JP3032039U - 滑り止め機能を有する帯状板材 - Google Patents
滑り止め機能を有する帯状板材Info
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- JP3032039U JP3032039U JP1996005987U JP598796U JP3032039U JP 3032039 U JP3032039 U JP 3032039U JP 1996005987 U JP1996005987 U JP 1996005987U JP 598796 U JP598796 U JP 598796U JP 3032039 U JP3032039 U JP 3032039U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種物品に貼り付け、或いは巻き付けること
により滑り止めを簡易に施すことができる滑り止め機能
に優れた帯状板材を提供すること。 【解決手段】 化学繊維又は天然繊維の糸を織り若しく
は編み込んでテープ状に形成した心材に、塩素含有ビニ
ル系樹脂とエステル系化合物からなる組成物を被覆加工
して構成した。
により滑り止めを簡易に施すことができる滑り止め機能
に優れた帯状板材を提供すること。 【解決手段】 化学繊維又は天然繊維の糸を織り若しく
は編み込んでテープ状に形成した心材に、塩素含有ビニ
ル系樹脂とエステル系化合物からなる組成物を被覆加工
して構成した。
Description
【0001】
本考案は、建築資材や工具類、家庭用品等の様々な物品の滑り止めに適した帯 状板材に関する。
【0002】
建築現場の足場や梯子には、足を乗せる箇所に凹凸形状等の滑り止めの対策が 施されており、住宅の風呂場、台所等で使用されるマット類にも、滑り止めの安 全対策を施したものが一般的である。かかる滑り止めは、物品の表面若しくは裏 面に滑り止め用のゴムや樹脂をコーティングするか、或いは多数の小突起を形成 したゴム製の部材を物品の所望箇所に巻き付けるか、貼り付ける等により行われ ている。また、機械部品であるガイドローラ等に取り付けて使用される滑り止め テープが、実開平4−21530号公報に開示されている。その滑り止めテープ は、特定の繊維を混合したゴム物質を基布に複合させた構成とされている。
【0003】
ところで、従来のマット類においては、滑り止め処理がされているものの必ず しも満足されるものでなく、後者のゴム製の裏地を用いたものは、長期間使用す る中に小突起が摩滅するなどして滑り止め効果が低下するという不都合があった 。
【0004】 本考案の目的は、各種物品に貼り付け、或いは巻き付けることにより滑り止め を簡易に施すことができる滑り止め機能に優れた帯状板材を提供することにある 。
【0005】
前記目的を達成するために本考案は、化学繊維又は天然繊維の糸を織り若しく は編み込んでテープ状に形成した心材に、塩素含有ビニル系樹脂とエステル系化 合物からなる組成物を被覆加工して構成したことを特徴とするものである。
【0006】
この滑り止め機能を有する帯状板材によれば、柔軟性があって、被覆加工され た表面に微細なシボを生じるので、かかる特有の物性によって優れた滑り止め機 能をもち、加工性、耐久性も良い。なお、被覆加工の方法は、公知の電線被覆技 術によるものとする。
【0007】 しかして、この滑り止め機能を有する帯状板材は、各種物品に貼り付け、或い は巻き付けることにより滑り止めを簡易に施すことができ、長期間に亘って滑り 止め効果を発揮し、加工も容易であって経済的にも有利となる利益がある。
【0008】
以下に、本考案の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は帯状板材の 斜視図、図2は心材の斜視図、図3は帯状板材の拡大断面図である。
【0009】 図1に示す滑り止め機能を有する帯状板材1は、麻、綿等の天然繊維や、ポリ エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、アクリル、レーヨン等の 化学繊維等から適宜選択した繊維からなる糸を織り若しくは編み込んで図2に示 すようなテープ状の心材2を形成し、その心材2に、塩素含有ビニル系樹脂とエ ステル系化合物からなる組成物3を公知の電線被覆技術によって被覆加工処理を 行ったものである。
【0010】 前記塩素含有ビニル系樹脂としては、一般的にポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ リデンであり、そのほか塩化ビニル、塩化ビニリデン等を主成分とする共重合可 能なコモノマーが挙げられる。なお、塩素含有ビニル系樹脂の添加剤として知ら れている、安定剤、難燃剤、着色剤、発泡剤等を添加してもよい。 前記エステル系化合物は、低分子量のエステル系化合物として、フタル酸エス テル系、トリメリツト酸エステル系、リン酸エステル系等、高分子量のエステル 系化合物として、フタル酸、アジピン酸等が挙げられる。 そして、両者の組成物は、一般的には塩素含有ビニル系樹脂100重量部に対 してエステル系化合物5〜450重量部、好ましくは弾力性及び粘着性の顕著な 効果を現す100〜400重量部を配合するものとする。
【0011】 かかる構成の滑り止め機能を有する帯状板材は、適度に柔軟性があって、被覆 加工処理をされた表面に微細なシボを生じる。このため、かかる特有の物性によ って優れた滑り止め機能をもち、加工性、耐久性についても良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯状板材の斜視図
【図2】心材の斜視図
【図3】帯状板材の拡大断面図
1→滑り止め機能を有する帯状板材 2→心材 3→塩素含有ビニル系樹脂とエステル系化合物からなる
組成物
組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67:00)
Claims (1)
- 【請求項1】 化学繊維又は天然繊維の糸を織り若しく
は編み込んでテープ状に形成した心材に、塩素含有ビニ
ル系樹脂とエステル系化合物からなる組成物を被覆加工
して構成したことを特徴とする滑り止め機能を有する帯
状板材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005987U JP3032039U (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 滑り止め機能を有する帯状板材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005987U JP3032039U (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 滑り止め機能を有する帯状板材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032039U true JP3032039U (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=43166967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996005987U Expired - Lifetime JP3032039U (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 滑り止め機能を有する帯状板材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032039U (ja) |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP1996005987U patent/JP3032039U/ja not_active Expired - Lifetime
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