JP3030830U - 絹糸ブラシ - Google Patents

絹糸ブラシ

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JP3030830U
JP3030830U JP1996003739U JP373996U JP3030830U JP 3030830 U JP3030830 U JP 3030830U JP 1996003739 U JP1996003739 U JP 1996003739U JP 373996 U JP373996 U JP 373996U JP 3030830 U JP3030830 U JP 3030830U
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silk
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JP1996003739U
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鉄心 氏家
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鉄心 氏家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗顔ブラシの植毛の部分を絹糸に置き換える構
成では、絹糸自体か獣毛等に比べて細く、かつ腰が弱い
ため、容易に加工することが困難である。一定の長さに
揃えた多数の絹糸を束ね、その幹部側を樹脂や接着剤、
等で固定する方法は作業が面倒で生産効率は非常に悪
い。また、その耐久性に問題があった。 【解決手段】少なくともよこ糸が絹糸で平織された略矩
形帯状の布地を形成し、該布地の縦方向に沿う端辺から
所定幅だけたて糸を除いて解し状に形成し、該布地を縦
方向に沿って折り重ねて行き(又は巻いて)束ねること
によって略筒状に形成し、略筒状に形成された上記絹糸
ブラシの平織側の部分は、紐等で結束しても良いが、そ
の他に、絹糸の平織布で袋状に形成された被覆袋を着脱
自在に被せるようにして、束ね状態を保持するようにし
ても良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、化粧用具である洗顔ブラシに関し、特に植毛を絹糸とする絹糸ブ ラシに関する。
【0002】
【考案の背景】
蚕の繭から得られる絹繊維は、化学的には生体に有用なタンパク質(アミノ酸 )からなり、これから得られる絹糸や絹織物は、皮膚への接触感が大変良いに加 え、これらが極細長繊維からなるため皮膚の毛穴の中まで到達して、溜まってい た汚れを取り除くことができる等、優れたクレンジング効果があることは広く知 られている。
【0003】 さらに、絹の構成成分であるタンパク質の各種成分(グリシン、アラニン、チ ロシン、セリン、セリン、等のアミノ酸)が皮膚から吸収されるため、保湿効果 及び美肌効果にも優れていることも知られている。
【0004】 このような絹繊維の持つクレンジング効果、保湿効果及び美肌効果を期待して 、従来から各種構成のパフやパッテング等の化粧用具が開発市販されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、顔の皮膚の効率的汚れ取り用具として、洗顔ブラシ(又はフェイス ブラシ)が用いられている。かかる用具は、図示を省略するが、一般に手で持つ 柄の先端に、化学繊維や豚毛や獣毛などが密接植毛されたブラシ体を、取付けた 構造を成している。
【0006】 上記絹繊維の種々の効能から、この洗顔ブラシの植毛部分に絹糸を用いること は、従来から検討されていた。 しかし、単に従来構成のように、洗顔ブラシの植毛の部分を絹糸に置き換える 構成では、絹糸自体か獣毛等に比べて細く、かつ腰が弱いため、容易に加工する ことが困難であるという問題点があった。例えば、習字の筆を製造するように、 一定の長さに揃えた多数の絹糸を束ね、その幹部側を樹脂や接着剤、等で固定す る方法が考えられる。しかしながら、かかる手法では、絹糸を一定に揃えたり、 束ねたり、と多くの面倒な作業が必要となり、その生産効率は非常に悪いもので あった。
【0007】 また、洗顔ブラシは、筆等と異なり、石鹸液等を付けて皮膚に擦り付けるなど して、ハードに使用されるものであるため、単に束ねて固定する構成では、使用 中に絹糸が抜けてしまったりして、その耐久性に問題があった。
【0008】
【目的】
そこで、本願考案はこれらの課題に着目してなされたもので、その目的とする ところは、従来の機織工程と絹糸の平織を用いて容易簡単にブラシ体を製造する ことができる絹糸ブラシを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願考案にかかる絹糸ブラシは次のように構成させ れている。
【0010】 すなわち、少なくともよこ糸が絹糸で平織された略矩形帯状の布地を形成し、 該布地の縦方向に沿う端辺から所定幅だけたて糸を除いて解し状に形成し、該布 地を縦方向に沿って折り重ねて行き(又は巻いて)束ねることによって略筒状に 形成したことを特徴とする。
【0011】 また、少なくともよこ糸が絹糸で平織された略矩形帯状の布地を形成し、該布 地の幅方向の略中央部を縦方向に沿って所定幅だけたて糸を除いて解し状に形成 し、該解し部の両側に位置する平織部どうし略合わせるようにして幅方向へ折り 重ねた後に、縦方向に沿って折り重ねて行き(又は巻いて)束ねることによって 略筒状に形成したことを特徴とする。
【0012】 なお、略筒状に形成された上記絹糸ブラシの平織側の部分は、紐等で結束して も良いが、その他に、絹糸の平織布で袋状に形成された被覆袋を着脱自在に被せ るようにして、束ね状態を保持するようにしても良い。
【0013】
【考案の実施の形態】
次に本願考案にかかる絹糸ブラシの実施形態例を、図面に基づきその詳細を説 明する。
【0014】 図1〜2は実施形態1であって、図1はブラシを構成する前の布地の状態を示 す一部省略の斜視図あり、図2はブラシを構成した状態を示す斜視図である。 ブラシ本体1は、長尺帯状の布地をなし縦方向(又は長手方向)に沿って横方 向(又は幅方向)を略2分する平織部2と、解し部3とから構成される。かかる 平織部2と解し部3の形成は、絹糸で平織された布地を縦方向に沿う端辺3eか ら所定幅Wnだけたて糸を除き解し状にして解し部3が形成され、残りの部分が 平織部2としている。
【0015】 なお、この平織にする場合、たて糸、よこ糸、共に絹糸を用いても良いが、解 し部3が絹糸であれば良いため、少なくともよこ糸(布地の短手方向、又は幅方 向)に絹糸を用いれば良い。
【0016】 次いで、この布地からなるブラシ体1を縦方向に沿って折り重ねて行き、又は 巻いて行くことにより略筒状に束ねる。そして、絹糸の平織布で袋状に形成され た被覆袋4を、平織部2にその幹部2aから着脱自在に被せて取付けられる。な お、この被覆袋4を省略して、束ねた後に、平織部分2を紐(図示省略)で結束 するようにしても良い。
【0017】 次に、図3〜4は実施形態2であって、図3はブラシを構成する前の布地の状 態を示す一部省略の斜視図あり、図4はブラシを構成した状態を示す斜視図であ る。
【0018】 ブラシ本体10は、上記実施形態1と同様に長尺帯状の布地をなし縦方向に沿 って幅方向の略中央部の一定幅Wnを解し部30と、その両側に位置する2つの 平織部20a、20bとから構成されている。かかる解し部30は、上記実施形 態1と同様にたて糸を除いて形成される。これにより、両側縁の平織部20a、 20bのよこ糸は繋がった状態となる。
【0019】 次に、この布地からなるブラシ体10の両側の平織部20a、20bどうしを 縦方向の折り目をもって重合わせた後、さらに縦方向に沿って折り重ねて行き、 又は巻いて行って略筒状に束ねられる。この時、解し部30は中折りされてその 先端部30eがループ状になる。そして、上記実施形態1と同様に被覆袋40を 、平織部20に着脱自在に被せられる。
【0020】
【実施形態の作用】
実施形態1においては、ブラシ体1が束ねられて筒状になり、解し部3は先端 が尖ったブラシの植毛部として機能する。被覆袋4が被せられた部分が把持部と なり、ここを手で持って解し部3の先端を顔等の皮膚に押し当て、ブラッシング する。これにより、絹糸の先端部が皮膚の毛穴の中まで入り込んで、溜まった汚 れを落とし、肌へのグレンジンク効果を発揮することになる。
【0021】 また、必要により適宜持ち替えて、被覆袋4の方を皮膚に当てて叩いたり、又 は擦ったりして、パッテング又はパフとして機能させる。また、洗濯するときは 、被覆袋4を取外し、ブラシ体1の束ねを解いて、一枚の布地状にすれば良い。
【0022】 実施形態10においても、上記と同様にして用いられる。ただし、解し部30 はその先端部30eがループ状になっているため、毛穴の中までは入り込めない が、皮膚表面の汚れ落としては、充分に機能する。
【0023】
【効果】
本願考案1、以上のように構成されているため、従来の機織の工程を使って容 易簡単に絹糸からなるブラシ体を製造することができ、このブラシを肌に用いる ことにより、絹繊維が持っているクレンジング効果、保湿効果及び美肌効果を容 易に享受することができる。
【0024】 また、絹糸を平織し、その一部に解し部を形成して、さらにこれを筒状に束ね てブラシ体を構成しているため、植毛状に構成された絹糸の幹部側は、平織によ り各糸が織込まれて、固定が完全に行われ、そのための接着剤等の固定手段を必 要しないメリットがある。
【0025】 さらに、筒状に巻き付けたブラシ体の平織部に平織状の被覆袋を着脱自在に取 り付けているため、適宜この部分を使用して、化粧用パフやパッテング用具とし ても用いることかでき、兼用品としての利点もある。
【0026】 さらにまた、ブラシ体の束ねを解けば、平織部と解し部とが繋がった1枚の布 地状となるため、簡単に洗濯を行うことができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のブラシを構成する前の布地の状
態を示す一部省略の斜視図ある。
【図2】 実施形態1のブラシを構成した状態を示す斜
視図である。
【図3】 実施形態2のブラシを構成する前の布地の状
態を示す一部省略の斜視図ある。
【図4】 実施形態2のブラシを構成した状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1、10・・・ブラシ体 2、20・・・平織部 3、30・・・解し部 4、40・・・被覆袋

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともよこ糸が絹糸で平織された略
    矩形帯状の布地を形成し、該布地の縦方向に沿う端辺か
    ら所定幅だけたて糸を除いて解し状に形成し、該布地を
    縦方向に沿って折り重ねて行き(又は巻いて)束ねるこ
    とによって略筒状に形成したことを特徴とする絹糸ブラ
    シ。
  2. 【請求項2】 少なくともよこ糸が絹糸で平織された略
    矩形帯状の布地を形成し、該布地の幅方向の略中央部を
    縦方向に沿って所定幅だけたて糸を除いて解し状に形成
    し、該解し部の両側に位置する平織部どうし略合わせる
    ようにして幅方向へ折り重ねた後に、縦方向に沿って折
    り重ねて行き(又は巻いて)束ねることによって略筒状
    に形成したことを特徴とする絹糸ブラシ。
  3. 【請求項3】 略筒状に形成された請求項1又は2記載
    の絹糸ブラシの平織側の部分に、絹糸の平織布で袋状に
    形成された被覆袋を着脱自在に被せて取付けたことを特
    徴とする絹糸ブラシ。
JP1996003739U 1996-05-02 1996-05-02 絹糸ブラシ Expired - Lifetime JP3030830U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018027928A (ja) * 2016-08-10 2018-02-22 合同会社mayunowa シルクを用いた美容方法
JP7490880B1 (ja) 2023-12-08 2024-05-27 嘉枝子 寺田 筆キャップ

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