JP3032619U - 調理用具 - Google Patents

調理用具

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JP3032619U
JP3032619U JP1996006448U JP644896U JP3032619U JP 3032619 U JP3032619 U JP 3032619U JP 1996006448 U JP1996006448 U JP 1996006448U JP 644896 U JP644896 U JP 644896U JP 3032619 U JP3032619 U JP 3032619U
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cooking
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トモ子 岸
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トモ子 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼いた魚を取り外す際に皮が剥がれ・身の崩
れがなく、また揚げ物の油切れが良く、使い捨てとする
ことが可能で、しかも汚れ落としが容易であるので長期
間使用可能とすることもできる調理用具を提供する。 【解決手段】 魚や揚げ物などの調理材を乗せる載置部
2を、凸部3の折り筋の両側面の交角αを鋭角とし、且
つ隣会う凸部3の間に形成される凹部4が溝状となる蛇
腹状に形成し、谷部4の両端側に側壁5を設け、滴り落
ちた油などが流出しないようにし、アルミ箔で作製すれ
ば使い捨てとすることができ、またステンレス薄板、ガ
ラス、磁器などで作製すれば長期間使用が可能で、しか
も汚れ落としが容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、調理用具に関し、更に詳細には、魚などの焼き物、揚げ物の油切り などに有利に使用できる調理用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
魚などを焼くときや、天麩羅などの揚げ物の油を切るときには、針金を溶接し て格子状としたり、針金を編んで6角編み目とした金網が一般に使用されている ことはよく知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、焼き上がった魚を金網から外そうとすると、皮が金網にこびり着き 、無理に剥がすと皮が身から剥がれたり、身が崩れたりする不都合が起こり易い く、また針金の撚り部分や溶接部分に油や焼き滓が詰まり、汚れが落ちにくいと いう問題がある。
【0004】 市販されている使い捨て用の魚焼き器には、厚手のアルミ箔を加工して調理材 を乗せる凹凸部及び縁部を一体的に形成したものもあるが、魚との接触面積が大 きく、焼き着きを防止することができず、皮が剥がれるなどの欠点を改善するに 至っていない。
【0005】 また天麩羅などの揚げ物は、油から取り出した際に一旦金網に乗せるなどして 油切りを行うが、針金を太くして剛性を高めたものは、揚げ物と金網との接触面 積が大きくなり油切れが悪く、しかも油などの汚れが溶接目に入り込み、汚れ落 としが困難になることの他に、部品点数が金網と油の受け皿との2点となり、扱 いが厄介になるなどの問題がある。
【0006】 本考案は、以上の問題に着目してなされたものであり、焼いている魚を裏返し たり、盛付け用の皿に移す際に、皮が剥がれたり、身が崩れたりすることを防止 し、また、揚げ物の油切れをよくした調理用具を提供することを第1の目的とし ている。
【0007】 更に、本考案の第2の目的は、第1の目的に加え、市販されている使い捨て厨 房用具に使用されているアルミ箔と同程度の厚さのアルミ箔を使い、油のこびり 着きを洗う手間を省くことのできる調理用具を提供することにある。
【0008】 また本考案の第3の目的は、前記第1の目的に加え、繰り返し使用する目的で 作製した際には、ブラシなどの洗浄用具による汚れ落としを容易にした調理用具 を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の調理用具の構成は、互いに並行状に配置し た折線に沿って交互に折り曲げて蛇腹状の凹凸面とした調理材の載置部と、前記 凹凸面によって形成される谷部の両端に、谷部に溜まった水分や油分が外部に流 出をしないように形成した側壁とを一体的に形成し、前記凸部の両側面の交角を 鋭角状に形成したものである。
【0010】 前記調理用具を形成する素材としては、アルミ箔、ステンレス薄板などの金属 板や、パイレックスガラス、硬質の磁器などにより形成することができる。しか しながら、本考案はこれらの素材に限定されず、目的に応じ、例えばプラスチッ クなど他の素材を用いることができる。
【0011】 前記金属板の加工は、板金加工などの従来から使用される加工手段を用いるこ とができる。また、一般に普及している使い捨て即席鍋物などのアルミ箔製容器 などと同様に、比較的厚手のアルミ箔を使用し、汚れたら比較的手軽に廃棄でき る調理用具とすることができる。
【0012】 前記凸部の両側面の交角を鋭角状とする際に、前記凸部の折曲げ部が、加工上 の理由又は強度を保つ目的などで面取りすることができる。また、前記折線は、 通常は直線状であるが、強度を保ったり、意匠上の目的で、折れ曲がり状、曲線 状など、直線以外の形状とすることができる。 前記載置部の周囲に周壁を巡らし、盆、トレーないしバット状に形成すること ができる。
【0013】 また、蛇腹状の載置部の裏側を平面状に形成すると、汚れ落としが容易になる 。前記平面状裏側は、調理用具をステンレス板などで形成した場合には、別の板 によって2重底とすると軽量とすることができる。 前記載置部の周囲に溝を形成し、その外側に周壁を巡らせると、汚れ落としが 容易となるなど使い勝手を改善することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下添付の図面を参照し、考案の実施の形態を幾つか例示することにより、本 考案を更に具体的に説明する。 図1に示す実施の形態1の調理用具1は、数回ないし十数回の使用に耐えるよ うに厚さ0.2mm程度の厚手のアルミ箔を使用し、長手方向寸法が約250mm、 幅方向寸法が約180mmの大きさに、1枚のアルミ箔で一体的に形成した焼きも の用の使い捨て調理用具としたものである。
【0015】 図において、魚などの調理材を乗せる載置部2は、折線を交互に反対側に折り 曲げて蛇腹状に形成したものであり、図2に示すように、凸部3(又は谷部4) の間隔(ピッチ)Pをほぼ8mm、高さhをほぼ10mmに形成し、凸部3の折角α 及び谷部4の折角β共にほぼ44°とした。なお前記折線は、強度保持その他の 理由により僅かに丸みを付けて折り曲げることもできる。
【0016】 図3は、図1及び図2の谷部4の折線に沿って切断した図であり、符号5は側 壁である。側壁5は、谷底を頂点とし、その両側の凸部3を結ぶ線を底辺とする 逆2等辺三角形状をしている。また図4は、凸部3の折線に沿って切断した図で ある。
【0017】 実施の形態1の側壁5は、それぞれ底辺両端で互いに接続された独立した外観 をしている。なお、磁器などの素材で調理用具1を作製する際には、側壁5が連 続した形状に作ることもできる。
【0018】 図1〜4において縁部6は、額縁部7から上方に立ち上げるようにアルミ箔の 端部を巻き、額縁部7の周辺の剛性を高めると共に、両端の凸部3及び側壁5か ら外側に油などが垂れないようにした。
【0019】 前記のように形成した調理用具1をガスコンロに乗せ、魚の切り身又は一匹物 (図示せず)を焼き、半身が焼き上がった段階で、谷部4に調理用箸(図示せず )の先端を差し込み魚を持ち上げ、裏返したところ、皮が剥がれたり、身が崩れ ることなく天地を返すことができた。
【0020】 反対側が焼き上がったのち、前記と同様にして調理用具1から魚を外したとこ ろ、良好な状態で盛り付け用皿に移すことができた。 なお、実施の形態1の調理用具1を揚げ物の油切りとして使用することもでき る。
【0021】 図5に示す実施の形態2の調理用具1は、ステンレス薄板を用い、主として揚 げ物の油切り用として作製したものである。側壁5を載置部2の上方に延長し、 裏板8を取付け、汚れが裏側の狭い部分9に付着しないようにしたものである。 裏板8は、溶接、ロウ付けなどにより本体側に取付けることができる。
【0022】 図5に示すように、凸部3の間隔Pを約20mm、高さhを約25mm、周壁10の 高さHを約50mmとし、揚げ物など調理物を盛り上げ易く形成した。そして凸部 3の実施の形態1より交角αをより鋭角に形成し、天麩羅などの調理品との接触 部分を可及的に小さくし、油切れの効率を向上させると共に、谷部4を広く、且 つ丸みを付け、汚れ落としを容易にした。 なお、以上に示した各寸法及び角度はすべて例示のためであり、本考案はこれ らの数値は所望により任意に変更することができる。
【0023】 図6に示す実施の形態3は、載置部2の周囲と周壁10との間に溝11を設けたも のである。このようにすると、調理用具1を傾けることにより調理品から滴り落 ちた水分や油分を一か所に集めることが可能となり、手や周囲を汚すおそれを無 くすことができる。この場合の側壁5は谷部4の間の凸状部分に形成される。
【0024】
【考案の効果】
以上のように形成した本考案の調理用具は、調理材を載置する部分を鋭角に折 れ曲がった凸部を有する蛇腹状に形成し、その谷部に溜まった水分や油分が流れ 出ないように側壁を設ける構成としたので、金属箔で形成して魚焼きに使うと、 焼き着きによる皮の剥がれや、身の崩れがなく、しかも使い捨てが可能で、使い 勝手のよい焼き物用調理用具を提供することができる。
【0025】 また本考案の調理用具をステンレス薄板や、ガラス、磁器などで作製したもの は、前記凸部の折角をより鋭角に、また谷底をより緩やかな丸みを着けて広く形 成するなど、使い勝手を更に容易に形成することができるので、揚げ物の油切り などとして使い勝手がよく、しかも汚れ落としが容易な調理用具を提供すること ができる。
【0026】 また載置部の周囲を囲む溝を設け、その外側に周壁を巡らすようにすると、油 切りした際の油などを廃棄するなどの際の作業性を向上させた調理用具を提供す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1の調理用具の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面の部分図である。
【図4】図1のIV−IV線断面の部分図である。
【図5】本考案の実施の形態2の調理用具の部分断面図
である。
【図6】本考案の実施の形態3の調理用具の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 調理用具 2 載置部 3 凸部 4 谷部 5 側壁 6 縁部 7 額縁部 8 裏板 9 狭い部分 10 周壁 11 溝 h 高さ P 間隔 α 折角 β 折角

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに並行状に配置した折線に沿って交
    互に折り曲げて蛇腹状の凹凸面とした調理材の載置部
    と、前記凹凸面によって形成される谷部の両端に、谷部
    に溜まった水分や油分が外部に流出をしないように形成
    した側壁とを一体的に形成し、前記凸部の両側面の交角
    を鋭角状に形成した調理用具。
  2. 【請求項2】 前記載置部及び側壁を1枚の金属板又は
    箔で一体的に形成した請求項1記載の調理用具。
  3. 【請求項3】 前記載置部及び側壁をガラス又は磁器に
    より一体的に形成した請求項1記載の調理用具。
  4. 【請求項4】 前記側壁を載置部の周囲に周壁を巡らせ
    た請求項1、2又は3記載の調理用具。
  5. 【請求項5】 前載置部の裏側を平面状に形成した請求
    項1、2、3又は4記載の調理用具。
  6. 【請求項6】 前記裏側の平面部を、前記載置部と別部
    材により2重底状に形成した請求項5記載の調理用具。
  7. 【請求項7】 前記載置部の周囲を取り巻く溝を設け、
    その外側を周壁で囲った請求項1、2、3、4、5又は
    6記載の調理用具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062026A (ja) * 2006-08-10 2008-03-21 Asami Oda 調理用受け具
JP2020081673A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社J−オイルミルズ 液切り用網、及びこれを有するバスケット
JP2020093027A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 由美 角住 油切れの良い揚げ物トレー

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JP7285063B2 (ja) 2018-11-30 2023-06-01 株式会社J-オイルミルズ 液切り用網、及びこれを有するバスケット
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