JP3030799B2 - ドアガラス位置決め調整治具 - Google Patents

ドアガラス位置決め調整治具

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JP3030799B2 JP6138444A JP13844494A JP3030799B2 JP 3030799 B2 JP3030799 B2 JP 3030799B2 JP 6138444 A JP6138444 A JP 6138444A JP 13844494 A JP13844494 A JP 13844494A JP 3030799 B2 JP3030799 B2 JP 3030799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用サッシュレスド
アガラスの位置決め調整治具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種ドアガラスの開閉機構として、一
般的に、図6に示すようなパワーウィンド式のウィンド
レギュレータが用いられている。即ち、このウィンドレ
ギュレータ1は、ドアボディDに内蔵されたX型アーム
2を電動モータ3で伸縮させることで、ドアガラスWを
ガイドトラックフロント4及びガイドトラックリヤ5に
沿って上下させるものである。
【0003】このように開閉されるドアガラスWは、そ
のドアの組付け及び建付けの際に、以下の要領で位置調
整される。即ち、先ず、図7にも示すように、X型アー
ム2の上端が連結したリフトアームブラケット6にドア
ガラスWがボルト7で結合されると共に、X型アーム2
の下端が連結したレギュレータ本体8とイコライザアー
ムブラケット9とがドアパネルインナ10にボルト11
で結合される。
【0004】そして、前記リフトアームブラケット6に
当接してドアガラスWの上下方向(WL方向)の位置を
調整するための前後一対のアップストップ12がベルト
ラインリンフォースメントインナ13に図示しない長孔
を介して上下方向に移動可能にボルト14で固定されて
いる。尚、図7中15はドアパネルアウタで、16はベ
ルトラインリンフォースメントアウタである。
【0005】一方、イコライザアームブラケット9は、
ドアパネルインナ10に対し図示しない長孔を介して、
後端部を支点として前端側が上下方向に揺動可能にボル
ト11で固定されている。
【0006】従って、前記アップストップ12の上下方
向の移動でドアガラスWの上下方向の位置が調整可能と
なると共に、前記イコライザアームブラケット9の上下
方向の揺動で、後述するガイドトラックリヤ5の前後方
向の揺動との兼ね合いで、ドアガラスWの傾きが微調整
される。
【0007】次に、図8にも示すように、ドアガラスW
の前下部に取り付けられた断面コ字形のスライダ17を
上下方向に摺動自在に案内する断面L字形のガイドトラ
ックフロント4は、ドアパネルインナ10に対しその下
端部がボルト18で固定される一方上端部が二本の調整
ボルト19で固定される。
【0008】一方、図9にも示すように、ドアガラスW
の後下部に取り付けられたローラ20を上下方向に転動
自在に案内する断面チャンネル形のガイドトラックリヤ
5は、ドアパネルインナ10に対しその下端部がボルト
18で固定される一方上端部が二本の調整ボルト19で
固定される。
【0009】また、ガイドトラックリヤ5は、ドアパネ
ルインナ10に対し図示しない長孔を介して、下端部を
支点として上端側が前後方向に揺動可能に前記調整ボル
ト19で固定されている。尚、図9中21はルーフ部の
ウェザーストリップである。
【0010】更に、図10にも示すように、ドアガラス
Wの下部に取り付けられた前後一対のフックスタビライ
ザ22が嵌合する前後一対のスタビライザインナ23が
ベルトラインリンフォースメントインナ13に調整ボル
ト19で固定されている。尚、図6中25はデルタサッ
シュで、26はベルトラインモールである。
【0011】従って、前記スライダ17をガイドトラッ
クフロント4で支持した状態で、前記ガイドトラックリ
ヤ5を揺動させることで、上述したイコライザアームブ
ラケット9の上下方向の揺動との兼ね合いで、ドアガラ
スWの前後方向(TL方向)の位置と傾きが調整可能と
なる。
【0012】また、前記フックスタビライザ22とスタ
ビライザインナ23との嵌合状態を調整ボルト19の回
転で適性に調整した状態で、前記ガイドトラックフロン
ト4とガイドトラックリヤ5の各々の上端部の調整ボル
ト19を回転させることで、所謂てこの応用でドアガラ
スWの倒れ方向(BL方向)の位置が調整可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したド
アガラスWの位置調整を行うにあたっては、従来、各調
整箇所がドアボディDの内面側にあるため、その調整作
業はドアを開けたままで行う一方、確認作業はドアガラ
スWをドア開口部のウェザーストリップに当ててみない
と位置確認ができないため、ドアを閉めて行っていた。
【0014】そのため、ドアガラス一個の位置調整を行
うのに、ドア開閉を何度も繰り返えさなければならず、
多大な調整時間を要するという問題点があった。
【0015】そこで、本発明の目的は、ドアを開けたま
までガラス位置の調整,確認ができて調整時間の大幅な
短縮が図れるドアガラス位置決め調整治具を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、ドアボディ内に設けた上下方向位置
調整手段と前後方向位置調整手段と倒れ方向位置調整手
段により位置調整されるサッシュレスドアガラスの位置
決め調整治具であって、ドアを開けた状態のドアボディ
内側に、ドアパネルインナのロケーションホールに差し
込まれるピン部材を用いてセットし得る治具本体に、ド
アガラス上端の基準位置となる上下方向位置決め部材
と、ドアガラス後端の基準位置となる前後方向位置決め
部材と、ドアガラス内面の基準位置となる倒れ方向位置
決め部材とを設けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】前記構成によれば、ドアを開けた状態のドアボ
ディに治具本体をドアパネルインナのロケーションホー
ルに差し込まれるピン部材を用いてセットした後、治具
本体に設けた上下方向位置決め部材,前後方向位置決め
部材及び倒れ方向位置決め部材を目標にして、ドアボデ
ィ内に設けた上下方向位置調整手段,前後方向位置調整
手段及び倒れ方向位置調整手段によりドアガラスの位置
調整を行うことにより、ドア開閉を何度も繰り返えさな
いで調整,確認作業が行える。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明に係るドアガラス位置
決め調整治具の側面図、図2は同じく背面図、図3は図
1のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図、図5は
図1のC−C断面図である。
【0019】図1及び図2に示すように、背面視でくの
字状のアルミニウム製フレームからなる治具本体30は
ドアボディDの内面側にセットされるもので、その下半
部外側面にブラケット31を介して位置決め手段として
の第一ピン32及び第二ピン33と固定手段としてのロ
ックピン34及び当てゴム35が取り付けられる。
【0020】前記第一ピン32は、図3にも示すよう
に、ブラケット31に固着されたプレート36の先端に
基端部がねじ込まれてその先端のピン部37がドアパネ
ルインナ10のロケーションホールに差し込まれるもの
である。
【0021】前記第二ピン33は、図4にも示すよう
に、ブラケット31に固着された筒状ハウジング38に
貫通支持されてその先端の半円状のピン部39がドアパ
ネルインナ10のロケーションホールに差し込まれるも
のである。
【0022】前記ロックピン34は、前記ピン部39に
対応して半円状に形成されると共に、第二ピン33内を
偏心して貫通する回転軸40の先端に付設され、同回転
軸40の基端にプレート41を介して連結した偏心レバ
ー42により操作されるものである。
【0023】即ち、前記ロックピン34とピン部39と
を真円状に合わせた状態でドアパネルインナ10のロケ
ーションホールに差し込んだ後、偏心レバー42を回転
軸40回りに45°回転すると(図1中の実線から想像
線の状態参照)、ロックピン34も同方向に回転してそ
の先端部が第二ピン33外周からドアパネルインナ10
の内面に沿って突出した状態になり(図1中の想像線参
照)、この状態から偏心レバー42をロック解除位置か
らロック位置へ回転させれば(図2中の想像線から実線
の状態参照)、ロックピン34はドアパネルインナ10
の内面側に引き寄せられてロック状態になる。
【0024】前記当てゴム35は、ブラケット31に組
み付けられたトグルクランプ43のロッド先端に取り付
けられ、そのハンドルを図2中の想像線から実線の状態
まで回転することで、ロッドが前進して当てゴム35が
ドアパネルインナ10の外面に圧接するものである。
【0025】従って、前記ドアパネルインナ10の内面
に圧接するロックピン34とドアパネルインナ10の外
面に圧接する当てゴム35とで、ドアパネルインナ10
を挾持することで、治具本体30がドアボディDに固定
されることになる。尚、図1,図2中44は治具本体3
0にプレート45を介して取り付けられたブラケット
で、ドアボディDの上端内縁に引っ掛けて使用するもの
である。
【0026】治具本体30の上半部外側面には、上下両
部に位置してブラケット46が取り付けられ、これらブ
ラケット46に、ドアガラスWの後端と当接し得る、前
後方向位置決め部材としてのローラ48がローラ軸47
を介して取り付けられる。
【0027】また、上方のブラケット46には、図5に
も示すように、ドアガラスWの上端と当接し得る、上下
方向位置決め部材としてのストッパ板50及び板バネ5
1がプレート49を介して取り付けられる。
【0028】治具本体30の上端には、外側面側に垂れ
下がるようにして、ドアガラスWの倒れ方向位置決め部
材としてのゲージ52及び板バネ53がブラケット54
を介して取り付けられる。
【0029】前記ローラ48,ストッパ板50及び板バ
ネ51,ゲージ52及び板バネ53の取付位置は、治具
本体30がドアボディDにセットされた状態で、所定の
車種のボディ側のドア開口部と一致するように予め設定
されている。尚、図2中55は治具運搬用の把手であ
る。
【0030】このように構成されるため、先ず、治具本
体30をドアボディDにセットする際には、ブラケット
44をドアボディDの上端内縁に引っ掛けて二つのピン
部37,39をドアパネルインナ10のロケーションホ
ールに差し込んで、二点で位置決めした後、偏心レバー
42とトグルクランプ43とを前述したように操作して
ロックピン34と当てゴム35とでドアパネルインナ1
0を挾持すればよい。
【0031】次に、ドアガラスWの建付け調整にあたっ
ては、下記の要領で行う。 (1)前後(TL)方向は、図6で説明したスライダ1
7をガイドトラックフロント4で支持した状態で、前記
ガイドトラックリヤ5を揺動させて、ドアガラスW後端
とローラ48との隙間を0〜1.0mmの範囲で調整すれ
ばよい。尚、この際、イコライザアームブラケット9を
上下方向に揺動させることで、ドアガラスWの傾きも調
整可能となることは前述した通りである。
【0032】(2)上下(WL)方向は、図6で説明し
たアップストップ12を上下方向に移動させて、ドアガ
ラスW上端と板バネ51との隙間を0〜1.0mmの範囲
で調整すればよい。
【0033】(3)倒れ(BL)方向は、図6で説明し
たフックスタビライザ22とスタビライザインナ23と
の嵌合状態を調整ボルト19の回転で適性に調整した状
態で、前記ガイドトラックフロント4とガイドトラック
リヤ5の各々の上端部の調整ボルト19を回転させて、
ドアガラスW内面と板バネ53との隙間を0〜2mmの範
囲で調整すればよい。
【0034】このようにして、本実施例によれば、ドア
開閉を繰り返し行うこと無く、ドアを開けたままガラス
位置の調整,確認作業が行える。また、上述した位置決
め手段や固定手段、更には上下方向位置決め部材,前後
方向位置決め部材及び倒れ方向位置決め部材は図示例に
限らず、その他の部材を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
アを開けた状態のドアボディ内側に、ドアパネルインナ
のロケーションホールに差し込まれるピン部材を用いて
セットし得る治具本体に、ドアガラス上端の基準位置と
なる上下方向位置決め部材と、ドアガラス後端の基準位
置となる前後方向位置決め部材と、ドアガラス内面の基
準位置となる倒れ方向位置決め部材とを設けたので、ド
アを開けたままでガラス位置の調整,確認ができて調整
時間の大幅な短縮が図れる。また、構造が簡単で済むの
で、セット,調整が容易に行える共に軽量かつコンパク
トに製作できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアガラス位置決め調整治具の一
実施例の側面図である。
【図2】同じく背面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】同じく図1のB−B断面図である。
【図5】同じく図1のC−C断面図である。
【図6】サッシュレスドアガラスの昇降及び調整機構の
説明図である。
【図7】図6のE−E断面図である。
【図8】同じく図6のD−D断面図である。
【図9】同じく図6のI−I断面図である。
【図10】同じく図6のF−F断面図である。
【符号の説明】
30 治具本体 32 第一ピン 33 第二ピン 34 ロックピン 35 当てゴム 42 偏心レバー 43 トグルクランプ 48 ローラ 50 ストッパ板 51 板バネ 52 ゲージ 53 板バネ D ドアボディ W ドアガラス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−227784(JP,A) 特開 平6−40367(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 304 B62D 65/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアボディ内に設けた上下方向位置調整
    手段と前後方向位置調整手段と倒れ方向位置調整手段に
    より位置調整されるサッシュレスドアガラスの位置決め
    調整治具であって、ドアを開けた状態のドアボディ内側
    、ドアパネルインナのロケーションホールに差し込ま
    れるピン部材を用いてセットし得る治具本体に、ドアガ
    ラス上端の基準位置となる上下方向位置決め部材と、ド
    アガラス後端の基準位置となる前後方向位置決め部材
    と、ドアガラス内面の基準位置となる倒れ方向位置決め
    部材とを設けたことを特徴とするドアガラス位置決め調
    整治具。
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