JP3031145B2 - ヒンジキャップの取付け構造 - Google Patents

ヒンジキャップの取付け構造

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JP3031145B2
JP3031145B2 JP5290893A JP29089393A JP3031145B2 JP 3031145 B2 JP3031145 B2 JP 3031145B2 JP 5290893 A JP5290893 A JP 5290893A JP 29089393 A JP29089393 A JP 29089393A JP 3031145 B2 JP3031145 B2 JP 3031145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓋本体を開閉する一対
のヒンジと蓋本体の回動付勢を行なうヒンジとを有する
ヒンジキャップの取付け構造に関し、特に、ボトル本体
の口部の周囲に固着する固定筒部とヒンジキャップとを
別体に形成し、ヒンジキャップを固定筒部に固定するヒ
ンジキャップの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒンジキャップの取付け構造とし
ては実開平4−109051号が開示されている。
【0003】図6はこのヒンジキャップの構造を概略図
示したものであり、符号1は図示しないシャンプー用プ
ラスチックボトル本体の口部に固着される固定筒部であ
る。固定筒部1とヒンジキャップ2とは別体に形成さ
れ、固定筒部1の装着穴3の内側に係合壁部4が形成さ
れ、係合壁部4の下端にヒンジキャップ2の差込片部5
のあご部5a、5aが係合するようになっている。装着
穴3の内側には係止壁部4とともに一対の差込片部5、
5を外側に広げる突起6、6が形成され、突起6、6が
一対の溝7、7に圧入されると、あご部5a、5aが係
合壁部4、4に係止してヒンジキャップ2が固定筒部1
に固定されるようになっている。2aはヒンジキャップ
2の蓋本体である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなヒンジキャップの取付け構造は、一対の差込片部
5、5の間に一対の溝7、7及び中央部の付勢用のヒン
ジ部2bが形成され、左右の溝7、7内に突起6、6が
圧入される構造となっているので、構造が複雑となり、
ヒンジキャップ2の取付け強度が低下し易い問題があ
る。
【0005】本発明にかかるヒンジキャップは、このよ
うな問題に着目してなされたものであり、構造が比較的
簡単でしかもヒンジキャップの取付け強度の低下しにく
いヒンジキャップの取付け構造を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかるヒンジキャップの取付け構造は、ヒ
ンジキャップの差込片部の下端部に縦方向に延びる溝に
より二股に分岐する一対の係止片部が形成され、この一
対の係止片部の相対する内側の側面部に互いに接近方向
に突出するあご部が形成され、前記挿入穴を形成する幅
の広い内壁面から外方へ突出して前記一対の係止片部が
嵌合する嵌合部が形成され、この嵌合部の先端にフラン
ジが形成され、前記差込片部を前記挿入穴に挿入した時
に、この嵌合部の下部が前記一対の係止片部のあご部に
保持されるとともに前記フランジと内壁面とによって前
記差込片部を挟み込むことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明にかかるヒンジキャップの取付け構造に
よれば、差込片部が二股に分かれており、ヒンジキャッ
プの差込片部が固定筒部の挿入穴に差し込まれるとき
に、一対の係止片部の間に挿入穴側の嵌合部が嵌合し、
さらに嵌合部の下部が係止片部の下部があご部によって
保持されるので、容易に抜けにくくなり、差込片部の支
持剛性が向上している。また、差込片部の挿入をし易く
するために、挿入穴の幅を差込片部の肉厚よりも大きく
しても、差込片部を挿入穴に挿入した時に、嵌合部の下
部が一対の係止片部のあご部に保持されるとともにフラ
ンジと内壁面とによって差込片部が挟み込まれるので、
差込片部が前後左右に、すなわちヒンジキャップが前後
左右にガタついてしまうことがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかるヒンジキャッ
プの取付け構造を図面に基づいて説明する。
【0009】図1〜図3は、本発明の実施例にかかるヒ
ンジキャップの取付け構造を示したものであり、図2は
ボトルの概略構造を示している。図2において、ボトル
本体10はプラスチックで製造されたものであり、ボト
ル本体10上部の口部の周囲には固定筒部11とヒンジ
キャップ12からなる蓋体が固定されている。固定筒部
11とヒンジキャップ12とは、プラスチックにより別
体に形成されたものであり、固定筒部11の周縁部には
ボトル本体10の縦方向に延びる挿入穴13が形成され
ている。図1に示すように矩形の横断面形状の挿入穴1
3にはヒンジキャップ12の差込片部14が装着される
ようになっている。
【0010】ヒンジキャップ12は差込片部14と蓋部
本体12aを有する。蓋部本体12aは一対の第1ヒン
ジ15、15を介して差込片部14の上端部と連結され
ている。蓋部本体12の一対のヒンジ15、15が挟ま
れている部位は、弾性部16aとされている。弾性部1
6aは、薄肉部16bを介して蓋部12aと回動自在に
連結している。弾性部16aは第1ヒンジ15、15よ
り下の第2ヒンジ16を介して差込片部14と連結され
ている。差込片部14の下端部は溝17により二股に分
岐しており、一対の係止片部18、18が形成されてい
る。一対の係止片部18、18の内側端面部には、円弧
形状部19が形成されており、円弧形状部19の上部に
小幅の溝20が形成されている。
【0011】係止片部18、18の円弧形状部19に
は、挿入穴13の内側壁部21に突設された円柱状の嵌
合部22が嵌合するようになっており、係止片部18、
18がフリーになっているとき、円弧形状部19は嵌合
部22の径よりもやや狭くなるように、係止片部18、
18の対向間隔は狭められている。円弧形状部19の下
部はあご部23とされている。あご部23は、円弧形状
部19に嵌合部22が嵌合したときに、嵌合部22の下
部を保持する。溝20は係止片部18、18の円弧形状
部19、19の間に嵌合部22を挿入するときに、係止
片部18、18を幅方向に広げる。
【0012】係止片部18、18の左右端部の外側面と
挿入穴13の左右壁面との間には、係止片部18、18
に嵌合部22が嵌合するときに、係止片部18、18
左右方向への拡大を許容する程度のクリアランスが設け
られている。係止片部18、18の先端部の内側は、円
弧形状部19、19に完全に嵌合部22が嵌合するとき
に、嵌合部22への案内のために外側に広がるテーパー
面となっている。さらに、係止片部18、18は嵌合部
22先端のフランジ24と後壁部21との間に挟まれる
ように嵌合部22の突出高さ程度の肉厚を有している。
【0013】固定筒部11の挿入穴13は、固定筒部1
1の外側壁部25と内側壁部21によって形成され、上
下が矩形に開口するように外側壁部25と内側壁部21
とは接続している。挿入穴13の外側壁部25の上部に
は、凹部26、26及び凹部27が形成されており、凹
部26、26に第1ヒンジ15、15が支持され、凹部
27に第2ヒンジ16が支持されている。尚、28はボ
トルの口部29に固定する圧入筒部であり、これによっ
て固定筒部11はボトル本体10に固定される。
【0014】図4は、本発明の第2実施例を示したもの
であり、この第2実施例において符号30はヒンジキャ
ップの差込片部である。差込片部30の下端部は溝31
によって一対の係止片部32、32が形成されており、
係止片部32、32の内側の壁面に円弧形状部33、3
3がそれぞれ形成されている。円弧形状部33、33の
上部には小幅の溝34が縦方向に延びており、係止片部
32の下端部外側にはあご部35、35が突設されてい
る。このあご部35、35は挿入穴13の左右側壁部1
3a、13aの下端面に係合する。差込片部32、32
の下端部にはあご部35、35の内側への弾性変形を許
容する小幅のスリット36、36が上下に形成されてい
る。
【0015】挿入穴13の前後壁面には嵌合部としての
円柱部37が連結されており、この円柱部の周面に37
に円弧形状部33、33が嵌合する。挿入穴13の内側
壁面13aには嵌合用の丸い突起38、38が形成され
ている。差込片部30の左右側部には突起38、38が
嵌合する円弧状の凹部39、39が形成されている。そ
のほかの構成は、第1実施例と同様であるのでその説明
を援用する。
【0016】図5は、本発明の第3実施例を示したもの
であり、この図において符号40はヒンジキャップの差
込片部である。この差込片部40の下端部にはテーパー
溝41により二股に分かれた係止片部42、42が形成
されている。係止片部42、42の内側側部には嵌合部
43、43が形成されている。嵌合部43の上部は円弧
形状とされ、嵌合部43の下部は方形のあご部44が形
成されている。差込片部42、42の外側縁部には、挿
入穴13の左右側壁部13aに対して少しクリアランス
ができるテーパーが形成されている。嵌合部43の上部
には小幅の溝45が縦方向に形成されている。差込片部
40の左右側端部には溝45と共に係止片部42、42
の弾性変形を許容する凹部46がそれぞれ形成されてい
る。尚、左右壁部13a、13aにこの凹部46の上部
に係合する突起47、47を突設して一対の係止片部4
4、44を内側に付勢してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明にかかるヒンジキャップによれ
ば、差込片部が二股に分かれており、一対の係止片部の
間に挿入穴側の嵌合部が嵌合し、さらに嵌合部の下部が
係止片部の下部があご部によって保持されるので、ヒン
ジキャップが容易に抜けにくくなり、構造が簡単である
にもかかわらずヒンジキャップの支持剛性が向上する。
また、差込片部の挿入をし易くするために、挿入穴の幅
を差込片部の肉厚よりも大きくしても、簡単な構造でヒ
ンジキャップが前後左右にガタついてしまうことを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるヒンジキャップの取付
け構造の斜視図
【図2】図1のヒンジキャップを取り付けたボトルの斜
視図
【図3】図1のヒンジキャップの取付け構造の部分断面
【図4】本発明の第2実施例にかかるヒンジキャップの
取付け構造の正面断面図
【図5】本発明の第3実施例にかかるヒンジキャップの
取付け構造の正面断面図
【図6】従来のヒンジキャップの取付け構造の正面断面
【符号の説明】
10 ボトル本体 11 固定筒部 12 ヒンジキャップ 13 挿入穴 14 差込片部 15 第1ヒンジ部 16 第2ヒンジ部 17 溝 18 係止片部 19 円弧形状部 20 溝 21 装着穴の内側壁部 22 嵌合部 23 あご部 24 フランジ部 25 装着穴の外側壁部 26 凹部 27 凹部 28 圧入筒部 29 口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋忠祐 東京都台東区台東一丁目5番1号凸版印 刷株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−109051(JP,U) 実開 平4−62648(JP,U) 実開 昭62−72945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 39/00 - 55/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトル本体の口部周囲に嵌合固定され
    る固定筒部と、この固定筒部の上面を閉鎖するヒンジキ
    ャップとが別体に形成され、前記固定筒部にボトル本体
    の縦方向に延びる挿入穴が形成され、この挿入穴に前記
    ヒンジキャップの板状の差込片部を差し込んで固定する
    ヒンジキャップの取付け構造において、前記差込片部の
    下端部に縦方向に延びる溝により二股に分岐する一対の
    係止片部が形成され、この一対の係止片部の相対する内
    側の側面部に互いに接近方向に突出するあご部が形成さ
    れ、前記挿入穴を形成する幅の広い内壁面から外方へ突
    出して前記一対の係止片部が嵌合する嵌合部が形成さ
    れ、この嵌合部の先端にフランジが形成され、前記差込
    片部を前記挿入穴に挿入した時に、この嵌合部の下部が
    前記一対の係止片部のあご部に保持されるとともに前記
    フランジと内壁面とによって前記差込片部を挟み込む
    とを特徴とするヒンジキャップの取付け構造。
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