JP2003246931A - マイクロカプセル保有成形物 - Google Patents

マイクロカプセル保有成形物

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JP2003246931A
JP2003246931A JP2002048414A JP2002048414A JP2003246931A JP 2003246931 A JP2003246931 A JP 2003246931A JP 2002048414 A JP2002048414 A JP 2002048414A JP 2002048414 A JP2002048414 A JP 2002048414A JP 2003246931 A JP2003246931 A JP 2003246931A
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microcapsules
molded product
film
weight
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展宏 ▲くわ▼原
Nobuhiro Kuwahara
Masaharu Inoue
正春 井上
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KANKYO KAGAKU KAIHATSU KK
Toyobo Co Ltd
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KANKYO KAGAKU KAIHATSU KK
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風合いを損ねることなく、また人体や環境に
影響を及ぼすこともない、吸熱発熱性に優れた成形物
(繊維、フィルムおよび繊維構造物)の提供。 【解決手段】 潜熱蓄熱性物質を封入した、粒径分布が
1μm以上5μm以下の範囲内で、かつ平均粒径が1μ
m以上2μm以下のマイクロカプセルが、成形物重量に
対し20重量%以下の割合で練り込まれていることを特
徴とする、マイクロカプセル保有成形物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸熱発熱性に優れ
た成形物に関する。さらに詳しくは、本発明は、繊維や
フィルム等の成形物に関し、とりわけ、繊維としては、
衣料(例えば、ユニホーム、スラックス、セーター、ド
レスシャツ、ブラウス、スポーツウエア、スカート、作
業服、靴下、手袋、ネクタイ、スカーフ、ストッキン
グ、スキーウエア、スキーブーツ、高齢者用衣料、介護
用衣料等)、カーテン、カーペット、シーツ、布団カバ
ー、毛布、自動車内外装品、産業資材等の繊維製品に好
適に使用できる、吸熱発熱性に優れた繊維が挙げられ、
フィルムとしては、フィルム製品に好適に使用できる吸
熱発熱性に優れたフィルムおよびそれを加工して得られ
るフィルム製品が挙げられる。本発明はまた、繊維製品
に好適に使用できる、当該フィルムを加工して得られる
吸熱発熱性に優れた繊維構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維や繊維構造物等の成形物に吸熱発熱
性を付与する試みは、従来から各種提案されている。例
えば、中空繊維の芯部(中空部)に潜熱蓄熱性物質を封
入した、外気温度の変化に対応して吸熱および発熱する
複合繊維が提案されている(特開昭58−163724
号公報、実開平62−162269号公報、特表平01
−503632号公報、特開平05−005215号公
報、特開平05−331754号公報、特開平06−0
41818号公報、特開平06−280101号公報、
特開平06−200417号公報)。芯部に封入された
潜熱蓄熱性物質は熱可塑性重合体(例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート等)で厚く覆われているが、繊維どう
しや繊維と機器等の接触により、熱可塑性重合体膜が引
き裂かれ、芯部に封入した潜熱蓄熱性物質が繊維外には
みだし、人体や環境に影響を及ぼすおそれがある。
【0003】n−パラフィンを封入したマイクロカプセ
ルを樹脂バインダーにより表面に固着した蓄熱性(吸熱
発熱性)を有する繊維構造物も提案されている(特開平
05−156570号公報)。しかし、当該繊維構造物
では、大きな吸熱発熱効果を得るためには、大量のマイ
クロカプセルを繊維構造物の表面に固着させる必要があ
り、繊維構造物の風合いがざらざらするという問題があ
る。
【0004】潜熱蓄熱性物質としてポリエチレングリコ
ールを付着させた繊維構造物(特表平01−50363
2号公報)や、潜熱蓄熱性物質としてポリアルキレング
リコールを付着させた繊維構造物(特開平01−144
489号公報)等も提案されている。しかし、これらの
繊維構造物では、潜熱蓄熱性物質が繊維構造物に直接付
着しているので、耐光染色堅牢度が低下するという問題
がある。
【0005】マイクロカプセルの製造方法は、従来より
多数提案されている(特開2000−218153号公
報、特開2000−117095号公報、特開2000
−117096号公報、特開平10−137577号公
報、特開平05−208131号公報、特開平05−2
37370号公報、特開平06−142492号公報、
特開平07−246329号公報、特開平06−063
388号公報、特開平06−31157号公報、特開平
07−096167号公報、特開平05−220384
号公報、特開平05−177157号公報)が、マイク
ロカプセルの繊維への練り込みや固着についてはいずれ
の先行文献にも記載されておらず、またマイクロカプセ
ルの平均粒径等も記載されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、吸熱
発熱性に優れた繊維やフィルムなどの成形物を提供する
ことである。すなわち、本発明は、繊維においては、風
合いを損ねることなく、また人体や環境に影響を及ぼす
ことのない、吸熱発熱性に優れた繊維構造物を提供する
こと、フィルムにおいては、人体や環境に影響を及ぼす
ことのない、吸熱発熱性に優れたフィルムおよびそれを
加工して得られるフィルム製品、並びに風合いを損ねる
ことなく、かつ人体や環境に影響を及ぼすことのない、
当該フィルムを加工して得られる繊維構造物を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、潜熱蓄熱性物質を封入した、
特定の粒径分布と平均粒径を有するマイクロカプセルを
特定の割合で成形物に保有させることにより上記課題を
解決し得ることを見出し、本発明を完成するに到った。
【0008】即ち、本発明は以下の通りである。 (1)潜熱蓄熱性物質を封入した、粒径分布が1μm以
上5μm以下の範囲内で、かつ平均粒径が1μm以上2
μm以下のマイクロカプセルが、成形物重量に対し20
重量%以下の割合で練り込まれていることを特徴とす
る、マイクロカプセル保有成形物; (2)潜熱蓄熱性物質を封入した、粒径分布が1μm以
上5μm以下の範囲内で、かつ平均粒径が1μm以上2
μm以下のマイクロカプセルが、成形物重量に対し10
重量%以下の割合で樹脂を介して固着されていることを
特徴とする、マイクロカプセル保有成形物; (3)成形物が繊維である上記(1)または(2)記載
の成形物; (4)繊維が芯部とその周りを被覆する鞘部からなる芯
鞘型繊維であって、当該芯部を構成する素材に前記マイ
クロカプセルが練り込まれている、上記(3)記載の成
形物; (5) 成形物がフィルムである上記(1)または
(2)記載の成形物;および (6) スリット状に裁断された上記(5)記載のフィ
ルムを含んでなる繊維構造物。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明における成形物とは、繊維やフィルムなど
の成形物である。本発明における繊維には、単一の繊
維、二種以上の素材が複合された芯鞘型繊維、サイドバ
イサイド型等の複合繊維が挙げられる。繊維構造物と
は、これらの繊維を含んで構成されたものをいい、その
形態としては、特に限定されないが、例えば、綿(わ
た)、糸、綛、織物、編物、不織布等が挙げられる。
【0010】本発明の繊維を構成する素材としては、特
に限定されないが、例えば、ポリエステル繊維、ポリア
ミド繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維等の合成繊維、
レーヨン繊維、トリアセテート繊維、ポリウレタン繊維
等の再生もしくは半合成繊維;綿、麻、シルク、羊毛、
絹等の天然繊維等の素材が挙げられる。
【0011】また、本発明の繊維を構成する素材として
は、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、フマル酸、マレイン酸、ドデカン酸、リンゴ
酸、酒石酸、クエン酸等の多価カルボン酸またはそれら
の無水物等と、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジ
オール、デカンジオール、グリセリン、トリメチロール
プロパン等の多価アルコールとの縮重合物;乳酸の環状
二量体であるラクチド、ε−カプロラクトン等の環状エ
ステルの開環重合物(ポリカプロラクトン);乳酸、ヒ
ドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸等のヒドロキシ酸の縮
重合物等からなる、環境面を配慮した生分解性樹脂等も
挙げられる。
【0012】上記素材は、単独で使用しても2種以上を
組み合わせて使用してもよい。
【0013】本発明のフィルムまたはそれを含んでなる
繊維構造物用の素材としては、特に限定されず、従来公
知の樹脂が使用でき、例えば、ポリオレフィン、ポリア
ミド、ポリエステルアミド、ポリエーテル、ポリイミ
ド、ポリアラミド、ポリアミドイミド、ポリスチレン、
ビニルアルコール−エチレンコポリマー[例えば、エバ
ール(登録商標)等]、ポリカーボネート、ポリエーテ
ルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸エステル
等の樹脂が挙げられる。
【0014】また、本発明のフィルムまたはそれを含ん
でなる繊維構造物用の素材としては、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、フマル酸、
マレイン酸、ドデカン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸
等の多価カルボン酸またはそれらの無水物等と、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の多価ア
ルコールとの縮重合物;乳酸の環状二量体であるラクチ
ド、ε−カプロラクトン等の環状エステルの開環重合物
(ポリカプロラクトン);乳酸、ヒドロキシ酪酸、ヒド
ロキシ吉草酸等のヒドロキシ酸の縮重合物等からなる、
環境面を配慮した生分解性樹脂等も挙げられる。
【0015】上記の素材は、単独で使用しても2種以上
組み合わせて使用してもよい。
【0016】本発明の繊維、フィルムおよび繊維構造物
は、潜熱蓄熱性物質を封入したマイクロカプセルを保有
する。本発明で使用される潜熱蓄熱性物質としては、潜
熱蓄熱性を示す限り特に限定されないが、例えば、Ca
Cl2・6H2O(融点30℃)、Al(SO43・12
2O(融点88℃)、Li223・16H2O(融点
47℃)、Ba(OH)2・8H2O(融点79℃)、N
2CO3・10H2O(融点−33℃)、Na2SO4
10H2O(融点−32℃)、Na223・5H2
(融点49℃)、CH3COONa・8H2O(融点58
℃)、Na347・10H2O(融点69℃)等の無機
水和塩;ポリアルキレングリコール[例えば、ポリエチ
レングリコール(融点35℃)、ポリプロピレングリコ
ール(融点32℃)等]、ポリビニルアルコール等の高
分子化合物;テトラデカン、ペンタデカン、へキサデカ
ン、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン、エイコ
サン等のパラフィン系炭化水素類(好ましくは炭素数1
4〜22)等が挙げられ、これらを単独で使用しても2
種以上組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、
コストや生産性の点から、ポリアルキレングリコール
(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等)等や、上記のパラフィン系炭化水素類が好ましく、
より好ましくは、吸湿により、融点や凝固点、並びに融
解熱や凝固熱が変化しないパラフィン系炭化水素類であ
る。本発明の繊維、フィルムおよび繊維構造物は、吸熱
発熱性を示す(すなわち、潜熱蓄熱性物質が潜熱性を示
せば吸熱性を示し、潜熱蓄熱性物質が蓄熱性を示せば発
熱性を示す)ものである。潜熱蓄熱性物質の「潜熱性」
および「蓄熱性」は、潜熱蓄熱性物質の融点および凝固
点に依存する。このような潜熱蓄熱性物質は、好ましく
は相変化物質である。相変化物質とは、特定の温度範囲
で熱エネルギーを吸収又は放出して相変化する(例え
ば、結晶融解時に吸熱し、結晶化時に発熱する)物質で
ある。
【0017】本発明において、マイクロカプセルを構成
する素材としては、特に限定されないが、例えば、エポ
キシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド、アミノプラス
ト、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニ
トリル、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート
等)、メラミン等の樹脂;シリカ、ガラス、アルミナ、
ジルコニア等の無機物等が挙げられる。これらの中で
も、耐熱性のある無機物が好ましく、特に、コスト・生
産性の点からシリカが好ましい。また、メラミン等の樹
脂も好ましい。
【0018】マイクロカプセル中の潜熱蓄熱性物質の内
包率は、通常は10重量%以上70重量%以下、好まし
くは10重量%以上60重量%以下、特に、20重量%
以上40重量%以下である。当該内包率が10重量%未
満であると吸熱発熱性効果が少なく、逆に70重量%を
超えると、潜熱蓄熱性物質をマイクロカプセル中に内包
することが困難となり、好ましくない。
【0019】本発明においては、例えば、マイクロカ
プセルが練り込み可能な繊維やフィルムに練り込まれ、
当該繊維やフィルムが成形物を構成している態様と、
マイクロカプセルが樹脂(例えば、バインダー樹脂等)
を介して繊維やフィルムに固着されている態様がある。
【0020】本発明における繊維やフィルムを形成する
樹脂が、マイクロカプセルの練り込みが可能である樹脂
の場合、の態様が有効である。このようなマイクロカ
プセルの練り込みが可能な樹脂としては、ポリエステ
ル、ポリアミド、ナイロン、アクリル等の合成樹脂、レ
ーヨン、トリアセテート、ポリウレタン等の再生もしく
は半合成樹脂、上記の生分解性樹脂等が挙げられる。こ
のようなマイクロカプセルが練り込まれた樹脂を用いる
ことにより、本発明の繊維、繊維構造物、フィルムが得
られる。
【0021】また、本発明の成形物の素材にマイクロカ
プセルの練り込みが不可能である場合、あるいは成形物
に後加工で吸熱発熱性を付与しようとする場合、の態
様が有効である。マイクロカプセルの練り込みが不可能
な素材としては、例えば、綿、麻、羊毛、絹等の天然繊
維等が挙げられる。当該素材を繊維、フィルムまたは繊
維構造物に加工した後、樹脂(例えば、バインダー樹脂
等)を介してマイクロカプセルを固着させることによ
り、本発明の繊維、フィルムまたは繊維構造物が得られ
る。
【0022】本発明においては、マイクロカプセルの粒
径は、粒径分布が1μm以上5μm以下の範囲内、好ま
しくは1μm以上3μm以下の範囲内であり、かつ、平
均粒径が1μm以上2μm以下、好ましくは1μm以上
1.5μm以下である。当該粒径分布の上限が5μmを
超える場合や平均粒径が2μmを超える場合には、成形
物の素材にマイクロカプセルを練り込む場合には均一に
練り込むことができず、またバインダー樹脂等を介して
成形物にマイクロカプセルを固着させる場合には成形物
の風合いがざらざらする。逆に、当該粒径分布の下限が
1μm未満や平均粒径が1μm未満の場合、マイクロカ
プセルの製造が困難となる。
【0023】成形物用の樹脂にマイクロカプセルを練り
込む場合(の態様)、マイクロカプセルは、成形物重
量に対し、保有量が20重量%以下、特に10重量%以
下となるような量で練り込むことが好ましい。マイクロ
カプセルの保有量が多すぎると、成形物の機械的強度が
低下したり、繊維や繊維構造物に紡糸できなかったりす
るおそれがある。なお、優れた吸熱発熱効果を発揮させ
るためには、マイクロカプセルの保有量は、潜熱蓄熱性
物質の内包率にもよるが、成形物重量に対し、1重量%
以上、特に2重量%以上であることが好ましい。
【0024】成形物にバインダー樹脂を介してマイクロ
カプセルを固着させる場合(の態様)のマイクロカプ
セルの保有量は、成形物重量に対し、10重量%以下、
特に5重量%以下が好ましい。マイクロカプセルの保有
量が多すぎると、成形物の風合いがざらざらするおそれ
がある。なお、優れた吸熱発熱効果を発揮させるために
は、マイクロカプセルの保有量は、潜熱蓄熱性物質の内
包率にもよるが、成形物重量に対し、1重量%以上、特
に2重量%以上であることが好ましい。
【0025】本発明において、潜熱蓄熱性物質を封入し
たマイクロカプセルの製造方法は、特に限定されない
が、スプレードライング法、気中懸濁被膜法、噴射造粒
法、パンコーティング法、コンプレックス・コアセルベ
ーション法、界面重合法、insitu重合法、液中硬
化被覆法(オリフィス法)、相分離法、液中乾燥法、融
解分散冷却法等、公知化されているいかなる製造方法で
もよい。この中でも、小さな均一の粒子径を製造するこ
とができる界面重合法、in situ重合法が好まし
い。これらの重合方法により、粒径分布が1μm以上5
μm以下で、かつ平均粒径が1μm以上2μm以下の、
潜熱蓄熱性物質を封入したマイクロカプセルを調製する
ことができる。
【0026】の態様において、マイクロカプセルの成
形物用樹脂への練り込みは当該分野で公知の手段により
行うことができる。例えば、マイクロカプセルを繊維に
練り込む方法としては、マイクロカプセルを公知手段で
練りこんだ樹脂を、湿式紡糸、乾式紡糸等の従来公知の
方法で繊維に加工する方法が挙げられる。また、マイク
ロカプセルは、当該分野で公知の方法により、フィルム
に練り込むことができる。
【0027】の態様において、マイクロカプセルを成
形物に固着させるための樹脂(好ましくは、バインダー
樹脂等の接着剤)は、マイクロカプセルを固着させるこ
とができる限り特に限定されないが、例えば、ポリウレ
タン系架橋型樹脂、アクリル系架橋型樹脂(例えば、自
己架橋型アクリル酸エステル系バインダー樹脂等)、シ
リコーン系架橋型樹脂、エポキシ系架橋型樹脂、ポリア
ミド系架橋型樹脂、ポリエステル系架橋型樹脂等が挙げ
られ、これらは単独で使用しても2種以上組み合わせて
使用してもよい。これらの中でも、洗濯耐久性の固着効
果を有するもの、特に耐熱性および洗濯耐久性の両方を
兼ね備えている点から、シリコーン系架橋型樹脂、もし
くは自己架橋型アクリル酸エステル系バインダー樹脂が
好ましい。
【0028】マイクロカプセルを成形物に固着させる方
法としては、潜熱蓄熱性物質を封入したマイクロカプセ
ルを保有する加工液を、パディング法、含浸法、スプレ
ー法、コーティング法等の方法により付与し、次いで乾
燥、キュアリングする方法が挙げられる。成形物がフィ
ルムの場合は、主にスプレー法、コーティング法等の方
法が採用される。乾燥は、約80℃以上200℃以下で
30sec以上60min以下、特に約95℃以上12
0℃以下で、1min以上30min以下で実施するこ
とが望ましい。また、乾燥後には、強固に固着させるた
めにキュアリングを実施することが望ましい。キュアリ
ングは約130℃以上180℃以下で、30sec以上
10min以下で実施することが好ましい。
【0029】上記加工液やコーティング液の中には、柔
軟剤、風合い調整剤、触媒、pH調整剤、機能加工剤、
増粘剤等を配合してもよく、これらはそれぞれ用途に応
じて単独で使用しても2種以上併用してもよい。
【0030】上記機能加工剤としては、消臭剤、抗菌防
臭剤、防汚剤、防虫剤、防黴剤、紫外線吸収剤、撥水剤
等が挙げられる。これらはそれぞれ用途に応じて単独で
使用しても2種以上併用してもよい。
【0031】本発明の繊維は、吸熱発熱性を必要とする
繊維製品(2次製品)に加工することができる。このよ
うな2次製品としては、例えば、衣料(例えば、ユニホ
ーム、スラックス、セーター、ドレスシャツ、ブラウ
ス、スポーツウエア、スカート、作業服、靴下、手袋、
ネクタイ、スカーフ、ストッキング、スキーウエア、ス
キーブーツ、高齢者用衣料、介護用衣料等)、カーテ
ン、カーペット、シーツ、布団カバー、毛布、自動車内
外装品、産業資材等の繊維製品が挙げられる。
【0032】本発明のフィルムは、吸熱発熱性を必要と
するフィルム製品(2次製品)に加工することができ
る。本発明において、フィルム製品(2次製品)とは、
当該フィルムを用いて加工してなる製品をいい、特に限
定されないが、例えば、ガラス製品[例えば、乗り物用
ガラス、建造物用窓ガラス、保温ショーケース、鏡(例
えば、車両用ミラー、道路鏡、浴室用鏡、洗面所用鏡、
自動車ルームミラー、デンタルミラー等)等];眼鏡等
(例えば、眼鏡レンズ、ゴーグル、ヘルメットシールド
等);建材(例えば、積氷雪の防止屋根、氷柱形成防止
建材、ビニールハウス天井等);電気・通信用材料(例
えば、通信障害の防止材料、積氷雪防止アンテナ、積氷
雪防止送電線、円錐放電防止材料等);住居用部材[例
えば、浴室用部材(例えば、浴室用天井材、浴槽、浴室
用壁材、浴室用床材、浴室用グレーチング、浴槽ハンド
グリップ、浴槽エプロン部、浴槽排水栓、浴室用窓、浴
室用窓枠、浴室窓の床材、浴室照明器具、排水目皿、排
水ピット、浴室扉、浴室扉枠、浴室窓の桟、浴室扉の
桟、すのこ、マット、石鹸置き、手桶、風呂椅子、給湯
機、浴室用収納棚、浴室用手すり、風呂蓋、浴室用タオ
ル掛け、洗面器置き台、シャワーフック、シャワーチェ
アー、シャワーホース、シャワーヘッド、シャワー吐水
部等)、台所用部材(例えば、台所用キッチンバック、
台所用床材、シンク、キッチンカウンター、排水籠、食
器乾燥機、食器洗浄器、コンロ、レンジフード、換気
扇、コンロ着火部等)、トイレ用部材(例えば、便器用
配管、給水用配管、小便器、大便器、便器用トラップ、
トイレ用床材、トイレ用壁材、トイレ用天井、ボールタ
ップ、止水栓、紙巻き器、便座、昇降便座、トイレ用
扉、トイレブース用鍵、トイレ用タオル掛け、便蓋、ト
イレ用手すり、トイレ用カウンター、フラッシュバル
ブ、タンク、洗浄機能付き便座の吐水ノズル等)、洗面
所用部材(例えば、洗面ボウル、洗面トラップ、洗面用
収納棚、排水栓、歯ブラシ立て、洗面鏡用照明器具、洗
面カウンター、水石鹸供給器、洗面器、口腔洗浄器、手
指乾燥機等)、内装用部材(例えば、シーラント、目
地、壁紙等)等];洗濯機用部材(例えば、洗濯槽、洗
濯機蓋、洗濯機パン、脱水槽等);およびその他の部材
(例えば、空調機フィルタ、タッチパネル、水栓金具、
人体検知センサーのカバー、計器盤カバー、冷蔵ケー
ス、カメラファンダー、トランスファーボート等)に貼
り付けられる、吸熱発熱性を必要とするフィルム製品が
挙げられる。
【0033】また、本発明のフィルムは、スリット状
(好ましくはフィルムの縦方向(長手方向)に)に裁断
し、これを繊維構造物に加工してもよい。
【0034】本発明において、繊維構造物とは、上記の
スリット状に裁断された本発明のフィルムと共に他の繊
維を含んで構成されたものをいい、その形態としては、
特に限定されないが、例えば、紡績糸、綿(わた)、
糸、綛、織物、編物、不織布等が挙げられる。
【0035】フィルムをスリット状に裁断する方法とし
ては、特に限定されず公知の方法が採用できる。裁断さ
れたフィルム幅は、0.01mm以上2.0mm以下、
特に0.1mm以上1.0mm以下が好ましい。
【0036】得られた繊維構造物中の、裁断されたフィ
ルムの含有量は、5重量%以上50重量%以下、特に2
0重量%以上30重量%以下であることが好ましい。当
該含有量が5重量%未満の場合、得られる繊維構造物の
吸熱発熱効果が不足し、逆に、50重量%を超えると、
可紡性が悪くなるので好ましくない。
【0037】裁断されたフィルムを用いて繊維構造物に
加工する例としては、例えば次の紡績糸の製造例が挙げ
られる。すなわち、スリット状に縦方向に裁断されたフ
ィルムをさらに横方向(フィルムの長手方向と垂直な方
向)に10mm以上60mm以下、好ましくは30mm
以上50mm以下に切断する。この切断されたフィルム
を、他の繊維とともに公知の紡糸技術により紡績して、
紡績糸を製造することができる。あるいは、スリット状
に縦方向に裁断されたフィルムを芯部、繊維を鞘部とし
て、公知の紡糸技術により、芯鞘型の紡績糸を製造する
ことができる。
【0038】上記の繊維構造物に使用できる他の繊維と
しては、特に限定されないが、例えば、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維等の
合成繊維、レーヨン繊維、トリアセテート繊維、ポリウ
レタン繊維等の再生もしくは半合成繊維;綿、麻、シル
ク、羊毛、絹等の天然繊維等が挙げられ、これらを単独
で使用しても2種以上組み合わせて使用してもよい。
【0039】得られた繊維構造物は、吸熱発熱性を必要
とする繊維製品(2次製品)に加工することができる。
このような繊維製品としては、例えば、衣料(例えば、
ユニホーム、スラックス、セーター、ドレスシャツ、ブ
ラウス、スポーツウエア、スカート、作業服、靴下、手
袋、ネクタイ、スカーフ、ストッキング、スキーウエ
ア、スキーブーツ、高齢者用衣料、介護用衣料等)、カ
ーテン、カーペット、シーツ、布団カバー、毛布、自動
車内外装品、産業資材等が挙げられる。
【0040】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。実施例または比較例における成形物の評価方法は
以下の通りである。
【0041】1.吸熱性の評価方法:得られた加工生地
をインナーに縫製した。そして、8人の被験者に着用し
てもらい、15℃、50%RHの環境に3時間以上調温
調湿したのち、1時間かけて35℃、50%RHまで温
度を上昇させた。8人の被験者により吸熱性を以下の4
段階で評価し、その平均点で表示した。 吸熱性の評価方法: ◎:とても吸熱している。 ○:吸熱している。 △:あまり吸熱していない。 ×:吸熱していない。
【0042】2.発熱性の評価方法:得られた加工生地
をインナーに縫製した。そして、8人の被験者に着用し
てもらい、35℃、50%RHの環境に3時間以上調温
調湿したのち、2時間かけて15℃、50%RHまで温
度を降下させた。8人の被験者により発熱性を以下の4
段階で評価し、その平均点で表示した。 発熱性の評価方法: ◎:とても発熱している。 〇:発熱している。 △:あまり発熱していない。 ×:発熱していない。
【0043】3.風合い評価方法:得られた加工生地を
20℃、65%RHの環境下に3時間以上調温調湿し
た。そして、8人の被験者に手で触ってもらい、その風
合いを以下の4段階で評価し、その平均点で表示した。 風合い評価方法: ◎:変わらない。 〇:ほとんど、変わらない。 △:少し、ざらざらしている。 ×:ざらざらしている。
【0044】4.練り込みの評価方法:マイクロカプセ
ルを、繊維を構成する素材に練り込んだときの状態を評
価した。 ◎:マイクロカプセルが繊維からはみ出すことなく紡糸
された。 △:マイクロカプセルが繊維から少しはみ出し紡糸され
た。 ×:マイクロカプセルが繊維からはみ出し完全に練り込
むことが出来なかった。
【0045】マイクロカプセルAの調製 マイクロカプセルの壁材としてメラミン樹脂、潜熱蓄熱
性物質としてノナデカン(和光純薬(株)製)を使用
し、界面重合法によりマイクロカプセルAを調製した。
得られたマイクロカプセルAの粒径分布は1〜5μm、
平均粒径は1.5μm、マイクロカプセル中のノナデカ
ンの内包率は60重量%であった。
【0046】マイクロカプセルBの調製 マイクロカプセルAの調製と同様の方法により、マイク
ロカプセルBを調製した。得られたマイクロカプセルB
の粒径分布は1〜3μm、平均粒径は1.0μm、マイ
クロカプセル中のノナデカンの内包率は60重量%であ
った。
【0047】マイクロカプセルCの調製 マイクロカプセルAの調製と同様の方法により、マイク
ロカプセルCを調製した。得られたマイクロカプセルC
の粒径分布は100〜200μm、平均粒径は125μ
m、マイクロカプセル中のノナデカンの内包率は60重
量%であった。
【0048】実施例1〜4および比較例1〜4 インナー用フライス編物(綿:100重量%、糸使い:
40番手、編成条件:14”12G)を作成し、この加
工布を表1の組成の加工液に浸漬し、絞り率(編物重量
に対する付着した加工液重量の割合)が70%になるよ
うに絞り、100℃で2minで乾燥し、145℃×3
minでキュアリング処理を実施した。実施例1〜4お
よび比較例1〜4で得られた繊維構造物について、吸熱
性、発熱性および風合いの評価を行った。その結果を表
2に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】実施例5〜8および比較例5〜8 鞘部を構成する素材として、IV(固有粘度)=0.6
3のポリエチレンテレフタレート(酸化チタン0.4重
量%)を282℃で溶融した。芯部を構成する素材とし
て、表3に示す配合で、二軸混練機でポリエステルにマ
イクロカプセルを練り込んだマスターペレット(IV=
0.58)を280℃に溶融した。これらを芯鞘型口金
0.3D−0.6L−36Hから吐出させて、巻き取り
速度1000m/分にて巻取り、さらに150℃で3倍
に延伸し、600m/分にて75d、36fの延伸糸を
得た。得られた延伸糸からインナー用フライス編物(ポ
リエステル100重量%、糸使い:40番手、編成条
件:14”12G)を編み立てた。実施例5〜8および
比較例5〜8で得られた成形物(繊維)について、吸熱
性、発熱性および練り込み状態について評価を行った。
その結果を表3および表4に示す。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
繊維は、潜熱蓄熱性物質を封入した特定の粒径分布と平
均粒径を有するマイクロカプセルを特定の割合で保有す
る繊維であり、さらに芯鞘型繊維は、その芯部に潜熱蓄
熱性物質を封入した繊維であるので、吸熱発熱性に優れ
ると共に、その風合いが損われることがなく、また人体
や環境に影響を及ぼすこともない。従って、本発明の繊
維は、吸熱発熱性を必要とする繊維製品に好適に使用で
きる。また、本発明のフィルムは、潜熱蓄熱性物質を封
入した特定の粒径分布と平均粒径を有するマイクロカプ
セルを特定の割合で保有するので、吸熱発熱性に優れる
と共に、人体や環境に影響を及ぼすことがない。従っ
て、吸熱発熱性を必要とするフィルム製品に好適に使用
できる。さらに、スリット状に裁断した本発明のフィル
ムを含む本発明の繊維構造物は、吸熱発熱性に優れると
共に、その風合いが損われることなく、また人体や環境
に影響を及ぼすことがない。従って、このような繊維構
造物は、吸熱発熱性を必要とする繊維製品に好適に使用
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D02G 3/04 D02G 3/04 4L036 3/06 3/06 4L041 D03D 15/00 D03D 15/00 E 4L048 105 105 15/02 15/02 C D06M 13/02 D06M 13/02 23/12 23/12 (72)発明者 井上 正春 大阪市旭区高殿七丁目6−5 環境科学開 発株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA14 AA24 AA29 AA33 AA35 AA43 AA47 AA48 AA50 AA53 AB15 AB18 AB19 AB23 AB27 AC02 AC09 AE22 AF44 AH03 AH11 BB06 BC01 BC07 4J002 BB001 BC021 BD031 BE022 BE031 BG021 CF011 CF031 CF101 CF181 CF191 CG001 CH001 CH022 CK021 CL001 CL061 CL081 CM041 DD066 DE066 DE186 DE226 DG046 DK006 EA016 EG026 FB282 FB286 FD202 FD206 GC00 GK00 GN00 4L031 AA18 AB33 BA32 4L033 AA07 AB06 AC15 BA01 4L035 DD01 JJ06 JJ07 JJ12 JJ14 KK04 KK06 4L036 MA05 MA24 MA34 MA39 PA21 PA33 PA46 UA06 4L041 AA07 BA02 BA05 BA24 BC04 CA06 CB12 CB25 DD21 4L048 AA21 AA28 AA44 AA56 AB16 AB28 CA10 DA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜熱蓄熱性物質を封入した、粒径分布が
    1μm以上5μm以下の範囲内で、かつ平均粒径が1μ
    m以上2μm以下のマイクロカプセルが、成形物重量に
    対し20重量%以下の割合で練り込まれていることを特
    徴とする、マイクロカプセル保有成形物。
  2. 【請求項2】 潜熱蓄熱性物質を封入した、粒径分布が
    1μm以上5μm以下の範囲内で、かつ平均粒径が1μ
    m以上2μm以下のマイクロカプセルが、成形物重量に
    対し10重量%以下の割合で樹脂を介して固着されてい
    ることを特徴とする、マイクロカプセル保有成形物。
  3. 【請求項3】 成形物が繊維である請求項1または2記
    載の成形物。
  4. 【請求項4】 繊維が芯部とその周りを被覆する鞘部か
    らなる芯鞘型繊維であって、当該芯部を構成する素材に
    前記マイクロカプセルが練り込まれている、請求項3記
    載の成形物。
  5. 【請求項5】 成形物がフィルムである請求項1または
    2記載の成形物。
  6. 【請求項6】 スリット状に裁断された請求項5記載の
    フィルムを含んでなる繊維構造物。
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