JP3032643U - 伸縮自在な止め紐付き傘 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 傘を閉じて畳む際、軽便に巻き付け操作が
でき、しかも雨傘においては両手や衣類の袖等を濡らさ
ない傘Ｋを提供する。 【構 成】 本体止め紐１の中央には、ゴムテープ２を
縫合して設けている。また露先止め紐２ａの中央にも、
ゴムテープ２ａを縫合して設けている。しかもゴムテー
プ（２、２ａ）の色合いは自由で、さらに意匠的な止め
紐を形成してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、傘を閉じて畳むときに必要な止め紐の中央に、伸び縮みが自在なゴ ムテープを縫合して軽便に傘を畳む操作が出来るようにしたものであり、詳しく は伸縮自在な止め紐付き傘に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の傘を閉じて畳むには、傘に付帯する止め紐を使っていた。ところがこの 止め紐には、長さ的な遊びがなく、きつく畳んでいかないと止め紐が収束出来な かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには、次のような欠点があった。 濡れた傘を閉じて畳む際、両手や衣類の袖等が濡れるので、大変煩わしく不便 であった。特に手は、きつく畳んでいかないと止め紐が収束出来ないためビショ ビショに濡れ、不快感を持つこともあった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

傘Ｋに付帯する本体止め紐１及び露先止め紐１ａの中央には、各々に自在に伸 び縮みが出来るようにゴムテープ（２、２ａ）を縫合して設けていることを特徴 とする。 本考案は、以上のような構成からなる伸縮自在な止め紐付き傘である。

【０００５】

【作用】

傘Ｋを閉じて畳む際、手元３を片手で持ち、もう一方の手で本体止め紐１の先 端部を持つ。そして、手元３を支点に傘Ｋを回転させていくと本体止め紐１の中 央に縫合して設けているゴムテープ２が伸びて軽便に巻き付け操作ができ収束す ることが出来る。 また露先止め紐１ａも同じ方法で巻き付け操作ができ収束することが出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 傘Ｋに付帯する本体止め紐１及び露先止め紐１ａは、生地４に縫着している。 この本体止め紐１及び露先止め紐１ａの中央には、各々にゴムテープ（２、２ａ ）を縫合して設けて形成する。 なお本体止め紐１及び露先止め紐１ａの材質は、例えばナイロン・ポリエステ ル・綿・麻などを使用するとよい。また収束方法として、例えばホック式・ボタ ン掛け式・面ファスナーによる枢着式など考えてよい。しかも本体止め紐１は意 匠的な事も考えてよく、例えば図２に示すようにリングとリングの間にゴムテー プ２を架け渡すなど考えてよい。 またゴムテープ（２、２ａ）の位置は中央部でなくてもよく、色合いも考えて よい。さらにゴムテープ（２、２ａ）にイラストや名前などを書いてもよい。ま たゴムテープ（２、２ａ）の材質は、例えば天然ゴムなどを使用し織り糸はレー ヨンなどでよい。また伸び率は２５０％前後あればよい。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので次のような効果がある。 濡れた傘を閉じて畳む際、両手や衣類の袖等をビショビショに濡らすことがな いので、わずらわしくない。またゴムテープ（２、２ａ）の色合いは、傘Ｋ全体 のアクセントともなる。さらにイラストや名前などが書いてると楽しくもなり、 他人の傘との間違いが低減出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の傘斜視図である。

【図２】 本考案の意匠的な本体止め紐斜視図である。

【符号の説明】 Ｋ 傘（雨傘、日傘、折り畳み傘） １ 本体止め紐 １ａ 露先止め紐 ２ ゴムテープ ２ａ ゴムテープ ３ 手元 ４ 生地 ５ リング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 傘Ｋに付帯する本体止め紐１及び露先止
   め紐１ａの中央には、各々に自在に伸び縮みが出来るよ
   うにゴムテープ（２、２ａ）を縫合して設けていること
   を特徴とする伸縮自在な止め紐付き傘。