JP3909421B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

この発明はパチンコ機に関する。
大入賞口と特定領域とを備えたパチンコ機の入賞装置には大入賞口を通り抜けた入賞球を特定領域へ導入する難易度を設定する種々の機構が組込まれている。
本発明はパチンコ機において、入賞球特定領域へ導入する難易度の設定に関して新規な趣向を有する入賞装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、開閉可能な大入賞口とその大入賞口に入った入賞球が通過すると遊技者に有利な遊技状態とする特定領域とを備えた入賞装置を有するパチンコ機において、左右方向にパチンコ球複数個分以上の幅を有し、入賞球を受け止めて後方へ誘導する誘導板と、前後方向にパチンコ球1個分以上の幅を有して誘導板の後方で左右方向に長尺に形成されており、通常入賞領域を構成する溝と、この溝を隔てて誘導板の後方に設置されている特定領域と、その溝内に配置され、溝の長尺方向に往復運動し、誘導板から特定領域へ入賞球を橋渡しする可動部材とを有していることを特徴としている。
(作用)本発明では、入賞球を受け止めて誘導する誘導板と特定領域との間に前後方向にパチンコ球1個分以上の幅を有して左右方向に長尺な溝が形成されている。この溝は通常入賞領域を構成するものである。その溝内に可動部材が配置されており、可動部材は誘導板から特定領域へ入賞球を橋渡しする機能を有している。可動部材の動きによって、入賞球が特定領域に導入される際の難易度が変化する。
本発明によれば、入賞球を受け止める誘導板(実施例の誘導板17b)と特定領域(実施例の特定領域35)との間に形成された溝(実施例の入賞球排出溝41)内に可動部材(実施例の可動停留部材70)が配置されており、入賞球は可動部材に橋渡しされると特定領域に導入され、可動部材に橋渡しされないと溝内に落下して通常入賞領域に導入される。遊技者は、入賞球が可動部材によって誘導板から特定領域へ橋渡しされるか否かを楽しむことができるとともに、入賞球が可動部材によって誘導板から特定領域へ橋渡しされる様子を視覚的にも楽しむことができる。この構成によれば、可動部材の動きによって、誘導板に受け止められた入賞球が特定領域に導入される難易度を変化させることができる。従って、入賞装置に対して、可動部材によって入賞球を誘導板から特定領域へ橋渡しするという新規な趣向を付与して遊技者の興趣を引起すことができる。
次に、本発明の1実施例を図面にしたがって説明する。パチンコ機の遊技盤1において、遊技盤面1aの中央部には入賞装置2が取付けられ、入賞装置2の左方および右方には左右入賞口4aを有する固定式役物4がそれぞれ設置され、入賞装置2の下方には左右の入賞始動口5aおよび左右の始動口入賞検出スイッチ5bと有する左右始動装置5と、中入賞始動口6aおよび中始動口入賞検出スイッチ46bとを有する中始動装置6とが設置され、入賞装置2の斜め下方には左右の下入賞口7aを有する左右のチューリップ式役物7が設置されている。
入賞装置2において、遊技盤面1aにビス着されて開口部が開設されたベース枠10には遊技盤面1aに添接された前板部11と、この前板部11の開口縁に連接されて後方へ突出された後枠部12とが形成されている。
ベース枠10の前板部11の上端には天入賞口13が開口されるとともに、前板部11の上下方向の中央部付近には前方へ垂立状態で突出された左右1対の仕切り板14が連接され、後枠部12の上端には天入賞口13を通り抜けたパチンコ球を後方へ誘導する上樋片12aが形成されている。
ベース枠10の前板部11の前面上端には天入賞口13の前方に垂立された前板15aと、この前板15aの後面に連接された樋片15bとを有する上球受け部材15がビス着され、樋片15bの上面には内方へ下傾した左右誘導面15cと後方へ下傾した中誘導面15dとが形成され、この各誘導面15c,15d上へ転落したパチンコ球は天入賞口13内へ導入される。
上球受け部材15の左右端部の下端縁と両仕切り板14の上端縁との間には入賞球が通り抜ける大入賞口16がそれぞれ開設されている。
ベース枠10の前板部11の前面下端には前板部11の前方に垂立された前板18aと、この前板18aの後面にその両側縁および下端縁にわたって連接された壁部18bとを有する収納部材18がビス着されている。
ベース枠10の下端には収納部材18の前板18a上に垂立された前仕切り板19aと、この前仕切り板19aの下端縁に連接されて後下り状に傾斜して後方へ延出された誘導板19bと、この誘導板19bの後端縁に連接されて垂下されたカバー板19cとを有し、ベース枠10内の下端に設置されて収納部材18の上面および後面を覆蓋する球誘導部材19が取付けられている。
球誘導部材19の誘導板19bの左右方向中央部にはパチンコ球の外径とほぼ等しい横幅を有する誘導突片19dが突出形成され、この誘導突片19dの上面には断面形状が凹円弧状で誘導板19bの傾斜角度より緩やかな傾斜角度で後下り状に傾斜した球誘導面19eが形成され、この球誘導面19e上にはこの球誘導面19e上の前端へ転落した入賞球を後方へ通行させる特定球通路20が形成されている。球誘導面19eの後端縁は誘導板19の後端縁より上方位置に配設されている。
ベース枠10内の上下方向中央部付近には大入賞口16を通り抜けた入賞球を受け止める棚板22が、その前端部および後端部がベース枠10の前方および後方へ突出されて全体が後下り状に傾斜した状態で設置され、この棚板22上には大入賞口16を通り抜けた入賞球が通行する上球通路23が形成されている。
棚板22の両側縁にはベース枠10の後枠部12に係止された側片22aが形成され、棚板22の上面の中央部には中央部および前部が鋭角三角形台状に形成されて後部が円形台状で後部の上面が後下り状に形成された障害片22bが突設され、棚板22の左右端部には左右1対の落下孔22cがそれぞれ棚板22の後端から中央部付近にわたって左右対称状に貫設され、棚板22の上面の後端部には障害片22bの両側を転動する入賞球を棚板22の後端縁の中央部へ誘導する左右1対の誘導片が若干突設されている。
ベース枠10に結合されてベース枠10の後側に設置された後ケース25には左右1対の側壁板26と、この両壁板26の上端縁に連接された上壁板27と、ベース枠10の後枠部12に突合わせ状に対接されて両側壁板26および上壁板27の各後端縁にそれぞれ連接された後壁板28とが形成されている。
後壁板28の前面下部の左右方向中央部にはパチンコ球1個分以上の間隙を隔てて前方へ垂立状態で並行状に突出された左右1対の路壁片29と、この両路壁片29の若干下方に設置された角筒状のスイッチ取付け片38とが連接されている。
後ケース25の下端には両側壁板26間の下端に挟み込まれた底板39が取付けられ、この底板39の左右方向中央部には入賞球を前方へ誘導する樋部39aが形成されている。
後ケース25の下端には後壁板28の下端の後方に垂立された横長状のガイド部材68が取付けられ、このガイド部材68には左右方向へ延長されたガイド孔68aが貫設されている。
後ケース25内には後方開放の箱形状で城郭を模擬した形状を有し、後壁板28にビス着された固定キャラクタ部材30が後ケース25内の上端付近から下端付近にわたって装入されている。
固定キャラクタ部材30の前部で上下方向の中央部付近には前下り状態で円弧状に湾曲した屋根状の形状を有し、前端付近がベース枠10内に突入された前誘導部30aが形成されている。
固定キャラクタ部材30の前部で上下方向の中央部には城郭の屋根を模擬した形状を有し、中央部から両側方へ下傾する1対の斜面31cが上面の左右部に形成されて左右方向の中央部に前下り状の中球通路32が貫設され、前誘導部30a上に載置された振り分け部30bが形成され、この振り分け部30bの横幅は前誘導部30aの横幅より短縮されている。
固定キャラクタ部材30の後部で上下方向の中央部付近には縦長の角筒状で上部に棚板22上の上球通路23に連通された球通し口34が開口されて下部が振り分け部30bの球通路32に連通された後誘導部30dが形成されている。
棚板22上の中央部から転落した入賞球は球通し口34を通り抜けて後誘導部30d内を落下し、前誘導部30a上の中央部へ誘導されて前方へ転動し、中球通路32を通り抜けて前誘導部30aの前端縁の中央部からその直下の特定球通路20内へ落下する。
固定キャラクタ部材30の下端に水平状に形成された底板30e上の左右方向の中央部には後ケース25の後壁板28の前側で両路壁片29間に挟まれた特定領域35が形成されるとともに、底板30eの左右方向の中央部の後部には特定領域35を通過した入賞球が落入する特定領域出口36が開口され、この特定領域出口36の下側には後ケース25のスイッチ取付け片38によって把持され、特定領域35を通過した入賞球を検出して役物連続作動装置を作動させる特定領域通過検出スイッチ40が設置されている。
固定キャラクタ部材30の下端前部に形成されて底板30eの前端縁に連接された下壁板30fの左右方向の中央部には特定領域35に連通されて下球受け部材19の特定球通路20の後方に配置された特定領域入口37が城郭の門を模擬した状態で開設されている。
固定キャラクタ部材30の下壁板30fは球誘導部材19の誘導板19bの後方にパチンコ球1個分以上の間隙を隔てて設置され、下壁板30fと誘導板19bとの間には誘導板19b上から転落した入賞球を入賞装置2外へ排出させる横長状の入賞球排出溝41が形成されている。
入賞球排出溝41へ落入した入賞球は遊技盤1の後側に設置された大入賞口検出スイッチ17によって検出される。
後ケース25の後方には後ケース25に連接されて後方へ延出された複数個の丸棒状の取付片51の後端にビス着された後ベース板50が乗立状態で設置されている。
後ベース板50の前面の上下方向中央部付近には左右方向に延出されたガイド突条50aが凸設され、後ケース50の両側縁の上部には左右1対の軸受部50bが形成されている。
後ケース25の上部の後側と後ベース板50との間には後壁板28の後面に突設された上下各1対の突片28aによって上下動可能に支持されて後ケース25に組付けられた上伝動部材52が設置されている。
上伝動部材52の上下方向の中央部付近の左右端部には約45°の傾斜角度で外方へ上傾する左右1対の摺動孔52aが貫設され、上伝動部材52の各コーナ部には突片28aが嵌挿された縦長状のガイド孔52bがそれぞれ貫設され、上伝動部材の後端上部の左右方向中央部に突設された突片52cには横長状の摺動溝52dが凹設されている。
後ケース25内の上部には前後方向に沿って延長された軸部53aと、この軸部53aの前端に固定されて鯱ほこを模擬した形状を有するキャラクタ片53bとをそれぞれ有する左右1対の可動キャラクタ部材(可動部材)53が左右方向への移動可能に並設されている。
両可動キャラクタ部材53の軸部53aは固定キャラクタ部材30の上部に貫設された左右一対の横長状の通し孔と、後壁板28の上部に貫設された左右1対の通し孔と、上伝動部材52の両摺動孔52a内にそれぞれ嵌め込まれた円筒状の摺動片54内とにそれぞれ貫挿されている。
両可動キャラクタ部材53のキャラクタ片53bは固定キャラクタ部材30の球通し口34の両側方で棚板22の後端縁上にそれぞれ設置されている。
両可動キャラクタ部材53の軸部53aの後端には連動片55がそれぞれ固定され、この両連動片55の後部には断面形状がほぼコ形状で後ベース板50のガイド突条50aにスライド可能に係合された係合部55aがそれぞれ形成されている。
後ベース板50の後面上部には上モータ57が前向き状に取付けられ、この上モータ57の出力軸57aには後ベース板50の前側に設置された上回動部材58が固定されている。
上回動部材58には円盤状の基部58aと、この基部58aに連接された半円形状の感知片58bと、基部58aの前端面の偏心位置に凸設された駆動片58cとが形成され、駆動片58cは上伝動部材52の摺動溝52d内に嵌挿されている。
上モータ57が回転して上回動部材58が回転駆動されると、上伝動部材52が上回動部材58の駆動片58cの偏心回転によって上下方向へ往復駆動されて上下動し、両可動キャラクタ部材53が上伝動部材52の両摺動孔52aによって案内されて左右方向で相反方向へ往復移動し、両可動キャラクタ部材53の間隔が拡縮され、両可動キャラクタ部材53が外方の移動端へ移動したときには棚板22上で両可動キャラクタ部材53間での入賞球の停留が可能となり、停留した入賞球は内方への両可動キャラクタ部材53の移動によって球通し口34内へ導入される。
後ベース板50の前面の上端付近には両可動キャラクタ部材53を両可動キャラクタ部材53bが最も接近してその内端面が球通し口34の両側縁の前方へ移動した状態で停止させる上定位置検出スイッチ59が取付けられ、この上定位置検出スイッチ59には上駆動部材58の感知片58bが挿脱される検出部59aが凹設されている。
後ベース板50の後面にはスプリング60bで下方へ付勢されたプランジャ60aを有する左右1対の第1ソレノイド60と、この両第1ソレノイド60間に設置されてスプリング61bで下方へ付勢されたプランジャ61aを有する第2ソレノイド61とがそれぞれ下向き状に取付けられている。
両第1ソレノイド60のプランジャ60aの下端にはこのプランジャ6aにピン着された基片62aと、この基片62aの外端に連接されて上方へ延出された延出片62bとを有する昇降部材62がそれぞれ連結されている。
ベース枠10と後ベース板50との間には前端がベース枠10の軸受部によって回転可能に支持されて後端部が後ベース板50の軸受部50bによって回転可能に支持された左右1対の横支軸63が前後方向に沿って横架されている。
両横支軸63の前端には大入賞口16を開閉する可動翼片64がそれぞれ固定され、両横支軸63の後端には昇降部材62の上端にピンで連結された連動片65がそれぞれ固定されている。
両第1ソレノイド60が励磁されると、両プランジャ60aが昇降部材62とともに上動して、両連動片65が上方へ回動し、両可動翼片64がそれぞれ外方へ搖動して両大入賞口16が開放される。
両第1ソレノイド60が消磁されると、両プランジャ60aがスプリング60bの弾発力によって昇降部材62とともに下動して両連動片65が下方へ回動し、両可動翼片64がそれぞれ内方へ搖動して両大入賞口16が閉鎖される。
後ケース25の後壁板28の下端の左右方向の中央部に横架された支持ピン43には後壁板28を貫通して前方へ延出された左右1対の前片44aと、後方へ延出された左右1対の後片44bとを有する搖動レバ44が上下方向への搖動可能に支持されている。
搖動レバ44の両後片44bにはこの両後片44bの後部に貫設された長孔状の連結孔44cに挿通された連結ピン46によって回動可能に支持されて搖動レバ44の後方に設置された中伝動部材45の前端部が連結されている。
搖動レバ44の両前片44aの前端には両路壁片29間に設置されて特定入賞口37をその後側で開閉するシャッタ片47aと、このシャッタ片47aの両側面の前部に連接された左右1対の支持片47bとを有し、特定領域入口37に対向して後壁板28の下部前方に設置された開閉部材47が、両支持片47bに挿着されて搖動レバ44の前片44aの前端に貫挿された左右1対の連結ピン47cを介して回動可能に連結されている。
中伝動部材45の後端部は第2ソレノイド61のプランジャ61aの下端にピン61cで連結され、第2ソレノイド61が励磁されると、プランジャ61aが中伝動部材45とともに上動して搖動レバ44の後片44bが上方へ搖動しかつ前片44aが下方へ搖動し、開閉部材47が下方へ回動して特定領域入口37がシャッタ片47aによって閉鎖される。
第2ソレノイド61が消磁されると、プランジャ61aがスプリング61bの弾発力によって中伝動部材45とともに下動して搖動レバ44の後片44bが下方へ搖動しかつ前片44aが上方へ搖動し、開閉部材47が上方へ回動して特定領域入口37が開放される。
開閉部材47の下側には底板39の若干上方に配設された方形枠状の基片69aと、この基片69aの前端面の中央部に連接されて前方へ突出された突片69bと、基片69aの後端面に突設されてガイド部材68のガイド孔68a内に横方向へのスライド可能に嵌挿された左右1対の摺動片69cとを有するスライダ69が水平移動可能に設置されている。
スライダ69の突片69bの前端には1個のパチンコ球の受け止めが可能な形状を有し、入賞球排出溝41内で下球受け部材19の後側に設置されて橋を模擬した可動停留部材70が取付けられ、この可動停留部材70の上端面には後下り状に傾斜した中誘導面70aと、この中誘導面70aの両側縁に連接されて内方へ下傾した左右1対の側誘導面70bとが形成され、中誘導面70aの前端縁は下球受け部材19の球誘導面19eの後端縁に整合されている。
スライダ69の両摺動片69cにはスライダ69の後方へ延出された下伝動部材71が共動可能に結合され、この下伝動部材71には前端がスライダ69にビス着されて後方へ延出された基片71aと、この基片71aの後端に連接されて垂立された後片71bと、この後片71bの後面に上下方向に沿って突設された突条71cとが形成され、この突条71cには後方開放の縦長状の摺動溝72が凹設されている。
後ベース板50の後方には第2ソレノイド61にシール板91を介して結合された基板取付け板74が垂直状に設置され、この基板取付け板74の後面下端には下モータ75が前向き状に取付けられるとともに、基板取付け板74には入賞装置2の内外の電気配線を接続する回路基板90が垂直状に取付けられている。
下モータ75の出力軸75aには円盤状の基部76aと、この基部76aの外周面にその半周面にわたって連接された半円環状の感知片76bと、基部76aの前面の偏心位置に凸設された駆動片76cとを有する下回動部材76が固定され、この下回動部材76の駆動片76cは下伝動部材71の摺動溝72内に嵌挿されている。
下モータ75が回転して下回動部材76が回転駆動されると、下伝動部材71が駆動片76cによって押動されてスライダ69とともに左右方向へ往復移動し、可動停留部材70が入賞球排出溝41内で特定球通路20から転落した入賞球の受け入れが可能な位置で特定球通路20と特定領域入口37とを橋渡しする橋渡し位置を通ってその両側へ往復移動する。
可動停留部材70が橋渡し位置へ移行した時点で入賞球が特定球通路20へ導入されると、その入賞球が特定球通路20から可動停留部材70上へ移載される。このとき、特定領域入口37が開閉部材47によって閉鎖されている場合には可動停留部材70上に1個の入賞球が停留した状態で可動停留部材70が往復移動し、特定領域入口37が開放された時点で可動停留部材70上の入賞球が特定領域入口37を通り抜けて特定領域35へ導入される。
取付け板74の前面下端には可動停留部材70がその移動ストロークの中間位置で静止するように下モータ75を停止させる検出信号を発信する下定位置検出スイッチ77が下回動部材76に対向して取付けられ、この下定位置検出スイッチ77には下回動部材76の感知片76bが挿脱される検出溝77aが形成されている。
球誘導部材19の誘導突片19dの下側には前後方向へ後下り状態で配列された4つの装飾LED81が設置されている。
遊技盤1の左右端部に取付けられた左右1対のランプケース8内と、各入賞始動装置5,6内と、左右固定式役物4内にはそれぞれA表示灯82が設置され、両ランプケース8内には上下各1対のB表示灯83が設置され、入賞装置2内の上部および下端部には左右各1対のC表示灯84が設置され、左右チューリップ式役物7内および遊技盤面1a端部に組付けられた右装飾プレート88B内にはそれぞれD表示灯85が設置され、入賞装置2内の中央部付近には左右2対のE表示灯86が設置され、左装飾プレート88A内には賞品球払出し兼賞品球切れ表示灯87が設置されている。
収納部材18内には下球受け部材19によって覆蓋されたLED基板78が装入され、このLED基板78の前面の左右部には各5個の大入賞口入賞数表示LED79が設置され、LED基板78の前面の中央部には左右1対の図柄表示体(表示LED)80が設置されている。
両図柄表示体80はパチンコ球が大入賞口16へ入賞して入賞球が大入賞口入賞検出スイッチ17によって検出されたときに00,22,33,44,55,66,77,88の8図柄を始めに1図柄0.032秒、1周期0.256秒の移行速度で0.256秒間高速変動表示し、続いて、8図柄を1図柄0.128秒,1周期1.024秒の移行速度で0.256秒間低速変動表示してから、図柄の変動表示を停止して図柄を特定し、両図柄表示体80が図柄の変動表示を停止した時点で両図柄表示体80が特定した図柄が判定される。
表示灯および表示LEDの点灯態様について説明すると、パチンコ機の電源投入時にはC表示灯84は2.048秒間隔で点減し、両図柄表示体80は「00」を表示し、大入賞口入賞数表示LED79は左上から左下右下から右上の順に移動点減し、装飾LED81は前から順に移動点滅する。賞品球払出し兼賞品球切れ表示灯87は賞品球がない場合および賞品球の払出し時に点灯する。
パチンコ球が各入賞始動口5a,6aに入賞すると、大入賞口16の閉鎖後3.5秒間はA表示灯82およびC表示灯84が0.256秒間隔で点滅し、D表示灯85がA表示灯82と交互に点滅し、両図柄表示体80が8図柄を変動表示して図柄の変動表示を停止し、大入賞口入賞数表示LED79および装飾LED81が移動点滅する。
入賞球が特定領域35を通過してから4秒間はA表示灯82およびC表示灯84と、B,D,E表示灯83,85,86および当たり表示灯(図示しない)とが0.128秒間隔で交互に点滅し、両図柄表示体80が「−−」を上方から下方へ移動点滅してから、0.5秒間大入賞口16の開閉回数を点灯表示し、大入賞口入賞数表示LED79が移動点滅する。
大入賞口16の18回連続開閉時および連続開閉終了後3.5秒間はA,C表示灯82,84と、B,D,E表示灯83,85,86および当たり表示灯とが0.512秒間隔で交互に点滅し、両図柄表示体80が0.512秒の間隔で大入賞口16の開閉回数を点滅表示し、大入賞口入賞数表示LED79が大入賞口入賞数を点灯表示する。
不正行為が検出されてパチンコ機の防犯装置が作動したときには両図柄表示体80が不正対象に対応して「E1」,「E2」を点灯表示し、また、スピーカが異常音を出力する。
表1は表示灯および表示LEDの点灯態様を一覧表にしたものである。
Figure 0003909421
次に、ゲーム態様について説明すると、パチンコ球の電源投入時には上モータ57および下モータ5が回転して両可動キャラクタ部材53が0〜3秒後に内方の移動端で1.9秒停止して左右方向へ3秒間に1回往復移動する往復移動動作を反復し、可動停留部材70が0〜3秒後に左右方向へ3秒間に1回往復移動する往復移動動作を反復し、特定領域入口37は開放状態で保持され、両図柄表示体80の表示図柄は「00」となっている。
遊技盤面1aへ打出されたパチンコ球が大入賞口16へ入賞すると10個の賞品球が払い出され、パチンコ球が天入賞口13、左右入賞口4a、左右下入賞口7a、左右入賞始動口5a、中入賞始動口6aに入賞すると、6個の賞品球が払い出される。
パチンコ球が左右入賞始動口5aに入賞すると、大入賞口16が1.5秒後に0.4秒間1回開放される。
パチンコ球が中入賞始動口6aに入賞すると、大入賞口16が1.5秒後に0.4秒間0.5秒の間隔をおいて2回開放される。
各入賞始動口5a,6aへの入賞によってパチンコ球が大入賞口16へ入賞すると、両図柄表示体80が8図柄の変動表示を開始し、0.512秒後に図柄の変動表示を停止する。
両図柄表示体80が図柄の変動表示を停止して特定した図柄が「77」となった場合には0〜3秒後に両可動キャラクタ部材53の往復移動動作が3秒間に1回往復移動する往復移動動作に切換えられ、可動停留部材70はその移動ストロークの中間点の橋渡し位置で静止する。
両図柄表示体80が特定した図柄が「77」以外となった場合には両可動キャラクタ部材53および可動停留部材70はそれぞれ電源投入時の通常動作を継続する。
両可動キャラクタ部材53が往復移動動作を反復し、可動停留部材70が橋渡し位置で静止しているときに両図柄表示体80が図柄の変動表示の停止時に特定した図柄が「77」以外となった場合には両可動キャラクタ部材53の動作が内方の移動端で1.9秒停止して3秒間に1回往復移動する通常の往復移動動作に切換えられ、可動停留部材70が往復移動動作を再開する。但し、このとき両図柄表示体80が特定した図柄が「77」となった場合は両可動キャラクタ部材53は同じ動作を反復し、可動停留部材70は静止したままの状態で保持される。
大入賞口16の開放中に入賞球が特定領域35を通過したときには役物連続作動装置が作動し、大入賞口16が4秒後に26秒間にわたって18回連続的に開閉される。この18回連続開閉の回数は初回を含めて最高16回まで許容される。
この大入賞口16の18回連続開閉に際し、18回のうちの11回目までは大入賞口16の各回の開放時間および閉鎖時がそれぞれ0.748秒となるように設置され、12回目から18回目までは大入賞口16の各回の開放時間が0.5秒で閉鎖時間が1秒となるように設定されている。
入賞球が特定領域35を通過すると、両可動キャラクタ部材53は内方の移動端へ移動した時点で一時的に静止し、大入賞口16が1回目に開放された時点で、外方の移動端で2秒間静止して3秒間に1回往復移動する往復移動動作を開始して大入賞口16が18回目に閉鎖されるまでその動作を反復し、大入賞口の18回連続開閉が終了して3.4秒後に電源投入時の通常動作に切換えられる。
入賞球が特定領域35を通過すると、可動停留部材70は橋渡し位置まで移動して静止し、大入賞口16が10回目に閉鎖された時点若しくは特定領域35の通過球数が4個カウントされた時点で通常の動作に切換えられ、大入賞口16が18回目に閉鎖されてから橋渡し位置へ移動して一時的に静止し、大入賞口16の18回目の閉鎖時から3.4秒後に通常動作を再開する。
入賞球が特定領域35を通過すると、特定領域入口37は大入賞口16が1回目に開放された時点で開閉部材47によって閉鎖され、大入賞口16が10回目に閉鎖されてから、1秒後、若しくは特定領域35の通過球数が4個カウントされてから1秒後に開放され、大入賞口16の18回連続開閉終了後も引き続いて開放される。
両図柄表示体80は大入賞口16の18回連続開閉終了後再び「00」を表示する。
パチンコ球が大入賞口16に10個入賞したときにはその時点で大入賞口16が閉鎖され、大入賞口16が開閉されている間にパチンコ球が左右入賞始動口5a、中入賞始動口6aに入賞したときには規定数の賞品球が払い出されるだけで大入賞口16は連続開閉終了後に引続き開閉されない。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。本例では大入賞口16と特定領域35とを備えた入賞装置2内の上部には内外方向へ移動制御され、入賞装置2内の上部に形成された上球通路23を通過する入賞球の転動態様を変化させる可動キャラクタ部材53を設置し、入賞装置2内の下部には特定領域入口37とその先方に形成された特定球通路20との間に左右方向に沿って形成された入賞球排出溝41内に装入され、特定領域入口37と特定球通路23とを橋渡しする橋渡し位置で静止し若しくは前記橋渡し位置を通過するように左右方向へ移動制御される可動停留部材70を設置し、入賞装置2の適所には可動キャラクタ部材53および可動停留部材70の作動態様を切換える図柄を含む図柄群を変動表示して図柄を特定する図柄表示体80とを組込んである。
このため、可動キャラクタ部材53の動きによって入賞球が特定球通路20へ導入され易い状況と導入され難い状況とを出現させ、可動キャラクタ部材53の動きを切換えることによって入賞球が特定球通路20に導入される難易度を変更することができる。
また、可動停留部材70および開閉部材47の動きによって特定領域35への入賞球の導入が可能な状況と不能な状況とを出現させ、可動停留部材70の動きを切換えることによって入賞球が特定領域35を通過する難易度を変更することができる。
さらに、可動キャラクタ部材53の動きと、可動停留部材70の動きと、開閉部材47の動きとの組合わせによって入賞装置2内での入賞球の通過態様を相乗的に多様化させることができる。
従って、入賞装置2に対して新規な趣向を付与して遊技者の興趣を引起すことができる。
本発明の1実施例を示す遊技盤の正面図である。 同じく、遊技盤の背面図である。 入賞装置の正面図である。 入賞装置の側断面図である。 可動キャラクタ部材駆動機構の分解斜視図である。 可動停留部材駆動機構の分解斜視図である。 可動翼片駆動機構の背面図である。 開閉部材駆動機構付近の縦断面図である。 可動停留部材による球停留動作を説明する斜視図である。 可動キャラクタ部材の往復動作を順に示す正面図である。 可動停留部材の往復動作を順に示す正面図である。 遊技盤の電気配線のブロック図である。 入賞始動口入賞時のブロック図である。 可動キャラクタ部材および可動停留部材の電源投入時のタイムチャートである。 可動キャラクタ部材および可動停留部材の図柄判定時のタイムチャートである。 図柄表示体の図柄表示のタイムチャートである。 入賞球が特定領域を通過したときのタイムチャートである。 特定領域を通過した入賞球が10個カウントされたときのタイムチャートである。 入賞球が再度特定領域を通過したときのタイムチャートである。
符号の説明
1:遊技盤
2:入賞装置
16:大入賞口
20:特定球通路
23:上球通路
35:特定領域
41:入賞球排出溝
53:可動キャラクタ部材
70:可動停留部材
80:図柄表示体

Claims (1)

  1. 開閉可能な大入賞口と、その大入賞口に入った入賞球が通過すると遊技者に有利な遊技状態とする特定領域とを備えた入賞装置を有するパチンコ機において、
    左右方向にパチンコ球複数個分以上の幅を有し、入賞球を受け止めて後方へ誘導する誘導板と、
    前後方向にパチンコ球1個分以上の幅を有して誘導板の後方で左右方向に長尺に形成されており、通常入賞領域を構成する溝と、
    この溝を隔てて誘導板の後方に設置されている特定領域と、
    前記溝内に配置され、溝の長尺方向に往復運動し、誘導板から特定領域へ入賞球を橋渡しする可動部材とを有していることを特徴とするパチンコ機。
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