1の上端部 と下端部とに振り分けて設けられ、上記呼び込みガイド27が上記揺動片20の ガイド面22に連なる箇所に配置されている。また、図4に示したように、上記 リング23は、その中心部が上記背板1の背部に設置された正方向と逆方向とに 回転方向を切り換えることのできる電動機でなる回転駆動源28の回転軸29に 連結支持された状態で、上記球体落下空間5のほゞ中央部に配置されている。そ して、図1のように、そのリング23の下側に2枚の上記羽根車24が左右対称 に配置されている。これら2枚の羽根車24は、上記背板1に突設された軸30 によって回転自在に支持されている。
【0018】 上記リング23には、上記球体4が通過することのできる間隔を隔てた複数箇 所にピン31が設けられている。また、このリング23の囲繞空間、すなわちリ ング23によって取り囲まれた空間に、上記背板1から突設された多数のピン3 2が所定の配列パターンを形成して設けられている。上記球体4はこれらのピン 32の相互間の間隔を通過することができる。
【0019】 図1に示した右側の第2ゲーム機G2の基本的な構成は上述した第1ゲーム機 G1と同じであり、それに使用されている部品や要素も基本的に同じである。し たがって、図1に示した第2ゲーム機G2を構成している部品やその他の要素に ついては、第1ゲーム機G1について用いた符号と同じ符号に添字「a」を付し た符号を付すことによって、それらの詳細な説明を省略してある。この第2ゲー ム機G2についてのその構成部品やその他の構成要素の配置を略述すると、球体 搬送路8a、球体入口17aおよび球体出口19a、揺動片20aおよびガイド 面22a、呼び込みガイド27a、表示ランプ26a、ストッパ16aなどは、 上記した第1ゲーム機G1に設けられているそれらの相当部品および相当要素と 対称に配置されている。しかし、リング23aの上に3つの羽根車24aが配置 されている点では、上記した第1ゲーム機G1と異なっている。また、第1ゲー ム機G1の球体受入れポケット25が中央部のものほど上に迫り出した形に配列 されているのに対し、第2ゲーム機G2の球体受入れポケット25aについては 端に位置するものほど上に迫り出した形に配列されている点で異なっている。
【0020】 図1のように、左右の第1ゲーム機G1と第2ゲーム機G2の下側には、それ らに共通の前面パネル41が設けられている。この前面パネル41には、図外の コントローラから発信された制御信号を受けるセンサーを内蔵した受信窓42と 、第1ゲーム機G1と第2ゲーム機G2のそれぞれのリング23,23aの正方 向または逆方向の回転駆動と第1ゲーム機G1と第2ゲーム機G2のそれぞれの 上記無端走行帯の走行とを開始させるための電気回路を動作させる開始ぼたん4 3と、上記リング23,23aの回転方向を正方向または逆方向に択一的に切り 換える電気回路を動作させる回転方向切換ぼたん44,45と、が設けられてい る。そのほか、カウント表示窓46なども設けられている。なお、上記コントロ ーラは、上記リング23,23aの正方向または逆方向の回転駆動と上記無端走 行帯9の走行とを開始させるための電気回路と、上記リング23,23aの回転 方向を正方向または逆方向に択一的に切り換える電気回路とを遠隔制御する機能 を有している。
【0021】 なお、左側の第1ゲーム機G1と右側の第2ゲーム機G2とにはそれぞれ1個 ずつの球体4,4aが備わっている。
【0022】 次に、図示したゲーム機についての作用などを説明する。
【0023】 このゲーム機において、上記コントローラを操作するか、あるいは上記開始ぼ たん43を押すと、無端走行帯9を走行させるための電動機と上記リング23, 23aを回転させるための電動機28とに通電され、無端走行帯9の走行とリン グ23,23aの回転が始まる。また、上記コントローラを操作するか、あるい は回転方向切換ぼたん44,45を操作することにより、リング23,23aの 回転方向を右方向Rまたは左方向Lに定めることができる。
【0024】 左側の第1ゲーム機G1において、無端走行帯9が走行を開始すると、球体搬 送路8の始部で待機していた金属製の球体4が、永久磁石13の力で上記背板1 の滑板部101を介してその無端走行帯9に吸着保持された後、その無端走行帯 9がその上昇路Uを上昇するときにその滑板部101の表面を移動して上記球体 搬送路8を上昇していく。こうして球体搬送路8を上昇した球体4は、図3に仮 想線で示したように揺動片20を押し上げて球体出口19から出た後、図1およ び図2に示したその球体搬送路8の終部15に到達し、ストッパ16に当たって その位置よりも上昇することができなくなる。その一方で、無端走行帯9はその まま走行を続けるので、永久磁石13による力が上記球体4に及ばなくなってそ の球体4が永久磁石13による吸着保持力から解放されて自重により落下する。 また、上記揺動片20は、球体4がその揺動片20を通過した時点で自重により 閉動して上記球体出口19を閉じる(図3の実線)ので、上記のように自重によ り落下してきた球体4がその揺動片20のガイド面22で受け止められた後、図 3の矢符aのようにそのガイド面22から呼び込みガイド27に乗り移り、球体 落下空間5へ誘導される。
【0025】 こうして球体落下空間5へ誘導された球体4が、右方向Rまたは左方向Lに回 転しているリング23に備わっているピン31に当たると、そのときの跳ね返る 方向や勢いがそのリング23の回転方向や、球体4の落下する勢いによって様々 に変化するので、その球体4がピン31,31相互の間隙を通過してリング23 の囲繞空間に入る位置も様々に変化する。また、場合によっては、球体4がピン 31に当たらずにピン31,31相互の間隙を通過してしまうこともある。こう してリング23の囲繞空間に入った球体4は、その囲繞空間4を落下する間に上 記背板1から突設されているピン32に当たって方向転換を繰り返しながら屈折 した落下経路を落下し、その後、上記リング23のピン31に当たって方向転換 したりそのピン31に当たらずにピン31,31相互の間隙を通過して上記球体 落下空間5を落下し、羽根車24に当たってその羽根車24を回転させながら落 下したり、あるいは、羽根車24に当たらずに落下する。そして、9個の球体受 入れポケット25のいずれかを通過して傾斜板18に到達し、その傾斜板18に よってその球体4が上記球体入口17から上記球体搬送路8の始部14に給送さ れて次回の搬送に備えられる。球体4が通過した球体受入れポケット25は、9 個の表示ランプ26のいずれかが点灯して遊戯している者に知らされる。
【0026】 右側の第2ゲーム機G2においては、球体落下空間に投入された球体4aが最 初に羽根車24aに当たってその羽根車24aを回転させながら落下したり、あ るいは、羽根車24aに当たらずに落下した後、右方向Rまたは左方向Lに回転 しているリング23aに備わっているピン31aや背板1aのピン32aに当た ったり当たらなかったりして屈折した落下経路を落下し、その後、上記リング2 3aを通過して球体落下空間5aをさらに落下し、9個の球体受入れポケット2 5aのいずれかを通過して傾斜板18aに到達し、その傾斜板18aによってそ の球体4aが球体搬送路8aの始部14aに給送されて次回の搬送に備えられる 。球体4aが通過した球体受入れポケット25aは、9個の表示ランプ26aの いずれかが点灯して遊戯している者に知らされる。
【0027】 この実施形態では、球体搬送手段としてコンベア9を用いているけれども、そ の他の手段で球体搬送手段を構成してもよい。
【0028】
【考案の効果】
本考案によれば、球体搬送手段の移動と、その球体搬送手段に設けた磁石の力 と、球体搬送路と、揺動片と、その揺動片に設けられたガイド面とを巧みに利用 して、球体を球体落下空間に投入するようにしたので、従来になかったユニーク な方法で球体落下空間への球体の投入が可能になり、そのことが、ゲームの楽し さを助長することに役立つ。
【0029】 また、本考案によれば、リングの回転方向を人為的に変化させることによって 球体落下空間を落下する球体の落下経路を制御することができるものではあるけ れども、そのようにして球体の落下経路を制御したとしてもゲームをしている者 にとっては思い通りの制御が容易に行い得ないので、ゲームに適度の困難性や熟 練が要求されるようになって興味深い楽しみ方ができるようになる。 さらに、本考案によれば、多数の球体を必要としない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るゲーム機の実施の一形態を示す正
面図である。
【図2】球体搬送手段を側面図で示した概略説明図であ
る。
【図3】球体搬送手段の要部を正面図で示した概略説明
図である。
【図4】リングとその回転駆動源などの縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1,1a 背板 3,3a カバーガラス 4,4a 球体 5,5a 球体落下空間 8,8a 球体搬送路 9 コンベア(球体搬送手段) 13 永久磁石(磁石) 14,14a 球体搬送路の始部 15,15a 球体搬送路の終部 16,16a ストッパ 17,17a 球体入口 18,18a 傾斜板(傾斜路) 19,19a 球体出口 20,20a 揺動片 22,22a ガイド面 23,23a リング 31,31a ピン 32,32a ピン 43 開始ぼたん 44,45 回転方向切換ぼたん

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背板とこの背板に対向して配備された透
    明なカバーガラスとの相互間に、金属製球体を落下させ
    るための球体落下空間と、この球体落下空間の側部に位
    置して上記球体を上向きに搬送する球体搬送路とが形成
    され、上記球体を吸着する磁石を備えかつその磁石の力
    で球体を吸着保持して上記球体搬送路で上向きに移動す
    る球体搬送手段がこの球体搬送路に対して設けられ、上
    記球体搬送路の上端側に位置する終部に、上記球体搬送
    手段に吸着保持されている上記球体に当たってその球体
    をその球体搬送手段から離脱させるストッパが設けら
    れ、上記球体搬送路の下端側に位置する始部と上記球体
    落下空間の下部とが上記球体搬送路の上記始部に設けら
    れた球体入口を介して連通され、上記球体落下空間の下
    部に、その球体落下空間を落下してきた上記球体をその
    自重により転動させて上記球体入口から上記球体搬送路
    の始部に給送する傾斜路が設けられ、上記球体搬送路に
    おける上記終部よりも下位側に上記球体落下空間の上部
    に連通する球体出口が設けられ、この球体出口に、上記
    球体搬送手段に吸着保持されて搬送されてきた上記球体
    により押し上げられてその球体出口を開き、かつその球
    体が通過した後に自重により閉動してその球体出口を閉
    じる揺動片が設けられ、この揺動片の上面が、上記スト
    ッパに当たって上記球体搬送手段から離脱して落下して
    きた上記球体を上記球体落下空間へ誘導するガイド面と
    なされていることを特徴とするゲーム機。
  2. 【請求項2】 上記球体落下空間に、回転駆動源によっ
    て正方向または逆方向に択一的に定位置で回転駆動され
    るリングが設けられ、このリングにおける上記球体の通
    過を許す間隔を隔てた複数箇所に多数のピンが設けら
    れ、上記リングの囲繞空間に入り込んだ上記球体に当た
    ってその球体を方向転換させることにより屈折した落下
    経路を落下させるための多数のピンがその囲繞空間に上
    記背板から突設されている請求項1に記載したゲーム
    機。
  3. 【請求項3】 上記リングの正方向または逆方向の回転
    駆動と上記球体搬送手段の動作とを開始させるための電
    気回路を動作させる開始ぼたんと、上記リングの回転方
    向を正方向または逆方向に択一的に切り換える電気回路
    を動作させる回転方向切換ぼたんと、を備える請求項2
    に記載したゲーム機。
  4. 【請求項4】 上記リングの正方向または逆方向の回転
    駆動と上記球体搬送手段の動作とを開始させるための電
    気回路と、上記リングの回転方向を正方向または逆方向
    に択一的に切り換える電気回路とを遠隔制御するための
    コントローラを有する請求項2または請求項3のいずれ
    かに記載したゲーム機。
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