JP3033215B2 - 鉛蓄電池用格子体の連続鋳造装置 - Google Patents

鉛蓄電池用格子体の連続鋳造装置

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JP3033215B2
JP3033215B2 JP3034250A JP3425091A JP3033215B2 JP 3033215 B2 JP3033215 B2 JP 3033215B2 JP 3034250 A JP3034250 A JP 3034250A JP 3425091 A JP3425091 A JP 3425091A JP 3033215 B2 JP3033215 B2 JP 3033215B2
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悟 田中
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池用格子体の連
続鋳造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉛蓄電池用格子体の連続鋳造装置
は、例えば図4に示す回転鋳型1と溶湯供給部2とを用
いて連続的に格子体を製造している。回転鋳型1は図示
しない軸心の中心を図示の矢印Fの方向に回転する円筒
または円柱状の鋳型本体1aを備えており、鋳型本体1
aの外周面1bには彫り込み部1cが形成してある。こ
の彫り込み部1cには溶湯供給部2から溶湯が供給され
る。
【0003】溶湯供給部2は、供給部本体2aと蓋板部
2bとを備えており、蓋板部2bによって閉じられた供
給部本体2aの内部には溶湯供給路3が形成されてい
る。供給部本体2aは回転鋳型1の外周面に沿い且つ回
転鋳型1の軸線方向に延びており、供給部本体2aの一
対の側壁部2c,2dにはそれぞれ貫通孔が形成されて
おり、この貫通孔には図示しない溶湯供給源に接続され
た溶湯供給配管4a,4bが接続されている。供給部本
体2aの底壁部2eは、回転鋳型1の外周面1bと接触
するように湾曲した接触面2fを備えており、また底壁
部2eには接触面2fに開口し且つ溶湯供給路3に連通
する溶湯供給用湯口5(以下湯口と言う。)が形成され
ている。湯口5は、回転鋳型1の軸線方向に沿って延び
ている。図示しない溶湯供給源から一方の溶湯供給配管
4bを通して供給された鉛合金溶湯は、溶湯溜め部を構
成している溶湯供給路3内に充填される。溶湯は、湯口
5を通して回転鋳型1の彫り込み部1cに所定の圧力で
連続供給されるとともに、溶湯供給配管4aを通して溶
湯供給源に戻される。溶湯供給部2の接触面3fと回転
鋳型1の彫り込み部1cの底部との間には、鋳造空間が
形成されており、この鋳造空間に供給された溶湯は回転
鋳型1が回転する間に凝固して、連続的に格子体が鋳造
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の連
続鋳造装置では、溶湯に所定の圧力を加えて溶湯を湯口
5から接触面2fと回鋳型1の彫り込み部1cの底部と
の間に形成された鋳造空間に供給するため、その圧力で
回転鋳型1の回転方向(矢印Fの方向)とは逆方向側の
鋳造空間にも鉛合金溶湯が流入する。連続して格子体を
製造するためには、回転鋳型1の表面に形成される彫り
込み部1cには、回転鋳型1の周方向に連続して延びる
彫り込み部が必ず存在する。そのため周方向に連続して
延びる彫り込み部に相当する部分では、逆方向に流入し
た鉛合金溶湯が凝固してやがて凝固物6となる。凝固物
6が大きくなると、回転鋳型1との接触抵抗が大きくな
り、凝固物6は回転鋳型1の回転により徐々に湯口5へ
と運ばれる。図5に示すように、凝固物6は湯口5に運
ばれると、湯口5を閉塞するように湯口5付近に残留し
てしまう。そのため湯口5から彫り込み部1cへの鉛合
金溶湯の供給が凝固物6により部分的に阻害され、比較
的早い時期に凝固物6を除去する必要が生じ、連続して
鋳造できる格子体の枚数を増やすことができなかった。
【0005】本発明は、上記問題を解決して、連続して
鋳造できる格子体の枚数を増やすことができる装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明を図1に示されて
いる実施例をもとに説明すると、本発明は周方向に連続
して延びる彫り込み部10cを有する回転鋳型10と、
回転鋳型10の外周面10bと接触する接触面20f,
該接触面に開口する溶湯供給用湯口50及び溶湯供給用
湯口50に溶湯を供給する溶湯供給路30を備えて回転
鋳型10に連続的に溶湯を供給する溶湯供給部20とを
備えた鉛蓄電池用格子体の連続鋳造装置を改良の対象と
して、本発明においては、溶湯供給部20に、溶湯供給
用湯口50に沿って接触面20fに開口する凹部7を形
成する。この凹部7は溶湯供給用湯口50に対して回転
鋳型の回転方向とは逆方向側の位置に設けられている。
【0007】
【作用】溶湯供給用湯口50に対して回転鋳型10の回
転方向とは逆方向側の位置に設けた凹部7には、周方向
に連続する彫り込み部10cに供給されて回転鋳型10
の回転方向Fとは逆方向側の部分に流入した溶湯が入り
込む。凹部7に入り込んだ溶湯は凹部7内に入り込んだ
状態で凝固するため、回転鋳型10の回転方向とは逆方
向側の位置に流入して凝固した凝固物60は、凹部7に
引っ掛かった状態となる。そのため凝固物60は、湯口
50側へ運ばれることなく凹部7付近に残留し、溶湯供
給用湯口50を閉塞することがない。また、凝固物60
が凹部7付近に残留することによって周方向に連続して
延びる彫り込み部10cに関しては、回転鋳型10の回
転方向Fとは逆方向側に溶湯が流入するのを防ぐことが
できる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
【0009】図1は、本発明の連続鋳造装置の要部の概
略を示す断面図であり、図2は、本発明の連続鋳造装置
の溶湯供給部付近の拡大断面図である。図4に示した従
来の装置と同じ部分については、図4に示した符号を1
0倍した符号を付してある。10はステンレス製の温度
調節可能な回転鋳型であり、この回転鋳型10は図示し
ない駆動モ−タにより駆動軸11を中心にして矢印Fの
方向に回転する。回転鋳型10の外周面10bには格子
体を形成する彫り込み部が形成されており、この彫り込
み部の中には少なくとも一本の周方向に連続する彫り込
み部10cが含まれている。溶湯供給部20は鉛合金溶
湯の循環を容易にするために、必要に応じて加熱が行え
る適宜な加熱手段(図示せず)を具備している。また溶
湯供給部20は、回転鋳型10の真上に配置され、回転
鋳型10と密接して接触するように図示しないばね手段
を用いて回転鋳型10に付勢されている。溶湯供給部2
0の底壁部20eには、湯口50に対して回転鋳型10
の回転方向とは逆方向側の部分に凹部7が形成されてい
る。この凹部7は、湯口50に沿って接触面20fに開
口するように形成されている。本実施例の凹部7は、湯
口50に沿って連続して延びているが、この凹部7は少
なくとも周方向に連続して延びる彫り込み部10cに対
応して設けられていればよい。またこの凹部7は、溶湯
が入り込んで内部で凝固し、凝固物60の移動を防止す
ることができるものであれば、その形状は任意である。
12は、回転鋳型10から成形した格子体13を剥ぎ取
るためのスクレ―パである。鋳造を連続して行っている
際に、鉛合金溶湯が彫り込み部10cの回転鋳型10の
回転方向Fと逆方向側の部分に流入すると、この鉛合金
溶湯は溶湯供給部20に設けた凹部7内に流入する。こ
の状態で鉛合金溶湯が凝固すると図3に示す凝固物60
のように凹部7内で鉛合金溶湯の一部が凝固する。この
ようにして凝固した凝固物60は回転鋳型10が連続的
に回転しても湯口50側へ運ばれることなく凹部7付近
に残留する。また、凝固物6が凹部7付近に残留するこ
とによって回転鋳型10の回転方向Fと逆方向側の彫り
込み部10cの部分への鉛合金溶湯の流入を防ぐことも
できる。
【0010】次に試験に用いた具体的な実施例における
各部の寸法について説明する。
【0011】試験では直径300mm,幅91mmの寸法の
回転鋳型を用い、回転鋳型10の外周面には長さ122
mm,幅56mm,耳部の長さ10mm,耳部の幅10mmの格
子体を8枚製造できる彫り込み部を形成してある。湯口
50は周方向の長さ8mm,軸線方向の幅60mmの寸法を
有しており、溶湯供給部20と回転鋳型10との回転方
向側接触部(図中aで示す部分)の周方向の長さは60
mmに形成されている。また凹部7は周方向の長さ5mm,
軸線方向の幅60mm,深さ5mmの寸法で形成されてお
り、湯口50から周方向に5mmの間隔を隔てて設けられ
ている。
【0012】本実施例の装置と凹部7を形成しない図4
に示した従来の装置とを用いて、Pb−1.5Sb合金
を、給湯温度550℃、鋳型温度120℃、鋳型回転数
20rpm の条件で10分間鋳造し、連続して得られる格
子体の枚数をそれぞれ調べた。従来の装置では鋳造中に
湯切れ(湯口閉塞)が起り、格子体は約150枚しか得
られなかった。これに対して本発明の装置を用いると、
湯切れ(湯口閉塞)は1度も起らず、約1600枚の格
子体を得ることができた。
【0013】
【発明の効果】本発明の連続鋳造装置によれば、溶湯供
給用湯口に対して回転鋳型の回転方向とは逆方向側の位
置に凹部を設けているので、回転鋳型の回転方向とは逆
方向側の位置に流入して凝固した凝固物をこの凹部に引
っ掛けて固定することができ、凝固物の移動を阻止し
て、凝固物により湯口が閉塞されるのを防止できる。ま
た、凝固物が凹部付近に残留することによって周方向に
連続して延びる彫り込み部に関しては、回転鋳型の回転
方向とは逆方向側に溶湯が流入するのを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続鋳造装置の概要を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の連続鋳造装置の溶湯供給部付近の拡大
部分断面図である。
【図3】凹部付近に凝固物が残留しているようすを示す
部分断面図である。
【図4】従来の連続鋳造装置の溶湯供給部付近の構造を
示す部分断面図である。
【図5】従来の連続鋳造装置の湯口付近に凝固物が残留
しているようすを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,10 回転鋳型 1b,10b 外周面 1c,10c 彫り込み部 2,20 溶湯供給部 2f,20f 接触面 3,30 溶湯供給路 5,50 湯口 6,60 凝固物 7 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に連続する彫り込み部を有する回転
    鋳型と、前記回転鋳型の外周面と接触する接触面,該接
    触面に開口する溶湯供給用湯口及び該溶湯供給用湯口に
    溶湯を供給する溶湯供給路を備えて前記回転鋳型に連続
    的に溶湯を供給する溶湯供給部とを備えた鉛蓄電池用格
    子体の連続鋳造装置であって、前記溶湯供給部には前記
    溶湯供給用湯口に沿って前記接触面に開口する凹部が形
    成され、該凹部は前記溶湯供給用湯口に対して前記回転
    鋳型の回転方向とは逆方向側の位置に設けられているこ
    とを特徴とする鉛蓄電池用格子体の連続鋳造装置。
JP3034250A 1991-02-28 1991-02-28 鉛蓄電池用格子体の連続鋳造装置 Expired - Lifetime JP3033215B2 (ja)

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JPH04274165A JPH04274165A (ja) 1992-09-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102124732B1 (ko) * 2019-12-10 2020-06-18 최항식 배터리 극판의 연속 제조금형

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102124732B1 (ko) * 2019-12-10 2020-06-18 최항식 배터리 극판의 연속 제조금형

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JPH04274165A (ja) 1992-09-30

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