JP3033064B2 - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
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- JP3033064B2 JP3033064B2 JP3031581A JP3158191A JP3033064B2 JP 3033064 B2 JP3033064 B2 JP 3033064B2 JP 3031581 A JP3031581 A JP 3031581A JP 3158191 A JP3158191 A JP 3158191A JP 3033064 B2 JP3033064 B2 JP 3033064B2
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- Japan
- Prior art keywords
- thermal head
- glaze layer
- layer
- glaze
- substrate
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印字効率をより向上
させたサーマルプリントヘッドに関する。
させたサーマルプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルヘッドには、パーシャル
グレーズ式、ダブルパーシャルグレーズ式、ツルゥエッ
ジ式のものがある。パーシャルグレーズ式のサーマルヘ
ッドは、図7に示すように、基板1の端部上面に、幅が
300〜1200μm程で、曲率を持った部分グレーズ
層2上に抵抗膜層3を形成し、この抵抗膜層3のグレー
ズ層2の頂部に発熱部4を形成するために、グレーズ層
2の頂部をおいて、両側に共通電極5と個別電極6を形
成し、さらにその上面を保護膜7で覆ったものである。
また、ダブルパーシャルグレーズ式のサーマルヘッド
は、図8に示すように、パーシャルグレーズ式の発熱部
4の下方のグレーズ層2aのみをグレーズエッチング等
にて凸状に盛り上げたものである。
グレーズ式、ダブルパーシャルグレーズ式、ツルゥエッ
ジ式のものがある。パーシャルグレーズ式のサーマルヘ
ッドは、図7に示すように、基板1の端部上面に、幅が
300〜1200μm程で、曲率を持った部分グレーズ
層2上に抵抗膜層3を形成し、この抵抗膜層3のグレー
ズ層2の頂部に発熱部4を形成するために、グレーズ層
2の頂部をおいて、両側に共通電極5と個別電極6を形
成し、さらにその上面を保護膜7で覆ったものである。
また、ダブルパーシャルグレーズ式のサーマルヘッド
は、図8に示すように、パーシャルグレーズ式の発熱部
4の下方のグレーズ層2aのみをグレーズエッチング等
にて凸状に盛り上げたものである。
【0003】ツルゥエッジ式のサーマルヘッドは、図9
に示すように、基板1の端面にグレーズ層2及び発熱部
4を設けたものである。また、その変形として図10に
示すように、基板1の端部を一部斜めにカットし、基板
1の上面1A の他に斜面1B及び端面1C にもグレーズ
層2A ,2B ,2C を形成し、斜面1B に発熱部4を形
成したものがある。
に示すように、基板1の端面にグレーズ層2及び発熱部
4を設けたものである。また、その変形として図10に
示すように、基板1の端部を一部斜めにカットし、基板
1の上面1A の他に斜面1B及び端面1C にもグレーズ
層2A ,2B ,2C を形成し、斜面1B に発熱部4を形
成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッドでは、
ラフ紙対応印字及び印字効率アップのためには、発熱抵
抗体部の、リボン、被転写紙及びプラテンへの圧力集中
が必要であるが、上記した従来のサーマルヘッドのう
ち、パーシャルグレーズ式、ダブルパーシャルグレーズ
式のものは、図11に示すように、発熱部4を有するグ
レーズ層2のインクリボン8、被転写紙9を介してのプ
ラテンゴム10への当接が広範囲となり、発熱部4の圧
力集中が十分に得られないという問題がある。この問題
点は、ツルゥエッジ式のもので或る程度解消される。し
かし、図9のツルゥエッジ式のものでは、現状基板厚が
2mm程度と厚めであり、なお、ツルゥエッジ式の本来
の特徴を十分に発揮できない。また、図9、図10のサ
ーマルヘッドに共通する点であるが、基板の側端面部を
加工して、端面部に印刷を行うものであるため、大きな
基板から一度に多数個取りができず、その結果、1個当
たりのコストが高くなるという問題があった。
ラフ紙対応印字及び印字効率アップのためには、発熱抵
抗体部の、リボン、被転写紙及びプラテンへの圧力集中
が必要であるが、上記した従来のサーマルヘッドのう
ち、パーシャルグレーズ式、ダブルパーシャルグレーズ
式のものは、図11に示すように、発熱部4を有するグ
レーズ層2のインクリボン8、被転写紙9を介してのプ
ラテンゴム10への当接が広範囲となり、発熱部4の圧
力集中が十分に得られないという問題がある。この問題
点は、ツルゥエッジ式のもので或る程度解消される。し
かし、図9のツルゥエッジ式のものでは、現状基板厚が
2mm程度と厚めであり、なお、ツルゥエッジ式の本来
の特徴を十分に発揮できない。また、図9、図10のサ
ーマルヘッドに共通する点であるが、基板の側端面部を
加工して、端面部に印刷を行うものであるため、大きな
基板から一度に多数個取りができず、その結果、1個当
たりのコストが高くなるという問題があった。
【0005】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たものであって、発熱部への圧力集中の良好な、従って
印字効率の良いものを、しかも従来のものに比して低価
格で実現し得るサーマルヘッドを提供することを目的と
している。
たものであって、発熱部への圧力集中の良好な、従って
印字効率の良いものを、しかも従来のものに比して低価
格で実現し得るサーマルヘッドを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明のサー
マルヘッドは、絶縁基板にグレーズ層を形成し、このグ
レーズ層上に抵抗膜層を形成し、この抵抗膜層上に発熱
部を形成する間隔をおいて、共通電極と個別電極が形成
され、前記発熱部、共通電極及び個別電極を覆って保護
膜層が形成されてなるものにおいて、前記グレーズ層の
上面部とこの上面部に直角又はほぼ直角に連続する側面
部に前記抵抗膜層を形成し、グレーズ層の側面部上に位
置する抵抗膜層部分に基板の側端面方向に延びる共通電
極を設け、グレーズ層の上面部上に位置する抵抗膜層部
分に個別電極を設け、グレーズ層の上面部と側面部が交
差するコーナ部に前記発熱部を形成したことを特徴とす
る。
マルヘッドは、絶縁基板にグレーズ層を形成し、このグ
レーズ層上に抵抗膜層を形成し、この抵抗膜層上に発熱
部を形成する間隔をおいて、共通電極と個別電極が形成
され、前記発熱部、共通電極及び個別電極を覆って保護
膜層が形成されてなるものにおいて、前記グレーズ層の
上面部とこの上面部に直角又はほぼ直角に連続する側面
部に前記抵抗膜層を形成し、グレーズ層の側面部上に位
置する抵抗膜層部分に基板の側端面方向に延びる共通電
極を設け、グレーズ層の上面部上に位置する抵抗膜層部
分に個別電極を設け、グレーズ層の上面部と側面部が交
差するコーナ部に前記発熱部を形成したことを特徴とす
る。
【0007】このサーマルヘッドによれば、グレーズ層
の上面部とこの上面部に直角又はほぼ直角に連続する側
面部に抵抗膜層を形成し、そのグレーズ層の側面部上に
位置する抵抗膜層部分に基板の側端面方向に延びる共通
電極を設け、グレーズ層の上面部と側面部が交差するコ
ーナ部に発熱部を形成しているので、印字媒体(被転写
紙)に対する発熱部の接触性が向上し、インクリボンを
用いて印字する際にインクリボンの引き剥がし角度を大
きくすることができる。従って、印字品位を向上でき、
インクリボンを用いた場合でも良好に印字することが可
能となる。又、発熱部のないグレーズ層及び基板部への
無駄な圧力分散がなくなり、発熱部に圧力が十分集中す
る。また、グレーズ基板をハーフカットすることによ
り、多数個取り基板を、分割することなく、次工程の成
膜及びパターニング工程へ移行できるため、大量生産が
可能であり、1個当たりのコストが低くなる。
の上面部とこの上面部に直角又はほぼ直角に連続する側
面部に抵抗膜層を形成し、そのグレーズ層の側面部上に
位置する抵抗膜層部分に基板の側端面方向に延びる共通
電極を設け、グレーズ層の上面部と側面部が交差するコ
ーナ部に発熱部を形成しているので、印字媒体(被転写
紙)に対する発熱部の接触性が向上し、インクリボンを
用いて印字する際にインクリボンの引き剥がし角度を大
きくすることができる。従って、印字品位を向上でき、
インクリボンを用いた場合でも良好に印字することが可
能となる。又、発熱部のないグレーズ層及び基板部への
無駄な圧力分散がなくなり、発熱部に圧力が十分集中す
る。また、グレーズ基板をハーフカットすることによ
り、多数個取り基板を、分割することなく、次工程の成
膜及びパターニング工程へ移行できるため、大量生産が
可能であり、1個当たりのコストが低くなる。
【0008】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例を示すサーマ
ルヘッドの要部断面図である。この実施例のサーマルヘ
ッドは、アンダーグレーズ層2を上面に形成した基板1
に、抵抗膜層3、共通電極5及び個別電極6を形成し、
さらに保護膜7で覆う基本構成において、従来のものと
特に変わるところはない。
に説明する。図1は、この発明の一実施例を示すサーマ
ルヘッドの要部断面図である。この実施例のサーマルヘ
ッドは、アンダーグレーズ層2を上面に形成した基板1
に、抵抗膜層3、共通電極5及び個別電極6を形成し、
さらに保護膜7で覆う基本構成において、従来のものと
特に変わるところはない。
【0009】この実施例のサーマルヘッドの特徴は、グ
レーズ層2の上面21と側面22の交差するコーナ部2
3に発熱部4を形成したことである。即ち、抵抗膜層3
をグレーズ層2の上面21から側面22にわたり形成す
るとともに、グレーズ層2の側面22に共通電極5を、
グレーズ層2の上面21に個別電極6を形成し、コーナ
部23に発熱部4が位置するように構成している。
レーズ層2の上面21と側面22の交差するコーナ部2
3に発熱部4を形成したことである。即ち、抵抗膜層3
をグレーズ層2の上面21から側面22にわたり形成す
るとともに、グレーズ層2の側面22に共通電極5を、
グレーズ層2の上面21に個別電極6を形成し、コーナ
部23に発熱部4が位置するように構成している。
【0010】図2は、この発明の他の実施例のサーマル
ヘッドの要部断面図である。このサーマルヘッドは、図
1のものがアンダーグレーズ層2のコーナ部23に発熱
部4を形成しているのに対し、部分グレーズ2を有する
ものである。このサーマルヘッドは、図8に示す従来の
サーマルヘッドの部分グレーズ2の頂部より基板1も含
めて垂直にカットした形状のものである。従って、この
実施例のサーマルヘッドの部分グレーズ2の厚みは中央
寄りで薄く、端縁で最も厚くなっている。このサーマル
ヘッドも、図1のものと同様、グレーズ層2の上面21
と側面22の交差するコーナ部23に発熱部4が位置す
るように、側面22に共通電極5、上面21に個別電極
6が形成されている。
ヘッドの要部断面図である。このサーマルヘッドは、図
1のものがアンダーグレーズ層2のコーナ部23に発熱
部4を形成しているのに対し、部分グレーズ2を有する
ものである。このサーマルヘッドは、図8に示す従来の
サーマルヘッドの部分グレーズ2の頂部より基板1も含
めて垂直にカットした形状のものである。従って、この
実施例のサーマルヘッドの部分グレーズ2の厚みは中央
寄りで薄く、端縁で最も厚くなっている。このサーマル
ヘッドも、図1のものと同様、グレーズ層2の上面21
と側面22の交差するコーナ部23に発熱部4が位置す
るように、側面22に共通電極5、上面21に個別電極
6が形成されている。
【0011】図1、図2に示したサーマルヘッドは、サ
ーマルヘッド本体の、直角、或いはほぼ直角のグレーズ
層のコーナ部に発熱部が形成されているので、感熱紙を
介してプラテンを押付けた場合、圧力を集中して発熱部
に加えることができる。図3は、この発明のさらに他の
実施例のサーマルヘッドの要部断面図である。上記図1
及び図2のサーマルヘッドのコーナ部23が角尖ってい
るのに対し、このサーマルヘッドのコーナ部23は、曲
率(R)を有する。図1のサーマルヘッドのコーナ部2
3では、カット時にカケ、バリが残っており、また面の
平滑度も低いため、パターン形成に若干の困難を伴う
が、このサーマルヘッドのコーナ部23は曲率が形成さ
れ、丸味を帯びているので、カケ、バリもなく、面の平
滑度も高く、パターン形成が容易である。
ーマルヘッド本体の、直角、或いはほぼ直角のグレーズ
層のコーナ部に発熱部が形成されているので、感熱紙を
介してプラテンを押付けた場合、圧力を集中して発熱部
に加えることができる。図3は、この発明のさらに他の
実施例のサーマルヘッドの要部断面図である。上記図1
及び図2のサーマルヘッドのコーナ部23が角尖ってい
るのに対し、このサーマルヘッドのコーナ部23は、曲
率(R)を有する。図1のサーマルヘッドのコーナ部2
3では、カット時にカケ、バリが残っており、また面の
平滑度も低いため、パターン形成に若干の困難を伴う
が、このサーマルヘッドのコーナ部23は曲率が形成さ
れ、丸味を帯びているので、カケ、バリもなく、面の平
滑度も高く、パターン形成が容易である。
【0012】次に、上記実施例(図1)のサーマルヘッ
ドの製造方法について説明する。まず、図4に示すよう
に、グレーズ層2が上面に形成されたセラミックの基板
1を、グレーズ層2の厚みを越える深さdにわたり、ハ
ーフカットし、溝11を形成する。この溝11は、グレ
ーズ層2のコーナ部23の角度αが直角又はほぼ直角と
なるように四角形状になっている。これにより、グレー
ズ層2の端部に側面22が形成される。最も、この実施
例では、溝11の深さdはグレーズ層2の厚みを越えて
いるが、場合(例えばグレーズ層2が厚い場合)によっ
ては、グレーズ層2の厚みを越えなくてもよい。なお、
図示していないが、基板1はサーマルヘッドが多数個取
りできる大きな基板であり、溝11は基板1内に複数本
形成される。
ドの製造方法について説明する。まず、図4に示すよう
に、グレーズ層2が上面に形成されたセラミックの基板
1を、グレーズ層2の厚みを越える深さdにわたり、ハ
ーフカットし、溝11を形成する。この溝11は、グレ
ーズ層2のコーナ部23の角度αが直角又はほぼ直角と
なるように四角形状になっている。これにより、グレー
ズ層2の端部に側面22が形成される。最も、この実施
例では、溝11の深さdはグレーズ層2の厚みを越えて
いるが、場合(例えばグレーズ層2が厚い場合)によっ
ては、グレーズ層2の厚みを越えなくてもよい。なお、
図示していないが、基板1はサーマルヘッドが多数個取
りできる大きな基板であり、溝11は基板1内に複数本
形成される。
【0013】上記ハーフカットした時点でグレーズ層2
のコーナ部23にはカケ、バリが残っているので、ここ
では熱処理を行わずにカケ、バリを除く。
のコーナ部23にはカケ、バリが残っているので、ここ
では熱処理を行わずにカケ、バリを除く。
【0014】続いて、熱処理後に、抵抗膜層3、共通電
極5及び個別電極6の成膜を行い、フォトリゾ工程で、
既に良く知られたパターン形成を行い、さらに、保護膜
7を成膜して図5に示すように分割前の基板を得る。そ
して、最後に、図5のA−A線で切断分割して、図6に
示す個別のサーマルヘッド12を得る。以上により、図
1のサーマルヘッドが完成したことになる。
極5及び個別電極6の成膜を行い、フォトリゾ工程で、
既に良く知られたパターン形成を行い、さらに、保護膜
7を成膜して図5に示すように分割前の基板を得る。そ
して、最後に、図5のA−A線で切断分割して、図6に
示す個別のサーマルヘッド12を得る。以上により、図
1のサーマルヘッドが完成したことになる。
【0015】この製造方法では、グレーズ層2をハーフ
カットし、且つコーナ部23を直角に形成するので、通
常の平面ヘッドと何ら変わらない工程となり、多数のサ
ーマルヘッドを同時に加工することができる。また、図
4の工程で、熱処理を行って、成膜処理及びパターン形
成を行うと、図3のサーマルヘッドが得られる。熱処理
は、800〜1000℃(現状、通常使用されているグ
レーズでは800〜1000℃ぐらいが適当であるが、
例えば今後高融点ガラス等が開発されれば、1000℃
以上としてもよい)で基板1を加熱することにより行
う。これにより、図面には示されていないが、グレーズ
層2のコーナ部23のカケ、バリが除去されるととも
に、コーナ部23に曲率が付いて、丸味ができる。
カットし、且つコーナ部23を直角に形成するので、通
常の平面ヘッドと何ら変わらない工程となり、多数のサ
ーマルヘッドを同時に加工することができる。また、図
4の工程で、熱処理を行って、成膜処理及びパターン形
成を行うと、図3のサーマルヘッドが得られる。熱処理
は、800〜1000℃(現状、通常使用されているグ
レーズでは800〜1000℃ぐらいが適当であるが、
例えば今後高融点ガラス等が開発されれば、1000℃
以上としてもよい)で基板1を加熱することにより行
う。これにより、図面には示されていないが、グレーズ
層2のコーナ部23のカケ、バリが除去されるととも
に、コーナ部23に曲率が付いて、丸味ができる。
【0016】なお、上記製造方法は、基板1の上面にア
ンダーグレーズ層2を形成したサーマルヘッドについて
説明したが、図2のように部分グレーズ層を有するもの
を製造する場合も、ほぼ同様の方法で製造することがで
きる。
ンダーグレーズ層2を形成したサーマルヘッドについて
説明したが、図2のように部分グレーズ層を有するもの
を製造する場合も、ほぼ同様の方法で製造することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、グレーズ層の上面部
とこの上面部に直角又はほぼ直角に連続する側面部に抵
抗膜層を形成し、そのグレーズ層の側面部上に位置する
抵抗膜層部分に基板の側端面方向に延びる共通電極を設
け、グレーズ層の上面部と側面部が交差するコーナ部に
発熱部を形成しているので、印字媒体(被転写紙)に対
する発熱部の接触性が向上し、インクリボンを用いて印
字する際にインクリボンの引き剥がし角度を大きくする
ことができる。従って、印字品位を向上でき、インクリ
ボンを用いた場合でも良好に印字することが可能とな
る。更に、発熱部への圧力集中が十分なサーマルヘッド
となり、ラフ紙に対し、良好な熱転写印字が可能とな
る。又、圧力集中により、印字効率も向上し、低エネル
ギーで印字可能となり、無駄な蓄熱もなくなり、印字の
高速化も可能となる。
とこの上面部に直角又はほぼ直角に連続する側面部に抵
抗膜層を形成し、そのグレーズ層の側面部上に位置する
抵抗膜層部分に基板の側端面方向に延びる共通電極を設
け、グレーズ層の上面部と側面部が交差するコーナ部に
発熱部を形成しているので、印字媒体(被転写紙)に対
する発熱部の接触性が向上し、インクリボンを用いて印
字する際にインクリボンの引き剥がし角度を大きくする
ことができる。従って、印字品位を向上でき、インクリ
ボンを用いた場合でも良好に印字することが可能とな
る。更に、発熱部への圧力集中が十分なサーマルヘッド
となり、ラフ紙に対し、良好な熱転写印字が可能とな
る。又、圧力集中により、印字効率も向上し、低エネル
ギーで印字可能となり、無駄な蓄熱もなくなり、印字の
高速化も可能となる。
【図1】この発明の一実施例のサーマルヘッドの要部断
面図である。
面図である。
【図2】この発明の他の実施例のサーマルヘッドの要部
断面図である。
断面図である。
【図3】この発明の他の実施例のサーマルヘッドの要部
断面図である。
断面図である。
【図4】この発明の実施例(図1)のサーマルヘッドの
製造方法を説明するための中間品の断面図である。
製造方法を説明するための中間品の断面図である。
【図5】この発明の実施例(図1)のサーマルヘッドの
製造方法を説明するための保護膜形成後、個別分割前の
中間品の断面図である。
製造方法を説明するための保護膜形成後、個別分割前の
中間品の断面図である。
【図6】この発明の実施例(図1)のサーマルヘッドの
製造方法を説明するための個別分割後のサーマルヘッド
を示す断面図である。
製造方法を説明するための個別分割後のサーマルヘッド
を示す断面図である。
【図7】従来のサーマルヘッドの一例を示す部分断面図
である。
である。
【図8】従来のサーマルヘッドの他の例を示す部分断面
図である。
図である。
【図9】従来のサーマルヘッドの他の例を示す部分断面
図である。
図である。
【図10】従来のサーマルヘッドの他の例を示す部分断
面図である。
面図である。
【図11】従来のサーマルヘッドの不具合を説明するた
めの説明図である。
めの説明図である。
1 基板 2 グレーズ層 3 抵抗膜層 4 発熱部 5 共通電極 6 個別電極 7 保護膜 22 側面 23 コーナ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−19154(JP,A) 特開 平3−227660(JP,A) 特開 平3−199055(JP,A) 特開 平2−99342(JP,A) 特開 平2−48960(JP,A) 特開 昭62−152888(JP,A) 実開 昭63−7543(JP,U) 実開 平2−104241(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 3/20 111 B B41J 3/20 111 C B41J 3/20 113 A
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁基板にグレーズ層を形成し、このグレ
ーズ層上に抵抗膜層を形成し、この抵抗膜層上に発熱部
を形成する間隔をおいて、共通電極と個別電極が形成さ
れ、前記発熱部、共通電極及び個別電極を覆って保護膜
層が形成されてなるサーマルヘッドにおいて、 前記グレーズ層の上面部とこの上面部に直角又はほぼ直
角に連続する側面部に前記抵抗膜層を形成し、グレーズ
層の側面部上に位置する抵抗膜層部分に基板の側端面方
向に延びる共通電極を設け、グレーズ層の上面部上に位
置する抵抗膜層部分に個別電極を設け、グレーズ層の上
面部と側面部が交差するコーナ部に前記発熱部を形成し
たことを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031581A JP3033064B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | サーマルヘッド |
TW081100133A TW243426B (ja) | 1991-01-30 | 1992-01-10 | |
TW082103117A TW212157B (ja) | 1991-01-30 | 1992-01-10 | |
US07/824,949 US5367320A (en) | 1991-01-30 | 1992-01-24 | Thermal head and system including the same |
EP95110722A EP0683053B1 (en) | 1991-01-30 | 1992-01-28 | Thermal head and system including the same |
EP92300709A EP0497551B1 (en) | 1991-01-30 | 1992-01-28 | Thermal printing head and system including the same |
DE69209333T DE69209333T2 (de) | 1991-01-30 | 1992-01-28 | Thermodruckkopf und Vorrichtung dafür |
DE69233500T DE69233500T2 (de) | 1991-01-30 | 1992-01-28 | Thermodruckkopf und Vorrichtung dafür |
KR1019920001439A KR100238516B1 (ko) | 1991-01-30 | 1992-01-30 | 서멀헤드, 그 제조방법 및 이를 구비하는 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031581A JP3033064B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | サーマルヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04244861A JPH04244861A (ja) | 1992-09-01 |
JP3033064B2 true JP3033064B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=12335156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3031581A Expired - Fee Related JP3033064B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033064B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2617246B2 (ja) * | 1991-01-31 | 1997-06-04 | ローム株式会社 | サーマルヘッドの製造方法 |
US5514524A (en) * | 1993-11-22 | 1996-05-07 | Rohm Co., Ltd. | Method of making thermal printhead |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0248960A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-19 | Alps Electric Co Ltd | サーマルヘッド |
JPH0299342A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-11 | Alps Electric Co Ltd | サーマルヘッド |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP3031581A patent/JP3033064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04244861A (ja) | 1992-09-01 |
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