JP3031116B2 - 梱包箱の持ち手取りつけ装置 - Google Patents

梱包箱の持ち手取りつけ装置

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JP3031116B2
JP3031116B2 JP5129112A JP12911293A JP3031116B2 JP 3031116 B2 JP3031116 B2 JP 3031116B2 JP 5129112 A JP5129112 A JP 5129112A JP 12911293 A JP12911293 A JP 12911293A JP 3031116 B2 JP3031116 B2 JP 3031116B2
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秀治 畝木
英明 小林
省三 宮内
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気製品等を販売店に
て購入者が持ち帰る際、片手で持ち安いようにかつ、店
頭にて紐かけ等の梱包作業をなくして、簡便に運搬を可
能にする箱の持ち手取りつけ構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小物の電気製品を店頭で購入し、
消費者が持ち帰る場合、包装紙で、箱を包んだあと紐を
かけ、上部に樹脂製のハンドルを前記紐にひっかけてこ
のハンドルを持って運ぶことが多かった。
【0003】最近、販売店の省力化の観点から梱包作業
の軽減がのぞまれ、図4に示すように予め、製品の箱1
01に持ち手102がセットされて使用する時にこれを
引き出して使う形態が行われてきた。これは、製品を箱
101内にセットした後別途当て板103に設けた穴部
104に持ち手102をセットしておいた部品を製品の
上部に置き、この後、箱の下フラップ105、上フラッ
プ106を閉じて梱包するものである。この時、上下フ
ラップの、一部は切りかかれており、持ち手のセットさ
れた部分は上に開放状態となっており、持ち手を引き出
しやすいようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、持ち手を取りつけるために当て板にセットする
作業を必要とし本来必要な部品の持ち手以外にコストが
かかる等必要以上に高価なものになっていた。又、工場
での梱包作業も自動化が図られているものが多く、そう
いった場合、箱内に製品以外にも取扱い説明書等を同梱
させる必要があり工程でこれらが正しく梱包されたかど
うかチェックする際障害になったり、封緘時持ち手が梱
包機の障害になる等制約が多かった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みて提供するもの
であり、安価で、使用操作性に優れ安全性の高い梱包箱
のハンドル取りつけ構成を得ることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、製品等を収納し保管運搬に供する箱の上
部下フラップに一対のスリットを設け、このスリットの
一方又は両方を伸長しその略先端部にこのスリットに挿
入する持ち手の楔状先端部の幅に相当する幅広溝部をス
リットと直角になるように設けて略L状の溝部を形成
し、上部上フラップには封緘時に前記スリットに重なる
位置に前記フラップを避けて切り込みを設け、前記持ち
手は、前記上部フラップを封緘した後に先端楔部をスリ
ットに挿入してセットするとともに、取はずし時は、先
端部を幅広溝部に移動しこの部分よりとりはずしてなる
梱包箱の持ち手取りつけ装置とする。
【0007】又、持ち手をセットするスリットは、箱の
上面の中心からどちらか片側によって設けてあるもので
ある。
【0008】フラップを閉じた際、スリットは持ち手を
セットする部分のみ方に開放して他の部分は、フラップ
に覆われているようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明は、箱の下フラップにスリットを設けて
直接持ち手をこのスリットに挿入して箱にセットできる
ために、従来必要としていた、当て板や、これにセット
するための工数も削減できる。
【0010】持ち手を持っての運搬時において、梱包さ
れた製品の重心の位置によっては箱の中心に、持ち手が
あるより、重心の位置と反対側にある方がバランスがと
れて持ちやすく、持ち手を体の近くにもってくることも
可能である。
【0011】さらに、開梱時に於いては、上フラップを
開けたあとは持ち手をスリットに沿って移動させ、幅広
部から持ち手の先端部を引き抜くと、下フラップも開け
ることができる。このように、持ち手の取りつけに余分
な部品を必要とせず、また、流通過程でのトラブルの解
消、販売店からの持ち帰り時の運搬性能の向上及び、製
品取り出し時の作業性の向上等、安価で大きな効果を得
る梱包手段を提供できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面に
基づいて梱包、運搬、開梱の工程順に説明する。
【0013】1〜3図において、1は製品を収納する箱
である。箱の天面は、上下フラップ2,3で封緘される
構成になっている。一対の下フラップ3には、製品の重
心より反対側に位置する天面の中心より片側によった場
所に対向してスリット4が設けられている。スリットの
幅は後で述べる持ち手5の楔状先端部6を変形させて最
低にした厚みよりやや広くなっている。
【0014】幅は、通常一方は持ち手の先端部6の幅よ
りやや広くとってある。他の一方はその先端を伸長して
その先端部に先のスリット4と直角に位置する方向で幅
広溝部7が設けられている。その幅は、前記先端部6と
同等以上である。
【0015】上フラップ2は、先の持ち手がセットさ
れる場所には切り込み8があって持ち手のセットには
支障はない。また、先の切り込みと対向してもう一方
のフラップには若干の切り欠き部9が設けてある。又切
り込み8には舌片10を設けて、スリットに挿入して
セットした持ち手5を舌片10の下に潜らせて上フラッ
プ上面から飛びださないようにしている。また切り欠き
は、持ち手を利用する際に引き出すために指を入
れるのに便利である。
【0016】11は、製品の周囲を覆う緩衝材である。
緩衝材11の天面には通常取扱説明書や保証書等の部品
が梱包の際製品と同時にセットされる。緩衝材の天面の
前記スリット4に相当する部分は、持ち手の先端部が挿
入されても、緩衝材が障害になって入りにくいことのな
いよう十分スペースを確保している。
【0017】工程での梱包は、製品、緩衝材、その他部
品をセットした後、上下フラップを閉じる。この時、通
常下フラップの上に糊づけし上から上フラップで覆い封
緘する。
【0018】この後、スリットに持ち手の先端部
を挿入し、上フラップの切り込み部8に隠れるように
押し込んだ後、舌片10の下に潜らせる。
【0019】以上のように梱包されて流通される。販売
店等で製品購入時には、先の切り欠き部9に指を入れて
持ち手5を引き出し持ちやすい状態にして運搬する。
【0020】開梱時は上フラップ2を開き下フラップ
にセットされた持ち手の先端部をスリットの伸長さ
れた先端にある幅広溝部7に移動させここから先端部
を抜くことによって下フラップを開いて中の製品を取
り出すことが可能となる。
【0021】上フラッブのコーナーにある爪は再梱包
時に下フラップに設けられた差し込み穴12にセット
され再封緘できるものである。このとき、持ち手をセ
ットして運搬する際、当初のフラップが糊付けのものと
違い、爪のセットが不完全になる場合がありその際上フ
ラップがはずれてしまうことが考えられるがその場合で
も、持ち手は下フラップにセットされていて箱が落下
することは防止され安全である。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本発明
は、箱の下フラップにスリットを設けて直接持ち手をこ
のスリットに挿入して箱にセットできるために、従来必
要としていた、当て板や、これにセットするための工数
も削減できる。
【0023】持ち手を持っての運搬時において、梱包さ
れた製品の重心の位置によっては箱の中心に、持ち手が
あるより、重心の位置と反対側にある方がバランスがと
れて持ちやすく、持ち手を体の近くにもってくることも
可能である。
【0024】さらに、開梱時に於いては、上フラップを
開けたあとは持ち手をスリットに沿って移動させ、幅広
部から持ち手の先端部を引き抜くと、下フラップも開け
ることができる。このように、持ち手の取りつけに余分
な部品を必要とせず、また、流通過程でのトラブル解
消、販売店からの持ち帰り時の運搬性能の向上及び、製
品取り出し時の作業性の向上等、安価で大きな効果を得
る梱包手段を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上フラップ開時の部分
斜視図
【図2】本発明の一実施例を示す上下フラップ閉時の部
分斜視図
【図3】本発明の一実施例を示す梱包構成を著わした上
下フラップ開時の斜視図
【図4】従来例を示す部分斜視図
【符号の説明】
1 箱 2 上フラップ 3 下フラップ 4 スリット 5 持ち手 6 楔上先端部 7 幅広溝部 10 舌片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−156652(JP,U) 実開 昭49−65638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/00 - 5/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品等を収納し保管運搬に供する箱の上
    部下フラップに一対のスリットを設け、このスリットの
    一方又は両方を伸長しその略先端部にこのスリットに挿
    入する持ち手の楔状先端部の幅に相当する幅広溝部をス
    リットと直角になるように設けて略L状の溝部を形成
    し、上部上フラップには封緘時に前記スリットに重なる
    位置に前記フラップを避けて切り込みを設け、前記持ち
    手は、前記上部フラップを封緘した後に先端楔部をスリ
    ットに挿入してセットするとともに、取はずし時は、先
    端部を幅広溝部に移動しこの部分よりとりはずしてなる
    梱包箱の持ち手取りつけ装置。
  2. 【請求項2】 持ち手をセットするスリットは、箱の上
    面の中心からどちらか片側によって設けてある請求項1
    記載の梱包箱の持ち手取りつけ装置。
  3. 【請求項3】 フラップを閉じた際、スリットは持ち手
    をセットする部分のみ上方に開放して他の部分は、フラ
    ップに覆われてなる請求項1記載の梱包箱の持ち手取り
    つけ装置。
JP5129112A 1993-05-31 1993-05-31 梱包箱の持ち手取りつけ装置 Expired - Fee Related JP3031116B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160137431A1 (en) * 2011-12-09 2016-05-19 Saeed Bizhanzadeh Vortex pneumatic conveyance system and apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160137431A1 (en) * 2011-12-09 2016-05-19 Saeed Bizhanzadeh Vortex pneumatic conveyance system and apparatus

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JPH06336244A (ja) 1994-12-06

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