JP3234961U - 折畳まない時も傘の生地を束ねることができる「リバーサルバンド」を備えた二段折畳み傘 - Google Patents

折畳まない時も傘の生地を束ねることができる「リバーサルバンド」を備えた二段折畳み傘 Download PDF

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Abstract

【課題】最小限の材料と改変、かつ簡便な方法で、閉じて伸ばしたままでも纏められる二段折畳み傘を提供する。【解決手段】二段折畳み傘は、傘生地に穴6を開け、既存様のネームバンド両端にリング等の留め具2、4を付け、穴6に通し可動状態にし、穴6の脇の同一箇所の表裏に各々、留め具2を受けるボタン7、8等を付ける。これら二組のリング2、4とボタン7、8を、傘を畳んだ時と畳まない時に応じ、内側となったリング2または4とボタン7または8を起点、外側にきたリング4または2とボタン8または7を終点とすることで、傘生地のどちらが外側になっても従来どおり簡単に襞を纏めることができる。【選択図】図4

Description

本考案は、二段折畳み傘に関し、通常、傘を閉じて折畳まず伸ばしたままのときは、ネームバンドが傘の内側にきて、傘生地の襞を巻き束ね纏めることができないが、既存のネームバンドと付随する部材の構成を工夫することで、折畳まず伸ばしたままの時であっても襞を巻き束ね留めることができるようにするものである。
二段折畳み傘に付帯する既存のネームバンドは、もともと折畳んだ時のみに傘の襞を巻き束ね纏めるのを目的とするため、折畳んだときは何ら問題ないが、折畳まずに伸ばした状態のときはネームバンドが機能しないため纏められず、雨天時など自身の衣服や他人への迷惑を気遣うなど、襞が広がったままになるのを嫌い、何らかの技術で束ね纏めたいニーズは従前より存在し、例えばネームバンドとは別に、ホルダー(特開2018−79271)やリング(特開2015−13091)、ないしは袋(特開2001−120321)など新規に付属品を付加するものや、傘の表と裏の両方に、即ち二本のネームバンドを下げた製品などがある。しかしながら一本のネームバンドを両用に、即ちリバーサルに用いて活かし、簡単に巻き束ね纏める技術、構成の物品は見当たらない。
特開2001−120321(P2001−120321A) 特開2015−13091 (P2015−13091A) 特開2018−79271 (P2018−79271A)
二段折畳み傘は、構造がシンプルで堅牢かつ柔軟、ゆえに風雨への耐久性もあり、比較的長持ちする。またその構造から大柄サイズにも一定程度対応できるとともに、シルエットも滑らかで美しく、デザインの発展性やそれを活かした高級化の可能性など、多くの長所を持つことから、一般に多用され、作り込まれた製品もある。にもかかわらず、閉じて伸ばしたままだと傘生地の襞が纏められない点は最大の欠点で、雨天時など(玉留めで露先は纏められても)濡れた傘生地が広がったままとなり、混み合う電車で自分や他人の服を濡らしたり、傘立てでも不遠慮に広がるなど、不都合な面を持つ。
ゆえに折畳まない時も束ね纏めるための技術、構造の開発が課題であるが、従前、諸提案があるものの、使い勝手や簡便さ、経済性、ファッション性、洗練性等の問題を含めクリアし、決定打として一般化した技術、製品は、二段折畳み傘の長い歴史にもかかわらず見当らない。従い革新的発想により、本考案が、手軽で、簡便に、現行の傘のスタイルやデザインをなるべく改変せず、極力シンプルな仕組みを低コストで実現し、解決しようとするものである。
従来の傘の常識を覆し、傘生地に穴を開け、これに通したネームバンドの両端に留め具(例えばリング等)を付し、穴の脇の表と裏には受け留め具(例えばリングに対するボタン等)を取付け、傘生地の表側と裏側の両方に、可動するネームバンドの留め具と装着された受け留め具が、それぞれ一組ずつ配置された仕組みを構成する。
二段折畳み傘の場合、折畳んだ時は傘布の内側(裏地)が外側に、折畳まない時は傘生地の表がそのまま外側になるが、いずれの時も内側となった方の端の留め具と受け留め具を起点に、穴を通って外側に出た他端の留め具と受け留め具を終点に、ネームバンドを巻いて傘生地を束ね留める。
傘生地に開ける穴は、ネームバンドが通って動くだけの最小サイズ、形状とし、両端の留め具を穴の径より大きくすることでネームバンドが穴から抜け落ちるのを防ぐ。
一般の傘と同様のネームバンドを用い、既存のリングやボタンと同じ物(別のものでも可)を一組だけ付加し、穴を一つ開けるだけで、そしてネームバンドのどちらの端で巻くかを使い分けるだけで、折畳まない時の襞の纏めも容易に実現し、課題が解決する。新奇な道具や複雑な機構、手間は不要で、傘のデザインをほとんど改変せず、洗練性を損なうこともなく、加工に要する手数、コスト増も軽微な範囲に留められる。
開けた穴は最小の径で、ネームバンドが通り塞ぐことで、雨の雫が全く漏れないことはないが、かなりの程度防がれる。また穴は傘の最も辺縁に位置するため、多少の漏れがあったとしても、傘本体の縁から落ちる雫と位置的に大差なく、大きな支障とはならない。
本考案は、穴があっても差し障りは軽微との認識が前提であり、雨の漏れよりも襞が束ね纏められるメリットの方が大きいとするところに高い有効性を認めるものであるが、元々雨と無縁の日傘においては全く問題ない。また副次的に(図5参照)、折畳まない時に襞がしっかり纏められるとなれば、傘の中棒を長傘並みに伸ばすことも可能で、長傘のように(杖の様に)持ち歩くこともできるなど、デザイン次第で、折畳まず所持したときの中途半端な長さという、二段折畳み傘の他の欠点をも改良、克服する効果が期待できる。
本考案にかかわるネームバンドの全体平面図である(例として留め具をリングの場合として図示したもの)。 図1のネームバンドを傘に装着した時の、片方のリングを表側の受け留め具に掛け、他方を傘生地の穴を通して裏側へ通した状態の図である。 (A)は図2を横から描いた図であり、(B)はこの時の傘を開いた状態、及び閉じて折畳んだ時のネームバンドの状態を示すものである。 (A)は図3の表裏逆のケースであり、(B)はこの時の傘を開いた状態、及び傘を閉じて折畳まない時のネームバンドの状態を示すものである。 副次的効果として本文で言及した長傘様の長い中棒とした時の参考図である。
ネームバンドは、片方の端に既存のもの同様、リング、ホック、スナップボタン、マジックテープ等、既存の傘一般に使われる留め具を備え、他方の端にも、これと同様、または別のタイプの留め具を備え、傘生地には縫着けない。(図1)
従来の二段式折畳み傘のネームバンドが縫着けられているのとほぼ同様の位置に、ネームバンドを通すことのできる穴を開ける。(図2)この穴は、スリット状にするなどネームバンド断面の形状に合わせ、かつ可動する最小径とすることが、雨の漏れを少なく抑える点から望ましい。またネームバンドの留め具は穴を通した後に、穴の径より大きな物を取り付けるか、大型化することで、ネームバンドが抜け落ち、逸失するのを防ぐ。
穴の横の表裏両方に、各端の留め具に対応し留めることのできる受け留め具としてボタン、ホック、スナップボタン、マジックテープ等を取り付ける。(図2)この時、傘生地の補強のため力布を当てるなど、穴周辺を含めた養生措置は耐久性向上の面で有益である。
二段折畳み傘は、折畳んだ時は傘の内側(傘布の裏側)が外になり、折畳まず伸ばしたままの時は傘生地の表がそのまま外側となり逆転する。このため、(両端ともリングとした例では)折畳んだ時は、リング2をボタン7に掛けて起点とし、外に出たネームバンドがぐるりと一周、襞を巻き束ね、リング4をボタン8に掛けて終点とする。(図3)一方、折畳まない時は逆に、リング4をボタン8に掛けて起点とし、外側に出たリング2をボタン7に掛け終点とすることで束ねられる仕組みである。(図4)
前記のとおり、ネームバンドは傘を折畳んだ時と折畳まない時で方向がリバーサルに用いられる「リバーサルバンド」となることから、留め具には両側とも、一般の傘に見られる摘まむことのできる“ベロ”状のツマミが付けられることで扱いが簡便になる。(図1)
なお、折畳んだ時と折畳まない時では、傘生地の質、厚さにより、折畳まない時の方が傘の周は若干短くなる(スリムに細くなる)傾向があるが、その違いの程度により、折畳まない時の終点側となる側をマジックテープの対にし、長さの増減に柔軟対応できる構造とする等、応用が可能である。
1.ネーム布(本文中では「ネームバンド」)本体
2.ネームバンド(片側)に付した留め具(リングの例で示す)
3.2.に付したツマミ
4.2.及び3.の他方の端に付した2.と同じ留め具
5.4.に付したツマミ
6.傘生地に開けられた穴(模式的に強調しているが実際はスリット状、等)
7.傘生地に縫着けられた表側の受け留め具(リングに対するボタンで例示)
8.7.と同位置の裏側(折畳んで表側となる)に縫着けられた受け留め具
9.傘生地の断面を示す

Claims (3)

  1. 雨傘または日傘において、両端に留め具を備えたネーム布(以下ネームバンドという)、前記ネームバンドを通すための傘生地に開けられた穴、ネームバンドの留め具を受けるため傘生地の表裏にそれぞれ縫着けされた受け留め具を備え、傘を折畳んだ時、または折畳まず伸ばしたままの時いずれであっても、傘生地を巻き束ね留めることができる特徴を有する二段折畳み傘。
  2. 請求項1のネームバンドは、傘生地に縫着けされず、可動状態で請求項1の穴に通され、よって両端が傘生地の表裏双方に跨るが、各々両端に付けられた留め具は、リング、ホック、スナップボタン、マジックテープ等、いずれの部材が用いられても穴の径より大きく、ネームバンドが穴から抜け落ちないよう設えられた特徴を有する請求項1に記載の二段折畳み傘。
  3. 請求項1の二つの受け留め具は、請求項1および2のネームバンドの傘生地の内側となった方の端の留め具が、同じく内側となった受け留め具に留められてから、他の端が穴を通って外側に出、傘生地を巻き束ねた後、外側の受け留め具に留められる仕組みとなるよう、傘生地の穴近傍の表裏に縫着けされた構造を特徴とする請求項1または2に記載の二段折畳み傘。
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