JP3030633U - バッグおよびバッグ用ブランク - Google Patents

バッグおよびバッグ用ブランク

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JP3030633U
JP3030633U JP1996003546U JP354696U JP3030633U JP 3030633 U JP3030633 U JP 3030633U JP 1996003546 U JP1996003546 U JP 1996003546U JP 354696 U JP354696 U JP 354696U JP 3030633 U JP3030633 U JP 3030633U
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bag
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JP1996003546U
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見 昌 旦 深
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株式会社アルコ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで大量生産が可能な、美粧性に富ん
だ網目構造を有するバッグおよびバッグ用ブランクを提
供する。 【解決手段】 バッグ用ブランク1は、底面区域10
と、底面区域10を囲んで多重に配置された切込周線2
1を有する側面区域20と、側面区域20の外側に配置
されるとともに開口が形成された一対の把持区域30と
を備えている。底面区域10、側面区域20、および把
持区域30はシート材料により一体に形成されている。
各切込周線21a〜21nは連結部23a〜23nを形
成して断続的に設けられた複数の切込線22a〜22n
により形成され、各切込周線21a〜21nの切込線2
2a〜22nは、内側または外側に隣接する切込周線2
1a〜21nの切込線23a〜23nに対してオーバー
ラップ部分を有するよう互い違いの関係で配置されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バッグおよびバッグ用ブランクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、皮紐等を編み、この部分を収納部とした網目構造のバッグが知られ ている。また、複数の紐を互いに結び付け網状体を形成しこの部分を収納部とし た網目構造のバッグが知られている。これらの網目構造のバッグは、清涼感を感 じさせるため、とりわけ夏場に消費者に人気がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したような網目構造のバッグは、網目部分の加工の手間が掛かる ため、大量生産には不向きであり、また製造コストも高くなる。
【0004】 本考案は、このようなことを考慮してなされたものであり、低コストで製造で き、大量生産が可能でかつ美粧性に富んだ網目構造のバッグおよびバッグ用ブラ ンクを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、底面区域と、前記底面区域を囲んで多重に配置された切込周線を有 する側面区域と前記側面区域の外側に配置されるとともに一対の開口が形成され た把持区域とを備え、各切込周線は連結部を形成して断続的に設けられた複数の 切込線により形成され、各切込周線の切込線は、内側または外側に隣接する切込 周線の切込線に対してオーバーラップ部分を有するよう互い違いの関係で配置さ れていることを特徴とするバッグ用ブランクである。
【0006】 また、本考案は、前記バッグ用ブランクの把持区域を上方に持ち上げることに より得られた、底面部と側面部と把持部とを有するバッグである。
【0007】 本考案によれば、バッグ用ブランクの底面区域に内容物が載置され、次に、使 用者の手により把持区域が把持され上方に持ち上げられる。底面区域には一定の 重量を有する内容物が載置されているため、側面区域が底面区域と側面区域との 間で展伸する。これによりバッグ用ブランクに複数形成された切込周線のうち切 込線部分が開き、切込線に対応する部位に網目状開口が多数形成された側面部を 有する立体形状のバッグが得られる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。図1および図2 は本考案の一実施形態を示す図である。
【0009】 まず図2により、バッグ1Aについて説明する。図2に示すように、バッグ1 Aは、底面部10Aと、連結部23Aにより連結された網部23Bからなり多数 の開口22Aを多数有する網状の側面部20Aと、使用者がバッグ1Aを把持し 運搬するための把持部30Aとを備え、底面部10Aと側面部20Aに囲まれた 内部に内容物(図示せず)が収納されるようになっている。また、底面部10A ,側面部22A,および把持部30Aは一体となって形成されており、このうち 側面部20Aは、底面部10Aと把持部30Aとを連結する部分となっている。
【0010】 このようなバッグ1Aは、後述のように図1に示すバッグ用ブランク1の把持 区域30を上方に引き上げることによって得られる。すなわち、図1に示すよう に、バッグ用ブランク1は、底面区域10と、底面区域10の外側に配置された 側面区域20と、側面区域20の外側に配置されるとともに一対の開口31が形 成された把持区域30とを備えている。このうち底面区域10は、バッグ用ブラ ンク1をバッグ1Aとして使用する際に底面部10Aとなる区域であり、また同 様に、側面区域20は側面部20Aとなる区域であり、把持区域30は把持部3 0Aとなる区域である。
【0011】 このような底面区域10、側面区域20、および把持区域30からなるバッグ 用ブランク1は、透明もしくは着色された半透明のシート材料、例えばポリ塩化 ビニル製のシート材料を用いて一体に形成されている。なお、シートの材料はこ れに限定されるものではなく、ポリ塩化ビニル製以外の材料、例えばプラスチッ ク、皮、ゴム、紙等を用いてもよい。
【0012】 次に、図1により、各区域10、20、30について詳述する。まずバッグ用 ブランク1の底面区域10は、略矩形形状をなし、その4つの頂点部分は円弧状 に形成されている。
【0013】 また、側面区域20は、底面区域10を囲んで多重に配置された切込周線21 a〜21nを有し、最内周に配置された切込周線21aと最外周に配置された切 込周線21nの間に、多数、例えば12本の切込周線(内周側から符号の末尾に 付したアルファベット順に)21b〜21mが配置されている。また、互いに隣 接する切込周線21a〜21nは、それぞれが一定の距離cをおいて配置されて いる。
【0014】 切込周線21nを除く各切込周線21a〜21mは、周方向に断続的に設けら れた切込線22a〜22mと、切込線22a〜22mの間に設けられた連結部2 3a〜23mとにより形成されている。各切込周線21a〜21mの切込線22 a〜22mは、切込周線21a〜21mの周長が最外周に向かって長くなってい ることに対応して、際外周に向かって切込線22a〜22m一本あたりの長さが 長くなっている。他方、連結部23a〜23mの1箇所あたりの長さは、最外周 側と最内周側とでの差異はなく略同一である。
【0015】 なお、最外周の切込周線21nは、他の切込周線21a〜21mとは異なり底 面区域10を完全に取り囲んではおらず、把持区域30に形成された一対の開口 31の長手方向に沿って延在している。一対の切込周線21nは、それぞれ開口 31の長手方向の長さよりやや長い全長を有しており、この切込周線21nによ り把持区域30が区画されている。なお、切込周線21nも切込周線21a〜2 1mと同様、連結部23nを形成して断続的に設けられた複数の切込線22nに より形成されている。
【0016】 各切込周線21a〜21nを構成する切込線22a〜22nは、内側または外 側に隣接する切込周線21a〜21nの切込線22a〜22nに対してオーバー ラップ部分を有するよう互い違いの関係で配置されている。例えば、図1におい て、切込周線21iの切込線22iは、切込周線21iの内側に隣接する切込周 線21hの切込線22hに対しx1およびx2の長さを有するオーバーラップ部 分を有している。なお、1つおきに配置された切込周線21a,21c,21e ,21g,21i,21k,21mの切込線22a,22c,22e,22g, 22i,22k,22mの両端部は最内周から最外周に向かって略同一直線上に 位置しており、他の1つおきに配置された切込周線21b,21d,21f,2 1h,21j,21l,21nの切込線22b,22d,22f,22h,22 j,22l,22nの両端部も最内周から最外周に向かって略同一直線上に位置 している。
【0017】 また、各切込周線21a〜21nの連結部23a〜23nのうち、1つおきに 配置された切込周線21a,21c,21e,21g,21i,21k,21m の連結部23a,23c,23e,23g,23i,23k,23mは最内周か ら最外周に向かって略同一直線上に位置しており、他の1つおきに配置された切 込周線21b,21d,21f,21h,21j,21l,21nの連結部23 b,23d,23f,23h,23j,23l,23nも最内周から最外周に向 かって略同一直線上に位置している。
【0018】 また、一対の切込周線21nの両端部には、切込線22nの端部への応力集中 を防止するための孔24が形成されている。なお、孔24の形成される位置はこ の位置のみに限定されるものではなく、他の切込周線21a〜21mの切込線2 2a〜22mのいずれの端部に形成してもよいが、把持区域30近傍に配置され た切込線、例えば切込周線21mの切込線22mの端部に高い荷重が加わるため 、通常は把持区域30近傍、例えば切込周線21mの切込線22mの端部に形成 される。
【0019】 次に、底面区域10について述べる。底面区域10は最内周の切込周線21a によって、外縁が定められている。底面区域10の4隅に位置する切込線22a は円弧形状となっている。
【0020】 また、把持区域30は、バッグ用ブランク1の底面区域10および側面区域2 0の外側に位置しており、最外周の切込周線21nにより区画されている。把持 区域30に形成された一対の開口31は、バッグ用ブランク1の両側に延在して おり、開口31の両端部は応力集中を防止するため滑らかな円弧形状に形成され ている。
【0021】 なお、上述したバッグ用ブランク1は、シート材料を適当な抜き型を使用して 打抜くことにより製造することができる。
【0022】 次に、このような構成からなる本考案の作用について説明する。
【0023】 まず、図1に示すバッグ用ブランク1の底面区域10に内容物(図示せず)が 載置される。次に、一対の開口31に使用者の手が挿入され把持区域30が把持 される。その後、一対の把持区域30が使用者の手によって上方に持ち上げられ る。
【0024】 この場合、底面区域10には一定の重量を有する内容物が載置されているため 、側面区域20は底面区域10と把持区域30とのあいだで展伸する。これによ りバッグ用ブランク1に複数形成された切込周線21a〜21nのうち切込線2 2a〜22n部分が開き、図2に示すように切込線22a〜22nに対応する網 目状開口22Aが多数形成される。このようにして多数の網目状開口22Aが形 成された側面部20Aを有するバッグ1Aが得られる。この場合、バッグ用ブラ ンク1の切込周線21a〜21nの連結部23a〜23nは、網目22B同志を 連結する連結部23Aとなる。
【0025】 ところで、バッグ用ブランク1の底面区域10は一定の自重を有しているため 、予め底面区域10に内容物(図示せず)が載置されなくても、把持区域30が 上方に持ち上げられた場合、側面区域20が展伸し、図2に示すようなバッグ1 A形状が得られる。従って、図2に示すバッグ1Aを形成した後で、内容物をバ ッグ1Aに収納してもよい。
【0026】 本考案によれば、適当な抜き型を使用し、シート材料に対してプレス加工によ り打抜き加工を施すことにより、バッグ用ブランク1を製造することができる。 このため、極めて低コストで容易にバッグ用ブランク1を得ることができる。ま た、平面形状のバッグ用ブランク1の把持区域30を上方に持ち上げることだけ で、デザイン性の高い立体形状のバッグ1Aを得ることができ、使用者の興味を 引くことができる。さらにバッグ用ブランク1は、透明もしくは着色された半透 明のシート材料、例えばポリ塩化ビニル製のシート材料により形成されているた め、美粧性の高いバッグ1Aを得ることができる。
【0027】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、1枚のシート材料から一体に形成されたバッ グ用ブランクの把持区域を上方に持ち上げることだけで、美粧性の高い立体形状 のバッグ1Aを得ることができる。また、バッグ用ブランクは1枚のシート材料 に対して打抜き加工を施すだけで製造することができるため、適当な抜き型を使 用することにより容易にバッグ用ブランクを製造することができる。このため、 極めて低コストで容易にバッグ用ブランクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるバッグ用ブランクの一実施例を示
す平面図。
【図2】本考案によるバッグブランクの把持区域を上方
に持ち上げられて得られたバッグの形状を示す斜視図。
【符号の説明】
1 バッグブランク 1A バッグ 10 底面区域 10A 底面部 20 側面区域 20A 側面部 21a〜21n 切込周線 22a〜22n 切込線 22B 網目 23a〜23n 連結部 23A 連結部 24 孔 30 把持区域 30A 把持部 31 開口

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面区域と、 前記底面区域を囲んで多重に配置された切込周線を有す
    る側面区域と、 前記側面区域の外側に配置されるとともに一対の開口が
    形成された把持区域と、を備え、 各切込周線は連結部を形成して断続的に設けられた複数
    の切込線により形成され、 各切込周線の切込線は、内側または外側に隣接する切込
    周線の切込線に対してオーバーラップ部分を有するよう
    互い違いの関係で配置されていることを特徴とするバッ
    グ用ブランク。
  2. 【請求項2】1つおきに配置された切込周線の対応する
    連結部は、最内周の切込周線から最外周の切込周線に向
    かって略同一直線上に配置されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のバッグ用ブランク。
  3. 【請求項3】前記切込周線は等間隔で多重に配置されて
    いることを特徴とする、請求項1または2記載のバッグ
    用ブランク。
  4. 【請求項4】前記切込線の端部に孔が形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載のバッ
    グ用ブランク。
  5. 【請求項5】透明もしくは半透明の合成樹脂製シート材
    により形成されていることを特徴とする、請求項1乃至
    4いずれかに記載のバッグ用ブランク。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5いずれかに記載のバッグ用
    ブランクの把持区域を上方に持ち上げることにより得ら
    れた、底面部と側面部と把持部とを有するバッグ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010285170A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Sayuri Hori
JP2014000226A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Krm Corp 格子状シート材、格子状シート材を用いたブラインド、格子状シート材を用いたバッグ

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