JP3032734B2 - 耐火材被覆管継手 - Google Patents

耐火材被覆管継手

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JP3032734B2
JP3032734B2 JP21994997A JP21994997A JP3032734B2 JP 3032734 B2 JP3032734 B2 JP 3032734B2 JP 21994997 A JP21994997 A JP 21994997A JP 21994997 A JP21994997 A JP 21994997A JP 3032734 B2 JP3032734 B2 JP 3032734B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、耐火性を有する
被覆体により被覆されている合成樹脂製の下水用管継手
において、被覆体を補強する補強体を備える耐火材被覆
管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の耐火材被覆管継手の一例
を示す縦断面図である。この耐火材被覆管継手27は、
ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリ塩化ビニール
等の熱可塑性合成樹脂を材料として射出成形により製造
された管継手1と、この管継手1の外側表面1aを被覆
する被覆体28と、から成っている。被覆体28は、セ
メント、骨材、及び水を混合して固めた耐火性を有する
モルタルからなるものである。この管継手1は、異径管
継手であり、内部に空洞部2を有する本体3を備えてい
る。この本体3には、大径の管29が接続される大径接
続筒4と小径の管30が接続される小径接続筒5が、そ
れぞれの中心軸が同一線上に配置されて設けられてい
る。この管継手1は、大径接続筒4の外径が約100m
m、小径接続筒5の外径が約65mm、厚みが約4m
m、及び大径接続筒4の開口縁と小径接続筒5の開口縁
の間隔が約90mmであり、この管継手1を被覆する被
覆体28の厚みは、約10mmである。なお、図7で
は、被覆体28の厚みを誇張して厚く描いてある。この
耐火材被覆管継手27は、集合住宅等の家庭用排水の流
路を形成する合成樹脂製の下水管の管継手として使用さ
れている。即ち、図7に示すように、被覆体28と同等
の材質から成る被覆体により被覆されている大径直進管
29及び小径直進管30が接続されて使用される。この
耐火材被覆管継手27によると、管継手1を被覆体28
により被覆しているので、火災の際に管継手1が燃え難
く、被覆体28及び管継手1の表面に結露し難く、下水
の流れる音が外部に漏れにくいという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示す従
来の耐火材被覆管継手27では、被覆体28に対して大
径接続筒4側から小径接続筒5側の方向に外力が掛かる
と、被覆体28が小径接続筒5側に抜けてこの管継手1
から外れることがある。被覆体28が管継手1から外れ
ると、この被覆体28に外力が掛かったときに、この外
力を被覆体28自体が受けることとなり、この外力によ
って被覆体28が破損することがあり、商品価値がなく
なる。なお、図7に示すように、被覆体28が管継手1
に嵌合した状態では、被覆体28に外力が掛かると、そ
の外力を被覆体28を介して管継手1が内側から受け止
めることができるので、被覆体28の破損を防止するこ
とができる。
【0004】そして、被覆体28の材質は、モルタルで
あり脆いので、衝撃を受けるとひび割れし易いという問
題がある。そして、被覆体28にひび割れが生じると、
破片の脱落が起こり、これにより、耐火性を維持するこ
とができなくなるし、管継手1の外側表面1aに結露が
起こり易く、更に、下水の流れる音の漏洩を防止するこ
とができなくなるという問題がある。
【0005】本発明は、耐火材被覆管継手のその耐火性
を有する被覆体が管継手から外れないようにすると共
に、ひび割れを防止し、万一ひび割れした場合でも、そ
の破片が被覆体から脱落しないようにした耐火材被覆管
継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る耐火材
被覆管継手は、合成樹脂製の管継手と、この管継手の外
側表面を被覆するセメントにより固められた耐火性を有
する被覆体と、上記管継手の外側表面に設けられている
突起と、上記管継手の外側表面と間隔を隔てて上記突起
を介して上記管継手に設けられ上記管継手の外側表面と
の間に上記被覆体が介在すると共に上記被覆体により被
覆されている補強体と、を具備することを特徴とするも
のである。
【0007】第2の発明に係る耐火材被覆管継手は、第
1の発明において、上記補強体は、上記管継手の外側表
面と間隔を隔てて上記突起を介して張った状態で上記管
継手に設けられ上記被覆体により被覆されている可撓性
の線状体であることを特徴とするものである。
【0008】第3の発明に係る耐火材被覆管継手は、合
成樹脂製の管継手と、この管継手の外側表面を被覆する
セメントにより固められた耐火性を有する被覆体と、上
記管継手の外側表面と結合する取付部、及び上記被覆体
が上記管継手から外れる方向の移動を係止すると共に上
記被覆体を保持する形状の係止部を有し上記被覆体によ
り被覆されている補強体と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0009】本発明に係る耐火材被覆管継手によると、
合成樹脂製の管継手の外側表面を、セメントにより固め
られた耐火性を有する被覆体で被覆してあるので、耐火
性に優れている。そして、被覆体は、セメントにより固
められたものであるので、断熱性が良く、従って被覆体
及び管継手の外側表面に結露しにくく、しかも下水の流
れる音を外部に漏れ難くすることができる。
【0010】そして、第1及び第2の各発明に係る耐火
材被覆管継手は、管継手の外側表面に突起及びこの突起
を介して補強体を設けてあり、また、第3の発明に係る
耐火材被覆管継手は、管継手の外側表面に補強体を設け
てある。従って、管継手が例えば図1に示す形状の異径
管継手、又は外径が一定である円筒形の同径管継手であ
る場合でも、被覆体が管継手から抜ける方向に外力が掛
かったときに、被覆体の管継手から抜ける方向の移動を
突起及び補強体、又は補強体により係止することがで
き、これによって被覆体が管継手から抜けて外れないよ
うにすることができる。
【0011】また、被覆体が衝撃を受けた場合、被覆体
のひび割れる方向の歪を突起及び補強体、又は補強体に
より抑制することができるので、被覆体のひび割れを防
止することができる。
【0012】更に、万一、被覆体にひび割れが生じた場
合でも、第1及び第2の各発明では、補強体を管継手の
外側表面と間隔を隔てて突起を介して管継手に設けてあ
るので、補強体と管継手の外側表面との間に存在する被
覆体を補強体により保持することができ、これにより被
覆体の破片の脱落を防止することができる。そして、第
3の発明では、補強体の取付部が管継手の外側表面と結
合し、係止部が被覆体を保持しているので、被覆体の破
片の脱落を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る耐火材被覆管継手及
びその製造方法の第1実施形態を図1乃至図3を参照し
て説明する。この耐火材被覆管継手6は、管継手31、
被覆体8、突起32、及び補強体33を備えている。管
継手31は、図7に示す従来のものと同等であり、ポリ
塩化ビニール等の熱可塑性合成樹脂を材料として射出成
形により製造されたものである。そして、この管継手3
1は、図1に示すように、内部に空洞部2を有する本体
3を備えており、この本体3には大径の管29が接続さ
れる大径接続筒4と小径の管30が接続される小径接続
筒5が、それぞれの中心軸が同一線上に配置されて設け
られている。なお、管継手31の大径接続筒4等の各部
の寸法は、従来の管継手1と同一であるので説明を省略
する。
【0014】被覆体8は、例えば骨材、ケイ砂、炭酸カ
ルシウム、パーライト、ガラスウール、岩綿、有機ウー
ル、スラグ、綱石ウール等の材料と少なくともセメント
を混合して成る繊維モルタルである。ガラスウール、岩
綿、有機ウール、綱石ウールは、被覆体8の例えば剥離
を防止すると共に、剥離部分の離脱を防止するためのも
のである。勿論、セメント以外の材料である上記骨材、
ケイ砂等を全て混合する必要はなく、被覆体8が耐火
性、防音性、及び断熱性を確保すると共に、剥離部分の
離脱を防止することができるように上記材料を組合わせ
ればよい。また、被覆体8は、少なくとも耐火性を確保
することができる材料であればモルタル以外の材料とし
てもよい。被覆体8は、図1及び図2に示すように、管
継手31の外側表面全体を覆うように設けられており、
厚みが約10mmである。
【0015】突起32は、図1及び図2に示すように、
大径接続筒4及び小径接続筒5の各外周面に、その外周
方向に沿って90°おきに4つずつ合計8つ設けてあ
る。図1は、大径接続筒4及び小径接続筒5の中心線を
通る断面を示す図であり、図2は被覆体8を省略した管
継手31、突起32、及び補強体33を大径接続筒4の
開口部側から見た拡大正面図である。各突起32は、大
径接続筒4又は小径接続筒5の対応する外周面から外側
に突出形成されており、上端部に各接続筒4及び5の中
心線を中心とする円の周方向に沿う溝34が形成されて
いる。各突起32は、管継手31と一体成形されてい
る。
【0016】補強体33は、図1及び図2に示すよう
に、直径が約0.5mmの線状体である。材質は、鉄若
しくは銅等の金属製の針金である。補強体33は、環状
に形成されている大径の補強体33と環状に形成されて
いる小径の補強体33とからなっている。大径の補強体
33は、大径接続筒4の外周面に設けられている4つの
突起32の各溝34にぴんと張った状態で掛けられてい
る。小径の補強体33は、小径接続筒5の外周面に設け
られている4つの突起32の各溝34にぴんと張った状
態で掛けられている。このように、大径の補強体33及
び小径の補強体33は、図2に示すように、それぞれと
対応する大径接続筒4の外周面及び小径接続筒5の外周
面と最大の間隔dを隔てて突起32を介して管継手31
に設けられている。そして、これら大径の補強体33、
小径の補強体33、及び8つの各突起32は、図1及び
図2に示すように、被覆体8により被覆されている。な
お、図1に示す7はゴム様弾性体層である。
【0017】上記のように構成された耐火材被覆管継手
6は、これと同様に合成樹脂製管の外側表面をモルタル
製の被覆体で被覆した耐火材被覆管等と接続して例えば
集合住宅等の家庭用排水の流路を形成する下水管の管継
手として使用することができる。この耐火材被覆管継手
6によると、合成樹脂製の管継手31の外側表面31a
を、耐火性を有する被覆体8で被覆してあるので、耐火
性に優れており、従って、火災の原因とならないし、管
継手31の発火による延焼も防止することができる。そ
して、被覆体8は、セメントにより固められたものであ
るから管継手31及び被覆体8の外側表面に結露しにく
いので、この耐火材被覆管継手6が設置されている周辺
の床や壁を結露によって濡らすということが少ない。ま
た、被覆体8によって下水の流れる音が外部に漏れ難い
ので、特に集合住宅では部屋から流された下水の音が騒
音とならないようにすることができる。
【0018】そして、この耐火材被覆管継手6による
と、管継手31の外側表面31aに突起32及びこの突
起32を介して補強体33を設けた構成であるので、図
1に示す被覆体8に対して大径接続筒4側から小径接続
筒5側の方向、即ち、図1の右方向に外力をかけた場合
でも、被覆体8の管継手31から抜ける方向(図1の右
方向)の移動を突起32及び補強体33により係止する
ことができ、これによって被覆体8が管継手31から抜
けて外れないようにすることができる。このように、被
覆体8が管継手31から外れることがないので、被覆体
8の破損を防止することができる。つまり、被覆体8が
管継手31から外れた状態では、外力を比較的脆いこの
被覆体8自体が受けることとなり、被覆体8が破損する
可能性が高いが、このようなことを防止することができ
る。
【0019】また、被覆体8が衝撃を受けた場合、被覆
体8のひび割れる方向の力を突起32及び補強体33に
より受け止めることにより、そのひび割れる方向の歪を
抑制することができるので、被覆体8のひび割れを防止
することができる。つまり、被覆体8の強度を突起32
及び補強体33により向上させた耐火材被覆管継手6を
提供することができる。
【0020】更に、万一、被覆体8にひび割れが生じた
場合でも、補強体33を管継手31の外側表面31aと
間隔を隔てて突起32を介して管継手31に設けてある
ので、補強体33と外側表面31aとの間に形成されて
いる被覆体8aを補強体33により保持することがで
き、これにより被覆体8の破片の脱落を防止することが
できる。そして、このように、破片の脱落を防止するこ
とができるので、耐火性を維持することができるし、管
継手31の外側表面31aにおける結露を防止すること
ができ、更に、下水の流れる音の漏洩を防止することが
できる。
【0021】そして、補強体33は、可撓性の線状体で
あるので、この補強体33を突起32に設けた溝34に
掛けて管継手31に巻き付けることにより、この補強体
33を張った状態で管継手31に簡単に取り付けること
ができる。そして、補強体33を線状体としたことによ
り、被覆体8の射出成形の際に、射出されてキャビティ
ー内に流れ込む被覆体8の流入の邪魔にならず、従っ
て、被覆体8を管継手31の表面に簡単に隙間なく成形
することができ、製造コストの低減、及び製造時間の短
縮を図ることができる。
【0022】次に、図1に示す耐火材被覆管継手6の成
形手順を説明する。まず、図には示さないが、図1に示
す8つの突起32を有する合成樹脂製の管継手31を一
体に成形する。そして、図2及び図3に示すように、大
径の補強体33を大径接続筒4に設けた4つの突起32
の溝34に掛けて溝34から外れないようにきつく張っ
て縛り、小径の補強体33を小径接続筒5に設けた4つ
の突起32の溝34に掛けて溝34から外れないように
きつく張って縛る。しかる後に、突起32、補強体3
3、及び管継手31の外側表面31aの全体にゴム様弾
性体を約0.7mmの厚みで塗布してゴム様弾性体層7
を形成する。ただし、図2では、ゴム様弾性体層7を省
略してある。次に、大径及び小径の補強体33、33が
取り付けられてゴム様弾性体層7が形成されている管継
手31を図3に示す成形金型に取り付けて、被覆体8の
流動物を金型9、10等のキャビティー15内に注入し
てゴム様弾性体層7の外側表面の全体に被覆体8を成形
する。
【0023】図4は、管継手31が取り付けられている
成形金型9、10等の正面図であり、図3は図4に示す
成形金型9、10等及び管継手31をB−B方向から見
た縦断面図である。図3及び図4に示す型9、10は、
被覆体8の外側表面形状に対応する形状の外型であり、
型11、及び12は、管継手31の大径接続筒4及び小
径接続筒5の各端面の外周に成形される被覆体8の円環
状端面形状に対応する形状の外型である。これら各型1
1、12の内側には、短円柱状の支持部13、14が嵌
合しており、各支持部13、14の管継手31側の端部
13a、14aの外周面は、大径接続筒4及び小径接続
筒5の夫々の円筒状の内側表面形状に対応する直径に形
成してある。そして、各支持部13、14の端部13
a、14aは、管継手31の大径接続筒4及び小径接続
筒5の内側に嵌合して管継手31を型9と10の内側の
所定位置に支持しており、この状態で図3に示すよう
に、大径接続筒4及び小径接続筒5の各先端部が型11
と12の各端面に当接して動かないようになっている。
【0024】なお、支持部13(14)が型9と10の
内孔16(17)の中心に位置するように、テーパ嵌合
部18(19)を介して型9、10と型11(12)と
を嵌合させてある。このテーパ嵌合部18(19)は、
図3に示すように、型11(12)の外周面に沿って突
設してある突条20(21)とこの突条20(21)と
対応する形状の環状溝22(23)とから成っている。
突条20(21)は、円周方向に対して直交する方向の
断面形状が外周側になる程狭くなる台形であり、両側面
がテーパ面として形成されている。
【0025】上記構成により、図3に示すように、キャ
ビティー15は、型9、10、11、12、並びに管継
手31、突起32、大径の補強体33、及び小径の補強
体33の表面に形成されているゴム様弾性体層7によっ
て形成されている。なお、図4に示す型9は固定盤(図
示せず)に取り付けられており、型10は可動盤(図示
せず)に取り付けられている。可動盤は、図4に示すよ
うに型9と10が互いに当接した状態となる当接位置
と、型9と10が互いに離れた状態となる離隔位置(図
示せず)と、の間を型9と10を互いに平行する状態に
保持しながら移動することができる。
【0026】次に、管継手31に被覆体8を成形する成
形手順を更に詳細に説明する。まず、型9を固定盤に取
り付け、型10を可動盤に取り付ける。そして、大径及
び小径の補強体33、33が取り付けられてゴム様弾性
体層7が形成されている管継手31と支持部13、14
及び型11、12とを結合させた状態で固定盤に取り付
けられている固定型9に取り付けて係合する。そして、
可動盤を固定盤側に移動させて図4に示す当接状態とす
る。次に、図示しないスプルーからランナー、ゲートを
介して外型9、10等とゴム様弾性体層7等との間に形
成されているキャビティー15に被覆体8の流動物を注
入する。被覆体8の流動物を注入する圧力は、約50
(50〜60)kg/cm2 である。なお、注入圧力
は、被覆体8の流動性及び被覆体8の体積、形状等に応
じて設定する。
【0027】そして、所定時間経過後、可動盤を固定盤
から引き離す方向(図4の右側方向)に移動させて引き
離す。この際、型11と12は係合部(図示せず)を介
して固定型9と係合しており、従って被覆体8が成形さ
れてなる耐火材被覆管継手6は、固定型9側に係合して
おり、可動型10は耐火材被覆管継手6から引き離され
る。次に、係合部を解除して型11と12、及び耐火材
被覆管継手6を固定型9から取り外し、そして耐火材被
覆管継手6からこの型11、12、13、14を外して
この耐火材被覆管継手6を所定時間養生させれば、図1
に示す耐火材被覆管継手6が完成する。
【0028】被覆体8は、セメントが固まって成形され
る際に収縮するが、この収縮分だけゴム様弾性体層7が
押されて体積が収縮するから、被覆体8の成形時の収縮
によってこの被覆体8が割れないようにすることができ
る。
【0029】なお、ゴム様弾性体層7は、多孔質のゴム
様弾性体を材料とするものであって、各小孔(図示せ
ず)どうしが互いに連通すると共に、これら各小孔がこ
のゴム様弾性体層7の表面で開口する構成のものであ
る。従って、このゴム様弾性体層7は、圧縮されると体
積が小さくなり、引っ張られると体積が大きくなる体積
変化が可能なものであり、例えば発泡ウレタンゴム等か
ら成っている。そして、このゴム様弾性体層7は、図1
に示すように、管継手31の外側表面31a全体に約
0.7mm(約0.5〜1.0mm)の厚みで形成され
ている。なお、ゴム様弾性体層7を管継手31の外側表
面31aに形成する際の厚みは、被覆体8が固まる際に
起こる被覆体8の収縮分、及び例えば管継手31内を比
較的温かい下水が流れてこの管継手31の温度が上昇し
た際に起こる管継手31の熱膨張分の合計の体積だけ収
縮することが可能であり、かつ、被覆体8の収縮と管継
手31の熱膨張によって被覆体8に大きな力が掛からな
いようにすることができて、被覆体8の割れやひび割れ
を防止することができる寸法としている。従って、ゴム
様弾性体層7を管継手31の外側表面31aに形成する
際の厚みは、上記約0.5〜1.0mmの寸法と、被覆
体8が固まる際の収縮分の寸法と、被覆体8の射出圧に
よるゴム様弾性体層7の収縮分の寸法と、を加え合わせ
た寸法とする必要がある。
【0030】このように、この耐火材被覆管継手6によ
ると、管継手31の外側表面31aと被覆体8の内側表
面との間に体積変化が可能なゴム様弾性体層7を設けて
あるので、例えば管継手31内を比較的温かい下水が流
れてこの管継手31が熱膨張しても、この熱膨張分だけ
ゴム様弾性体層7が押されて収縮するから、被覆体8の
内側表面に大きな力が掛からず、従って、管継手31の
熱膨張によって被覆体8が割れたり、ひびが入らないよ
うにすることができる。そして、被覆体8は、セメント
が固まって成形される際に収縮するが、この収縮分だけ
ゴム様弾性体層7が押されて収縮するから、被覆体8の
内側表面に大きな力が掛からず、従って、被覆体8の成
形時の収縮によってこの被覆体8が割れないようにする
ことができる。
【0031】次に、第2実施形態の耐火材被覆管継手3
5を説明する。第2実施形態の耐火材被覆管継手35
は、図5に示すように、従来の管継手1の外側表面1a
に8つの補強体36を設け、この管継手1と補強体36
の外側表面に第1実施形態のゴム様弾性体層7を形成
し、そして被覆体8を成形したものである。ゴム様弾性
体層7及び被覆体8は、第1実施形態のものと同等であ
り、管継手1は従来のものと同等であるので、同等部分
を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略す
る。
【0032】補強体36は、図5に示すように、大径接
続筒4及び小径接続筒5の各外周面に、その外周方向に
沿って90°おきに4つずつ合計8つ設けてある。図5
(a)は、補強体36を大径接続筒4の開口部側から見
た部分拡大正面図であり、図5(b)は、補強体36の
部分拡大側面図である。図5に示すように、各補強体3
6は、2枚の矩形の板状体37、37をX字状に組合わ
せて成るものである。各板状体37は、図5(b)に示
すように、切欠38が設けられており、各切欠38を互
いに係合させてこの係合によって管継手1に設けられて
いる2枚の板状体37、37の構造的な強度が高められ
ている。
【0033】補強体36は、2枚の各板状体37の基端
部が取付部37aとして形成されている。各取付部37
aは、対応する接続筒4、5の外周面に沿う形状に屈曲
形成されており、接着剤39によって対応する各接続筒
4、5の外周面に接着されて結合し、これによって各補
強体36がこの管継手1に設けられている。そして、2
枚の各板状体37の先端側部が係止部37bとして形成
されている。各係止部37bは、管継手1の側に窪むよ
うに湾曲形成されており、この係止部37bと管継手1
の外側表面1aとの間に成形されている被覆体8aを保
持し、この被覆体8aが管継手1から離れる方向の移動
を係止することができる。
【0034】上記のように構成された耐火材被覆管継手
35は、第1実施形態の耐火材被覆管継手6と同様にし
て、合成樹脂製管の外側表面を被覆体で被覆した耐火材
被覆管等と接続して例えば集合住宅等の家庭用排水の流
路を形成する下水管の管継手として使用することができ
る。この耐火材被覆管継手35の被覆体8により得られ
る作用及び効果は、第1実施形態と同等であるのでその
説明を省略する。
【0035】そして、この耐火材被覆管継手35による
と、管継手1の外側表面1aに補強体36を突設した構
成であるので、管継手1に対して、被覆体8を大径接続
筒4側から小径接続筒5側の方向に外力をかけた場合で
も、第1実施形態と同様に、被覆体8の管継手1から抜
ける方向の移動を補強体36により係止することがで
き、これによって被覆体8が管継手1から抜けて外れな
いようにすることができる。
【0036】また、被覆体8が衝撃を受けた場合、被覆
体8のひび割れる方向の力を補強体36により受け止め
ることにより、そのひび割れる方向の歪を抑制すること
ができるので、被覆体8のひび割れを防止することがで
きる。つまり、第1実施形態と同様に、被覆体8の強度
を補強体36により向上させた耐火材被覆管継手35を
提供することができる。
【0037】更に、万一、被覆体8にひび割れが生じた
場合でも、補強体36の係止部37bを、管継手1の外
側表面1aと間隔を隔ててこの管継手1に設けてあるの
で、各係止部37bと管継手1の外側表面1aとの間に
存在する被覆体8aを補強体36により保持することが
でき、これにより被覆体8の破片の脱落を防止すること
ができる。そして、このように、破片の脱落を防止する
ことができるので、第1実施形態と同様に、耐火性を維
持することができるし、管継手1の外側表面1aにおけ
る結露を防止することができ、更に、下水の流れる音の
漏洩を防止することができる。
【0038】次に、図5に示す耐火材被覆管継手35の
成形手順を説明する。まず、図には示さないが、従来と
同等の合成樹脂製の管継手1を成形する。そして、図5
に示すように、大径接続筒4及び小径接続筒5のそれぞ
れの外周面に上記所定の間隔を隔てて補強体36を4つ
ずつ接着剤39により接着して設ける。しかる後に、補
強体36及び管継手1の外側表面全体にゴム様弾性体層
7を形成する。ただし、図5ではゴム様弾性体層7を一
部省略して描いてある。次に、補強体36が設けられて
ゴム様弾性体層7が形成されている管継手1を図3に示
す成形金型に取り付けて、被覆体8の流動物を金型9、
10等のキャビティー15内に注入してゴム様弾性体層
7の外側表面の全体に被覆体8を成形する。これによっ
て、耐火材被覆管継手35を製造することができる。
【0039】なお、被覆体8の成形は、第1実施形態で
説明した成形金型9、10、11、12、支持部13、
14を使用して、第1実施形態と同様にして行うので、
詳細な説明を省略する。
【0040】ただし、上記第1及び第2実施形態は、異
径管継手31、1に本発明を適用したが、これ以外に
も、例えば流入側接続筒と流出側接続筒とが90°の角
度をなすエルボ型の管継手、U字形トラップ、T字形管
継手、更に本体に流入側接続筒、流出側接続筒及び掃除
口接続筒を設けて成る従来公知の掃除口付き管継手に対
して本発明を適用することができる。要は、合成樹脂製
の下水升を含む管継手に対して本発明を適用することが
でき、これによって上記各実施形態と同様の作用、効果
を得ることができる。
【0041】そして、第1実施形態では、補強体33を
金属製の線状体としたが、これに代えて、合成樹脂製の
線状体としてもよい。また、補強体33は、1本の線状
体からなるものを使用してもよいし、2本以上の線状体
からなるものを使用してもよい。更に、補強体33を可
撓性を有する線状体としたが、これに代えて、可撓性を
有する帯状体を各突起32の溝34に係合させて巻き付
けてもよい。この際、突起32の上端部には、帯状体を
保持する形状の溝34を形成する。
【0042】また、第1実施形態では、大径及び小径の
各接続筒4、5の外周面に突起32をそれぞれ4つずつ
設けたが、4つ以外の個数、例えば1、2、3、5、・
・・のいずれの個数としてもよい。そして、突起32を
大径及び小径の各接続筒4、5の外周面に沿って円周上
に沿って設け、大径及び小径の各接続筒4、5に設けた
突起32の溝34に対して大径及び小径の各補強体3
3、33を係合させて巻き付けた構成としたが、この管
継手31、1の外側表面31a、1aの任意の箇所に所
望の個数の突起32を設け、この突起32の溝34に補
強体33を係合させて所望の巻き付け方により、例えば
螺旋状に巻き付けて固定してもよい。要は、補強体33
を管継手31、1の外側表面31a、1aと間隔を隔て
て突起32を介して管継手31、1に設け、補強体36
と管継手31、1の外側表面31a、1aに成形されて
いる被覆体8aを保持する構成とすればよい。
【0043】更に、上記第2実施形態では、各補強体3
6を構成する2枚の各板状体37、37の係止部37
b、37bは、図5に示すように、管継手1の側に窪む
ように湾曲形成してあり、この係止部37b、37bと
管継手1の外側表面1aとの間に成形されている被覆体
8a、8aを保持し、この被覆体8aが管継手1から離
れる方向の移動を係止する構成としたが、各補強体36
を構成する2枚の各板状体37、37の係止部37b、
37bが、図6に示すように、互いに向かい合い、互い
に向かい合う側の側面が窪むように湾曲形成し、2つの
係止部37b、37bの間に成形されている被覆体8b
を握持するように保持し、この被覆体8bが管継手1か
ら離れる方向の移動を係止する構成としてもよい。
【0044】更に、第1及び第2実施形態では、補強体
33、36を設けた後にゴム様弾性体層7を管継手3
1、1の外側表面31a、1aに形成したが、これに代
えて、ゴム様弾性体層7を管継手31、1の外側表面3
1a、1aに形成した後に補強体33、36を設けても
よい。
【0045】また、第1及び第2実施形態の被覆体8
は、図1等に示すように、ゴム様弾性体層7の外側表面
全体に約10mmの厚みで形成したが、この被覆体8の
厚みは、耐火材被覆管継手6、35が集合住宅等に施工
された場合に、火災によって被覆体8の内側の合成樹脂
製の管継手31、1が燃え難くすることができ、そして
下水の流れる音が被覆体8の外側に漏れ難くすることが
でき、かつ、被覆体8の外側表面の温度と管継手31、
1内の下水の温度との差によって被覆体8の外側表面に
結露し難くすることができる寸法であればよい。ただ
し、被覆体8の厚みは、耐火性、防音性、及び断熱性の
各機能のうち特に必要とする機能、例えば耐火性の機能
を確保できる寸法にしてもよい。
【0046】更に、第1及び第2実施形態では、被覆体
8を射出成形したが、これ以外の方法により被覆体8を
形成してもよい。例えば、作業者がモルタルを管継手3
1、1の外側表面に手作業により塗り付けて形成しても
よい。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る耐火材被覆管継手による
と、合成樹脂製の管継手の外側表面を、耐火性を有する
被覆体で被覆してあるので、耐火性に優れており、従っ
て、火災の原因とならないし、管継手の発火による延焼
も防止することができる。そして、被覆体は、セメント
により固められたものであるから被覆体及び管継手の外
側表面に結露しにくいので、耐火材被覆管継手が設置さ
れている周辺の床や壁を結露によって濡らすということ
が殆どない。また、被覆体によって下水の流れる音が外
部に漏れ難いので、特に集合住宅では各部屋から流され
た下水の音が騒音とならないようにすることができる。
【0048】そして、第1及び第2の各発明に係る耐火
材被覆管継手は、管継手の外側表面に突起及びこの突起
を介して補強体を設けた構成であり、また、第3の発明
に係る耐火材被覆管継手は、管継手の外側表面に補強体
を設けた構成である。従って、管継手の外側表面の形状
が、被覆体がこの管継手から抜けて外れる可能性のある
もの、例えば図1に示す形状の異径管継手、又は外径が
一定である円筒形の同径管継手である場合でも、被覆体
の管継手から抜ける方向の移動を突起及び補強体、又は
補強体により係止することができ、これによって被覆体
が管継手から抜けて外れないようにすることができる。
このように、被覆体が管継手から外れることがないの
で、従来問題となっている被覆体が破損するという可能
性が少なく、これによりこの耐火材被覆管継手の商品価
値を確実に維持することができる。
【0049】また、被覆体が衝撃を受けた場合、被覆体
のひび割れる方向の歪を突起及び補強体、又は補強体に
より抑制することができるので、被覆体のひび割れを防
止することができる。つまり、被覆体の強度を突起及び
補強体、又は補強体により向上させた耐火材被覆管継手
を提供することができる。
【0050】更に、万一、被覆体にひび割れが生じた場
合でも、破片を突起及び補強体、又は補強体により保持
することができ、これにより破片の脱落や剥離を防止す
ることができるので、耐火性を維持することができる
し、管継手の外側表面における結露の防止、更に、下水
の流れる音の漏洩の防止を維持することができる。
【0051】そして、第2の発明の補強体は、可撓性の
線状体であるので、この線状体を突起を介して管継手に
巻き付けることにより、この線状体を張った状態で管継
手に簡単に取り付けることができる。そして、補強体を
線状体としたことにより、被覆体の成形又は形成の際に
この補強体が邪魔にならず、従って、被覆体を管継手の
表面に簡単に隙間なく成形又は形成することができ、製
造コストの低減、及び製造時間の短縮を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る耐火材被覆管継
手を図2のA−A方向から見た断面図である。
【図2】同第1実施形態に係る耐火材被覆管継手の補強
体を大径接続筒の開口部側から見た拡大正面図である。
【図3】同第1実施形態に係る耐火材被覆管継手の製造
段階を示す図であり、管継手の外側表面にゴム様弾性体
層を形成した状態を示すB−B断面図である。
【図4】同第1実施形態に係る耐火材被覆管継手の製造
段階を示す図であり、管継手を金型に取り付けた状態を
示す正面図である。
【図5】同発明の第2実施形態に係る耐火材被覆管継手
の補強体を示す部分拡大図であり、(a)は正面断面
図、(b)は側面図である。
【図6】同発明の第3実施形態に係る耐火材被覆管継手
の補強体を示す部分拡大正面断面図である。
【図7】従来の耐火材被覆管継手の縦断側面図である。
【符号の説明】
1、31 管継手 4 大径接続筒 5 小径接続筒 6、35 耐火材被覆管継手 7 ゴム様弾性体層 8 被覆体 32 突起 33、36 補強体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の管継手と、この管継手の外
    側表面を被覆するセメントにより固められた耐火性を有
    する被覆体と、上記管継手の外側表面に設けられている
    突起と、上記管継手の外側表面と間隔を隔てて上記突起
    を介して上記管継手に設けられ上記管継手の外側表面と
    の間に上記被覆体が介在すると共に上記被覆体により被
    覆されている補強体と、を具備することを特徴とする耐
    火材被覆管継手。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の耐火材被覆管継手にお
    いて、上記補強体は、上記管継手の外側表面と間隔を隔
    てて上記突起を介して張った状態で上記管継手に設けら
    れ上記被覆体により被覆されている可撓性の線状体であ
    ることを特徴とする耐火材被覆管継手。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製の管継手と、この管継手の外
    側表面を被覆するセメントにより固められた耐火性を有
    する被覆体と、上記管継手の外側表面と結合する取付
    部、及び上記被覆体が上記管継手から外れる方向の移動
    を係止すると共に上記被覆体を保持する形状の係止部を
    有し上記被覆体により被覆されている補強体と、を具備
    することを特徴とする耐火材被覆管継手。
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