JP3032175U - 多方向支持防振構造 - Google Patents

多方向支持防振構造

Info

Publication number
JP3032175U
JP3032175U JP1995010511U JP1051195U JP3032175U JP 3032175 U JP3032175 U JP 3032175U JP 1995010511 U JP1995010511 U JP 1995010511U JP 1051195 U JP1051195 U JP 1051195U JP 3032175 U JP3032175 U JP 3032175U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
support
vibration
horizontal
structure according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995010511U
Other languages
English (en)
Inventor
正裕 村守
Original Assignee
富士ポリマテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士ポリマテック株式会社 filed Critical 富士ポリマテック株式会社
Priority to JP1995010511U priority Critical patent/JP3032175U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3032175U publication Critical patent/JP3032175U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被防振装置の設置方向に関係なく、同一構造
のまま同一防振特性にて支持できる防振構造。 【解決手段】 水平、垂直の各方向に同一形状の突部を
設けたダンパーをリング状のシャーシの受け部に係合さ
せて支持させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、情報機器、映像機器、音響機器、車載CD、CD−ROM等の振動 減衰、絶縁構造である。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、矩形の装置用の防振構造としては、長手方向ベースに防振ゴムを配し据 え置き支持させるか、上方よりスプリングバネで懸垂支持しているが、装置を縦 にして支持するような場合は、短手方向の側面を弾性支持するために支持部の間 隔を変更せねばならなかったり、さらに側方よりの支持部を増加せねばならなか った。
【0003】 そのため支持部の付け替えあるいは総バネ定数の増加による防振機能の不満足 が生じたり、また設計変更の必要が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、装置の置き方を限定せず、また弾性支持部の付け替えを不要とする もので、多方向同一たわみ支持防振構造としたものである。
【0005】 そのために圧縮方向と剪断方向とのバネ比が1となるようにダンパーを形成し 、多方向同一たわみ支持する形状とした。この形状としては、例えば、ダンパー 素子として球状、中空な球状、リング状、半円状等のものを4方向に形成した。 これにより、重力方向のダンパー素子のみが、外装シャーシに設けた受けリング と接触し、他の素子は弾性支持作用に関与しないものとなる。そして装置の方向 を変えても、同様に他の重力方向となったダンパー素子が、同一バネ比で接触し 、防振作用を奏すことになる。
【0006】
【考案の実施の形態】 リング形状の4つのダンパー素子a1〜a4を水平および垂直の4方向に突設した ダンパーaを、取付ける外装シャーシeに設けたリング状受け部bに係合し、こ のダンパーaの中心に形成した孔cに装置dの支持シャフトd1を係合し取付ける 。この取付けを同一サイドおよび水平方向の逆サイドでそれぞれ2箇所行う。
【0007】 このようにセットすることにより、装置dの重力がダンパーに与えられると、 図2に示すようにダンパーaの下方の重力方向に位置するダンパー素子a1がリン グ状受け部bの下部と接触し弾性支持を行う。この時その他のダンパー素子a2〜 a4は弾性支持作用は関与しない。
【0008】 次に図3に示すように、装置dの設置方向を縦に変えた場合は、図2の場合の 弾性支持を行ったダンパー素子a1と支持シャフトd1に関し直交する別のダンパー 素子a4がリング状受け部bと接触し弾性支持を行う。この際、圧縮方向、即ち垂 直方向と、剪断方向、即ち水平方向とのバネ比を同一にしてあるので、図2と図 3の防振特性は同一となる。
【0009】 その他のダンパー形状としては、ダンパー素子が球のもの(図4)、半リング 形状でその弧部fが支持シャフトd1方向を向いているもの(図5)、あるいはダ ンパーが正方形であり、その対角線gが水平および垂直方向を向いているもの( 図6)が考えられる。
【0010】
【実施例】
ダンパーaの各突部を硬度50゜のシリコーンゴムにて、リング形状に形成し 、各ダンパー素子a1〜a4のバネ定数は0.4kg/cm に設計した。ダンパーaの外 径と外装シャーシの受けリングbの内径とは0.2mmのクリアランスを設けて構 成した。
【0011】 この防振構造により重量180gの装置を水平および垂直方向に支持して、外 装シャーシeに対する装置dへの上下方向の振動伝達を測定した。
【0012】 測定方法は、外装シャーシeに加振機にて1Gの定加速度で周波数10Hz〜20 0Hzまでスイープ加振させ、装置dの重心位置には加速度ピックアップを取付け ておき、それぞれの振動数時の加速度を測定した。
【0013】 最大加速度の振動数を共振周波数とし、100Hz時の加速度を1Gで除して10 0Hz伝達とした結果、装置の水平および垂直支持の両方において、上下方向加振 時の共振周波数は同一の16Hzであり、100Hz加振に対する振動伝達は−30 dBであり、同一の防振特性が得られた。
【0014】
【考案の効果】
本考案の防振構造によれば、被防振装置の水平あるいは垂直設置の両方向にお いて弾性支持部に変更を加えずにそのまま対応でき、また設置方向に関係なくバ ネ定数が同一であるため、バネ定数変更のための設計変更も不要である。
【提出日】平成7年11月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 このようにセットすることにより、装置dの重力がダンパーに与えられると、 図2に示すようにダンパーaの下方の重力方向に位置するダンパー素子a1がリ ング状受け部bの下部と接触し弾性支持を行う。この時その他のダンパー素子a 2〜a4は弾性支持作用関与しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図
【図2】装置の水平支持構造
【図3】装置の垂直支持構造
【図4】別の実施例
【図5】別の実施例
【図6】別の実施例
【符号の説明】
a ダンパー a1〜a4 ダンパー素子 b リング状受け部 c 孔 d 装置 d1 支持シャフト e 外装シャーシ f 弧部 g 対角線

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の水平方向の支持部にダンパーを取
    付け、このダンパーを外装シャーシに設けた受け部に係
    合させる水平支持防振構造とし、受け部がリング形状で
    あり、ダンパーの圧縮方向と剪断方向のバネ比が1とな
    るように設計されており、そして受け部と重力方向での
    み弾性支持接触するように形成されてなる多方向支持防
    振構造。
  2. 【請求項2】 ダンパーが水平および垂直の4方向に同
    一形状に突となっている請求項1記載の多方向支持防振
    構造。
  3. 【請求項3】 ダンパーの4方向の突部が、球あるいは
    中空で外部への空気孔を有する球である請求項2記載の
    多方向支持防振構造。
  4. 【請求項4】 ダンパーの突部がリング形状で、そのリ
    ングの直径方向が支持部に直交するようになっている請
    求項2記載の多方向支持防振構造。
  5. 【請求項5】 ダンパーの突部が、半リング形状で、そ
    の弧部が支持部方向に向いている請求項2記載の多方向
    支持防振構造。
  6. 【請求項6】 ダンパーが断面正方形であり、その対角
    線がそれぞれ水平あるいは垂直方向を向くように取付け
    られている請求項1記載の多方向支持防振構造。
JP1995010511U 1995-09-11 1995-09-11 多方向支持防振構造 Expired - Lifetime JP3032175U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010511U JP3032175U (ja) 1995-09-11 1995-09-11 多方向支持防振構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010511U JP3032175U (ja) 1995-09-11 1995-09-11 多方向支持防振構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3032175U true JP3032175U (ja) 1996-12-17

Family

ID=43167097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995010511U Expired - Lifetime JP3032175U (ja) 1995-09-11 1995-09-11 多方向支持防振構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3032175U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012026532A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Kitagawa Ind Co Ltd 弾性支持具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012026532A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Kitagawa Ind Co Ltd 弾性支持具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7791456B2 (en) Vibrator
US4565039A (en) Floor structure for reducing vibration
KR880004716A (ko) 전기 역학적 확성기
KR920001573B1 (ko) 통신 전자장치용 탄성푸트
JPH03345A (ja) 振動を遮断するためのマウント機構
JP3032175U (ja) 多方向支持防振構造
JPH09196096A (ja) 配管制振装置
JPS63135629A (ja) 除振・免震装置
JPH0381582A (ja) 圧縮機の防振装置
JPH04258549A (ja) ダイナミックダンパ
JPS6338732A (ja) 弾性支持マウント
JPH06212834A (ja) ばね振り子式同調質量ダンパ
JPH08296695A (ja) 防振装置および防振装置をそなえた電子装置
JPH1089412A (ja) 振動絶縁装置
US6422544B1 (en) Vibration isolator
JP2000161433A (ja) 除振装置
JPH0544774A (ja) 除振装置
JPH0754821Y2 (ja) 小秤の防振方法
JPH01220741A (ja) 動吸振器型制振材
JP2606423Y2 (ja) 防振装置
JPS5827364Y2 (ja) ト−ンア−ム取付機構
JPH0641434Y2 (ja) スピ−カ−の支持体
JPH0359867A (ja) 磁気ディスク装置
JP2003042229A (ja) 防振支持装置
JPH0893850A (ja) 防振ゴム