JP3031483U - アイスプライス加工ワイヤーロープ - Google Patents

アイスプライス加工ワイヤーロープ

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JP3031483U
JP3031483U JP1995007167U JP716795U JP3031483U JP 3031483 U JP3031483 U JP 3031483U JP 1995007167 U JP1995007167 U JP 1995007167U JP 716795 U JP716795 U JP 716795U JP 3031483 U JP3031483 U JP 3031483U
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JP
Japan
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protective layer
wire rope
spliced
rubber
thermoplastic
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Application number
JP1995007167U
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English (en)
Inventor
修栄 西坂
Original Assignee
大和工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、防護対策のトータルコストの引き
下げが可能なアイスプライス加工ワイヤロープを提供す
る。 【解決手段】 スプライス加工部の端部にゴム又は熱可
塑性プラスチックからなる管状保護層が被覆固定されて
おり、該保護層の内層部はスプライス加工部表面の凹凸
部に沿ってくい込みアンカー部を形成していることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、アイスプライス加工ワイヤロープ特にスプライス加工部の防護対策 の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプライス加工によりアイ部が形成されたワイヤロープにおいては、スプライ ス加工部の端部からは素線端部の鋭いエッジが露出し、手足を刺傷するなど大変 危険であるので、防護対策を施すことが必要になる。
【0003】 従来一般に防護対策としては、スプライス加工部の端部に金属スリーブ(例 えばアルミ、鉄など)を圧着固定し、該スリーブ内に素線端部の鋭いエッジを隠 ぺいするという方策がとられているが、この防護対策は、金属スリーブの単価が 比較的高いことに加えスリーブの圧着固定のために高価なプレス機などの設置を 必要とし、トータルコストが高くつくという問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は上記従来の問題点を解消し、防護対策費のコストダウンが可能なアイ スプライス加工ワイヤロープを提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、スプライス加工によるアイ部を備えたワイヤロープにおいて、スプ ライス加工部にその少なくとも端部を覆うようにゴム又は熱可塑性プラスチック からなる管状保護層が被覆固定されており、該保護層の内層部はスプライス加工 部表面の凹凸部に沿ってくい込みアンカー部を形成していることを特徴とするア イスプライス加工ワイヤロープに係る。
【0006】
【考案の実施の形態】 以下に本考案の実施の形態を添付図面にもとづき説明すると次の通りである。 図1は本考案ワイヤロープの全体を示し、スプライス加工部1,1の端部には ゴム又は熱可塑性プラスチック製の管状保護層2,2が被覆固定されている。 上記保護層2の内層部2aは、図2の拡大断面図に示すようにスプライス加工 部1の表面の凹凸部1aに沿ってくい込み、アンカー部3を形成している。この アンカー部3の働きで、保護層2はスプライス加工部1に対し、しっかりと確実 に固定される。
【0007】 上記保護層2はスプライス加工部1の端部、即ち素線端部の鋭いエッジが露出 する部分に被覆固定されていればよいが、通常は防護をより安全確実なものとす るために端部を中心にしてその両側に向け延出されている。而して該保護層2は 、図1の右側に断面で示すように、スプライス加工部1に接続するようにロープ 本体4の端部4a上にも被覆固定されることになる。
【0008】 図3はゴム製保護層2の1例を示している。ゴム製保護層2は、例えば未加硫 状態、即ち塑性変形が可能な状態で被覆固定部位Aに予め管状に密着被覆され、 密着によって内層部3aを被覆固定部位の表面の凹凸部に治ってくい込ませ、し かる後に加硫し硬化させることにより得られる。
【0009】 図4はプラスチック製保護層の成形手段の1例を示し、該保護層は、被覆固定 部位Aにセットされた2つ割金型B内にポリ塩化ビニル,ポリエチレン,ポリプ ロピレンなどのような熱可塑性の樹脂液を注入することにより成形できる。
【0010】 その他、プラスチック製保護層は、プラスチック製スリーブを、被覆固定部位 に嵌装した状態で、2つ割金型を適用して加熱加圧することによっても成形でき る。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、保護層がゴム又はプラスチックから成形されているので、従 来の金属スリーブを用いる場合に比べ、材料費が安価になると共に、極めて簡単 な金型の適用でスプライス加工部に対し被覆固定できるので、プレス機を適用す る場合に比べ設備費も安価となり、防護対策のトータルコストの引下げが可能に なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施形態を示す全体図。
【図2】図1の2〜2線に沿う拡大断面図である。
【図3】ゴム保護層の1例を示す縦断面図である。
【図4】プラスチック保護層の形成手段の1例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 スプライス加工部 2 管状保護層 3 アンカー部 4 ロープ本体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプライス加工によるアイ部を備えたワ
    イヤロープにおいて、スプライス加工部にその少なくと
    も端部を覆うようにゴム又は熱可塑性プラスチックから
    なる管状保護層が被覆固定されており、該保護層の内層
    部はスプライス加工部表面の凹凸部に沿ってくい込みア
    ンカー部を形成していることを特徴とするアイスプライ
    ス加工ワイヤロープ。
  2. 【請求項2】 管状保護層がゴム製であって、該保護層
    は、未加硫状態においてスプライス加工部の所定部位に
    予め所定形状に密着被覆された状態で加硫硬化すること
    により形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ワイヤロープ。
  3. 【請求項3】 管状保護層が熱可塑性プラスチック製で
    あって、該保護層は、スプライス加工部の所定部位にセ
    ットされた金型内への樹脂液の注入により成形されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のワイヤロープ。
JP1995007167U 1995-07-13 1995-07-13 アイスプライス加工ワイヤーロープ Expired - Lifetime JP3031483U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04364875A (ja) * 1991-06-11 1992-12-17 Nishijin:Kk 遊技店におけるコイン補給機構
KR102528821B1 (ko) * 2022-07-29 2023-05-04 정삼영 고강도 아이스플라이스를 구비한 트롤 그물용 로프
RU2815117C1 (ru) * 2022-07-29 2024-03-11 Сэмюнг ЧОН Трос для траловых сетей с огоном

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