JP3033217U - 自閉式扉装置 - Google Patents

自閉式扉装置

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JP3033217U
JP3033217U JP1996007100U JP710096U JP3033217U JP 3033217 U JP3033217 U JP 3033217U JP 1996007100 U JP1996007100 U JP 1996007100U JP 710096 U JP710096 U JP 710096U JP 3033217 U JP3033217 U JP 3033217U
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昌久 宮下
憲司 重藤
光次 野辺
辰也 小田原
祐蔵 長谷川
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日揮メンテナンス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば工事現場の仮設足場の昇降口に設置さ
れ、作業者の通過の邪魔にならず、かつ自然に閉まる自
閉式扉装置を提供する。 【解決手段】 足場1の昇降口13の一方の脇に立設さ
れた支柱14に、例えばパイプでできた支軸体20を鉛
直方向に対して所定の角度をなすように上下一対のクラ
ンプ29,29により傾斜させて固定し、その支軸体2
0により扉21が回動自在に支持されるようにして、扉
21が斜め上方に回動されて昇降口13が開いた状態か
ら自重により、扉21の自由端がストッパをなす支柱1
5に当接する位置まで戻って昇降口13を自動的に閉じ
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、工事現場の仮設足場の昇降口などに設置されて特に有効な自閉式扉 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工事現場の仮設足場の昇降口には扉が設置されていない。足場上で作 業者がより一層安全に作業を行えるようにするために、昇降口に扉を設けるのが 望ましい。
【0003】 ところで、石油精製及び石油化学プラントにおける塔もしくは槽などの静機器 には、定置式のケージ付プレート支柱ラダー(梯子)が取り付けられており、そ のラダーの昇降口には、水平軸を介して垂直方向に回動自在に支持されたいわゆ るセーフティゲートが設けられていたり、昇降口の両脇の支柱間にチェーンがわ たされており、それらセーフティゲートやチェーンにより昇降口が開閉されるよ うになっている。セーフティゲートが設置された昇降口を通過する場合には、セ ーフティゲートを上げて昇降口を開けて通り、通過後にセーフティゲートを下げ て元の位置に戻して昇降口を閉じなければならない。また、チェーンが設置され た昇降口を通過する場合には、チェーンの一端を片側の支柱から外して昇降口を 開けて通り、通過後に外したチェーンを再び支柱に掛止させて昇降口を閉じなけ ればならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したセーフティゲートやチェーンを工事現場の昇降口に取 り付けた場合には、以下のような不都合がある。すなわち、足場板上から梯子へ 移動する際に作業者が工具や建築資材を持っていると、昇降口を通過した後にセ ーフティゲートを下げたり、チェーンを再び掛止させたりするのが困難であり、 セーフティゲートを上げたりチェーンを外して昇降口を通過した後にそれらを戻 し忘れると昇降口が開いた状態で放置されてしまう。
【0005】 そこで、上記セーフティゲートのように昇降口に水平軸を介して垂直方向に回 動自在に扉を取り付けるとともに、その扉が水平状態から鉛直方向に向かって9 0°よりも小さい角度範囲でしか回動しないようにして昇降口を通過後に扉が自 重により元の位置に戻るようにすることが考えられる。しかし、その場合には、 作業者が昇降口を通過する際に水平軸が邪魔になるという問題点がある。それを 回避するために、垂直軸を介して水平方向に回動自在に扉を取り付けることも考 えられるが、一旦開けられた扉は自然に元の位置には戻らないので、上述したセ ーフティゲートの場合と同様に閉じるのが困難な場合があるという欠点や、昇降 口が開いたまま放置されるおそれがある。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、例えば工事現場の仮設足場の昇 降口に設置され、作業者の通過の邪魔にならず、かつ自然に閉まるようにされた 自閉式扉装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、扉を適度に傾斜した軸を介して回動自 在に取り付けることにより、該扉を斜め上方に回動させると出入口が開き、その 開いた扉がストッパ−で規制される位置まで自重により戻るようにしたものであ る。
【0008】 具体的には、出入口例えば工事現場昇降口の脇の支柱にクランプもしくは番線 によりパイプを斜めに固定し、そのパイプに扉の基端部を遊挿するようにしても よいし、支柱に支軸体を斜めに固定し、扉の基端部に設けた筒状体にその支軸体 を遊挿するようにしてもよい。
【0009】 そして支軸体の傾きを調整できるように構成することが好ましく、例えば支柱 に側方に延びる枝部を固定するとともにその枝部に支軸体を回動自在に取り付け 、固定手段で支軸体の回動位置を固定できるようにしてもよい。あるいはまた、 ほぼ鉛直方向に立設された支柱支柱に上下に一対の支持部材を取り付けるととも に、一対の支持部材に跨がって支軸体を設け、前記一対の支持部材における一方 に対する他方の相対的な長さ、相対的な高さまたは相対的な向きの少なくとも一 つを調整することにより支軸体の傾きを変えるようにしてもよい。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る自閉式扉装置(以下、扉装置と称する)の実施形態を図 1乃至図12に基づき詳細に説明する。
【0011】 図1には、本考案に係る扉装置の第1実施形態が示されており、図2には、そ の扉装置が工事現場の仮設足場の昇降口に設置された例が示されている。図2に 示すように、本考案が適用された工事現場の仮設足場1では、足場板10の縁に 沿ってパイプで組まれた手摺11が設置され、その手摺11の延長上に梯子12 が固定され、その梯子12に臨む昇降口13に本考案に係る扉装置2が開閉自在 に取り付けられている。
【0012】 この扉装置2は、図1及び図2に示すように、例えばパイプよりなる支軸体2 0と、該支軸体20により矢印イの方向に回動自在に支持されてなる扉21とで 構成されている。そして、足場1の昇降口13の一方の脇に立設された支柱14 に、支軸体20が鉛直方向に対して所定の角度をなすように例えば上下一対のク ランプ29,29(番線でもよい)により傾斜して固定されている。それによっ て、扉21は斜め上下方向に回動することとなる。
【0013】 扉21は、金属製の長尺のパイプや線材を略コ字状をなすように折曲形成して なるもので、転落防止用に、上桟22及び該上桟22と足場板10との中間の高 さに位置する下桟23を有している。上桟22の基端部は下向きに折曲されてお り、その折曲部24が支軸体20に上方から差し込まれて遊挿されている。
【0014】 扉21により昇降口13が閉じられた状態では、扉21の自由端部は、昇降口 13のもう一方の脇に立設された支柱15に内側すなわち足場板10側から当接 するようになっている。つまり、支柱15は扉21のストッパー(戸当たりに相 当する)となっており、このストッパーにより扉21が昇降口13の外側にまで 回転しないようになっている。
【0015】 この扉装置2は、以下のように作用する。すなわち、作業者が足場板10側か ら梯子12側へ通過する際には、作業者が扉21を手前斜め上方に引き上げるこ とにより昇降口13が開く。そして、扉21を手で押し上げながら梯子12側へ 通過した後、手を離すと扉21は自重により元の位置(図1参照)に戻り、自動 的に昇降口13が閉じられる。また、作業者が梯子12側から足場板10側へ通 過する際には、作業者の身体が扉21に当たり、作業者の動作に伴って扉21は 足場板10側の斜め上方に回動されて昇降口13が開く。そして、作業者が通過 すると扉21は自重により元の位置(図1参照)に戻り、自動的に昇降口13が 閉じられる。
【0016】 上記実施形態によれば、扉21が斜め上方に回動された状態から自重により元 の位置に戻って昇降口13を自動的に閉じるようになっているので、昇降口13 を通過する度に扉21をわざわざ閉めなくて済み、従って作業者が工具や建築資 材などを持っていても開閉が容易であり、便利であるとともに、扉21の閉め忘 れが防止される。そして筒状の支軸体20に扉21の基端部を差し込む構造とし 、また支軸体20を支柱14に固定しているので、構造が簡易であり、仮設足場 などに設置する場合に適している。
【0017】 また、扉を水平軸で支持する場合に比べて支軸体20の支柱14からの突出量 が小さくて済むので、支軸体20に邪魔されることなく作業者が昇降口13を通 過することができる。そして、この扉装置2を設置することによって昇降口13 付近で作業を行う際の安全性がより一層向上し、極めて有効である。加えて、支 軸体20として足場用パイプを用いれば、製作コストが安価になる。
【0018】 図3には、本考案に係る扉装置の第2実施形態が示されている。この第2実施 形態の扉装置3においては、筒状の固定部材30に例えば斜め上方に延びる支軸 体31が溶着等により一体化された支軸部材32と、筒状体25に扉21の上桟 22の基端が溶着等により一体化された扉部材26を用い、支柱14に固定部材 30を外嵌させて適当な高さ位置で固定するとともに、支軸体31に扉部材26 の筒状体25を矢印ロの方向に回動可能に外嵌させる構成となっている。なお、 上記実施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
【0019】 固定部材30は、その側部の例えば2箇所に貫通して設けられたねじ孔33, 33にそれぞれボルト34,34が螺合されるとともに、そのボルト34,34 が支柱14を押圧することにより、支柱14に固定されており、固定部材30の 高さ調整つまり扉21の高さ調整ができるように構成されている。
【0020】 支軸体31は例えば中実の棒状体でできており、その先端部寄りに、扉部材2 6の筒状体25に遊挿された小径部35が形成されている。そして、支軸体31 の先端部には雄ねじ部36が突設されており、その雄ねじ部36に抜け止め部材 であるナット37が螺合されている。それによって、筒状体25が支軸体31の 小径部35から脱落しないようになっている。
【0021】 第2実施形態の扉装置3は、上記第1実施形態の扉装置2と同様に作用する。 すなわち、作業者により扉21が斜め上方に回動されることにより工事現場の仮 設足場1の昇降口13が開き、作業者が通過してその手を離すあるいは作業者の 身体が離れると、扉21は自重により元の位置に戻り、自動的に昇降口13が閉 じられる。従って、第2実施形態の扉装置3によっても、上記第1実施形態と同 様の効果が得られる。
【0022】 図4には、本考案に係る扉装置の第3実施形態が示されている。この第3実施 形態の扉装置4においては、筒状の固定部材40に例えば側方に延びる枝部41 が溶着等により一体化され、かつその枝部41に支軸体42が矢印ハの方向に回 動可能に外嵌されてなる支軸部材43と、上記第2実施形態で用いた扉部材26 と、を用い、支柱14に固定部材40を外嵌させて適当な高さ位置で固定すると ともに、支軸体42を適当に斜めに傾かせて枝部41に固定し、支軸体42に扉 部材26の筒状体25を矢印ニの方向に回動可能に外嵌させるようにした点であ る。なお、上記各実施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略 する。
【0023】 固定部材40は、上記第2実施形態の固定部材30と同様に、固定部材40の 側部のねじ孔44,44を貫通するボルト45,45が支柱14を押圧すること により、支柱14に固定されており、扉21の高さ調整ができるように構成され ている。
【0024】 枝部41は例えば中実の棒状体でできており、その先端部側に、支軸体42の 基端部の貫通孔46に遊挿された小径部47が形成されている。その小径部47 の先端部には筒状のストッパー部材48が外嵌されてねじ49により固定されて いる。それによって、支軸体42が枝部41の小径部47から脱落しないように なっている。
【0025】 支軸体42は例えば中実の棒状体でできており、その先端部側に、扉部材26 の筒状体25に遊挿された小径部50が形成されている。その小径部50の先端 部には筒状のストッパー部材51が外嵌され、そのストッパー部材51はねじ5 2により小径部50に固定されている。それによって、筒状体25が支軸体42 の小径部50から脱落しないようになっている。
【0026】 また、支軸体42の基端部側の側部には、前記貫通孔46に連通するねじ孔5 3が設けられており、そのねじ孔53に螺合された固定手段をなすボルト54が 枝部41の小径部47を押圧することによって支軸体42が枝部41に所定の角 度をなして固定されている。なお、ボルト54を緩めることによって、支軸体4 2の傾斜つまり扉21の回転軸の傾斜を調整することができ、この例では枝部4 1、貫通孔46及びボルト54により支軸体42の傾き調整機構が構成されてい る。第3実施形態の扉装置4についても、上記第1実施形態の扉装置2と同様に 、開かれた扉21は自重により元の位置に戻り、上記第1実施形態と同様の効果 が得られる。また扉21の回転軸の傾きを調整できるので、高い自由度で使用す ることができ、便利である。
【0027】 図5には、本考案に係る扉装置の第4実施形態が示されている。この第4実施 形態の扉装置6においては、伸縮自在な一対の支持部材60,61をそれぞれ有 する上下一対の固定部材62,63を適当な間隔を開けて適当な高さ位置で支柱 14に固定し、支持部材60,61の長さをそれぞれ調節してその支持部材60 ,61に例えばパイプでできた支軸体20を斜めに傾かせて固定し、支軸体20 に扉21の折曲部24を遊挿するようにした構成となっている。なお、上記各実 施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
【0028】 上下一対の固定部材62,63の少なくとも一方は、支柱14の回りに矢印ホ で示すように回転可能になっている。そして、固定部材62,63は、それぞれ 側部に設けられたねじ孔64,65に螺合された貫通ボルト66,67が支柱1 4を押圧することにより、支柱14に固定されている。
【0029】 支持部材60,61は、それぞれ固定部材62,63と一体化された支持腕部 68,68に筒状の伸縮腕部69,69がスライド自在に外嵌されて構成されて いる。そして、伸縮腕部69には、一対の雄ねじ70,70及び蝶ねじ71,7 1により保持片72が取り付けられており、その保持片72と伸縮腕部69との 間に支軸体20が挟まれている。この支軸体20は、支持腕部68、68を支柱 14のまわりに相対的に逆向きに回転させて保持片72に押し付けられることに より保持されている。また、伸縮腕部69と支持腕部68とは、雄ねじ73及び 蝶ねじ74により固定されている。
【0030】 支持腕部68及び伸縮腕部69には、夫々雄ねじ70,73を通す貫通孔70 a,73aが所定間隔おきに設けられており、これら貫通孔70a、73aの選 択によって伸縮腕部69,69の軸方向固定位置及び保持片72,72の固定位 置を可変することができる。更に固定部材62,63の高さ位置を変えることに より扉21の高さ位置を調整することができると共に、固定部材62,63の相 互間隔、伸縮腕部69,69の固定位置及び保持片72,72の固定位置の調整 を組み合わせることにより、扉21の回転軸の傾きを調整することができる。第 4実施形態の扉装置6についても上記第3実施形態の扉装置2と同様の作用効果 がある。
【0031】 更に、支持腕部68を支柱14に固定する構造としては、図6に示すように、 筒状体をその長手方向に沿って丁度合わさるように二分割した形状の半割り材に 鍔部が溶着されてなる一対の固定部材75,76の間に支柱14を挟み、それら 固定部材75,76同士をボルト・ナット等のねじ部材77,77,…により止 着して一体化させるようにしてもよい。その場合には、支持腕部68として基端 部がL字状に成形されたものを用いて、ねじ部材77の締付け操作及び緩める操 作を行えるようにすればよい。
【0032】 図7〜図10には、本考案に係る扉装置の第5実施形態が示されている。この 第5実施形態の扉装置8においては、上下に二分割された筒状の固定部材80の 上半部81及び下半部82を支柱14に固定するとともに、これら上半部81及 び下半部82にそれぞれ側方に延びる一対の支持部材83,83を固定し、かつ それら支持部材83,83に例えばパイプでできた支軸体20が向きを変え得る ように取り付け、そして支軸体20を斜めに傾かせ、支軸体20に扉21の折曲 部24を遊挿するようにした構成となっている。なお、上記各実施形態と同一の 構成については同じ符号を付して説明を省略する。
【0033】 固定部材80の上半部81及び下半部82の少なくとも一方は、支柱14の回 りに矢印ヘで示すように回転可能になっており、上半部81と下半部82とを相 対的に回転させることにより、後述のように支軸体20が傾く。そして上半部8 1及び下半部82は、それぞれ内周面に形成されたキー溝84に楔85が差し込 まれることにより、支柱14に固定されている。
【0034】 支持部材83と支軸体20との結合構造について述べると、支持部材83の先 端部は、図9に示すように球状に成形された球状部86になっており、その球状 部86が支軸体20の側部に溶着された収納ケース27内に収納されていること によって支軸体20に対して支持部材83が任意の向きを向くようになっている 。従って上半部81及び下半部82を相対的に回転させることにより支軸体20 の傾きを調整することができる。楔85は、図10に示すように、支柱14の外 周面に隙間なく当接し得るように成形されてなる曲面87を有している。第5実 施形態の扉装置8においても、上記第3実施形態の扉装置2と同様の作用、効果 がある。
【0035】 図11〜図12には、本考案に係る扉装置の第6実施形態が示されている。こ の第6実施形態の扉装置9が上記第1実施形態の扉装置2においては、上下に二 分割され、支柱14に固定された筒状の固定部材90の上半部91及び下半部9 2にそれぞれ側方に延びる一対の支持部材93,93を固定するとともに支持部 材93,93に例えばパイプでできた支軸体20を適当に斜めに傾かせて固定し 、支軸体20に扉21の折曲部24を遊挿する構成となっている。なお、上記各 実施形態と同一の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
【0036】 上半部91及び下半部92は、それぞれ側部に設けられたねじ孔に螺合された 貫通ボルト94,95が支柱14を押圧することにより、支柱14に固定されて いる。また支軸体20は、該支軸体20を跨ぐ例えばU字状のボルト95及びそ れに螺合されたナット96により前記一対の支持部材93に固定されている。な お、U字状のボルト95及びナット96に代えて、クランプを用いてもよい。
【0037】 そして固定部材90の上半部91及び下半部92の少なくとも一方は、支柱1 4の回りに矢印トで示すように回転可能になっており、上半部91と下半部92 とを相対的に回転させることにより、支軸体20の傾きを調整することができる 。第6実施形態の扉装置9においても、上記第3実施形態の扉装置2と同様の作 用効果がある。
【0038】 なお、上記各実施形態において、支軸体20は断面円形のパイプに限らず、断 面角形のパイプや、中実構造の棒状体であって扉21の折曲部24が挿入される 部分のみ筒状に成形されてなるものでもよい。また、上記各実施形態において、 扉21は金属製のものに限らないし、長尺のパイプや線材を略コ字状をなすよう に折曲形成したものに限らない。
【0039】 そして本考案では、開かれた扉が自重により戻るときの当該扉の回動を阻止す るストッパーが必要であるが、このストッパーとしては図2に示すように扉の自 由端に当接する支柱に限られるものではなく、例えば扉の回転軸とこの回動軸が 挿入される支軸との間で、扉が所定角度以上回動しないような係止構造を用いて もよい。
【0040】 さらに、上記各実施形態においては、本発明に係る扉装置を工事現場の仮設足 場1の昇降口13に取り付けた場合について説明したが、本発明はこれに限定さ れるものではなく、例えば乳幼児の安全囲いの出入口の扉や、階段の転落防止用 の扉などにも適用可能である。
【0041】
【考案の効果】
本考案に係る扉装置によれば、斜め上方に回動されて開けられた扉が自重によ り元の位置に戻って出入口を自動的に閉じるようになっているので、わざわざ扉 を閉めなくて済み、便利であるとともに、扉の閉め忘れが防止される。また、そ の開口部を通過する際に、扉装置が邪魔にならず、スムーズに通過することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る扉装置の第1実施形態を示す全体
斜視図である。
【図2】その扉装置が工事現場の仮設足場に設置された
状態を示す要部斜視図である。
【図3】本考案に係る扉装置の第2実施形態を示す全体
斜視図である。
【図4】本考案に係る扉装置の第3実施形態を示す全体
斜視図である。
【図5】本考案に係る扉装置の第4実施形態を示す全体
斜視図である。
【図6】本考案に係る扉装置の第4実施形態の変形例を
示す要部斜視図である。
【図7】本考案に係る扉装置の第5施形態を示す全体斜
視図である。
【図8】その扉装置の要部平面図である。
【図9】その扉装置の支持部材と支軸体との取付構造を
示す要部縦断面図である。
【図10】その扉装置の楔の斜視図である。
【図11】本考案に係る扉装置の第6施形態を示す全体
斜視図である。
【図12】その扉装置の要部平面図である。
【符号の説明】 2,3,4,6,8,9 扉装置。 14 支柱 20,31,42 支軸体 21 扉 30,40,62,63,80,90 固定部材 41 枝部 60,61,83,93 支持部材 81,91 上半部 82,92 下半部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長谷川 祐蔵 神奈川県横浜市南区中里3−4−40

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向に対して傾いた軸のまわりに回
    動自在な扉と、この扉が出入口を塞ぐ位置で止まるよう
    に設けられたストッパーと、を備え、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
  2. 【請求項2】 鉛直方向に対して傾き、上面が開口する
    筒状の支軸体と、この支軸体のまわりに回動できるよう
    に基端部が当該支軸体の中に遊挿された扉と、この扉が
    出入口を塞ぐ位置で止まるように設けられたストッパー
    と、を備え、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
  3. 【請求項3】 ほぼ鉛直方向に立設された支柱と、この
    支柱に傾いた状態で固定された支軸体と、この支軸体に
    当該支軸体の軸のまわりに回動自在に支持された扉と、
    この扉が出入口を塞ぐ位置で止まるように設けられたス
    トッパーと、を備え、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
  4. 【請求項4】 鉛直方向に対して傾いた支軸体と、この
    支軸体の軸のまわりに回動できるように基端部が当該支
    軸体に外嵌された扉と、この扉の基端部が支軸体から抜
    けないように設けられた抜止め部材と、前記扉が出入口
    を塞ぐ位置で止まるように設けられたストッパーと、を
    備え、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
  5. 【請求項5】 固定部材に鉛直方向に対して傾いた状態
    で固定された支軸体と、この支軸体に当該支軸体の軸の
    まわりに回動自在に支持された扉と、前記固定部材に組
    み合わせて設けられ、支軸体の傾きを調整するための傾
    き調整機構と、前記扉が出入口を塞ぐ位置で止まるよう
    に設けられたストッパーと、を備え、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
  6. 【請求項6】 固定部材に側方に伸びるように設けられ
    た枝部と、この枝部に当該枝部を軸として回動可能に取
    り付けられ、鉛直方向に対して傾いた支軸体と、この支
    軸体を任意の傾き位置で枝部に固定するための固定手段
    と、前記支軸体に当該支軸体の軸のまわりに回動自在に
    支持された扉と、前記扉が出入口を塞ぐ位置で止まるよ
    うに設けられたストッパーと、を備え、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
  7. 【請求項7】 ほぼ鉛直方向に立設された支柱と、この
    支柱に上下に取り付けられた一対の支持部材と、前記一
    対の支持部材に跨がって設けられ、鉛直方向に対して傾
    いた支軸体と、この支軸体に当該支軸体の軸のまわりに
    回動自在に支持された扉と、この扉が出入口を塞ぐ位置
    で止まるように設けられたストッパーと、を備え、 前記一対の支持部材における一方に対する他方の相対的
    な長さ、相対的な高さまたは相対的な向きの少なくとも
    一つを調整することにより支軸体の傾きを変えることが
    できるように構成され、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
  8. 【請求項8】 ほぼ鉛直方向に立設された支柱と、この
    支柱に上下に固定され、少なくとも一方が当該支柱のま
    わりに回動可能に設けられると共に、少なくとも一方が
    取り付け高さ位置を調整できる一対の固定部材と、この
    一対の固定部材に夫々側方に伸びるように設けられ、長
    さ調整が可能な一対の支持部材と、前記一対の支持部材
    を貫通して設けられ、鉛直方向に対して傾いた支軸体
    と、この支軸体に当該支軸体の軸のまわりに回動自在に
    支持された扉と、この扉が出入口を塞ぐ位置で止まるよ
    うに設けられたストッパーと、を備え、 前記扉が斜め上方に回動されることにより出入口が開
    き、開いた扉が自重によって戻ることを特徴とする自閉
    式扉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009562A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Nikko Co Ltd 仮設足場用の開閉式手摺
CN108412399A (zh) * 2018-04-20 2018-08-17 刘小林 一种自闭式安全门

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JP2014009562A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Nikko Co Ltd 仮設足場用の開閉式手摺
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