JP5074952B2 - パチンコ遊技機の入賞装置 - Google Patents
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この振分けの原理は、遊技領域内に設置される入賞装置においても全く同じである。遊技領域を落下する過程で入賞装置に受けられた打球は、装置の中に組入れられた振り分け通路等を通ることで更に振り分けられ、或は動力で駆動される振り分け装置によって通路を変更する等、様々な流路の変更が加えられ、最終的に入賞装置の中で振分けの結果から入賞球の放出数に差を付ける等の処理が行われるものとなる。
尚、移送手段による打球受口から各放出口への移送には所要の時間を要することから飛入口には複数個の飛入球を受け入れ待機させる部所を設け、連続して受入れた場合は順次送り出すことになる。
この放出口は、出口の直下に入賞口を設置するものと、これらの入賞口を備えないものとを適宜組合せて設置すると、遊技に変化を付けることができる。
つまり、放出口から放出された球は、入賞域の前面に飛び出すだけであり、遊技盤前面における遊技に復帰するだけであるが、特定の放出口に入賞口を対峙させてこの放出口から放出された球について高い確率で入賞するようにすると、遊技者に高い関心を持たせることができ、入賞装置としての効果を高めることができる。
前記永久磁石は球受部の前面に設けられ、前記打球受口の背後に臨んだとき飛入した打球を吸着して保持し、次に移送装置による移動体の移動によって前記放出口の背後に達したとき、前記球切り板を吸着した球と永久磁石との間に割り込ませて吸着状態を強制的に外し、放出口を通してこの球を前面側に放出することになる。
添付の図面は、本発明に係る入賞装置の一実施形態を示したものであり、図1は本発明の使用状態を示す遊技盤の斜視図、図2は図1の遊技盤を背面側から見た斜視図、図3は遊技盤に対する移送手段の取付状態を説明する斜視図、図4は図3の背面側から見た斜視図、図5は図4に示した移送手段からカバーを取り除いた斜視図、図6は移送手段からカバー及び取付台を取除いた構造部分のみにした拡大斜視図である。
上記バンド4の内側に沿って左右に入賞口5,5、6,6を配置し、更に装飾用のランプ7,7を設け、内側下縁部には開閉する扉8を備えた大入賞口9を、更にその下方にアウト球口10を開口している。
上記穴11を塞ぐ蓋板12aは、実質的に閉塞した状態において遊技領域3の中に入賞域12を形成するものであり、この入賞域12の前面部には打球Pを受け入れる打球受口14を設け、更に複数個の球の排出口15,16,17を開設する。
これを、カバー23,24を外した図5と図6に従って説明すると、先ず、上下のガイド手段21,21は、対称形に作られ、それぞれガイドを構成する並行する2本のガイドバー28,28を有し、このガイドバーの各両端部を前記カバー23の端部に支持させると共に、この両ガイドバー28,28の間にそれぞれ摺動体29,29を滑合し、支持するようにしてある。
従って、駆動モータ33が駆動し、プーリー30,30が走行すると、これに伴って摺動体29がガイドバー28,28に沿って左右に移動し、更に上記駆動モータ33が正逆に回転を変えると、これに伴ってこの摺動体29は左右方向に移動方向を変えることになる。
そして、この上下において同一方向に移動する上下の摺動体29,29に伴って両者間に渡る前記縦軸19は、この摺動体29,29の左右方向の移動に伴って縦の姿勢を維持した状態で移動することになる。
つまり、左右のガイド手段22,22は、それぞれ縦に揃えた並行する2本のガイドバー39,39をカバー24に両端部を固定することで備え、このガイドバー39,39に摺動体40を摺動自由に滑合支持している。そして、ガイドバー39,39の両端部の間にそれぞれプーリー41,41を回転自由に軸承し、このプーリー間にベルト42を張架して前記摺動体40のベルト止め43を介してこのベルト42と連結し、ベルトの走行に伴わせて摺動体40を前記ガイドバー39に沿って上下方向に移動できるように構成しているのである。
ここでも同じように、遊技盤1の前面側から見て右方のガイド手段21(図5,6を参照)にモータ45を配置し、ギヤ46,47を介して上部のプーリー41を回転させ、前記ベルト42を運行すると同時に、同期軸44によって左方のガイド手段22のベルト42を運行できるようにしてある。そして更に、この右方のガイド手段21にギヤ48によってモータ45の回転を受けるポテンショメータ49を設備し、摺動体40,40の移動によって上下に移動する横軸20の移動位置を電気信号として前記図示しない遊技制御回路に発信するようにしてある。
移動体である上記球受部18は、前方に向けてパチンコ球Pを吸着し、受け取ることができる永久磁石51を埋設する短尺な円柱形の本体部52と、この本体部52の背後にあって縦軸19に滑合する縦のスライダ53及び横軸20に滑合する横のスライダ54とからなる滑合体55によって構成されている。
上記回転ローラー56は周面に溝を備えた溝付きのローラーになっており、各スライダ53,54に植設する滑合軸57によって支持されるようにしてある。
図10,11は、上記連結部材60と本体部52との結合を示す背面側及び前面側から見たそれぞれの斜視図である。尚、図中64は連結部材60と横スライダ54とを回転可能な状態に連結する支軸であり、この支軸については後述する。
図16は、それぞれのスライダに対する縦軸19と横軸20の滑合関係を図示したものであり、縦軸19は縦のスライダ53の両端に備える2個づつの回転ローラー56,56間を貫いて2箇所で滑合支持され、また横軸20も同様に横スライダ54の両端に備える回転ローラー56,56間を貫くことで2箇所で滑合支持されるものとなる。
そして、この縦軸19と横軸20は両スライダ53,54を通過する中で交差し、その交点、つまり交差部50を前記スライダ53,54の支軸64,64の軸心に一致させることになる。
打球受口14に打球が飛入し、検出スイッチが検出することによって前記抽選が開始され、抽選の結果が確定すると、この確定に従って予め設定するプログラムにより前記縦軸19を駆動するモータ33が作動し、この縦軸19を左右方向に移動させて所定の位置に移し、また一方、前記横軸20を駆動するモータ45を作動して横軸20を上下に移動させ所定の位置に移し、この両軸19,20の移動の合成によって交点50を予め定める位置に移動させ、これにより球受部18を所定の位置に移すことになる。
球受部18の打球受口14からこの放出口17までの移動経路は、前記縦,横軸19,20の移動順序によって異なることになるが、遊技盤面において左方に位置する打球受口14から中央部下方にある放出口17に異動するには、始めに縦軸19を右方に移動させ、中央部まで達した時点で、次に横軸20を下降させ、排出口17背後に送り届ける経路、つまり直線的に直角に交差部50を移動させて送り届けるものと、縦軸19と横軸20の移動順序を逆にして交差部50を下降させたのち、右方に移動させて排出口17の背後に至るようにする場合があり、更にこの両軸19,20を同時に移動させて受け入れ口14から直接排出口17に向けて直線的に、又場合によっては曲線的に移動させる場合がある。
尚、この実施形態では蓋板12aが不透明な合成樹脂板にしてあることから、この蓋板12aの背面側で実行される縦,横軸19,20の移動、そしてその交差部50の移動は前方から視認できないものとなるが、この蓋板12aを透明板とした場合にはこれらの移動が視認できるものとなるため、この移動時の変化、そしてこの変化に伴う飛入球Pの移送状態、更には遊技者において移送先を予想すること等を楽しむことができる。
この移送は入賞口に直接関りをもたない放出口16に飛入球Pを運ぶことから「外れゾーン」に運ぶものとなり、入賞の機会は少なく、遊技領域3の最下部に設置される入賞口5乃至6に入賞することのみが期待されるものとなる。
この飛入球Pの上昇は、移送装置13の縦,横の軸19,20の上下,左右方向の移動により球受部18が上昇することに伴って行われるもので、放出位置が球の受け取り位置、つまり打球受口14より高い位置となるため放出口15から放出された飛入球Pは再入賞のチャンスを含め、入賞のチャンスを拡大することになり、遊技者の期待感を高めることになる。
3 遊技領域
5,6 入賞口
11 遊技盤に開設した穴
12 入賞域
12a 蓋板
13 移送装置
14 打球受口
15,16,17 放出口
18 移動体たる球受部
19 縦軸
20 横軸
21 ガイドたる上下のガイド手段
22 ガイドたる左右のガイド手段
23 上下のカバー
24 左右のカバー
28,39 ガイドバー
29,40 摺動体
30,41 プーリー
31,42 ベルト
32,46 ギヤ
33,45 モータ
36,44 同期軸
50 縦軸と横軸の交差部
51 球受部の永久磁石
52 球受部の本体部
53 縦スライダ
54 横スライダ
55 滑合体
56 滑合軸
57 溝付きローラー
58,60 連結部材
67 入賞口
68 球切り板
Claims (7)
- 遊技盤の遊技領域内に入賞域を区画設定し、前記遊技領域若しくは前記入賞域内に打球受口を設けると共に、前記入賞域内には複数個の飛入球の放出口を開設し、その一方前記遊技領域の背後には前記入賞域を背後から囲むように上下及び左右にそれぞれ並行するガイドを付設し、それぞれのガイドに摺動体を摺動自由に滑合してこれら上下及び左右の各摺動体間に縦軸と横軸を渡架して前記入賞域の背後において縦横直交状に配置し、且つ該縦、横軸の交差部に前記飛入球を吸着保持する球受部を備える移動体を滑合させて前記ガイドに沿って上下及び左右に移動する各摺動体の移動に伴って移動する縦、横軸の上下、左右の移動、そしてこの移動に伴う前記交差部の上下、左右方向の移動によって前記移動体を前記打球受口の背後から前記いずれかの放出口との間を移動させ、これによって、前記打球受口を通して前記球受部に吸着した球を前記入賞域の背後に沿って前記いずれかの放出口に移送し、該放出口を通して再び前記入賞域の前面側に放出して前記入賞域若しくは遊技領域に設ける入賞口に対して入賞の機会を与えるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機の入賞装置。
- 移動体の球受部には永久磁石を埋設し、打球受口に受けられた飛入球を吸着保持する一方、放出口の背後には球切り板を設備し、前記移動体によって移送される飛入球を切離して入賞域の前面に向け放出することを特徴とした請求項1に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
- 遊技領域内に区画設定される入賞域は透明板によって構成し、縦、横軸の移動に伴って移動する移動体を遊技盤の前面側から透視できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
- 遊技領域内には遊技盤を切欠いて窓を開設し、該窓の内部に蓋板を嵌め込み固定することにより入賞域を形成するようにしたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
- 入賞域内に開設される放出口の少なくとも1つは打球受口の設置位置より上方に開設されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの請求項に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
- 入賞域内に開設される放出口の少なくとも1つの放出口には直下に放出球を受ける入賞口を設置することを特徴とした請求項1乃至5のいずれかの請求項に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
- 上下、左右のガイドに各滑合する上下及び左右の摺動体間にはそれぞれ同期軸を渡して連動させる一方、上下、左右のそれぞれ一方のガイドには駆動用のモータを装備し、該モータの駆動により上下及び左右の摺動体を個別に摺動させて縦、横軸を個別に移動させその交差部に滑合する移動体を入賞域の背面の全域に亘り移動可能にしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの請求項に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
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