JP3031306U - エアバッグ展開ドア用の破壊分離型固定装置 - Google Patents

エアバッグ展開ドア用の破壊分離型固定装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未展開状態にあるエアバッグを収納したハウ
ジングの開放端に隣接して、常時は自動車のパネル開口
を閉鎖する破壊分離型固定装置を提供する。 【解決手段】 各固定具アセンブリは、エアバッグ展開
用開口の周囲のパネルの縁部フランジとドアとの重なっ
た部分間に延在する雄型エレメントと雌型エレメントと
を具え、雄型エレメントは、エアバッグ展開後にも雄エ
レメントを恒久的に保持する受入れ用スプリング・クリ
ップを具えた雌型エレメントに嵌合する、膨らんだ自由
端を有するバヨネット式部材を具える。各雄型エレメン
トのベース部分は、薄肉の壊れ易いセクションの中央部
でドアに固定され、雄型エレメントのベースの周囲に延
在する経路に沿って壊れる。ドア背面のみが膨張しつつ
あるエアバッグに対面するので、急速膨張するエアバッ
グが損傷を受けない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、広義にはエアバッグ装置に関し、詳しくは、エアバッグの展開時に パネルの開口から押し開かれる展開ドア用の破壊分離可能な固定装置に関する。 隠蔽されたエアバッグ装置用のパネル開口は、常時には固定装置によって所定の 箇所に維持されているカバー即ちドアによって閉鎖されており、該固定装置は、 エアバッグの展開の際にドアや固定具その他の装置部品の破片が発生して、これ が無秩序に周辺に飛び散らないように、コントロールされた状態で破損するよう に構成されている。また、壊れた場合に、平滑な面のみが膨張するエアバッグに 対面するようにして、急速展開するエアバッグが損傷を受けないようにしている 。
【0002】
【従来の技術】
Muller他の米国特許3,822,894 には、カバーとエアバッグを収納しているディ ッシュとの間に強力なヒンジを使用した組み込み型ののエアクッションを具えた ハンドルが開示され、前記カバーはエアバッグの膨張時に押し開かれるが、ハン ドルから完全には離れないように構成されている。
【0003】 Wulf他の米国特許3,944,250 には、カバーを使用した自動車の乗員保護用の自 動的に膨張可能なガスクッションが開示され、前記カバーはエアバッグ即ちガス クッションの膨張の際に開き、そして開放後に可撓性バンドによって保持される 。 Disalvo 他の米国特許4,893,833 には、エアバッグの展開開口用の蓋が開示さ れ、該蓋と一体化されたアルミ製のヒンジフランジは自動車のフレームにボルト 止めされ、前記蓋が回動して開くことができるようになっている。
【0004】 Hirabayashi の米国特許4,911,471 には、自動車のエアバッグ装置を構成が開 示され、エアバッグの膨張時にエアバッグ上でのドアの回動がストラップによっ て制限され、以てドアの開度を限定するように構成している。 Parkerの米国特許4,964,653 には、エアバッグの展開時に蓋エレメントの運動 を拘束するヒンジと綱との組み合わせによる膨張可能な拘束ドアアセンブリのた めの、自己剥離性のフォーム製蓋エレメントが開示されている。
【0005】 Satoの米国特許5,031,930 には、小さなピンによってエアバッグ・モジュール の側面プレートに取付けられた展開ドアを有するエアバッグ装置が開示され、エ アバッグの展開時に前記ピンが壊れるように構成されている。 Shirackiの米国特許5,064,217 には、エアバッグの容器即ちハウジングに設け られた、所定の箇所に成形されて樹脂製の保持バンドの周囲を被覆した「ナイロ ン」糸のバンドを有する、エアバッグユニット用のカバーが開示されている。
【0006】 Bauer の米国特許5,082,310 には、脆弱な部分を有するドアを具えたエアバッ グ展開用開口を形成する構成が開示され、エアバッグの展開時に、該部分は壊れ て分離したドア部分が開放されるようになっている。 Sakakida他の米国特許5,150,919 には、反対方向に開く一対のドア又は蓋を具 えた自動車用エアバッグ装置が開示され、前記ドアはベルト部材によって拘束さ れ、エアバッグの展開時にドアが横軸を中心に回動した円滑に開くように構成さ れている。
【0007】 Sakaida 他の米国特許5,195,776 には、湾曲したエアバッグ用カバー蓋を有す るエアバッグ装置が開示され、該カバー蓋は中心点のまわりに回動して確実に開 き、エアバッグの膨張を妨げることはない。 Batchelder他の米国特許5,072,967 には、見えないように隠蔽された脆弱な部 分を有するエアバッグ展開用ドアを具えたインストルメント・パネルが開示され 、エアバッグの展開時に所定の線に沿ってドアが壊れて開くように構成されてい る。
【0008】 Comb他の米国特許5,096,221 には、内面に複数の基板を有するエアバッグ用ド アが開示され、これらの基板は常時はドアを閉鎖位置に維持し、その中の少なく とも一つには隠れた引き裂き線が設けられ、ドアが壊れて開口が形成されるよう に構成されている。 Catron他の米国特許5,211,421 には、ドアに二股になった係合用フランジを具 えたエアバッグカバードア用リテーナが開示され、これは常時はドアを閉鎖位置 に維持しているが、エアバッグの展開時には解放されてドアを開くように構成さ れている。
【0009】 Frantz他の米国特許5,211,422 には、上部反作用部材を有するエアバッグを具 えた乗員拘束装置が開示され、前記部材はエアバッグの展開の初期には拘束され ているが、側方部分の折り畳みが伸ばされると拘束が解かれるように構成されて いる。 Fujiwara他の米国特許5,199,739 には、展開するエアバッグによってドアの内 面に圧力が加わると切断する細いピンを具えた自動車用エアバッグカバー開放機 構が開示されている。
【0010】 Wangの米国特許5,219,177 には、エアバッグの展開によって作動してドアを開 く、エアバッグ展開ドア用の解放可能なラッチが開示されている。 Faigle他の米国特許5,242,191 には、エアバッグ自体に取付けられて、開いた 後にカバーを保持するように構成されたひも付きのエアバッグカバー装置が開示 されている。
【0011】 ヨーロッパ特許出願EPO 0415 362 A2 には、緩い可撓性のストラップによって 拘束された二つの破壊分離型カバーを有するエアバッグ支持装置が開示されてい る。 ドイツ特許DE 38 43 686 A1 には、ヒンジエレメントによって自動車のダッシ ュボードに一体化されて保持されている自動車用エアバッグカバーが開示されて いる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、自動車その他のための新規な改良されたエアバッグ装置を提 供することにあり、詳しくは、エアバッグ展開ドア用の新規な改良された破壊分 離型固定装置を提供することにある。 本考案の他の目的は、エアバッグ展開開口の所定箇所にドアを積極的に保持し 、関連するエアバッグの展開時にコントロールされた状態で容易に壊れてドアを 解放して開くことのできるエアバッグ展開ドアのための、新規な改良された破壊 分離型固定具を提供することにある。
【0013】 本考案の更に他の目的は、パネル上のエアバッグ開口の周縁に容易に取付けら れて、エアバッグの展開時までドアを所定箇所にしっかりと確保することのでき る、一体化された固定具を具えたエアバッグ装置用の新規な改良されたドア固定 装置を提供することにある。 本考案の別の目的は、価格が安く、ドアの内面に一体的に形成され、エアバッ グの展開時に特定の箇所で壊れるが、ランダムに形成されたばらばらの破片が生 じないように構成された、エアバッグドア用の新規な改良された固定装置を提供 することにある。
【0014】 本考案の更に別の目的は、前述の特徴を有し、エアバッグの展開時に特定の箇 所で壊れて、展開するエアバッグに対して平滑な面のみが対面し、開いたドアや カバーによって膨張中のエアバッグが損傷されないように構成された、新規な改 良されたエアバッグ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的と利点は、ドアの内面に一つ以上の固定具を設けた、エアバ ッグ展開ドア用の新規な改良された破壊分離型固定装置によって達成される。こ のドアは、事故の際に急速に膨張して自動車の乗員を保護するように、折り畳ま れた未展開状態にあるエアバッグを収納したハウジングの開放端に隣接する自動 車のパネル開口を、常時には閉鎖するように構成されている。この固定装置は、 ドアの重なった縁部分とエアバッグの容器と一線状に並んだエアバッグ展開用の 開口の周囲の自動車のパネルの縁部フランジとの間に延在するバヨネット型のエ レメントを具えた互いに間隔をおいて設置された複数の固定具を具えている。こ のバヨネット型のエアバッグは、エアバッグが展開した後も固定具を保持する受 入れ用スプリング・クリップに嵌合するように構成された膨らんだ自由端を有す る。各バヨネット型エレメントのベースは、該ベースの周囲で壊れるように構成 された環状の薄い断面を有する壊れ易い環状の中央部分でドアに固定され、エア バッグが膨張してパネル開口を通じて外へ張り出すにつれてドアが押し開かれる 際にこれと共に残る。破壊が生じた後、ドアの平滑な内側の背面のみが膨張する エアバッグに対面するので、エアバッグの損傷は生じない。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1,2は、シート26に座った一人以上の乗員24を収容する乗員室22を 具えた自動車20を示している。自動車20は、乗員24の前面にダッシュボー ドとパネル30を具え、その中に設置されたエアバッグ/インフレータ・アセン ブリ34の真上には大きな開口32が設けられている。このエアバッグ/インフ レータ・アセンブリ34は、パネル30とエアバッグ展開開口32の下方の所定 箇所に固定されたハウジングまたは容器36を具えている。エアバッグ38は未 膨張即ち未展開状態でハウジング36内に収納されて保護されているが、事故の 際には図2に示すように展開して、自動車の乗員24を傷害から保護する。
【0017】 パネル開口32は、可動のエアバッグ展開ドアまたはカバー40によって常時 は図1,5に示すように閉鎖されて、開口32の上方のパネル30の上面の一部 を形成している。衝突等の緊急事態の際にエアバッグ38が膨らんで急速に外方 に張り出すと、ドア40はパネル開口32から急速に離れ、張り出しつつあるエ アバッグを殆ど妨害せずに、図2に示すように膨張させる。ドア40は外層部4 4と内層部46とを具え、これらは好ましくは成形されたプラスチック材料で作 られ、エアバッグが展開してドアが壊れる際に小さな多くの破片が発生しないよ うに、ドア40全体に強度と一体性を与える。前記外層部44と内層部46は、 その周縁部同士で結合されて頑丈且つ軽量な中空のドア構造を形成する。
【0018】 本考案によれば、ドア40は、その両側縁及び/又は両端等の互いに離れた箇 所に設けられた複数の破壊分型固定具アセンブリ50を具えた固定装置によって 、常時にはエアバッグ用のパネル開口32の真上の閉鎖位置(図1)にこれを覆 うように維持されている。固定具アセンブリ50は、ドア40の内層部46の下 向きの内面とエアバッグ用パネル開口32の両側縁又は両端に沿って延在するパ ネルの周縁フランジ31の上向きの面との間に延在するピンとソケットを具えて いる。ドア40は、エアバッグ38が展開するまで所定位置に確保され、自動車 のパネル30のエアバッグ展開開口32を覆って外部からの無用のアクセスを制 限し、エアバッグ38/インフレータ・アセンブリ34が損傷しないように保護 している。
【0019】 図7及び9に示すように、それぞれの固定具アセンブリ50はピン70とソケ ット54を具え、該ソケット54は、比較的長く、細く且つ角度的に広がった撓 み可能な一対の脚部58と一体的に結合された、ほぼ円形の閉鎖端56を有する 金属製のスプリング・クリップ(54)から成る。これらの広がった可撓性を有 する脚部58は、これにほぼ直交する同一面上で互いに一線をなすように対向す る一対のベース脚60と一体的に結合されている。これらのベース脚は、周縁フ ランジ31の隣接面又はドア40の内層部46の隣接面のいずれかに当接するよ うに構成されている。前記雌型スプリング・クリップ54は、ベース脚60の内 側端と一体的に結合された、周縁フランジ31又はドアの内層部46のいずれか の一方(図7,9参照)の適宜箇所に設けられた取付け孔64に入り込んだ、平 行な、互いに離れた一対の取付け用脚部62をも具えている。各スプリング・ク リップ54は、互いに対向して外向きに張り出し、それぞれが取付け用脚部62 に一体的に結合された一対の保持用タブ66をも具え、該タブは、挿入後に、ス プリング・クリップが取付けられる周縁フランジ31又はドア内層部46の面に 接し、スプリング・クリップを所定の箇所に保持するように構成されている。
【0020】 各固定具アセンブリ50は、孔64を通って、該孔に挿入されたスプリング・ クリップ54の取付け用脚部62同士の間に突出するように構成された、バヨネ ット式の雄型エレメントまたはスタッド70を具えている。このスタッド70は 、スプリング・クリップ54の円形端部56に嵌まり込んでそこに留まるように 構成された、膨らんだ保持用ボール部72をその自由端に具えている。
【0021】 エアバッグ・アセンブリ34が自動車20の所定箇所に設置された後、パネル 開口32の上方にドアまたはカバー40が置かれ、パネル30に向かって下方に 動かされ、図1と5に示す閉鎖位置を占める。カバー40が所定位置に取付けら れると、バヨネット式スタッド70は、周縁フランジ31又はドアの内層部46 (図7と9を参照)の孔64の中に下向きに押し込まれ、スプリング・クリップ 54の可撓性脚部58は、スタッドのボール72がソケット即ちスプリング・ク リップ54の円形端部56にしっかりと嵌まり込むまで互いに外向きに押し開か れ、これによって、該脚部は弾性的に互いに内向きの復帰力を与えられ、各固定 具アセンブリ50のスタッドとスプリング・クリップを共にロックし、エアバッ グの展開が起こるまで、ドアまたはカバー40をエアバッグ用パネル開口32を 覆う閉鎖・保護位置(図1と5)に保持する。
【0022】 図7と9を参照すると、本考案によれば、各雄型スタッド70は、自由端に設 けられた膨れたボール部72の直ぐ内側に最小径を有するステム部74を有し、 該ステム部は、スタッドの取付けを容易にするためのスパナ受け面を形成する六 角又は八角断面の基端部76に向かうにつれて徐々に直径を増している。スタッ ド70は、ボール部72から離れる方向に基端部76から延在する同心状のねじ 端部78をも有している。このねじ端部78は、ドアのパネルの周縁フランジ3 1又は内層部46に、孔64と各スタッドに連携する雌型スプリング・クリップ 54とに同心的に一致するように設置された、内部ねじ山を有するチューブ状カ ラー80に螺合するように構成されている。
【0023】 本考案によれば、スタッド70のねじ端部78を受け入れる内部ねじ山を具え たこの中空の金属カラー80は、成形によってドア40の内層部46の所定箇所 に設置されるか(図7)、またはパネルの周縁フランジ31の所定箇所に圧入そ の他の恒久的手段によって設置される(図9)。いずれの場合にも、各カラー8 0の周囲には、ドア40又は周縁フランジ31の基板上に、規定されたV字型の 断面を有する一つ以上の円形の弱め溝84によって基板の厚さを薄くされたほぼ 円形の破壊・切断領域82が設定され、エアバッグ38が急速膨張する際の圧力 によってドア40が外に開かれると、前記溝の頂点に沿って破壊が生じる。
【0024】 この弱め溝84は、エアバッグの展開時にドア40又はパネルの周縁フランジ 31のランダムな破壊を防ぎ、円形の弱め溝の頂点の位置によって破壊領域が正 確に規定され、エアバッグの展開の際に、カラー80の周囲の少量の基板86( 図6)がカラーと共に積極的に維持される。雄型スタッド70も、エアバッグ3 8の展開の前、最中及び後を通じて、各破壊分型固定具アセンブリ50のスプリ ング・クリップ54とこれに関連するスタッド70とが連続的に維持されている 基板部材に対面している基板部材(図4)のほぼ円形の孔82を離れた関連する 雌型スプリング・クリップ54によって、嵌まり込みロック位置に積極的に保持 される。
【0025】 ドア40をパネル30の開口32の上方に設置した後にエアバッグ・アセンブ リ34の手入れ又は自動車20からの取外しが必要になった場合には、スプリン グ・クリップ54の円形閉鎖端56に隣接する小径のネック部の近くで可撓性脚 部58が広げられ、スタッドの自由端のボール部72を解放して引き出す。 このように、本考案の破壊分離型固定装置は、エアバッグの展開時にドアや周 縁フランジ等の部品がランダムな多数の破片に破壊されて好ましくない飛散物体 となることを防止すると共に、設置後はエアバッグが使用されるまで、ドアやカ バーを積極的に維持する。更に、この装置は安価であり、作動は確実でしかも操 作は簡単であり、エアバッグのインフレータ装置を所定の箇所に設置した後に容 易に設置可能である。
【0026】 図10〜15には、事故の際に乗員を傷害から保護するために自動車20の乗 員室22に使用される、新規な改良された破壊分離型ドア固定装置の別の実施例 100が示されている。この装置100は、ダッシュボード28の背後のパネル 30の下方に取り付けられた、図10に折り畳まれた未展開状態で示されている 膨張可能なエアバッグ38の入った容器ハウジング36を具えたエアバッグ/イ ンフレータ・モジュール34と共に使用され、該エアバッグは事故の際には直ぐ に急速膨張して(図11)パネル開口32を通じて外に張り出し、自動車の乗員 を支持・緩衝するように構成されている。
【0027】 エアバッグ38の展開のためのパネル開口32は、図10に示すように、常時 は、パネル開口を取り巻くダッシュボード28の周縁部分28aに固定されてい るドア140によって閉鎖され、前記周縁部分にはその両端に本考案によって構 成された固定具150を受け入れるための孔29が設けられている。 ドア140は、図11に示すようにエアバッグが展開する際に急速膨張するエ アバッグ38によってドアの内面に大きな力が加わった場合に、壊れてばらばら の破片にならないように、頑丈で且つ比較的軽量なプラスチック材料で成形され ることが望ましい。このドアは図10と11に示すような形状を有する成形され た外壁142を具え、該外壁はその周縁部で外壁の内面に形成されたほぼ円筒形 をなす一体的に形成された止め具146によって内壁144に結合され、図12 〜14に示すように、該止め具は内壁の開口を貫通して該内壁の背面上に突出し て熱固定される。
【0028】 こうして得られた中空構造のドア140は、図12と13に示すように、内壁 に取付けられ、該内壁に形成された大きな長方形状のスロット156を貫通する 一つ以上のストラップ154の外端部に接続された応力分散用の細長い棒152 を収容するために、一体的に熱固定された外壁142と内壁144との間に大き な空間を有している。前記ストラップ154の内側端は、図10と11に示すよ うに、エアバッグ/インフレータ・モジュール34の容器ハウジング36に恒久 的に取付けられたクリップ158に確保されている。図11に示すようにエアバ ッグ38が展開する時に、ストラップ154は積極的にドアを拘束し、ドア14 0が移動可能なパネル開口32からの距離を限定して、ドアによって自動車20 の乗員が傷つけられないように保護する。
【0029】 本考案によれば、ドア140の内壁144は、その両端に、後方又は内側に突 出したほぼ正方形状の、互いに間隔をおいて配置された複数の壁セグメント16 0を具えている。固定具150は、各壁セグメント160に取付けられて、ドア 140をパネル開口32の上方の閉鎖位置に確保する。 内側又は後方に突出した各壁セグメント160は、上下縁(図12と13のA とB)に沿って、薄い破壊壁162によって内壁144の直接隣接壁部分164 に一体接合されている。突出した壁セグメント160の両端の上下一対の破壊壁 162の隣接端の間には、壁セグメント160の内側縁に係合する湾曲部172 を有するU字型のベースクリップ170の舌片168を受け入れる開口又はスロ ット166が設けられている。各舌片168は、外縁につめ169(図14)を 具えた自由端を有し、ベースクリップ170が所定の箇所に挿入されて舌片が壁 セグメントの背後に位置すると、舌片がスロット166から抜け出すことを防い でいる。
【0030】 各ベースクリップ170は、ドア140が所定箇所に取付けられてパネル開口 を閉鎖した場合、一方向に移動して該パネル開口32の周囲の周縁部28aの待 機孔29に挿入される、後方に直角方向に延在するバヨネット式の脚部176を 担持した外側ベースセグメント174をも具えている。脚部176は、ベース1 74の近傍に円錐台状のスカート178を具えてドア140とパネルの周縁部2 8aとの間を隔て、ドアに外向きの付勢力を与えてがたつきや騒音を防止してい る。
【0031】 各脚部176はその自由端が丸くなり、等間隔に配置された一体化された複数 のロック用フィンガ180(図14)を具え、該フィンガは半径方向にその自由 端182に向かって放射状に外側に傾斜しており、ドア140が一旦設置される と、開口29の周囲のパネル28の後面に係合し、固定具150を恒久的にロッ クする。
【0032】 このようにドア140が設置されて固定具150が所定の箇所にロックされた 後、エアバッグ38が展開して急速に膨張し、ドア140を押し開いてパネル開 口32から離れるように動かすと、内壁144は、各固定具支持セグメント16 0に隣接する薄い破壊壁162の部分で、縁A,Bに沿って壊れるが、この破壊 壁はスロット166と共に制御された破壊経路を形成し、ほぼ正方形状の破壊に よって形成された開口190(図13)を、内壁の両端に残す。図11に示すよ うに、エアバッグが展開した後、固定具150と支持壁セグメント160は、ド ア140が開かれても、元の場所に留まっている。舌片168が一旦スロット1 66に充分に挿入されると、固定具150はドア140に対して正しい位置に確 実に固定・保持され、舌片168の両端部168aと168bは、内壁144の 両内側縁面200と201に対面する。
【0033】 ドア140が所定の箇所に取付けられてパネル開口32を閉鎖すると、各固定 具150の脚部176は開口29に一致し、そこに押し込まれる。この押し込み 作用によって生じた応力は、縁AとBに沿って両領域162を弾性的に歪ませる 。舌片168の両端部168a,168bは、内壁144の縁200と201に 対して押しつけられる。従って、脚部176を押して開口29を通過させるのに 必要な力は、縁A,Bに沿って領域162によって伝達されずに、両端部168 a,168bを経て内壁144に直接伝達され、更に縁200と201に伝達さ れる。かくして、ドアの取付けの際の縁A,Bの破損が防がれる。薄い破壊壁セ グメント162に制御された破壊が生じたとしても、ドア140の内壁144の 背面は平滑に保たれ、展開時にエアバッグ38を損傷する恐れのある、破壊に起 因する障害は起こらない。更に、開いたドア140は確実につなぎ止められ、壁 セグメント160と固定具150は元の設置位置に積極的に保持される。
【0034】 上述の説明を参照して、本考案の多くの変形や改変が可能なことは明らかであ る。従って、本考案は、登録請求の範囲に入っている限り前述の実施例以外のも のも包含することを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案によって構成されたエアバッグ
展開ドア又はカバー用の破壊分離型固定装置を示す自動
車の側断面図であり、ドアはエアバッグ展開開口を覆っ
てパネル上の所定箇所にあり、エアバッグは未膨張の状
態を示している。
【図2】図2は、図1と同様の側断面図であるが、エア
バッグの展開の際に固定装置が破壊された後にエアバッ
グは展開位置にある状態を示している。
【図3】図3は、本考案によって構成されたエアバッグ
展開開口用のドアまたはカバーの背面図であり、カバー
に取付けられたバヨネット式エレメントを示している。
【図4】図4は、エレメントが展開した後のドアまたは
カバーの下面の一部の斜視図である。
【図5】図5は、図1と同様の拡大部分側断面図であ
り、固定装置によって所定位置に確保され、パネルの開
口を閉鎖している状態を示している。
【図6】図6は、図5と同様の拡大部分側断面図であ
り、エアバッグが展開した後に、ドアが開放位置にある
状態を示している。
【図7】図7は、図5のVII−VII線に沿って切断
した拡大部分側断面図である。
【図8】図8は、図7のVIII−VIII線に沿って
切断した拡大部分側断面図である。
【図9】図9は、図7と同様の拡大部分側断面図であ
り、本考案の破壊分離型固定装置の他の実施例を示して
いる。
【図10】図10は、本考案によって構成されたエアバ
ッグ展開ドア又はカバー用の新規な改良された破壊分離
型固定装置の他の実施例の図5と同様の拡大部分側断面
図であり、エアバッグが展開する前でドアが閉鎖位置に
ある状態を示している。
【図11】図11は、図10と同様の拡大部分側断面図
であり、エアバッグが展開した後にドアが開放位置にあ
る状態を示している。
【図12】図12は、図10のXII−XII線に沿っ
て切断した、閉鎖位置にあるドアの背面図である。
【図13】図13は、図11のXIII−XIII線に
沿って切断した、エアバッグの展開後における開放位置
にあるドアの背面図である。
【図14】図14は、図12のXIV−XIV線に沿っ
て切断した、閉鎖位置にあるドアを所定位置に取付ける
ための本考案の固定装置の拡大部分側断面図である。
【図15】図15は、図14のXV−XV線に沿って切
断した断面図である。
【符号の説明】
20…自動車 22…乗員室 26…シート 30…パネル 32…エアバッグ展開用開口 34…エアバッグ/インフレータ・アセンブリ 36…ハウジング 38…エアバッグ 40…ドア 44…外層部 46…内層部 50…破壊分型固定具アセンブリ 54…ソケット 70…ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 フレッド マイケル ベントレー アメリカ合衆国,ユタ 84040,レイトン, イースト 2538 ノース 3750 (72)考案者 デニス ジュレ トスタン フランス国,95800 セルジー ル オー ト,ビラ.パシフロール 2

Claims (35)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグが膨張してパネル開口を通過
    してドアを開放するまで、パネル開口を覆う閉鎖位置に
    パネルを維持するための破壊分離型固定装置であって、 パネル縁部分とドアのいずれか一方に取着された雌型ソ
    ケット手段と、パネル縁部分とドアのいずれか他方に取
    着され、前記雌型ソケット手段に嵌合してエアバッグが
    膨張するまでその状態が維持されるように構成された膨
    らんだ自由端を有する雄型スタッド手段、とを含む、パ
    ネル開口の縁に沿ったパネル縁部分とドアの間に延びる
    固定具手段と、 前記雄スタッド手段を取り囲むパネル縁部分又はドアに
    低強度の周辺基板を形成する破壊線形成用の溝手段、と
    を含み、 エアバッグの膨張時に該周辺基板が前記溝手段に沿って
    破壊され得ることを特徴とする破壊分離型固定装置。
  2. 【請求項2】 前記溝手段が、前記ドアまたは縁部分の
    少なくとも一方の面に刻まれている、請求項1に記載の
    破壊分離型固定装置。
  3. 【請求項3】 前記溝手段が円形溝であり、その円形の
    直径に沿う断面がV字型である、請求項1に記載の破壊
    分離型固定装置。
  4. 【請求項4】 前記ドアまたは縁部分の両面に形成され
    た一対の円形溝である、請求項2に記載の破壊分離型固
    定装置。
  5. 【請求項5】 前記ソケット手段が、該ソケット手段に
    挿入された前記スタッド手段の膨らんだ自由端を受け入
    れて保持するための閉鎖端部を有するスプリング・クリ
    ップを具えている、請求項1に記載の破壊分離型固定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記スプリング・クリップが、閉鎖端と
    ドアまたはパネルの縁部分のこれに対面する面との間に
    延在する弾性変形可能な脚部を具えている、請求項5に
    記載の破壊分離型固定装置。
  7. 【請求項7】 前記スプリング・クリップが前記閉鎖端
    から離れる方向に延在する一対の取付け用脚部を有し、
    前記ドアまたはパネルの縁部分が、前記スプリング・ク
    リップの前記取付け脚部と前記スタッド手段とを受け入
    れるための貫通孔を具えている、請求項6に記載の破壊
    分離型固定装置。
  8. 【請求項8】 前記スタッド手段が、前記孔内で前記ス
    プリング・クリップの取付け脚部同士の間に延在してい
    る、請求項7に記載の破壊分離型固定装置。
  9. 【請求項9】 前記スプリング・クリップが、変形可能
    な前記脚部と前記取付け脚部との間に結合されて前記対
    面する面に隣接して位置する一対のベース脚を具え、そ
    して、前記ドアまたはパネルの縁部分の前記対面する面
    と反対側の面に隣接して、前記孔とは反対方向に外向き
    に延在する前記取付け脚部を結合する保持脚部を具え、
    スプリング・クリップを所定箇所に保持するように構成
    されている、請求項8に記載の破壊分離型固定装置。
  10. 【請求項10】 前記スタッド手段が所定箇所に嵌合し
    た後に、該スタッド手段を前記スプリング・クリップか
    ら引き抜くために、前記変形可能な脚部が互いに離れる
    方向に可動である、請求項8に記載の破壊分離型固定装
    置。
  11. 【請求項11】 パネル開口に隣接するフランジの間に
    延在する少なくとも一つのピン/ソケット・コネクタを
    含む固定具手段と、 エアバッグが展開して前記パネル開口を通じて膨張する
    際に前記ドアを破壊して解放するめに、前記ピン/ソケ
    ット・コネクタの周囲のドアと縁部分との間に形成され
    た小さい断面を有する破壊セクションとを具えた、 エアバッグ展開ドアを、膨張可能なエアバッグと一線上
    に並んでいるパネル開口を閉鎖する位置に保持するため
    の破壊分離型固定装置。
  12. 【請求項12】 前記破壊セクションが、前記ピン/ソ
    ケット・コネクタを取り囲む溝を具えている、請求項1
    1に記載の破壊分離型固定装置。
  13. 【請求項13】 前記溝が前記ドアに形成されている、
    請求項12に記載の破壊分離型固定装置。
  14. 【請求項14】 前記ドアに互いに間隔をあけて取付け
    られ、前記縁部フランジの方に延在する複数の前記ピン
    /ソケット・コネクタを具えた、請求項11に記載の破
    壊分離型固定装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも一つの前記溝が、各ピン/
    ソケット・コネクタの周囲に形成されている、請求項1
    4に記載の破壊分離型固定装置。
  16. 【請求項16】 前記ピンが、前記溝に取り囲まれたカ
    ラーに取付けられて前記ドアに取付けられている、請求
    項13に記載の破壊分離型固定装置。
  17. 【請求項17】 前記カラーがねじ孔を有し、前記ピン
    は該ねじ孔に螺合するねじ山付きの端部を有する、請求
    項16に記載の破壊分離型固定装置。
  18. 【請求項18】 前記ピンが前記ねじ山付き端部に隣接
    して平坦な面を有し、前記ピンを前記カラーの所定箇所
    に固定する場合にここにスパナをあてがう、請求項17
    に記載の破壊分離型固定装置。
  19. 【請求項19】 前記ソケットが、前記パネルの縁部フ
    ランジに設けられた孔内に延在する一対の取付け脚部を
    有し、ここに前記ピンを受け入れるように構成されてい
    る、請求項13に記載の破壊分離型固定装置。
  20. 【請求項20】 前記ソケットが、前記孔を通じて前記
    ソケットに挿入される際に前記ピンと係合可能な複数の
    変形可能なスプリング脚を有する、請求項19に記載の
    破壊分離型固定装置。
  21. 【請求項21】 ドアをエアバッグ展開用パネル開口を
    閉鎖する位置に確保するための破壊分離型固定装置であ
    って、前記ドアは、 展開の際にエアバッグと接触する比較的比較的平滑な背
    面を有する内壁部材を具え、該背面は、エアバッグが展
    開して前記内壁部材をパネル開口から外に押出す時に、
    所定の経路に沿って壊れるように構成された薄い壁部材
    によって、前記内壁部材の隣接部分に結合された一つ以
    上の固定具支持セグメントを有し、 更に、エアバッグが展開するまでパネル開口の上方の所
    定箇所に前記ドアを確保するために、前記セグメント上
    に取付けられた固定具を具え、前記破壊経路は、前記支
    持セグメント上に該固定具を取り囲んで設けられ、前記
    内壁部材の前記隣接部分に開口を規定している、破壊分
    離型固定装置。
  22. 【請求項22】 前記固定具支持セグメントが両側の複
    数の前記薄い破壊壁の間に位置している、請求項21に
    記載の破壊分離型固定装置。
  23. 【請求項23】 前記固定具支持セグメントの両側の前
    記各破壊壁が、これを横切って延在する開放スロットで
    終わる両端を有する、請求項22に記載の破壊分離型固
    定装置。
  24. 【請求項24】 前記固定具支持セグメントが、少なく
    とも一つの前記破壊壁と前記破壊経路を形成している少
    なくとも一つの前記スロットとによって取り囲まれてい
    る、請求項23に記載の破壊分離型固定装置。
  25. 【請求項25】 前記固定具が、少なくとも一つの前記
    スロットに挿入可能で且つ他方のスロットの方に延在す
    る舌片を有するベースエレメントを具え、該舌片は前記
    内壁部材の前面に隣接して位置している、請求項24に
    記載の破壊分離型固定装置。
  26. 【請求項26】 前記舌片が、前記他方のスロットを貫
    通して延在する自由端を有し、前記内壁部材の前記背面
    に接触している、請求項25に記載の破壊分離型固定装
    置。
  27. 【請求項27】 ベースエレメントが、前記支持セグメ
    ントと前記舌片に重なったベースと、該ベースから外方
    に延在してパネル開口の上方のパネルの縁部分と係合し
    て固定される脚部とを具えている、請求項26に記載の
    破壊分離型固定装置。
  28. 【請求項28】 前記脚部が、前記縁部分の固定具受入
    れ孔を貫通する際にパネルの縁部分に固定的に係合する
    ように構成された少なくとも一つの可撓性のロック用フ
    ィンガを有する、請求項27に記載の破壊分離型固定装
    置。
  29. 【請求項29】 前記脚部が、該脚部の端部を一体的に
    結合する一対の可撓性のロック用フィンガを有し、該フ
    ィンガは、それぞれ、前記ベースに向かって前記脚部か
    ら外方に傾斜し、前記孔の外側の縁部分の面と係合して
    前記固定具をロックするように構成されている、請求項
    28に記載の破壊分離型固定装置。
  30. 【請求項30】 ドアを自動車のエアバッグ展開用パネ
    ル開口を閉鎖する位置に維持するための破壊分離型固定
    装置であって、前記ドアは、 パネル開口に沿って延在するパネルの周縁部分に設けら
    れた孔に固定具を保持係合するために、固定具支持用の
    内側に突出したセグメントを有する内壁を具え、前記突
    出セグメントは、その両縁で、薄い壊れ易い壁セクショ
    ンによって前記壁の隣接部分に結合され、該壊れ易い壁
    セクションの両端の前記両縁の間には、開放スロットが
    設けられ、 ベースと、そこから前記縁部分の前記孔に一方向から挿
    入可能に外方に突出した脚部とを有する固定具を具え、
    該ベースは、前記突出セグメントの背後のスロットに挿
    入される舌片と、前記脚部を結合する前記突出セグメン
    トの外側部分とを具えている、破壊分離型固定装置。
  31. 【請求項31】 前記ベースはU字型エレメントを具
    え、前記舌片と外側部分とが前記スロットの一つに隣接
    する湾曲部分によって一体結合されている、請求項30
    に記載の破壊分離型固定装置。
  32. 【請求項32】 前記湾曲部分が前記突出セグメントの
    縁に係合している、請求項31に記載の破壊分離型固定
    装置。
  33. 【請求項33】 前記脚部が、縁部分の固定具受入れ孔
    を貫通して該脚部を挿入すると、パネルの縁部分にロッ
    クされるように構成された少なくとも一つのロック用フ
    ィンガを有する、請求項30に記載の破壊分離型固定装
    置。
  34. 【請求項34】 前記脚部が、その両側に該脚部の端部
    と一体的に結合された一対の可撓性ロック用フィンガを
    有し、各フィンガは該脚部から外方に前記ベースの方に
    傾斜し、前記孔の外側の縁部分の面と係合して前記固定
    具を所定位置にロックするように構成された自由縁部を
    有している、請求項33に記載の破壊分離型固定装置。
  35. 【請求項35】 前記舌片が保持手段を具えた自由端を
    有し、該舌片が前記スロットに挿入された後、前記突出
    セグメントの隣接縁に保持係合される、請求項33に記
    載の破壊分離型固定装置。
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