JP3032158U - 首当てと腰当て兼用クッション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の座席に用いて首に当てるクッション５
を背もたれ７に任意の高さに調節可能で着脱の出来る首
当てクッションを提供する。 【構成】 シート３に表面の長手方向に沿ってマジック
テープ（登録商標）４を張り付け、該シート３の端部に
開口部２ａを設けた２本の固定部２を係合させ、独立し
て構成する弾性材で円筒形状のクッション５に織布材な
どのカバー５ａを巻装し該カバー５ａに外周面の一部に
マジックテープ４’を張り付けて構成したもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、車両座席の背もたれにセット可能にしたマットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

此の種の従来の技術として、乗用車の座席のヘッドレストポールに直結する着 脱自在な首当てクッションやヘッドレストポールなどに係合出来ないクッション 単体の用具が知られている。（図示せず）

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、当該従来技術のヘッドレストポールに直結する着脱自在な首当 てクッションは座席で利用する者の首部の高さに上下して自在に微調整するに難 があった。

【０００４】 また、他の当該従来技術の単体で存在するものは、クッション自体を直接座席 で利用する者の首部の高さに合わせて押圧で固定するため利用者が姿勢を変えた り、移動したりすることでクッションがはずれてしまうなどの不便な点があった 。

【０００５】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり その目的とするところは、座席の背もたれにセットするクッションの高さ加減を 利用者の首部高さに合わせて固定させることが出来、そしてまた、同じクッショ ンを利用者の腰部高さに合わせて固定出来る高さ調整自在なクッションを提供す ることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を解決するために、シート３の片面にマジックテープ４を張り合わせ て、且つシート３の端部に２個の並列する固定部２を連係してシート３に設けて 構成する。

【０００７】 そしてまた、弾性材でなる円筒体のクッション５の外周面の一部に面してマジ ックテープ４’を張り合わせて構成する。

【０００８】

【作用】

本考案の首当てと腰当て兼用クッションは、上記のように構成されるので図１ 図２に示すように、シート３に具備する２個の固定部２の端部に設けた開口部２ ａを座席のヘッドレストポール１に挿入してシート３を背もたれ７に垂下する。

【０００９】 そして、背もたれ７に垂下したシート３には表面にマジックテープ４が張り合 わせているため、座席での利用者が上記クッション５を首当てに使用する場合は クッション５の外周面に張り付けてあるマジックテープ４’を利用者の首部の任 意の高さに合った状態でシート３のマジックテープ４に符合させて固定する。

【００１０】 そしてまた、利用者が腰当てに利用したい場合は、シート３に設けたマジック テープ４にセットして使用したクッション５を着脱して利用者の腰部高さに合わ せセットする。

【００１１】 そしてまた、図４で示すように利用者の腰部に位置して腰のツボ押し具８を上 記クッション５と同じ要領でシート３にセットする。

【００１２】

【実施例】

以下この考案の実施例について図面を参考にして説明すると図１及び図２にお いて、シート状でレザー材及び織布材などで出来ている長方形状のシート３の端 部に２本の固定部２を連係して架設する。 これらのシート３に架設する固定部２はジョイント２ｂで係合される。

【００１３】 そして、シート３の片面には中央部に沿ってマジックテープ４を張り合わせる 。又、シート３の片面において両サイド側に沿ってマジックテープ４を張り合わ せてもよい。

【００１４】 更には、上記シート３の端部に架設した２本の固定部２の端部はヘッドレスト ポール１に嵌合可能で着脱可能にした開口部２ａが設定される。

【００１５】 そしてまた、首当てや腰当てに使用するための弾性材でなる円筒形状のクッシ ョン５は織布製のカバー５ａをクッション５に巻包して構成し、カバー５ａの外 周面の一部には中央点に位置してシート３に設けたマジックテープ４に符合する ためのマジック４’を張り合わされて構成する。 マジックテープ４、４’はおす・めすの対でなり着脱可能に設けられる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成するので優れた効果を奏する。 図１及び図２で述べるように、車両の座席のヘッドレストポールとシートに設け た２本の固定部の開口部が挿入されて着脱自在に装着可能で且つシートにマジッ クテープが長手方向に沿って張り付けられているので、それに符合するクッショ ンに張り付けられたマジックテープを利用者の座高にあわせて自在に任意の高さ に調整の出来る首当てと腰当て兼用クッションを提供出来る。

【００１７】 また、シートに設けたマジックテープとクッションに設けたマジックテープと が符合してかみ合うことで利用者が使用中や或いは不使用時にクッションが脱落 したり、移動したりすることなく安全な首当てと腰当て兼用クッションを提供出 来る。

【００１８】 そしてまた、図４で述べるように、クッションの代わりに利用者の腰部を押圧 するツボ押し具なども容易に着脱可能で応用の出来る首当てと腰当て兼用クッシ ョンを提供出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る首当てと腰当て兼用クッションの
全体を示す斜視図である。

【図２】本考案に係る首当てと腰当て兼用クッションの
要部拡大部分断面図である。

【図３】本考案に係る首当てと腰当て兼用クッションの
実装を示す斜視図である。

【図４】本考案のシートにクッションの替わりにツボ押
し具を実装した斜視図である。

【符号の説明】

１． ヘッドレストポール ２． 固定部 ２ａ．開口部 ２ｂ．ジョイント ３． シート ４．４’ マジックテープ ５ クッション ５ａ．カバー ６ ヘッドレスト ７ 背もたれ ８ ツボ押し具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両のヘッドレストポール（１）に挿入
   着脱可能な固定部（２）を設けた略長方形状で薄厚な織
   布材などでなるシート（３）であって、該シート（３）
   の片面の長手方向に沿って張り合わせたマジックテープ
   （４）を具備し、該マジックテープ（４）に符合自在で
   着脱自在に係合出来るマジックテープ４’を張り合わせ
   たクッション（５）からなることを特徴とする首当てと
   腰当て兼用クッション。