JPH072130Y2 - 双ドラム式帯板連続鋳造装置 - Google Patents

双ドラム式帯板連続鋳造装置

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JPH072130Y2
JPH072130Y2 JP8451089U JP8451089U JPH072130Y2 JP H072130 Y2 JPH072130 Y2 JP H072130Y2 JP 8451089 U JP8451089 U JP 8451089U JP 8451089 U JP8451089 U JP 8451089U JP H072130 Y2 JPH072130 Y2 JP H072130Y2
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JP
Japan
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molten metal
gas
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drum type
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JP8451089U
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邦政 佐々木
恵一 山本
尚 古谷
英麿 竹内
秀毅 岡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、湯溜り部をガスシールするシールチャンバを
改良した双ドラム式帯板連続鋳造装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は、従来の双ドラム式薄帯板連続鋳造装置一例の
要部を示す破断正面図である。
第3図において、101は1対の水冷ドラムであり、薄帯
鋼Sの板厚T相当の隙間を形成して軸受102に支承さ
れ、図示しない駆動装置によって互いに反対方向に同一
速度で回転する。103は1対のサイドダムであり、双方
の水冷ドラム101の側面に押圧されて摺動するように装
設され、双方の水冷ロール101の外周面とで湯溜り部110
が形成されている。104はシールチャンバであり、湯溜
り部110を封止するように装設されている。そしてその
上面にはアルゴンガス供給口105が設けられている。106
は浸漬ノズルであり、シールチャンバ104の上部を貫通
し、湯溜り部110の溶鋼Rに浸漬するように装設されて
いる。
この装置では、アルゴンガス供給口105からシールチャ
ンバ104内にアルゴンガスAを供給して充満し、双方の
水冷ドラム101を回転しながら、図示しないタンディシ
ュ内の溶鋼Rを浸漬ノズル106から湯溜り部110に供給す
る。この溶鋼Rを水冷ドラム101の外周面で冷却し、連
続して凝固させてシェルS1を形成し、下方へ引抜いて薄
帯鋼Sを連続鋳造する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来の装置では、前述のように、湯溜り
部のガスシールにアルゴンガスを使用して無酸化雰囲気
としているが、このアルゴンガスは、冷却ドラムと溶融
金属の接触部に侵入し、しかも溶融金属に溶込まないの
で、冷却ドラムの外周面と溶融金属から形成されたシェ
ルの間にアルゴンガス膜を生成する。
このアルゴンガス膜の膜厚は、シェルによる加熱のため
膨張して不均一になり、シェルが不均一に凝固して鋳造
されるので、薄帯板の板形状、表面性状等が低下する。
本考案は上記課題を解決するために提案されたものであ
り、双ドラム式帯板連続鋳造装置によって連続鋳造され
る帯板の板形状、表面性状を向上させる装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案の双ドラム式帯板連続
鋳造装置は、回転する1対の冷却ドラムと1対のサイド
ダムとで形成した湯溜り部をシールチャンバで覆って不
活性ガスでシールし、溶融金属を連続的に供給して帯板
を連続鋳造する装置において、前記各々の冷却ドラムの
外周面との間にガスを流通させ得る隙間をそれぞれ形成
しかつこの隙間の開口部が前記湯溜り部の溶融金属に浸
漬するように前記シールチャンバに内装した1対のバッ
フルと、前記双方の隙間にそれぞれ連結した溶融金属可
溶ガス供給手段とを具備したものである。
〔作用〕
本考案では、帯板を連続鋳造するに際し、湯溜り部に溶
融金属を供給し、シールチャンバ内に不活性ガスを供給
して前記溶融金属の湯面をシールすると共に、溶融金属
可溶ガス供給手段からバッフルと冷却ドラムとの隙間を
介して溶融金属の冷却ドラムの外周面との接触部に溶融
金属可溶ガスを供給してシールする。
このとき、溶融金属と冷却ドラムの外周面との間に侵入
した溶融金属可溶ガスは溶融金属に溶込み、ガス膜の生
成が防止され、鋳造される帯状板の板形状、表面性状等
が低下することがない。
一方、湯溜り部の溶融金属湯面の大部分は溶融金属に溶
込まない不活性ガスによってシールされていて、溶融金
属と溶融金属可溶ガスとが接触する面積は微小であるた
めに、溶融金属中の溶融ガス濃度はほとんど上昇しな
い。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図によって具
体的に説明するが、第3図に示される従来技術に係る装
置と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
第1図及び第2図において、1は1対のバッフルであ
り、湯溜り部110の双方の水冷ドラム101の外周面との間
にそれぞれ所定の隙間を形成し、その下端部に溶鋼Rに
浸漬するように、シールチャンバ104の内部に固設され
ている。5は1対の窒素ガス供給口であり、シールチャ
ンバ104の両側面を貫通して双方のバッフル1にそれぞ
れ固着され、バッフル1と水冷ドラム101との間の間隙
に開口しており、図示しない窒素ガス供給装置に連結さ
れている。
本実施例では、薄帯鋼Sを連続鋳造するに際し、アルゴ
ンガス供給口105からシールチャンバ104内にアルゴンガ
スAを供給して充満し、双方の水冷ドラム101を回転し
ながら、溶鋼Rを浸漬ノズル106から湯溜り部101に供給
する。次いで窒素ガス供給口5からバッフル1と水冷ド
ラム101の外周面との間に窒素ガスNを前記アルゴンガ
スAとほぼ同じ圧力で供給して溶鋼Rの表面をシール
し、溶鋼Rを水冷ドラム101で冷却して凝固させ、シュ
ルS1を形成して下方へ引抜く。
このとき、窒素ガスNは、水冷ドラム101と溶鋼Rの接
触部に侵入するが溶鋼Rに溶込み、ガス膜の生成を防止
し、鋳造される板状体の板形状、表面性状等の低下を防
ぐことができる。
一方、湯溜り部110の溶鋼R湯面の大部分は、溶鋼Rに
溶込まないアルゴンガスAでシールされていて、溶鋼R
が窒素ガスNと接触する面積は微小なので溶鋼R中の溶
融ガス濃度はほとんど上昇せず、鋳造される板状体の品
質に影響を与えることがない。
なお、本考案に使用されるガスは、上記実施例で使用さ
れたものに限定されるものではなく、シールガスとして
はアルゴンの外に各種の不活性ガスを用いてもよく、ま
た溶融金属可溶ガスとしては窒素の外に炭酸ガス、空気
或いはこれらと不活性ガスとの混合ガスを用いてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案では、シールチャン
バ内の1対のバッフルと双方の冷却ドラム外周面との間
の隙間から溶融金属の湯面の前記冷却ドラム外周面との
接触部に溶融金属可溶ガスを供給することにより、溶融
金属が凝固してシェルを形成する際に、侵入した溶融金
属可溶ガスは溶融金属に溶込み、冷却ドラムとシェルと
の間にガス膜を生成することがない。
したがって、シェルと冷却ドラム外周面との接触が均一
になり、連続鋳造される帯板の板形状及び表面性状を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である双ドラム式薄帯板連続
鋳造装置の要部を示す破断正面図、第2図は第1図のII
-II線断面、第3図は従来の双ドラム式薄帯板連続鋳造
装置の一例の要部を示す破断正面図である。 1……バッフル、5……窒素ガス供給口、101……水冷
ドラム、103……サイドダム、104……シールチャンバ、
105……アルゴンガス供給口、110……湯溜り部、A……
アルゴンガス、N……窒素ガス、R……溶鋼、S……薄
帯鋼、S1……シェル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古谷 尚 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)考案者 竹内 英麿 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)考案者 岡 秀毅 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する一対の冷却ドラムと1対のサイド
    ダムとで形成した湯溜り部をシールチャンバで被覆して
    不活性ガスでシールし、溶融金属を連続的に供給して帯
    板を連続鋳造する装置において、前記各々の冷却ドラム
    の外周面との間にガス流通可能な隙間をそれぞれ形成し
    かつこの隙間の開口部が前記湯溜り部の溶融金属に浸漬
    するように前記シールチャンバに内装した1対のバッフ
    ルと、前記双方の隙間にそれぞれ連結した溶融金属可溶
    ガス供給手段とを具備したことを特徴とする双ドラム式
    帯板連続鋳造装置。
JP8451089U 1989-07-20 1989-07-20 双ドラム式帯板連続鋳造装置 Expired - Lifetime JPH072130Y2 (ja)

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JP8451089U JPH072130Y2 (ja) 1989-07-20 1989-07-20 双ドラム式帯板連続鋳造装置
US07/554,190 US5103895A (en) 1989-07-20 1990-07-17 Method and apparatus of continuously casting a metal sheet
CA002021589A CA2021589C (en) 1989-07-20 1990-07-19 Method and apparatus of continuously casting a metal sheet
AU59156/90A AU616848B2 (en) 1989-07-20 1990-07-19 Method and apparatus of continuously casting a metal sheet
ES90307958T ES2045817T3 (es) 1989-07-20 1990-07-20 Metodo y aparato para la colada continua de chapa metalica.
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BR909003531A BR9003531A (pt) 1989-07-20 1990-07-20 Metodo e aparelho para fundicao continua de folha metalica
EP90307958A EP0409645B1 (en) 1989-07-20 1990-07-20 Method and apparatus of continuously casting a metal sheet
KR1019900011086A KR950001385B1 (ko) 1989-07-20 1990-07-20 금속시트의 연속주조방법 및 장치
US08/042,860 US5368088A (en) 1989-07-20 1993-04-05 Apparatus of continuously casting a metal sheet

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JPH0324350U JPH0324350U (ja) 1991-03-13
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FR2732627B1 (fr) * 1995-04-07 1997-04-30 Usinor Sacilor Procede et dispositif de reglage du bombe des cylindres d'une installation de coulee de bandes metalliques
JP4610787B2 (ja) * 2001-05-18 2011-01-12 三菱重工業株式会社 双ドラム式連続鋳造装置
JP2003266153A (ja) * 2002-03-14 2003-09-24 Nippon Steel Corp 双ドラム式連続鋳造機による薄肉鋳片の鋳造方法

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