JP3436460B2 - 摺洗具 - Google Patents

摺洗具

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JP3436460B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体、風呂場、台
所用品、鏡、身体等に付着しているほこりや汚れを除去
する洗浄用及び払拭用等に使用する摺洗具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ほこりや汚れを除去する摺洗具と
して、払拭用布やブラシを使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブラシによる摺洗は繊
維束で汚れを削り取るので、摺洗の対象物の接触面に無
数の細かな傷が付くと共に、ブラシは吸水性や保水性が
なく、ブラシによる摺洗は汚れを洗い流すのに多量の洗
浄水を必要とする。又、ブラシやタワシ状の摺洗具で身
体の各部を摺洗すると痛みを強く感じ、皮膚が傷付くこ
ともある。
【0004】又、洗浄用や払拭用に使用されている布は
当たりが柔らかいが、汚れを落とすのには強い力を要す
ると共に、微細空間を持った繊維布で払拭すると、汚れ
は落ち易いが接触面にくっついて払拭し難く、特に布が
湿ると顕著となり、スムーズな払拭が不可能である。
【0005】上記点より本発明は、摺洗される対象物の
摺洗具との接触面に傷を付けず、洗浄水を使用する場合
は、少量の洗浄水で効率よく洗浄が可能で、かつ軽い力
で汚れを落とすことができる摺洗具を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明摺洗具は、基体にブラシ部が設けられ、基体及び
ブラシ部、又はブラシ部が超極細繊維製布で被着されて
いることを特徴とするものである。
【0007】又、本発明摺洗具は、基体に多数の略同一
長さの突起が設けられ、基体及び突起群、又は突起群が
超極細繊維製布で被着されていることを特徴とするもの
である。
【0008】又、本発明摺洗具は、基体に先方が屈曲し
た弾性を有する多数の略同一長さの細片が設けられ、基
体及び細片群、又は細片群が超極細繊維製布で被着され
ていることを特徴とするものである。
【0009】上記構成を有する本発明は、請求項1の発
明は基体及びブラシ部、又はブラシ部が、又請求項2の
発明は基体及び突起群、又は突起群が、又請求項3の発
明は基体及び細片群、又は細片群が超極細繊維製布で被
着されているため、対象物の接触面に傷が付かない。そ
して、超極細繊維製布は芯の役割を果たすブラシ部又は
突起群、或いは細片群で支持されているため、対象物に
軽い力で均等に力が加わり、洗浄や払拭等の摺洗が容易
となると共に、対象物の接触面とは多数の点接触とな
り、押圧力が加わり易いと同時に汚れも落ち易い。又、
請求項3の細片群は弾性を有し、かつ先方が屈曲してい
るので当たりも柔らかく、対象物の形状に馴染み易い。
【0010】又、請求項1の発明乃至請求項3の発明も
超極細繊維製布を使用するため、吸水性もよく乾燥も早
い上に油性の汚れの除去も容易となると共に、洗浄水を
使用する場合は少量の洗浄水で済むものである。又、超
極細繊維製布は湿った状態で使用すると接触面にくっつ
いて払拭し難くなるが、本発明ではブラシ部又は突起
群、或いは細片群に被着し、点接触となり均等に力が加
わるため、かかる点は防止され、スムーズな払拭が可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1及び図2は請求項1記載の本
発明摺洗具の一実施の形態を示す一部切り欠いた斜視
図、図3は同上の一実施の形態を示す断面図、図4及び
図5は請求項2記載の本発明摺洗具の一実施の形態を示
す一部切り欠いた斜視図、図6は同上の一実施の形態を
を示す断面図、図7は請求項3記載の本発明摺洗具の一
実施の形態を示す断面図である。
【0012】図1乃至図3の請求項1の発明に於いて、
図中1は基体2に設けたブラシ部であり、該ブラシ部1
は図1に示す如く繊維束や、図2及び図3に示す如く、
針状にプラスチック製材やゴム製材等により形成され
る。プラスチック製材やゴム製材は硬質、軟質を問わな
いと共に、ブラシ部1と台2との材質は異なってもよ
い。又基体2は用途に従って任意の厚さや任意の形状に
形成される。ブラシ部1は基体2の片面又は両面に設け
られる。
【0013】3はブラシ部1に被着されたナイロン・ポ
リエステル混合糸等により形成された超極細繊維製布で
あり、図2に示すようにブラシ部1の表面全体に被着さ
れ、基体2の側面にピン4により止着されている。又、
図1に示すように超極細繊維製布3の周縁に袋部5を形
成し、その内部に紐6等を挿通することにより超極細繊
維製布3を基体2に脱着可能に結着すれば超極細繊維製
布3の取り替えが可能となる。又、図3に示すように、
基体2の表面及び裏面の両面にブラシ部1を設け、基体
2及びブラシ部1の全体を超極細繊維製布3で包み、面
ファスナー7で止着することもできる。勿論、基体2の
片側のみにブラシ部1を設けて全体を超極細繊維製布3
で包んでもよい。
【0014】使用に際しては、基体2を掴んで使用する
ため力が入り易いが、基体2の形状によっては持手8を
設ける。又、前記超極細繊維製布3は組織が密のため、
繊維束のような細いブラシ部1の先端であっても突き抜
けることがない。又、超極細繊維製布3は対象物の接触
面に傷が付かず、油性の汚れも洗剤を使用せずに容易に
拭き取ることが可能である。
【0015】次に、図4乃至図6の請求項2の発明に於
いて、図1乃至図3と相当する箇所にはそれと同一符号
を付してある。請求項2の発明は基体2の表面に多数の
同一長さの突起9が設けられている。突起9は円柱形、
角錐台形、円錐台形等があり、その太さや長さは使用目
的や摺洗の対象物により適宜設定される。又、突起9の
先端は平坦でも或いは丸くてもよい。そして突起9の材
質はプラスチック製材やゴム製材、木製材等により構成
され、硬質や軟質は問わないと共に、突起9と基体2の
材質は異なってもよい。
【0016】そして、基体2及び突起9群、又は突起9
群は請求項1の発明と同様の超極細繊維製布3で被着さ
れていることは前同様であるので説明は省略する。尚、
図中10は基体2の周側面の中央部に周側方向に沿って
突出形成した超極細繊維製布3の脱却防止用突条であ
る。
【0017】次に、図7の請求項3の発明に於いて、図
1乃至図3と相当する箇所にはそれと同一符号を付して
ある。請求項3の発明は基体2の表面に先方が屈曲11
した軟質合成樹脂製等の軟質材で弾性を有する多数の略
同一長さの細片12群が設けられている。細片12群は
薄い細長い形状に形成されている。そして基体2及び細
片12群は請求項1の発明と同様の超極細繊維製布3で
被着されていることは前同様であるので説明は省略す
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、超極細繊維製布で少な
くともブラシ部又は突起群或いは細片群が被着されてい
るため、対象物の接触面に傷を付けずに摺洗ができると
共に、超極細繊維製布はブラシ部又は突起群又は細片群
で支持され、対象物の接触面とは多数の点接触となるた
め、洗浄や払拭に際して対象物に軽い力で均等に力が加
わり、汚れが落ち易い。又、従来のようにブラシ又は掃
除用布を単独で使用するものと異なり、用途も広範囲
で、車体、風呂場、台所用品、鏡、身体等に使用でき、
特に人体の頭部のフケ取り等に使用すれば、頭皮を傷め
ずにフケのみならず油分も除去でき、然もブラシのよう
に毛髪もブラシ間に挾まることもない有効なものとな
る。又、超極細繊維製布は吸水性もよく、洗浄水を使用
する場合は少量の洗浄水で済み、経済的効果も有すると
共に、油性の汚れも洗剤を使用せずに取り去ることがで
き、公害の発生も防止されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本発明摺洗具の一実施の形態を
示す一部切り欠いた斜視図である。
【図2】請求項1記載の本発明摺洗具の一実施の形態を
示す一部切り欠いた斜視図である。
【図3】請求項1記載の本発明摺洗具の一実施の形態を
示す断面図である。
【図4】請求項2記載の本発明摺洗具の一実施の形態を
示す一部切り欠いた斜視図である。
【図5】請求項2記載の本発明摺洗具の一実施の形態を
示す一部切り欠いた斜視図である。
【図6】請求項2記載の本発明摺洗具の一実施の形態を
示す断面図である。
【図7】請求項3記載の本発明摺洗具の一実施の形態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラシ部 2 基体 3 超極細繊維製布 4 ピン 5 袋部 6 紐 7 面ファスナー 8 持手 9 突起 10 脱却防止用突条 11 屈曲 12 細片

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体にブラシ部が設けられ、基体及びブ
    ラシ部、又はブラシ部が超極細繊維製布で被着されてい
    ることを特徴とする摺洗具。
  2. 【請求項2】 基体に多数の略同一長さの突起が設けら
    れ、基体及び突起群、又は突起群が超極細繊維製布で被
    着されていることを特徴とする摺洗具。
  3. 【請求項3】 基体に先方が屈曲した弾性を有する多数
    の略同一長さの細片が設けられ、基体及び細片群、又は
    細片群が超極細繊維製布で被着されていることを特徴と
    する摺洗具。
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