JPH0563409U - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH0563409U
JPH0563409U JP1368092U JP1368092U JPH0563409U JP H0563409 U JPH0563409 U JP H0563409U JP 1368092 U JP1368092 U JP 1368092U JP 1368092 U JP1368092 U JP 1368092U JP H0563409 U JPH0563409 U JP H0563409U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
hinge
compact container
stopper
notch
Prior art date
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Pending
Application number
JP1368092U
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English (en)
Inventor
一郎 鬼沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Original Assignee
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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Publication date
Application filed by YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD. filed Critical YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Priority to JP1368092U priority Critical patent/JPH0563409U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 身体又は蓋体の蝶番側の側壁に切欠を形成し
て通気用の間隙を形成したコンパクト容器に於ける組立
作業性を向上させると共に、蝶番部の構造を簡易にす
る。 【構成】 蓋体又は身体の蝶番部に他の部材と当接して
切欠による間隙を予め設定された寸法に維持するストッ
パーを形成する。これにより、身体と蓋体を組み併せた
とき、切欠に関わらず蝶番側の寸法をストッパーによっ
て規定することが出来る。このため、各部材の蝶番部に
形成したピン穴は軸心を一致して配置されピンの挿通が
容易となる。またコンパクト容器の蝶番部に何らかの荷
重又は力が作用してもこの力はストッパーを介して身体
に伝達されて支承されるため、蝶番部の構造を簡易にす
ることが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は身体と蓋体を閉鎖したとき蝶番側の側壁に通気用の間隙を形成して外 気を流通させるようにしたコンパクト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、化粧用パフに水を含ませて使用する化粧料が開発されている。このよう な化粧料を収納するコンパクト容器では、水分を含んだパフの乾燥の促進をはか るため身体又は蓋体或いは両者の側壁に切欠を形成し、コンパクト容器を閉鎖し たとき該切欠によって通気用の間隙を形成したものが提供されている。 上記コンパクト容器の一例について図5により説明する。 このコンパクト容器は、身体51と、蓋体52と、内部に収納された中皿53とによ って構成されている。蓋体52の端部には蝶番部52aがL字状に突設され、中皿53 に形成した図示しない蝶番部と共に身体51の蝶番部51aにピン54によって回動可 能に接合されている。 また蓋体52の蝶番部側の側壁には切欠52bが形成され、該蓋体52を閉鎖したと き、切欠52bによって身体51との間に通気用の間隙55を形成している。 上記の如く構成されたコンパクト容器では、外気が間隙55を通って該容器の内 部を流通し、化粧用パフの乾燥を促進する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記コンパクト容器にあっては、美観上の観点から切欠は蝶番側に形成される のが一般であり、且つ身体,蓋体,中皿の蝶番部は蝶番としての機能部のみが形 成され、他の部材と当接してストッパー機能を有する部材は設けられていないた め、組み立てに際し蝶番側に荷重をかけると図6に示すように各部材のピン穴に 食い違いが生じてピンの挿通が困難となる。 このため、コンパクト容器の組み立てに際し、切欠の深さ及び位置に応じた挿 入子を設けた特別な治具を使用することが必要となるという問題がある。 またコンパクト容器の保管中或いは使用に際し、コンパクト容器に作用する荷 重又は力の一部が直接ピンに作用するため、該ピン及び各部材の蝶番部の強度を 高くすると共に各蝶番部を嵌合させたときの隙間を小さくする必要がある。即ち 、蝶番部の強度が低いと該部が破壊される虞があり、また隙間が大きいとピンに 曲がりが生じる虞がある。
【0004】 本考案の目的は、特別を治具を用いることなく組立作業を容易とし、且つ作用 する荷重又は力を身体,蓋体,中皿で支承し得るように構成したコンパクト容器 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案に係るコンパクト容器は、身体と蓋体を蝶番 によって接合してなり且つ身体又は蓋体或いは両者の蝶番側の側壁に通気用の間 隙を形成するための切欠を形成したコンパクト容器に於いて、蓋体又は身体或い は中皿の蝶番部に前記切欠による間隙寸法を維持するためのストッパーを設けて 構成されるものである。
【0006】
【作用】
上記コンパクト容器によれば、組み立ての際の作業性を向上させることが出来 、且つ蝶番部の構造を簡易にすることが出来る。 即ち、コンパクト容器の蓋体又は身体或いは中皿の蝶番部に前記切欠による間 隙寸法を維持するためのストッパーを設たので、組み立ての際にはストッパーに よって蝶番部に於ける他の部材との距離を一定に保持することが出来る。このた め、特別な治具を用いなくとも各部材の蝶番部に設けたピン穴の軸心を一致させ ることが可能となり、ピンの挿通を容易に行うことが出来る。 またコンパクト容器を閉鎖したとき、蓋体又は身体或いは中皿の蝶番部に設け たストッパーが他の部材と当接して側壁に形成した切欠による間隙寸法を維持す るので、コンパクト容器の蝶番側に何らかの荷重或いは力が作用したとき、この 力はストッパーを介して他の部材に伝達されて支承される。このため、ピン或い は蝶番部に力が集中することがない。従って、蝶番部の構造を簡易にすることが 出来、且つピンに曲がりが生じる虞がない。
【0007】
【実施例】
以下上記コンパクト容器の実施例について図により説明する。 〔第1実施例〕 図1は第1実施例に係るコンパクト容器の断面図、図2(A)〜(C)はスト ッパーの斜視図である。 本実施例に掛かるコンパクト容器Aは、身体1と、蓋体2とによって構成され ている。
【0008】 身体1の一方端部にはコ字状の蝶番部1aが形成され、他方の端部には係止突 起1bが形成されている。また蓋体2の端部には身体1の蝶番部1aに嵌合され る蝶番部2aがL字状に突設され、他方の端部には身体1に形成した係止突起1 bと係合するフック2bが形成されている。 各蝶番部1a,2aには夫々ピン穴1c,2cが形成され、これ等のピン穴1 c,2cにピン3を挿通することで、身体1,蓋体2が回動可能に接合されてい る。 蓋体2の蝶番部2a側の側壁には切欠4が形成されており、この切欠4によっ て、コンパクト容器Aを閉鎖したとき身体1と蓋体2の間に通気用の間隙5を形 成している。
【0009】 蓋体2の蝶番部2aには図2に示すようなストッパー6が設けられている。こ のストッパー6は蓋体2が身体1に対して閉鎖されたとき、身体1に当接して蓋 体2の回動位置を規制するものである。 従って、コンパクト容器Aが閉鎖された状態では、蓋体2と身体1とは係止突 起1b,フック2b及びストッパー6によって互いの位置を保持している。即ち 、蓋体2に形成した切欠4による蓋体2と身体1との間隙5の寸法はストッパー 6が身体1に当接することによって維持される。
【0010】 ストッパー6の形状は特に限定するものではない。 例えば、図2(A)に示すように蓋体2の蝶番部2aにリブを形成して構成し たリブ状ストッパー6a、又は同図(B)に示すように蝶番部2aの一部の厚さ を大きくして構成した板状ストッパー6b、或いは同図(C)に示すように蝶番 部2aの一部の幅方向の寸法を大きくして構成したサイドストッパー6c等のス トッパー形状を適宜採用することが可能である。
【0011】 上記の如く構成したコンパクト容器Aでは、組み立てに際し身体1の係止突起 1bに蓋体2のフック2bを係合させると共に身体1の蝶番部1aに蓋体2の蝶 番部2aを嵌合させると、該蝶番部2aに設けたストッパー6が身体1に当接し てこれ等の蝶番部1a,2aの関係位置を規定する。 このため、各蝶番部1a,2aに形成したピン穴1c,2cは同一軸心上に配 置され、該ピン穴1c,2cにピン3を挿通する作業、即ち、コンパクト容器A の組立作業を容易に行うことが可能となる。また蓋体2の蝶番部2aはストッパ ー6によって身体1と当接して切欠4による間隙5の寸法を維持する。更に、蝶 番部2aに荷重或いは力が集中して作用しても、この力をストッパー6によって 身体1に伝達して支承することが可能となり、蝶番部1a,2aを特別に肉厚に 形成する必要がなく構造を簡易にすることが可能となる。
【0012】 〔第2実施例〕 図3は第2実施例に係るコンパクト容器Bの断面図である。尚、前述の第1実 施例と同一部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略 する。 図に於いて、コンパクト容器Bには身体1と蓋体2の間に化粧用パフ7を収納 する中皿8が配置されている。 この中皿8の端部には蝶番部8aが形成されており、蓋体2の蝶番部2aと共 に身体1の蝶番部1aに嵌合され、ピン穴8cにピン3を挿通することで身体1 ,蓋体2に回動可能に接合されている。 蓋体2の蝶番部2aには身体1と当接するストッパー6が設けられており、中 皿8の蝶番部8a側には逃げ部8dが形成されている。前記ストッパー6は中皿 8の逃げ部8dに対応して配置されている。
【0013】 上記の如く構成されたコンパクト容器Bでは、前述の第1実施例と同様に組み 立ての際の作業性を向上させると共に、蓋体2と身体1の間に形成された間隙5 を予め設定された寸法に維持し、且つ蝶番部1a,2a,8aの構造を簡易にす ることが可能である。
【0014】 〔第3実施例〕 図4は第3実施例に係るコンパクト容器Cの断面図である。尚、前述の各実施 例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略 する。 図に示すコンパクト容器Cでは、中皿8の蝶番部8a側に突起9が形成され、 蓋体2の蝶番部2aに設けたストッパー6は前記突起9と当接し得るように構成 されている。 このようにストッパー6を中皿8を介して身体1と当接させても、前述の第1 実施例及び第2実施例と同様に、組み立ての際の作業性を向上させると共に、蓋 体2と身体1の間に形成された間隙5を予め設定された寸法に維持し、且つ蝶番 部1a,2a,8aの構造を簡易にすることが可能である。
【0015】 前述の各実施例では蓋体2の蝶番部2aにストッパー6を設けた場合について 説明したが、身体1,蓋体2,中皿8の蝶番部1a,2a,8aの形状に対応し て身体1或いは中皿8の蝶番部1a,8aに設けることも可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案に係るコンパクト容器では、蓋体又は身体或 いは中皿の蝶番部にストッパーを設たので、組み立ての際にはこのストッパーに よって蝶番部に於ける他の部材との距離を一定に保持することが出来、このため 、組み立ての際の作業性を向上させることが出来る。 またコンパクト容器を閉鎖したときには、蓋体又は身体或いは中皿の蝶番部に 設けたストッパーが他の部材と当接して側壁に形成した切欠による間隙寸法を維 持することが出来る。 またコンパクト容器の蝶番側に何らかの荷重或いは力が作用したとき、この力 はストッパーを介して他の部材に伝達されて支承されるため、ピン或いは蝶番部 に力が集中することがない。従って、蝶番部の構造を簡易にすることが出来、且 つピンに曲がりが生じる虞がない等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るコンパクト容器の断面図であ
る。
【図2】ストッパーの構造を説明する斜視図である。
【図3】第2実施例に係るコンパクト容器の断面図であ
る。
【図4】第3実施例に係るコンパクト容器の断面図であ
る。
【図5】従来のコンパクト容器の外観図である。
【図6】従来のコンパクト容器の課題を説明する図であ
る。
【符号の説明】
A,B,Cはコンパクト容器、1は身体、1a,2a,
8aは蝶番部、1bは係止突起、1c,2c,8cはピ
ン穴、2は蓋体、2bはフック、3はピン、4は切欠、
5は間隙、6,6a,6b,6cはストッパー、7は化
粧用パフ、8は中皿、9は突起である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体と蓋体を蝶番によって接合してなり
    且つ身体又は蓋体或いは両者の蝶番側の側壁に通気用の
    間隙を形成するための切欠を形成したコンパクト容器に
    於いて、蓋体又は身体或いは中皿の蝶番部に前記切欠に
    よる間隙寸法を維持するためのストッパーを設けたこと
    を特徴としたコンパクト容器。
JP1368092U 1992-02-13 1992-02-13 コンパクト容器 Pending JPH0563409U (ja)

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JP1368092U JPH0563409U (ja) 1992-02-13 1992-02-13 コンパクト容器

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JP1368092U JPH0563409U (ja) 1992-02-13 1992-02-13 コンパクト容器

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JPH0563409U true JPH0563409U (ja) 1993-08-24

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ID=11839903

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JP1368092U Pending JPH0563409U (ja) 1992-02-13 1992-02-13 コンパクト容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021075470A1 (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 株式会社資生堂 コンパクト容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021075470A1 (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 株式会社資生堂 コンパクト容器
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