JP3010623U - クリーナー - Google Patents
クリーナーInfo
- Publication number
- JP3010623U JP3010623U JP1994013319U JP1331994U JP3010623U JP 3010623 U JP3010623 U JP 3010623U JP 1994013319 U JP1994013319 U JP 1994013319U JP 1331994 U JP1331994 U JP 1331994U JP 3010623 U JP3010623 U JP 3010623U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cotton
- melting point
- polyester
- cleaner
- white
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 白色素材による清潔感を持続できるクリーナ
ーを提供する。 【構成】 高融点ポリエステル綿2に低融点ポリエステ
ル綿3を混合し、低融点ポリエステル綿3をバインダー
として成型一体化して固めた白色ポリエステル硬綿4で
構成し、透水性を良好にし乾燥を早くさせ、雑菌の繁殖
を抑え、また耐候性、耐薬品性があることから黄変ない
し変色しにくく、さらに補充的に抗菌繊維を使用するだ
けで、いつまでも白色素材のまま清潔感を持続させるこ
とができる。
ーを提供する。 【構成】 高融点ポリエステル綿2に低融点ポリエステ
ル綿3を混合し、低融点ポリエステル綿3をバインダー
として成型一体化して固めた白色ポリエステル硬綿4で
構成し、透水性を良好にし乾燥を早くさせ、雑菌の繁殖
を抑え、また耐候性、耐薬品性があることから黄変ない
し変色しにくく、さらに補充的に抗菌繊維を使用するだ
けで、いつまでも白色素材のまま清潔感を持続させるこ
とができる。
Description
【0001】
この考案は、台所、洗面所、トイレ、浴室等における陶器製、ガラス製の被清 掃物の清掃あるいは洗浄の他、くつ磨き、家具などの清掃にも使用可能なクリー ナーに関するものである。
【0002】
従来より、家庭の台所等の清掃、洗浄には、ポリウレタンフォームを使用した クリーナーや、このポリウレタンフォームの片面あるいは両面にナイロン繊維よ り構成される不織布を貼り合わせたもの等、様々な構造のクリーナーが市場に提 供されている。
【0003】
ところで、上記ポリウレタンフォームを主要素材とするクリーナーは、吸水性 が高く、また食器等を傷つけにくい点で優れているが、保水性が高いため、雑菌 が繁殖しやすく、長期間の使用で雑菌により黒色化する傾向にある。また、耐候 性に問題があり黄変しやすい性質を有している故、上記の雑菌繁殖性が高いこと と相俟ってクリーナーとして白色素材をそのまま使用しづらく、製造過程で有色 顔料を混合してフォームを成型しているのが現状であり、清潔感をもたらす白色 素材のクリーナーの出現も望まれている。
【0004】 この考案の目的とするところは、上記の点を改善し得、白色素材による清潔感 を持続できるクリーナーを提供することにある。
【0005】
本考案者は、上記目的を達成するため、一般にクッション材あるいは保温材と して普及しているポリエステル硬綿が、良好な透水性を示し、耐候性もよく黄変 しにくい性質がある上に、乾燥時も湿潤時も汚れ面に対する摩擦抵抗が、湿潤時 のポリウレタンフォームの汚れ面に対する摩擦抵抗と変わらないことを見出だし た。そこで、この考案においては、クリーナー素材としてポリウレタンフォーム の代わりに、比較的高融点のポリエステル綿に低融点綿素材をバインダーとして 成型一体化して固めたポリエステル硬綿からなるクリーナーを採用したものであ る。
【0006】 比較的高融点のポリエステル綿は、ポリエチレンテレフタレートのチップから 紡糸され、熱延伸により元の約5倍の長さに延伸されて、繊維内部で高分子の配 向が起こり強度が上がったポリエステル繊維を綿状にしたものが使用されるが、 繊維密度及び繊維自体の強度を適宜選択することにより、クリーナー素材として 、金属用、食器用、プラスチック用、木材用等、被摩擦部材の硬度に応じて、種 々の強度のポリエステル綿が提供可能である。
【0007】 また、低融点のバインダー綿素材としては、種々の繊維が考えられるが、主体 となる高融点のポリエステル綿の機能を最も発揮させるには、低融点のポリエス テル繊維からなる綿素材を使用することが好ましい。
【0008】 これら高融点のポリエステル綿と低融点のバインダー綿素材とを混合割合(重 量)は、種々設定できるが、被清掃面との摩擦抵抗により繊維くずが剥離するの を防止する意味から、高融点ポリエステル綿とバインダー綿素材との混合割合 (重量)は、50〜70:50〜30であることが望ましい。
【0009】 また、この考案に最適な実施態様として、白色ポリエステル硬綿をそのまま使 用したものを採用することができる。すなわち、クリーナーとしては、素材に有 色顔料を混合して様々な色のものを提供できるが、最も清潔感を発揮できる白色 素材は雑菌の繁殖等による黒色化しやすく、また黄変しやすいため避けられてい るのが現状である。しかし、ポリエステル硬綿は、耐候性及び耐薬品性があり、 黄変あるいは変色しにくい特性を有するとともに、透水性があり水に浸しても乾 燥が速い等の特性がある。しかもポリエステル繊維は元来の白色素材である。
【0010】 そのため、最も清潔感を発揮し得る白色素材のポリエステル硬綿をそのまま使 用しても雑菌等による黒色化あるいは変色を防止できる利点があり、清潔感を持 続することができ、製造工程で有色顔料を混合する工程が省略できることから低 コストのクリーナーを提供することができる等の利点がある。
【0011】 さらに、高融点のポリエステル綿として、抗菌繊維、防臭繊維など抗菌防臭加 工を施した繊維さらには防ダニ繊維をも混合した構成も採用可能であり、これに より、雑菌の繁殖を防止することができ、白色素材の色を持続させ、清潔感にあ ふれたクリーナーを提供することができる。
【0012】
上記のように、クリーナー素材としてポリエステル硬綿を使用すれば、ポリウ レタンフォームと同様な摩擦力で食器等の被清掃物の汚れを落とすことができる 。また、硬綿の繊維密度や強度を適宜選択すれば、食器洗用としての用途のみな らず、洗面所、トイレ、浴室等における陶器製、ガラス製の被清掃物の清掃ある いは洗浄の他、くつ磨き、家具などの清掃にも使用でき、さらに身体洗い用とし ても使用できるなど広範囲に使用できる利点がある。
【0013】 また、ポリエステル硬綿素材は、透水性があることから水に漬かっても使用後 の乾燥が早く、雑菌の繁殖を防止することができ、さらに、耐候性、耐薬品性が あり黄変あるいは変色しにくいことから、白色素材のポリエステル硬綿をそのま ま使用しても、いつまでも清潔感あふれる白色状態を持続させることができる。 さらに、抗菌防臭加工を施したポリエステル綿を使用すれば、雑菌の繁殖が防止 でき、清潔感をいつまでも持続させることが可能となる。
【0014】
以下、添附図面に示した実施例について説明する。図1はこの考案に係るクリ ーナーの実施例を示す斜視図であり、この実施例のクリーナー1は、例えば、1 5デニール×64m/mのポリエステル繊維からなる高融点のポリエステル綿2 と、4デニール×51m/mのポリエステル繊維からなる低融点のポリエステル 綿3とを混合し、低融点ポリエステル綿をバインダーとして機能させ、これらを 成型一体化して固めた白色のポリエステル硬綿4で構成されたものである。
【0015】 高融点のポリエステル綿2は、ポリエステル繊維に抗菌防臭加工を施して綿状 にしたものであり、これに低融点のポリエステル綿を混合し、低融点のポリエス テル綿3を温風で加熱溶融して、高融点ポリエステル綿2のバインダーとなし、 全体を成型固化することによってクリーナー1としたものである。
【0016】 この高融点ポリエステル綿2と低融点ポリエステル綿3の混合割合(重量)は 、50〜70:50〜30の割合としている。この混合割合はこれに限るもので はないが、高融点ポリエステル綿2が被清掃面との摩擦抵抗によりほぐれて抜け 落ちない程度に低融点ポリエステル綿3を混合する必要がある一方、低融点ポリ エステル綿3は高融点ポリエステル綿2に比べて高コストであるため、低価格製 品を市場に提供するには、上記混合割合が最も好ましいものといえる。
【0017】 上記同一密度のポリエステル硬綿素材とポリウレタンフォーム素材とによるク リーナーについて、透湿性試験を行った結果では、約10%程度ポリエステル硬 綿素材の透湿度が高かった。従って、ポリエステル硬綿素材の方が、ポリウレタ ンフォーム素材のものよりも乾燥度が高く、雑菌の繁殖が防止できる。また、抗 菌防臭加工を施すと、減菌率も大幅に向上することになる。
【0018】 この考案に係るクリーナーは、図1のごとくポリエステル硬綿単独で構成した クリーナーに限らず、図2に示す態様にも適用できる。すなわち、図2はナイロ ン繊維を織成又は編成して袋体5を構成し、その中にポリエステル硬綿4を内包 した構成を示すクリーナー1の断面図である。この他、図示しないが、ポリエス テル硬綿の片面にナイロン繊維等の不織布を張合わせる構成も考えられる。
【0019】
以上詳述したところから明らかな通り、この考案に係るクリーナーによると、 クリーナー素材としてポリエステル硬綿を使用しているため、従来のポリウレタ ンフォームと同様な摩擦力で、食器等を傷付けるのを防止でき、また、透水性が あることから、水に漬かっても使用後の乾燥が早く、雑菌の繁殖を防止すること ができる。
【0020】 また、ポリエステル硬綿には、耐候性、耐薬品性があり黄変ないし変色しにく い特性があることから、白色素材のポリエステル硬綿をそのまま使用してもいつ までも白色のまま清潔感を持続させることができる。さらに、抗菌防臭加工を施 したポリエステル綿を使用すれば、雑菌の繁殖が防止でき、白色のままの清潔感 をいつまでも持続させることが可能となるという利点も有している。
【図1】この考案に係るクリーナーの実施例を示す斜視
図
図
【図2】他の実施例を示すクリーナーの断面図
1 クリーナー 2 高融点ポリエステル綿 3 低融点ポリエステル綿 4 ポリエステル硬綿 5 袋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61L 9/01 D04H 1/54 J 7199−3B
Claims (3)
- 【請求項1】 比較的高融点のポリエステル綿に低融点
綿素材を混合し、低融点綿素材をバインダーとして成型
一体化して固めたポリエステル硬綿からなるクリーナ
ー。 - 【請求項2】 白色のポリエステル硬綿をそのまま使用
してなる請求項1記載のクリーナー。 - 【請求項3】 抗菌防臭加工が施された比較的高融点の
ポリエステル綿を使用した請求項1、2記載のクリーナ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013319U JP3010623U (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | クリーナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013319U JP3010623U (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | クリーナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010623U true JP3010623U (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=43146381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013319U Expired - Lifetime JP3010623U (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | クリーナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010623U (ja) |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP1994013319U patent/JP3010623U/ja not_active Expired - Lifetime
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