JP3032625U - 卵酒容器 - Google Patents

卵酒容器

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JP3032625U
JP3032625U JP1996006521U JP652196U JP3032625U JP 3032625 U JP3032625 U JP 3032625U JP 1996006521 U JP1996006521 U JP 1996006521U JP 652196 U JP652196 U JP 652196U JP 3032625 U JP3032625 U JP 3032625U
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egg
liquor
container
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enzyme
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JP1996006521U
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清晃 入江
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清晃 入江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陳列販売される卵酒商品の外観形態として好
適なものにする。 【解決手段】 鶏卵に庶糖を溶解して濃縮してなる濃縮
卵液と、酵素処理した鶏卵に庶糖を溶解してなる酵素処
理卵液の少なくとも一方と、焼酎或いは清酒と、水とか
ら構成される卵酒2を容器本体1に気密に封入した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、卵酒容器に係り、商品として販売する卵酒を包装する卵酒容器に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
卵酒は、古来から滋養強壮剤や風邪の際の発汗剤として民間に伝わっており、 家庭で作られるものであった。したがって、他の日本酒や薬味酒のように、商品 として販売されることはほとんどなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
卵酒は、卵の性質上製造時の加熱によって蛋白質が凝集をして、凝固物と液が 分離した状態となるが、透明な包装容器に入れたり、飲用時に注いだ際に、その 見た目が悪いことや、分離した卵酒の食感がよくないことから、卵酒の商品化を 実施困難なものにしていた。したがって、卵酒を商品として各種形態の容器に包 装したものは存在せず、所望の都度にいちいち作らなければならなかった。
【0004】 この考案は、上述した問題点等に鑑みなされたもので、性状がコロイド状に安 定し、商品形態として外観が良好で、卵酒を包装して販売可能にし、所望時に手 軽に飲用できるようにする卵酒容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかしてこの考案は、鶏卵に庶糖を溶解して濃縮してなる濃縮卵液と、酵素処 理した鶏卵に庶糖を溶解してなる酵素処理卵液の少なくとも一方と、焼酎或いは 清酒と、水とから構成される卵酒を容器本体に気密に封入したことにより、上述 した課題を解決する。
【0006】 また、この考案は、前記容器本体は、透明なガラス瓶又は透明なプラスチック 容器にて形成したことにより、上述した課題を解決する。
【0007】 また、この考案は、前記容器本体は、紙パックにて形成したことにより、上述 した課題を解決する。
【0008】
【考案の実施の形態】 【実施例】
以下、図面を参照してまずこの考案の第一の実施例を説明すると次の通りであ る。本考案の第一の実施例の卵酒2は、図1において示すように、鶏卵30kg に庶糖を8.6kg加えて溶解させた後、水浴付真空二重釜に入れて攪拌しつつ 水銀柱50mm前後の減圧下に62〜65℃で濃縮し、屈折率を1.475(水 分が25%、庶糖が48%)とした濃縮卵液と、この濃縮卵液15kgと水55 kgと、アルコール度25度の焼酎25kgとを混合攪拌してなるものであり、 その後70℃で15分間の高温殺菌を行い、これを図2に示すような透明なガラ ス瓶である容器本体1に気密に封入した。
【0009】 しかして、以上のごとき構成の卵酒容器によれば、中身の卵酒は加熱しても液 中に卵の凝集ができず、食感が良好で、しかも、貯蔵中に沈降分離等の性状の変 化もないものである。したがって、容器本体1を通して中身を透視した時に、凝 固物の浮遊状態や沈殿状態は見られず、陳列販売される商品の外観形態として好 適なものである。そして、需要者は、これが商品化されることによって、必要な 時に必要なだけを手軽に飲用することが可能になる。
【0010】 次ぎに、この考案の第二の実施例を説明する。第二の実施例の卵酒は、図3に おいて示すように、糸状菌から得た酵素群によりpH3.5〜4.5の下で酵素 作用を行わせた鶏卵に、等倍程度の庶糖を溶解させた酵素処理卵液と、この酵素 処理卵液15に対し、水を55とアルコール度25度の焼酎を25の割合で加え て混合攪拌してなるものであり、その後75℃で20分間の高温殺菌を行い、こ れを紙パックの容器本体(図示せず)に気密に封入した。
【0011】 しかして、以上のごとき構成の卵酒容器によれば、中身の卵酒は加熱しても液 中に卵の凝集ができず、食感が良好で、しかも、貯蔵中に沈降分離等の性状の変 化もないものである。したがって、これを飲用時に容器本体から注ぎ移す際にも 、凝固物の浮遊状態や沈殿状態は見られず、商品の外観形態として需要者に与え る印象は良好なものである。また、容器本体は、紙パックにて形成しており、軽 量でスペースを取らないので、運搬、保管に優れている。そして、需要者は、こ れが商品化されることによって、必要な時に必要なだけを手軽に飲用することが 可能になる。
【0012】 次ぎに、この考案の第三の実施例を説明する。第三の実施例の卵酒は、図4に 示すように、前記第一実施例の途中に得られる濃縮卵液と、前記第二実施例の途 中に得られる酵素処理卵液とを、3:2の割合で混合し、その混合液15に対し 、水を55〜60と、焼酎或いは清酒を25の割合で混合攪拌してなるものであ り、その後75℃で20分間の高温殺菌を行い、これを透明なプラスチック容器 である容器本体(図示せず)に気密に封入した。
【0013】 しかして、以上のごとき構成の卵酒容器によれば、中身の卵酒は加熱しても液 中に卵の凝集ができず、食感が良好で、しかも、貯蔵中に沈降分離等の性状の変 化もないものである。したがって、容器本体を通して中身を透視した時に、凝固 物の浮遊状態や沈殿状態は見られず、陳列販売される商品の外観形態として好適 なものである。そして、需要者は、これが商品化されることによって、必要な時 に必要なだけを手軽に飲用することが可能になる。
【0014】
【考案の効果】
この考案によれば、鶏卵に庶糖を溶解して濃縮してなる濃縮卵液と、酵素処理 した鶏卵に庶糖を溶解してなる酵素処理卵液の少なくとも一方と、焼酎或いは清 酒と、水とから構成される卵酒2を容器本体1に気密に封入したから、中身の卵 酒には卵の凝集が見られず、食感が良好で見た目も良く、卵酒を商品として販売 するのに好適な外観形態を具備したものとなり、需要者に好印象を与え購買意欲 を掻き立てるものとなる。
【0015】 また、この考案の請求項2によれば、前記容器本体は、透明なガラス瓶又は透 明なプラスチック容器にて形成したから、陳列販売した際に卵の凝集や沈降分離 がなくコロイド状に安定した卵酒を透視でき、従来の酒類とは異なる色彩の卵酒 の白黄色は需要者に新鮮な印象を与えるものとなる。
【0016】 また、更にこの考案の請求項3によれば、前記容器本体は、紙パックにて形成 したから、他の容器に比べて軽量、且つ肉薄なので、在庫、運搬、陳列時に有益 で、安価に提供できる。
【0017】 したがって、本考案によれば、需要者は、卵酒を適宜量容器に包装した形態で 購買入手することができるようになるから、自分で作る手間もなく、必要な時に 必要なだけを手軽に飲用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一の実施例の卵酒の製造工程図で
ある。
【図2】この考案の第一の実施例の斜視図である。
【図3】この考案の第二の実施例の卵酒の製造工程図で
ある。
【図4】この考案の第三の実施例の卵酒の製造工程図で
ある。
【符号の説明】
1 容器本体 2 卵酒

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鶏卵に庶糖を溶解して濃縮してなる濃縮
    卵液と、酵素処理した鶏卵に庶糖を溶解してなる酵素処
    理卵液の少なくとも一方と、焼酎或いは清酒と、水とか
    ら構成される卵酒を容器本体に気密に封入したことを特
    徴とする卵酒容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体は、透明なガラス瓶又は透
    明なプラスチック容器にて形成した請求項1記載の卵酒
    容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体は、紙パックにて形成した
    請求項1記載の卵酒容器。
JP1996006521U 1996-06-19 1996-06-19 卵酒容器 Expired - Lifetime JP3032625U (ja)

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